てにすまん 高西ともブログ 2010/9/10
9月になると思いだす・・・続き
[過去の思い出] 投稿日時:2010/09/10(金) 06:48
前回の続き・・・。
さて、コートのデコボコに右足を引っかけてしまい
全体重を右足に掛けた状態で「ゴリゴリゴリゴリ」と
右足首を大きく捻って倒れたのだが、その瞬間
「遂にやってしまった・・・」と思った。
ショットは決まったから、そのままコートサイドをチェンジして
いったんベンチで休みなんだけど、明らかに右足首が変。
なんだか、中の骨が全て崩壊してぐちゃぐちゃに
なっているような気になった。
が、興奮状態なので痛みは感じない。
「骨、折れたかな・・・・」
そんな不安もあったけど、とりあえず次のゲームを
やってみることにした。
4-1で俺のサーブ。
あと2ゲームで勝利なんだから、頑張れば何とかなるかも。
でも打ち合いに持ち込むと危険だから、とにかくサービスエース
狙い、返ってきたら次のショットで仕留めよう・・・と思ったら
これが決まりまくって、5-1となった。
「よし、あと1ゲーム!!!」
そう思って臨んだレシーブゲーム。
しかし・・・徐々に痛みが拡がって来た。
一歩動くたびに脳天に痛みが響いてくる。
レシーブはスライスで返すのがやっとで、そのまま
その場から動くのさえ無理な状態・・・。
残念ながら5-2となったところでリタイアとなった。
俺としては生涯最初で最後の途中棄権である。
しかし悲劇はそこからまだ続く。
とりあえず大会本部で氷を用意してもらって
ガンガン冷やして様子を見るが、もうシューズが履けないくらい
膨れ上がっていて更に痛みも増して来る。
骨折?・・・そう不安は過ったが、ギプスだけは付けたくなかった。
ギプスは確実に固定できるのだが、筋肉も落ちてしまう。
ここは地元の病院じゃなく、何とか東京に戻って
スポーツ専門の病院に行かないと・・・と思って、周りにいる
この日負けた選手達に「誰か俺の車を運転して、一緒に
東京帰って欲しいんだけど・・・」と頼んだ。
しかし当時、オートマではなくマニュアルに乗っていたので
皆「その車は自信ないです・・・」と同乗拒否。
仕方なく、マニュアルの車を自分で運転して帰ったのだ。
もちろん負傷した右足でブレーキとアクセル踏んで・・・。
あの時ほど激痛を感じたことは無い。
今思うと、よく事故を起こさなかったな。
冷や汗ダラダラかきながら東京に戻った。
後日病院に行って診察してもらった結果・・・・靭帯断裂。
でも、足の裏のアーチを支える部分の比較的小さな部分
だったので、ギプス付けずに済んだのは、不幸中に幸いだった。
そんな痛い思い出を、毎年この時期になると
思い出す。
皆、怪我には気を付けよう。
デコボコのコートにもね。
2010年9月
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