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てにすまん 高西ともブログ 2010/11

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イザワクリスマスオープン

[過去の思い出] 投稿日時:2010/11/30(火) 17:45

俺のが現役の頃、日本では全日本選手権が終わっても、
もう一つ大きな大会が残されていた。
「イザワクリスマスオープン」だ。
 
ただ賞金が高いだけでなく、観客の人達に楽しんでもらおう、
出場選手達にも良いプレーをしてもらおう・・・という意図が
感じられる良い大会だった。
それだけに俺も現役の頃は予選突破して何とか本戦出場を
果たしたかったけど叶わず・・・。
しかしこの大会もメインスポンサーの撤退で今は無くなってしまった。
 
俺がこの大会で本戦に勝ち上がりたかった理由は
もう一つある。
それは地元関西で開催される大会ということだ。
予選と言えど、地元大阪の友人やレッスンの生徒さんが
応援に来てくれるこの大会は、俺にとってはホントに気合が
入る大会だった。
 
結局本戦は上がれなかったけど、
「俺はこれだけテニスが成長したんだ!」というのを
皆に見せるいい機会だったし、実際身に来てくれた人達には
自分の成長を見せることが出来たと思う。
もちろん結果が全てだから、勝たないと意味は無いのだが
負けた姿も含めてやはり見てもらいたかった。
 
他にも、関西オープンやアオノオープンと言った関西で
行われる試合には出場していたけど、やはり知名度の高い
イザワクリスマスオープンで戦っている姿を見せることに
意味があると思っていた。
それだけこの大会は憧れだった。
そんなことをこの時期になると毎年思い出す。
 
あぁ、でもやっぱり一度は本戦出場して、あの広い会場で
プレーしてみたかったな。

まずセカンドサーブを練習しよう。

[技術【サーブ】] 投稿日時:2010/11/29(月) 10:37

サーブ練習をちゃんとやってるだろうか。
俺が現役時代、サーブ練習は出来るだけ毎日
行っていた。
ただし15分くらいだけどね。
ゲーム練習していてもサーブは打つんだけど
それはサーブに専念出来ないから、サーブ練習は
別枠でしっかり集中して行わないといけないよ。
しっかり集中出来れば、一日15分くらいの練習で
十分成長出来る。
 
で、サーブ練習する時に重要なのは、まず
セカンドサーブを練習すること。
ま、セカンドサーブ・・・というサーブの種類は無いんだけど、
とにかく超安定型サーブってことだな。
ネット掛からない程度の高さで、しかもアウトしないように
しっかり回転が掛かっているようにしたい。
 
そんなセカンドサーブ的な入れるサーブの感覚がしっかり
身に付いたら、その安定感を崩さないように、センター、ワイドと
打ち分けを練習し、そしてよりスウィングを速くしてパワーサーブも
練習して行くのだ。
もちろんスウィングスピードを上げるためにも、トスも打点も
高くしたりしないといけないのだが、あくまでも最初に掴んだ
安定型弾道のイメージだけは崩さないように、サーブを
パワーアップさせていきたい。
 
よく「サーブを速くしたい!」とばかりにスピードばかり
求めて練習してしまいがちなんだけど、サーブって自信を
付けないと成長して行かない。
実戦の中でしっかり「入るサーブ」を打ちながらそのサーブを
成長させていこう。

スペースを探せ

[戦術] 投稿日時:2010/11/26(金) 10:36

テニスの試合は相手との戦いだ。
相手を倒さないといけない。
相手をやっつけないといけない。
相手としっかり向き合って、その相手を
どう倒すか考えないといけない。
 
だけどテニスって格闘技じゃない。
相手がいるからと言って、その相手しか見ていないようじゃ
テニスは強くなれないんだよ。
敵は相手だけど、大事なことは相手を含めた相手コート
全体を見ることが出来ているか・・・である。
 
例えばシングルはコートに一人しか立っていない。
もしその相手が身長190センチ以上の大きな相手だったと
しても絶対コートはどこかにスペースがあるもんだ。
その空いているスペースをチェックして配球し、組み立てを
していかないとテニスって勝てないスポーツなんだよね。
 
だから試合中も「スペースはどこだ・・・」と常に呟きながら
相手の存在よりもスペースの存在を重要視して試合を
進めていこう。
 
でもそんなこと言っても、せっかくスペースに打ったのに
俊足で追い付かれたりしてカウンター喰らったりすると
「くそー!!!」って思って、一気に相手が憎くなり、気付くと
その相手選手ばかり見ていた・・・なんてことになることが
よくある。
ホント、テニスってその辺りが難しいスポーツだと思うよ。
でもそういったところが面白さでもあるんだよね。

トレーニングは続かない

[トレーニング] 投稿日時:2010/11/25(木) 08:40

「これからトレーニングを頑張ります!」
そう言ってきた高校生の選手がいた。
彼は進学する大学のテニス部で練習させてもらい
そこで体力の無さを痛感したらしい。
 
「無理だと思うよ。」
俺は気合入れてそう報告してきた彼にそんな
一言を言った。
「え?無理ですかね?」
「うん、俺の経験上、一人でトレーニング頑張るのは難しい」
 
俺の選手時代はとにかくトレーニングの毎日だった。
3時間の練習でも殆ど走り回る追い込み系のドリルだし
週3日か4日は10キロランニング、それにウィイトトレーニンング
水泳・・・と身体を鍛え続けた。
そうしないと選手は続けられなかったからね。
 
でもまだまだ弱っちかった頃、20歳くらいの時は
そんなにトレーニングしなかった。
と言うより、「よし、今日から毎日走るぞ!」「これから毎日
ウェイトトレーニングするぞ!」と思ってもそんな情熱は
1週間くらいしか続かなかったのだ。
続かない理由は・・・守るべきものがあるかどうかなんだよね。
 
トレーニングをガンガンやっていた20代後半から引退するまでは、
ランキングもあり、そのランキングを上げなきゃいけない、
もっと良いプレーをしなきゃいけない・・・という思いで必死だった。
トレーニングやらなきゃ、それまで築き上げてきたランキングも
自分のテニスも落ちていくからね。
それは勿体ないので、死に物狂いでトレーニングした。
結局は今まで築いてきたものを死守する気持ちがないと
なかなかトレーニングって続かなかったんだよ。
 
じゃあ、その守るべきランキングや地位などが出る前は
どうやってトレーニングを始めることが出来たか・・・・。
俺の場合は、「よし、トレーニングこれから頑張るぞ!」と
思った時、トレーナーにメニューを作ってもらい、定期的に
チェックしてもらうようにした。
自己管理だと自分に甘くなるから・・・。
「記録伸びてないよ。ちゃんとやってるの?」という
第三者の目がないとなかなか続かないんだよ、俺の場合。
 
それからトレーニングをハードにやっているところに飛び込む
ことも重要だな。
俺の場合はちょうどスペインのアカデミーに入ったから、そこで
毎日しっかり走らされた。
さぼりようが無いくらい・・・・・。
そうやって段々テニスの結果に結び付いて来ると、あとは
自分一人でもトレーニングが出来るようになった。
 
「これから、トレーニング頑張るぞ!」
そう思っている君、まずはトレーニングをちゃんと
見てくれる誰かを見付けよう。
さぼった時には「やれよ!」と言ってくれる人。
もちろんトレーナーがいれば一番だけど、友達や
親でも良いと思うよ。
結果が出始めて、トレーニングが定着するまではとにかく
周りの助けを借りて頑張ろう。

超ディフェンシブ粘りストローク

[技術【ストローク】] 投稿日時:2010/11/24(水) 15:01

シングルスの試合の中で「粘り」の要素は
大きな武器になる。
「なかなか相手はミスしてくれない・・・」というタイプを
嫌がる人は多いからね。
攻撃上手より粘り上手の方が意外に勝率は高かったり
するもんだよ。
 
でもこの粘っこいテニスを確立するには、もちろん体力や
精神力が必要になるんだけど、それなりに粘りテニスの
ストローク技術も要求される。
ただの平凡なショットで返し続けているだけでは、やっぱり
攻撃されてしまうからね。
 
粘りでよく使うストロークは主に回転量多目のトップスピンと
繋ぎの定番、スライスショットがある。
特に回転グリグリに掛かったトップスピンショットはかなり
効果的。
バウンドがしっかりしているから、相手は踏み込んで打ちにくく
またボールの落差も大きいからショートクロスも打ちやすいので
サイドチェンジもしやすい。
 
打ち方のコツは、まずしっかり打つボールを一気に持ち上げられる
ように上下動を意識したテイクバック。
あまり大きく後ろに引いてしまうと、前後の動きがメインとなり
結果弾道はさほど上がらない。
ボールの真下からラケットが入って、そのまま真上に抜けていく
くらいの意識が欲しいね。
 
そして軸足の設定。
前足、後ろ足と前後にスタンスを設定した場合は、後ろ足を
メインに使うと先ほどの上下動スウィングを作りやすい。
オープンスタンスの場合は外側の足・・・ということになる。
基本的にはこの軸足でボールを上に一気に持ち上げるので
しっかり意識して安定感を作ってもらいたい。
 
しっかり高く持ち上げたボールに、たくさんのトップスピン回転を
掛けてあげれば、滞空時間もあり、バウンドも高く弾む超ディフェンシブな
ストロークを打てるようになる。
ただし・・・短いボールが来ても、軸足をそのままで打ってると
そのチャンスボールまで攻撃できずに繋げてしまうことは多い。
使い分けもしっかり練習しておくように!!
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