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てにすまん 高西ともブログ 2011/6

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夢は大き過ぎるくらい大きく!!

[過去の思い出] 投稿日時:2011/06/23(木) 15:24

現役選手の頃、夢は常に大きく持っていた。
でも高校生の時や、卒業してテニスコーチになった頃は
さほど大きな夢はなかった。
自分は普通の人間・・・と思っていたからね。
高校の時の戦績も無いし、テニスコーチとして入社しても
先輩コーチには全然歯が立たなくて、特に「期待の新人」でも
なかったから。
 
しかしそこで色んな人達に会って、練習してもらったり
話を聞かせてもらったりして成長出来たんだけど、会社の先輩の
渋谷さんという先輩との出会いは特に俺を大きく成長させてくれた。
 
渋谷さんは常に「夢は大きく持て」と言ってくれたんだけど、
ま、そんな言葉はさほど胸に突き刺さるものではない。
大事なのは、ここから。
「実際、本当に大きな夢を叶えるのは難しい。が、高い目標を掲げて
そこへ向かって突き進めば、例えその目標に辿り着かなかったとしても
目標が高かった分、大きく成長出来る。」
要は低い目標の方が叶えやすいが、成長率も低いって事だね。
 
そんな話をいつも聞かされていたから、どんどん俺は夢を大きく持ち
そしてその夢を叶えるために動きまわった。
すると、ハッタリで掲げた目標のはずがいつの間にか現実的にも
手が届きそうな流れが出来て来る。
そうなると、更に目標を高く更新し直して、もっと活発に動き回る。
そしてそこへ手を伸ばそうと自分自身も頑張るし、それを応援してくれる
周りの人達も手を差し伸べてくれるのだ。
 
上京したての18歳の時、会社の先輩から1セット取れただけでも
嬉しかったんだけど、結局引退する32歳の時にはランキングも二ケタに
なっていた。
想像以上に成長出来たのは渋谷さんのおかげである。
もちろん現役の最後に持っていた夢は叶えられなかったけど、
結果思った以上に自分のテニスが成長出来て満足はしている。

あいつ、やなヤツ。

[テニスいろいろ] 投稿日時:2011/06/22(水) 09:22

試合の時、相手選手がどういうタイプだと嬉しい?
そしてどういうタイプだと面倒?
もちろん200キロのサーブ打って来るとか、
フォアハンドストロークが強烈でラリーにもならない
なんてとんでもないレベル差がある相手は嫌だけど、
ま、そこまでの人とは普段当たらないでしょ?
今自分がいるカテゴリーの範囲内だったらどうだろう?
 
嬉しいのはミスが多いタイプ。
攻撃力あってもミスが多ければ苦にならない。
左右に振ったらすぐにミスしてくれるのも楽だし
性格がキレやすくてミスを連発してくれるもありがたい。
 
逆に「面倒だな・・・」って感じるのは逆のパターンで
ミスをくれないタイプ。
ミスをさせる為に、コートを端から端に走らせたり
逆をついたり、ネットプレーを仕掛けてもなかなかミスをくれない
相手はちょっと面倒だ。
だってミスをくれないとなると、最後まで自分で組み立てて
決めないとポイントが稼げない。
 
もちろん良いプレーをする事自体はイメージしているから
問題無いんだけど、それを全ポイントでやらなきゃいけないと
気が遠くなってしまう。
理想は良いプレーをしたあとは、それを相手が警戒したり
焦ったりしてくれてミスをプレゼントしてくれるパターン。
スムーズに勝てた時は、だいたいこのパターンだよね。
 
ということは、普段の練習の時から振られても
攻撃仕掛けられても、焦らずキレずにミスをしないような
プレーをする選手を目指しておかないといけない。
そのうえで、どれだけ攻撃力を持てるかだよ。
走れない、粘れない、キレやすい・・・なんて人がいくら
パワーショット持っていたって相手は何とも思ってくれない。
相手に勝つためには地味だけどそういう要素が重要なんだよ。

より良いサーブ練習

[練習] 投稿日時:2011/06/21(火) 11:37

皆、部活の中でしっかりサーブ練習やってる?
サーブが大事って試合出ている人はよく分かるでしょ?
だから、ちゃんとサーブ練習の時間を取っていると思うんだけど
その時、「打ちっぱなし」のサーブ練習ばかりになっていない?
レシーブがいない状態で、皆一斉にサーブの練習をするのは
効率良いんだけど、意外とこの練習は盲点もある。
 
試合で自分がサーブを打つ時、まず何をする?
やっぱりスコアのこと考えるでしょ?
それから・・・レシーブで構えている相手選手を見るよね。
他には・・・?
それまで自分が打ったコースや、相手がレシーブ打ったコースを
思い出して、そのデータを基に今から打つサーブのコースや
球種を考えたりする。
 
結局、テニスは相手あってのスポーツなんだから、サーブの
練習をする時もその相手がいた方がより実戦的に出来るのだ。
もちろんフォームをチェックしたりする場合は打ちっぱなしの
方が良かったりもするんだけど、それしかやってない・・・なんて
ことになると、いざ試合でレシーバーを目の前にした時
ちょっと心の動揺とか余計な対抗意識が生まれてしまうんだよ。
 
レシーブ付きのサーブ練習は他にもメリットがある。
実際打ったサーブがどういう結果になるのかチェックできること。
パワーサーブで手応えあったのに、意外と簡単にレシーブされたとか
そんなにスピード出していないのに、レシーブが打ちにくそうだったとか、
ワイドにスライスサーブを見せておいて、急にセンターへ打ってみたら
効果があった・・・とか分かるからね。
 
サーブ以外のショットもそうなんだけど、テニスの上達って
とにかくパワー(スピード)だけじゃなく、他にもコースと
パターン(組み合わせ)が必要。
サーブ練習の時にはこの3つを全て意識した
「レシーブ付き」サーブ練習を是非行って下さい。
もちろん、ちょっとでも時間が余れば、一人でサーブ練習を
するっていうのも、引き続き頑張って欲しい。

地獄のトレーニング

[過去の思い出] 投稿日時:2011/06/20(月) 15:08

暑い!!!
夏は暑いから仕方ないが、こういう暑い中でも
ガンガン走りまくってトレーニングしておかないと
やっぱり真夏の試合では体力がもたない。
 
暑い中のトレーニング・・・で一番思い出されるのは
スペイン・バルセロナで行ったあるトレーニング。
後にも先にもそれ以上ハードなのは経験がない。
あれは・・・ホントきつかったよ。
 
バルセロナで練習していた頃、雨が降るとコートが
使えなくなるのでトレーニングになる。
主にジムトレーニングなんだけど、場合によっては車で
近くのビーチに行って、砂浜ランニング&砂浜サッカーになる。
この砂浜ランニングがけっこうきついんだよ。
進もうにもキックが砂に取られて意外と進まず重い。
でも皆で走ると気分的に楽だし、どちらかというと俺は
体力ある方だったから上位のメンバーに混ざって走ることが出来て、
あまりコーチ達にも「もっと早く走れ!!」って怒鳴られることもなかった。
 
が、ある時の週末、せっかくの休みなのに
「ビーチへトレーニング行こう!」っていう輩がいた。
それは当時一緒にバルセロナで練習していた増田健太郎選手。
「いいですよ。」と軽く返事したのが間違いだった。
彼は当時日本のトップ選手。
しかもトレーニングの鬼と言われるくらい、ムチャクチャしっかり
身体をいじめるハードトレーニングで有名だった。
そんな人に付き合っちゃいけないよねぇ。
 
真夏の暑いビーチに、俺と増田プロ意外に若手がもう2名集結。
完全にビーチは若い男女が集うトロピカルな雰囲気なんだけど、
俺達は全くそんなムード無し。
「じゃあ行こう!!」
と片道100メートル、往復で200メートルダッシュを増田プロの
明るい掛け声で開始した。
 
これを10本行うんだけど、最初の5本くらいまでは何とか
大丈夫だった。
が、そこからタイムが全然上がらない。
腿が完全にガチガチに固くなって上がらなくなり、汗が
とめどなく流れ落ちる。
一本一本タイムを計っているので、自分の落ちっぷりも
精神的に応える。
段々目がチカチカしてきて、汗も脂汗にかわってくる。
「このまま、俺は死ぬかも・・・」
そう思えるトレーニングだった。
 
増田プロはさすが!!
最後、10本目までさほどタイムが落ちずに走り抜いた。
若手二人も頑張った。
真夏のビーチを見るとそれを思い出す。
砂浜ダッシュ・・・いつか誰かにやらせようっと。

己を疑うな!相手が見てるぞ。

[メンタル] 投稿日時:2011/06/17(金) 02:57

ミスするのって嫌だよね。
ミスが好き・・・なんて人、見たこと無い。
だからミスしそうなシチュエーションの時って
ちょっとドキドキして、意識しながらプレーしてしまう。
 
でもそこでミスをしないように、丁寧に打ったことで
ミスが減るって事は意外と無い。
「ミスしないように・・・」って思ってる時点で、ミスする
確率は上がってしまうのだ。
 
だからと言って、ミスを気にしないでガンガン打ちまくれ!って
言うつもりはない。
普段の練習の段階で、しっかり安定したショットを練習して
いるのであれば、その普段の練習の結果を信じて、特に
何も考えないで堂々と打てばいいんだよ。
 
堂々と自分を信じてミスをしても、また次のポイントでは
堂々と同じリズムで、同じスウィングでし続ければ良いのだ。
だって、普段の練習では自分のショットがちゃんとコートに
入ってる訳なんだから。
何も大きく変える必要はないのだ。
 
そんな普段の自分を忘れて、「俺、このショットをミスるかも」なんて
自分を疑い始めると、途端にラケットをしっかり振れなくなるし
ボールに向かって走っていた足も止まって待ってしまう。
そんな哀れな打ち方でプレーしたら余計にミスが増えるし
例えそんなので相手コートに返球出来てしまうと、
「大事な場面ではラケットを振らない方が良い」
と変に学習してしまい、癖になってしまうのだ。
 
何より痛いのは、相手がそんなビビったこっちのプレーを見て
「あいつ、ビビってるから、これからもっと崩れるはずだ」と
希望を持って頑張ってしまうこと。
そんなんだったら、多少ミスしても自分のプレーを信じて
黙々と同じペースで打ち続ける方が相手に嫌な印象を与えるのだ。
 
普段の練習で、しっかりボールを安定してコートに入れる練習を
しているんだったら、その自分を信じて立ち向かって行け。
そして試合中、絶対に自分を疑うな!!
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