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てにすまん 高西ともブログ 2011/10
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バックボレーで逆クロス!!
[技術【ネットプレー】] 投稿日時:2011/10/10(月) 12:02
バックボレーが苦手な人って割合的に多い。
全然打てません!!って人もいるけど、とりあえず
返すだけなら・・・って感じなら出来る人は多いかな。
そんな「とりあえず・・・」的な人が特に苦手としているのが
逆クロスへのボレー。
クロスへは何とか返せるが、逆クロスに打てなくて困っている人
多くない?
出来ない理由は色々あるんだけど、一番の問題点は
準備段階で腕だけ動かして準備した気になっていること。
本当は腰(骨盤)を反応させて横向きを作って準備しないといけないのに
サッと腕だけラケットを横に持って行く準備はちょっと不十分だ。
そもそもボレーを打つ時の腕の動きって、肩が支点になっている。
右利きの人の場合、両手バックなら左肩だけど、片手バックなら
当然右肩が支点になる。
右肩が支点だから、バックボレーの時はその右肩をバック側である
身体の左側にちゃんと持って行かないといけないんだよ。
その為には身体を横向きにしてあげないといけないでしょ?
じゃあ両手バックは左肩支点だから、横向きはいらないか・・・というと
そうでもない。
両手バックも右肩をちゃんと左側に持って行くようにしてから
準備しないと、左腕の肘が曲がってしまい、左肩を支点にした
スムーズなスウィングが出来なくなってしまう。
腰(骨盤)よりもどうしても腕の方が器用だから、
とっさにバックボレーの準備をしようとすると、腕だけの準備になりやすいが
まずは右肩を左のバック側に横向きを作って近づけてあげると
スムーズに右肩を支点にしたスウィングが出来る。
そうすると・・・逆クロスへ流すバックボレーも出来てしまう。
ま、咄嗟のことだから身に付けるのは時間かかるが
意識してやってみよう。
全然打てません!!って人もいるけど、とりあえず
返すだけなら・・・って感じなら出来る人は多いかな。
そんな「とりあえず・・・」的な人が特に苦手としているのが
逆クロスへのボレー。
クロスへは何とか返せるが、逆クロスに打てなくて困っている人
多くない?
出来ない理由は色々あるんだけど、一番の問題点は
準備段階で腕だけ動かして準備した気になっていること。
本当は腰(骨盤)を反応させて横向きを作って準備しないといけないのに
サッと腕だけラケットを横に持って行く準備はちょっと不十分だ。
そもそもボレーを打つ時の腕の動きって、肩が支点になっている。
右利きの人の場合、両手バックなら左肩だけど、片手バックなら
当然右肩が支点になる。
右肩が支点だから、バックボレーの時はその右肩をバック側である
身体の左側にちゃんと持って行かないといけないんだよ。
その為には身体を横向きにしてあげないといけないでしょ?
じゃあ両手バックは左肩支点だから、横向きはいらないか・・・というと
そうでもない。
両手バックも右肩をちゃんと左側に持って行くようにしてから
準備しないと、左腕の肘が曲がってしまい、左肩を支点にした
スムーズなスウィングが出来なくなってしまう。
腰(骨盤)よりもどうしても腕の方が器用だから、
とっさにバックボレーの準備をしようとすると、腕だけの準備になりやすいが
まずは右肩を左のバック側に横向きを作って近づけてあげると
スムーズに右肩を支点にしたスウィングが出来る。
そうすると・・・逆クロスへ流すバックボレーも出来てしまう。
ま、咄嗟のことだから身に付けるのは時間かかるが
意識してやってみよう。
ミスくださ~い!!
[戦術] 投稿日時:2011/10/07(金) 18:11
テニスはミスが多い方が負け。
そういうスポーツだ。
いくら凄いフォアハンドストローク持っていても、
ビッグサーブ持っていても、決め続けることは出来ないし
それをやろうとすると、自分自身にプレッシャーが掛かってしまう。
だから試合に出た経験のある人は、普段の練習でもバシバシと
決めることばかり考えないで、しっかりと繋ぐ練習をするでしょ?
自分のミスを極力減らそうとすることの大事さを考えるようになるのだ。
でもそれで自分のミスが少なくなったとしても、相手のミスを
増やさないと試合では勝てないよね。
ま、人によって何を嫌がるかは微妙に違ってはくるけど
相手選手が嫌がる要素は普段からしっかり抑えておこう。
さて、何があるかな・・・?
まずオーソドックスに、緩いショット。
これは結構重要アイテムだね。
速いショットを織り交ぜて、緩急をしっかり付けられたら
どのレベルでも嫌がってくれる。
伸びて来るスライスショット・・・・これも結構嫌がってくれるね。
トップスピンで高く弾ませるってのも有効。
回転を多く掛けて変化させるパターンは色々使えるよ。
他にはバックのハイボレーやバック側へ浅くてバウンドしないような
ショットを送る・・・というのも嫌がる確率的は高い。
3歩以上動かないと打てないような所へ配球する・・・というのも
あるけど、ランニングショットが得意な相手だと、逆に調子上がって
しまうこともあるので、そういう人には逆に、同じショットを同じ所へ
打ち続けて足を止めさせると嫌がってくれることもがある。
ショットだけじゃなく、ダブルスのポーチみたいなネットでの
プレッシャーをかける動きも、ミスを引き出すことを考えて
動かないといけない。
だからジッと相手を見て打つのを待っているネットプレーヤーより
相手が打とうとしている前に動いて気持ちを動揺させたり、コースを
誘導したりしなきゃ相手は実力を発揮してしまう。
どんな動きをされると嫌な感じを受けるのか、経験したことがある人は
それを活かして行けば良い。
負けた試合はどうしても相手選手の良かった要素が頭に
残るんだけど、実際は地味な嫌がらせがこちらのミスを大量に
生み出しているんだよ。
一見地味だけど、ジワジワ効いて来るようなパターンや
ショットをとにかく普段から見付けておこう。
もちろん、ショットの質を上げるって事も重要。
頑張ってミスを大量にもらって来い!
そういうスポーツだ。
いくら凄いフォアハンドストローク持っていても、
ビッグサーブ持っていても、決め続けることは出来ないし
それをやろうとすると、自分自身にプレッシャーが掛かってしまう。
だから試合に出た経験のある人は、普段の練習でもバシバシと
決めることばかり考えないで、しっかりと繋ぐ練習をするでしょ?
自分のミスを極力減らそうとすることの大事さを考えるようになるのだ。
でもそれで自分のミスが少なくなったとしても、相手のミスを
増やさないと試合では勝てないよね。
ま、人によって何を嫌がるかは微妙に違ってはくるけど
相手選手が嫌がる要素は普段からしっかり抑えておこう。
さて、何があるかな・・・?
まずオーソドックスに、緩いショット。
これは結構重要アイテムだね。
速いショットを織り交ぜて、緩急をしっかり付けられたら
どのレベルでも嫌がってくれる。
伸びて来るスライスショット・・・・これも結構嫌がってくれるね。
トップスピンで高く弾ませるってのも有効。
回転を多く掛けて変化させるパターンは色々使えるよ。
他にはバックのハイボレーやバック側へ浅くてバウンドしないような
ショットを送る・・・というのも嫌がる確率的は高い。
3歩以上動かないと打てないような所へ配球する・・・というのも
あるけど、ランニングショットが得意な相手だと、逆に調子上がって
しまうこともあるので、そういう人には逆に、同じショットを同じ所へ
打ち続けて足を止めさせると嫌がってくれることもがある。
ショットだけじゃなく、ダブルスのポーチみたいなネットでの
プレッシャーをかける動きも、ミスを引き出すことを考えて
動かないといけない。
だからジッと相手を見て打つのを待っているネットプレーヤーより
相手が打とうとしている前に動いて気持ちを動揺させたり、コースを
誘導したりしなきゃ相手は実力を発揮してしまう。
どんな動きをされると嫌な感じを受けるのか、経験したことがある人は
それを活かして行けば良い。
負けた試合はどうしても相手選手の良かった要素が頭に
残るんだけど、実際は地味な嫌がらせがこちらのミスを大量に
生み出しているんだよ。
一見地味だけど、ジワジワ効いて来るようなパターンや
ショットをとにかく普段から見付けておこう。
もちろん、ショットの質を上げるって事も重要。
頑張ってミスを大量にもらって来い!
背中をトンって押されたんだよ。
[過去の思い出] 投稿日時:2011/10/06(木) 11:39
高校生の頃の俺のテニスは大したことなかった。
ま、一応学校ではナンバー1だったけど、その地位を
必死になって築いたかというと、そうではなく、初心者だらけの
部員の中で、ちょっと両親がテニスやっているというプラス要素が
あったから、皆より少し上だっただけ。
自信も無かったしプライドも無かった。
でも高校卒業してから、上京してコーチしながら選手を
し始めて大きく変わった。
テニスの本当の楽しさを知ることが出来たし、
テニスが好きになったからね。
でもまだまだ「テニス選手」としての意識は、競技者というより
愛好家的な感覚だった。
でも22歳の頃、アメリカへ行く機会があり、そこで本物のテニス選手と
接する事が出来たことで、「もし自分が選手を目指したら・・・」と
本気で考えるようになり、そして選手として生きていく道を選んだ。
しかしなかなか結果は簡単に出るモノでは無い。
頑張りながら、もがき苦しんでちょっとずつ道を切り開いている時に
スペインに行くことになり、そこで選手としてどういう心構え、生活の仕方が
必要なのかを学ぶことが出来た。
俺が25歳の時だ。
こういった経験を経てテニス選手となった俺。
でも、実は自分で前へ突き進んでいるように書いたけど、
本当は違うんだよ。
正確に言うと、どこで何をするのかを決めたのはモチロン
自分の判断なんだけど、全て周りにいる人達が
「上京してテニスコーチやってみるか?」
「アメリカで一度テニスしてみろよ。」
「くすぶってないで、海外で思いっきりプレーしなきゃ!!」
ってキッカケをくれていたんだよ。
活動的だってよく言われるけど、全て実はキッカケがあった。
と言うことは俺の周りには、こうやって俺を見てくれてトンって
背中を押してくれる人がいるんだよ。
これは凄い幸せなことなんだけど、でも皆の周りにも必ずそういう
人達がいるような気はする。
そういうキッカケを与えてくれる人達の言葉を拾っているかいないか、
だと思うんだよ。
「いや、そう言ってくれる人がいない」って言い切れる人は
たぶん、その人自身のアピールが足りないのかな?
周りにアピールするのも忘れずに・・・。
ま、一応学校ではナンバー1だったけど、その地位を
必死になって築いたかというと、そうではなく、初心者だらけの
部員の中で、ちょっと両親がテニスやっているというプラス要素が
あったから、皆より少し上だっただけ。
自信も無かったしプライドも無かった。
でも高校卒業してから、上京してコーチしながら選手を
し始めて大きく変わった。
テニスの本当の楽しさを知ることが出来たし、
テニスが好きになったからね。
でもまだまだ「テニス選手」としての意識は、競技者というより
愛好家的な感覚だった。
でも22歳の頃、アメリカへ行く機会があり、そこで本物のテニス選手と
接する事が出来たことで、「もし自分が選手を目指したら・・・」と
本気で考えるようになり、そして選手として生きていく道を選んだ。
しかしなかなか結果は簡単に出るモノでは無い。
頑張りながら、もがき苦しんでちょっとずつ道を切り開いている時に
スペインに行くことになり、そこで選手としてどういう心構え、生活の仕方が
必要なのかを学ぶことが出来た。
俺が25歳の時だ。
こういった経験を経てテニス選手となった俺。
でも、実は自分で前へ突き進んでいるように書いたけど、
本当は違うんだよ。
正確に言うと、どこで何をするのかを決めたのはモチロン
自分の判断なんだけど、全て周りにいる人達が
「上京してテニスコーチやってみるか?」
「アメリカで一度テニスしてみろよ。」
「くすぶってないで、海外で思いっきりプレーしなきゃ!!」
ってキッカケをくれていたんだよ。
活動的だってよく言われるけど、全て実はキッカケがあった。
と言うことは俺の周りには、こうやって俺を見てくれてトンって
背中を押してくれる人がいるんだよ。
これは凄い幸せなことなんだけど、でも皆の周りにも必ずそういう
人達がいるような気はする。
そういうキッカケを与えてくれる人達の言葉を拾っているかいないか、
だと思うんだよ。
「いや、そう言ってくれる人がいない」って言い切れる人は
たぶん、その人自身のアピールが足りないのかな?
周りにアピールするのも忘れずに・・・。
サーブを打つ前、ここを要チェック!
[技術【サーブ】] 投稿日時:2011/10/05(水) 07:42
サーブを打つ為にベースラインで構えた時、
何を見る?
当然レシーバーを見るよね。
それから狙うべきコースをチェックするでしょ?
「あそこに打って、バックでレシーブさせよう」みたいに。
どこにバウンドさせるかが重要なので、よくバウンド地点は
見ると思う。
でもその思い描いたサーブを成功させるには、そのバウンド地点
だけじゃなくて、もっと他の部分も見ておかないといけないんだよ。
まずどこにサーブするか決まったら、今度はネットの上の
どの辺りを通過させるか決める。
「センターベルトから1メートルくらい右側で30センチほど上の部分」とか
そんな感じで具体的なネットに対しての通過コースを設定すると、
先に決めたバウンド地点とネットでの通過コースを繋がって、より具体的な
サーブの弾道が見えて来る。
更に弾道が見えると、ボールに与える回転の種類と回転の量も決まるでしょ?
ボールの回転量で弾道の落ち具合が決まって来るからね。
ネットの上をかなり高く通過させることにしたら、かなりの回転量がないと
そのままフォルトしてしまうし、バウンド地点をワイドに設定した場合も
回転量が必要になってくるって気付くはず。
バウンド地点とネットの通過コースが見えたら、最後は打点だ。
トスをどこに上げてどういう風にラケットでボールを触ってあげたら
イメージ通りの弾道が作れるのかイメージ出来るようになると思う。
サーブ打つ時、得意なコースと不得意なコースはあると思うけど、
このパターンで考えることが出来れば、とりあえず試合中は
色んなコースへ色んなサーブを打ち分けて行けるはずだ。
どうしても一番意識しやすいバウンド地点だけ考えてサーブを打って
しまいがちだけど、ネットの通過地点、トス上げて実際打つ打点の
ことも併せてイメージ出来るようにね。
何を見る?
当然レシーバーを見るよね。
それから狙うべきコースをチェックするでしょ?
「あそこに打って、バックでレシーブさせよう」みたいに。
どこにバウンドさせるかが重要なので、よくバウンド地点は
見ると思う。
でもその思い描いたサーブを成功させるには、そのバウンド地点
だけじゃなくて、もっと他の部分も見ておかないといけないんだよ。
まずどこにサーブするか決まったら、今度はネットの上の
どの辺りを通過させるか決める。
「センターベルトから1メートルくらい右側で30センチほど上の部分」とか
そんな感じで具体的なネットに対しての通過コースを設定すると、
先に決めたバウンド地点とネットでの通過コースを繋がって、より具体的な
サーブの弾道が見えて来る。
更に弾道が見えると、ボールに与える回転の種類と回転の量も決まるでしょ?
ボールの回転量で弾道の落ち具合が決まって来るからね。
ネットの上をかなり高く通過させることにしたら、かなりの回転量がないと
そのままフォルトしてしまうし、バウンド地点をワイドに設定した場合も
回転量が必要になってくるって気付くはず。
バウンド地点とネットの通過コースが見えたら、最後は打点だ。
トスをどこに上げてどういう風にラケットでボールを触ってあげたら
イメージ通りの弾道が作れるのかイメージ出来るようになると思う。
サーブ打つ時、得意なコースと不得意なコースはあると思うけど、
このパターンで考えることが出来れば、とりあえず試合中は
色んなコースへ色んなサーブを打ち分けて行けるはずだ。
どうしても一番意識しやすいバウンド地点だけ考えてサーブを打って
しまいがちだけど、ネットの通過地点、トス上げて実際打つ打点の
ことも併せてイメージ出来るようにね。
頑張れって言うな!
[メンタル] 投稿日時:2011/10/04(火) 23:37
明日試合を控えている選手にレッスンをした時
当然、明日の試合のアドバイスを付け加える。
そして最後に「頑張れよ!」と言う。
ま、普通の流れだよね。
でもこの「頑張れ」という言葉を言う時、ちょっと緊張する。
それは何でかと言うと、自分が選手としてやっていた頃
「頑張れ!」と言ってくれた人に対して、
「そんなの当然!分かり切ったことを簡単に言うな!」
みたいなことを言ってしまったことがあるのだ。
その結果、俺は周りから大ブーイングを受けることになった。
「なんてことを言うんだ、お前は!!」
色んな人から批判を受けてその方に謝罪したから、何とか
丸く収まったんだけど、確かに「頑張れ」と言ってくれた人に
そんな言い方は失礼を通り越して無礼である。
でもね、そう言った俺自身がもちろん悪いんだけど、その時
気持ちに余裕が全く無かったのだ。
死ぬほど頑張って頑張って、何とか結果を出そうとしているのに
その頑張りが全く結果に結び付かない。
努力しているのに報われない・・・となると、俺は何を信じて
明日からやっていけば良いのか分からない状態だったのだ。
そこで俺は徐々に自分を疑い始めた。
「テニスは向いてないんじゃないか?」
「辞めた方が良いじゃないの?」
頑張ることなんて無駄、努力なんて意味が無い。
そう思い始めていた俺に、そこで「頑張れ!」の一言をもらったから
「簡単に言うな!!」って言い返してしまったのだ。
これはもう八つ当たりだね。
でも結局その時のスランプはどうなったかと言うと、それから3,4カ月
ずっと低迷が続いたよ。
どうやって抜けだしたか?
それは・・・頑張り続けたからだよ。
結局それしか無い。
ただし、頑張り続けるって覚悟した瞬間、感情的なイライラは
徐々に無くなり、段々と考えながら頑張れるようになっていった。
だから今は、どんな困難な時でも「頑張れ!」って言葉を受けると
「分かった!頑張るよ!ありがとう!!」って気持ちになれる。
だけど、「頑張れ!」って俺が選手にアドバイスする時は、選手に
ちゃんとそれが伝わるか、未だに緊張する。
でもやっぱり言い続けなきゃね。
「頑張れー!!!」
当然、明日の試合のアドバイスを付け加える。
そして最後に「頑張れよ!」と言う。
ま、普通の流れだよね。
でもこの「頑張れ」という言葉を言う時、ちょっと緊張する。
それは何でかと言うと、自分が選手としてやっていた頃
「頑張れ!」と言ってくれた人に対して、
「そんなの当然!分かり切ったことを簡単に言うな!」
みたいなことを言ってしまったことがあるのだ。
その結果、俺は周りから大ブーイングを受けることになった。
「なんてことを言うんだ、お前は!!」
色んな人から批判を受けてその方に謝罪したから、何とか
丸く収まったんだけど、確かに「頑張れ」と言ってくれた人に
そんな言い方は失礼を通り越して無礼である。
でもね、そう言った俺自身がもちろん悪いんだけど、その時
気持ちに余裕が全く無かったのだ。
死ぬほど頑張って頑張って、何とか結果を出そうとしているのに
その頑張りが全く結果に結び付かない。
努力しているのに報われない・・・となると、俺は何を信じて
明日からやっていけば良いのか分からない状態だったのだ。
そこで俺は徐々に自分を疑い始めた。
「テニスは向いてないんじゃないか?」
「辞めた方が良いじゃないの?」
頑張ることなんて無駄、努力なんて意味が無い。
そう思い始めていた俺に、そこで「頑張れ!」の一言をもらったから
「簡単に言うな!!」って言い返してしまったのだ。
これはもう八つ当たりだね。
でも結局その時のスランプはどうなったかと言うと、それから3,4カ月
ずっと低迷が続いたよ。
どうやって抜けだしたか?
それは・・・頑張り続けたからだよ。
結局それしか無い。
ただし、頑張り続けるって覚悟した瞬間、感情的なイライラは
徐々に無くなり、段々と考えながら頑張れるようになっていった。
だから今は、どんな困難な時でも「頑張れ!」って言葉を受けると
「分かった!頑張るよ!ありがとう!!」って気持ちになれる。
だけど、「頑張れ!」って俺が選手にアドバイスする時は、選手に
ちゃんとそれが伝わるか、未だに緊張する。
でもやっぱり言い続けなきゃね。
「頑張れー!!!」
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