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てにすまん 高西ともブログ 2011/2/1

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呼吸法で勝率アップ

[体づくり] 投稿日時:2011/02/01(火) 14:22

もともと小児ぜんそく患者だった俺は
虚弱体質だった。
走り回ることは好きだったし、運動神経も悪くない。
ただ、激しい運動をするとすぐに発作が起きて
呼吸困難に陥り、運動を続けられなくなる。
体力を付ければ克服するんじゃないかと、両親は俺に
ありとあらゆる運動をさせた。
その結果、体力が付いて発作も起きにくくなり、好きな
運動を好きなだけ出来るだけにまでになった。
 
が、体力だけが発作に打ち勝ったんじゃなくて
呼吸法が重要だったのだ。
呼吸が乱れると発作は一瞬で起きてしまう。
なので子供の頃の俺はとにかくどんなに激しくて
辛い運動の時でも呼吸を正常なリズムで保ち続けることを
意識し続けた。
 
そして自分で発作が起きない呼吸法を確立させることが
出来たんだよ。
でもそうやって身に付けた呼吸法は、後のテニス選手としての
俺に大きな影響を与えてくれた。
呼吸を整えることで、冷静さを維持する事が出来たし
呼吸法をラリーと合わせることで集中力を高めることが
可能となった。
 
「ボールを打つ瞬間、息を吐く」
これは多くの人が知っていることである。
でもテニスで大事なことは、相手との戦い・・・ということ。
自分が打つ時だけでなく、相手がボールを打つ瞬間にも
息を吐いておかないといけないのだ。
ここが重要。
 
相手がボールを打った直後、そのボールの方向に
向かって行かないといけないし、そのボールをどこに
どういったショットで返球するか考えて決めないといけない。
相手がショットを打つ瞬間に集中する事が出来れば
その後の行動がスムーズに進み易い。
 
しかも自分が打つ瞬間の呼吸と、相手が打つ瞬間の呼吸を
合わせれば、ラリーのタイミングと呼吸のタイミングが合うので
延々とラリーが続いても一定の呼吸リズムを保ちやすく
体力の消耗も最小限に抑えられやすい。
 
「呼吸のせいで負けた・・・」と自覚する事は
少ないと思うが、意外と呼吸が乱れたことで集中力が
低下して、冷静な判断が出来なかったり、余計な体力を
使ってしまったりしている人って多いよ。
自分が打つ時はもちろんだけど、相手が打つ瞬間も意識して
呼吸を吐いてみよう。

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MONTUEWEDTHUFRISATSUN
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