てにすまん 高西ともブログ 2010/10
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スライス練習での注意点
[技術【ストローク】] 投稿日時:2010/10/15(金) 09:24
特に相手のレベルが高ければ高いほど
厳しいショットを喰らう訳だから、スライスで
凌がないといけない事が多い。
だから普段からしっかりと練習しておこう。
ただし!スライスを練習する時に注意することが
いくつかある。
まず、スライスと対照的なトップスピン系の
ショットはどっちかと言うとパワー系のショットになりやすい。
となると、逆にスライス打つ時はゆっくり、ゆったりとした
ボールを意識して練習したい。
ま、中にはビームのような攻撃的スライスを使う選手も
いるけど、殆どが凌いだり繋いだりするショットだからね。
それから打つ時の労力は出来るだけ小さく。
相手に左右前後に揺さ振られた時のことを考えると
そんなに大振り出来ないから、自分のパワーは使えない。
コンパクトなスウィングでボールをワンタッチする程度なのに
ちゃんと相手コートへ深く返球出来る打ち方が理想だね。
その為には、ボールを前に打とうとするより、ボールを
上からラケットでカットするような打ち方となる。
そういったことを意識しながらスライスをしっかりと練習して
もらいたいんだけど、スライス打ちながら急にトップスピンの
ショットも混ぜること。
この切り替えが苦手な人が多いんだよ。
でもスライスは必須!!
頑張って練習してくれ。
試合復帰
[過去の思い出] 投稿日時:2010/10/14(木) 08:17
書いたんだけど、その怪我で当然その後テニスは
出来なくなった。
でも靭帯断裂と言っても、足の裏の土踏まずの部分を
支えるアーチ部分しか断裂していなかったので、思いのほか
復帰は早く、次の週にはコートに立ってレッスンをスタート。
もちろん走れないので、生徒さんには「ここにちゃんと打って!」と
言って俺は打つだけ。
すると、怪我から2週間で徐々に踏み込んで打てるようになってきた。
意外と打てるようになった事に驚いた俺は、11月には
全日本選手権があるので、その次の週にエントリーしていた
大会をキャンセルしないで出場することにしたのだ。
踏み込めると言っても、動き回れる訳ではない。
前後左右、一歩ずつくらいしか動けない。
でも試合会場って独特な雰囲気があるし、そこに立って
自分が選手でいることを自覚していないとモチベーションが
持続できない・・・と思って焦っていたのだ。
もちろん会場に現れた俺を見て、他の選手や大会運営の
人達はびっくり。
「あれ?靭帯切れたんじゃなかったの?」
「いや、出来る範囲でやろうと思いまして・・・・」
当然一回戦の相手選手は喜んだ。
だって走りまわれない相手なんだから。
そしてシングルスの試合スタート。
相手選手は若手で元気いっぱい。
良いショット打って来るけど、意外とコースは荒い。
俺はもちろん前後左右一歩だけ動いてボールを取る。
それ以外は追わない。
だって動けないんだから。
でも取れる範囲のボールをとにかくノーミスで返球し
その返球するコースを色々工夫していると、いつの間にか
相手が振り回され、相手のボールは全て俺のいるところしか
返って来なくなった。
相手選手も「あの人は怪我で動けない!」と思い過ぎたのか
焦って一発エースばかり狙ってミスも多くなり・・・そして
俺が勝ってしまった。
でも残念ながら2回戦は相手に冷静なプレーをされて
撃沈・・・・。
でも試合のドキドキ感、相手とのやり取りのワクワク感、
勝った瞬間の喜び・・・そういったものを得られる大会に復帰できた
ってことがスゴイ嬉しかった。
残念ながらその年の全日本選手権の予選までには
本調子には戻れず悔しい試合内容で敗退したが、それでも
コートに立てる喜びを怪我をキッカケに感じるようになり、そうなると
一戦一戦大事に戦えるようになった。
もちろんもう怪我は沢山だけどね。
全てのプレーはミスをもらうため!
[戦術] 投稿日時:2010/10/13(水) 09:24
テニスはポイントを取るスポーツである。
ボールの速さを競ったり、足の速さを競ったり
フォームの綺麗さを競ったり・・・ではない。
ポイントを取らないといけないのだ。
そのポイントはどういう風に取るのか・・・と言うと
色々ある。
取れないくらい速いショット打ってポイント取ることも
あるし、ネットに出て行ってボレーで決める・・・というのもある。
でもテニスで一番多いポイントの取り方は・・・ミスなんだよ。
相手のミスによって自分にポイントが入る。
だからテニスの練習をやる時は、最初からミスをもらうということを
前提に練習しておかないといけない。
「じゃあ、相手がミスするまでのんびり繋ぐ練習をすればいい?」
そう思ってしまうだろうが、それだとマズイ。
確かにレベルが低い相手の場合は、のんびり繋いでいるだけで
簡単にミスをしてくれて楽チン。
でも相手のレベルが上がって来ると、ただ待つだけではミスを
くれない。
そこで、相手を右に左に動かしたり、前後に揺さぶったり
たまにはボレーに出て驚かしたり・・・という風に、何か「攻撃的」
なことをしないといけなくなるのだ。
そう、攻撃というのは結局のところ、相手からミスをもらうために
行う事であって、ポイントを取る為ではないのだ。
攻撃を見せ付けておくことで相手を焦らせ、そしてその相手の
ミスの確率を増やして勝利する。
それがテニスの勝ち方なのだ。
だからダブルスでのポーチボレーも、超攻撃的戦術だけど
本当の目的はその後のポイントで相手の調子を狂わせるため。
レシーブダッシュで前に行くのも、サーブの相手を驚かせて
ミスを誘うため。
だからこそ、強い選手はスーパープレーを見せ付けた後、きっちりと
流れを掴み、安定した地味なプレーで確実にポイントを更に追加する。
その時に、ちょっとした相手のミスがもらえるようになりやすいからね。
全ポイントを自分のナイスショットで決めようと思っている人、
もう少し自分の試合の中でのポイントの取り方を考えてみよう。
派手なショットはカッコいいけど、やはりそれを続けるには
無理がある。
いつの間にか、ポイント取るどころか、相手にミスをプレゼント
してることになってない?
今一度検証するべし。
スライスロブとトップスピンロブ
[技術【ネットプレー】] 投稿日時:2010/10/12(火) 09:49
ロブを上げる時はどんな球種を使っている?
トップスピン?
スライス?
俺が一番使うのは、スライス系のロブだ。
スライス系・・・系が付いているから、しっかりとした
スライスでは無くて、踏み込みながらブロックするような
感じで打つ。
コンパクトなスウィングで打ちたいのでスライスの方が
やりやすい。
トップスピンのロブとなると、ある程度相手ショットが
甘くないとやりにくい。
スィングモーションが大きいから、時間的余裕も欲しい。
後ろ足重心の方が打ちやすいので、下がりながらじゃないと
打てない場合もあるし・・・。
でもスライスロブよりもショットにスピードがあるため、
相手の頭の上を抜けると、もう相手は追い付くのが困難になり
エースになりやすい。
スライスだとゆったりなので、追い付かれる可能性も・・・。
それを補うためにも、しっかり踏み込んで前で処理すれば
相手も反応が遅れやすいので有効打になる。
ロブはちょっとした意表を突くプレーとして最適。
ロブばっかりだと苦しいけど、一本どこかに挟むと
相手はそれが気になって動きにくくなるのだ。
スライスとトップスピン・・・・。
どっちの方が必要かと言うと、両方だな。
頻度としてはスライスロブを踏み込んで打つことが
多いし、ここぞというところで、しっかりトップスピンロブを
決めると大きく流れも変わる。
ということで、皆、両方練習しておこう!
テニスは奥が深い
[過去の思い出] 投稿日時:2010/10/11(月) 09:48
テニスって勢いだけでは勝てない。
それどころか、勢いがあり過ぎて空回りし
本当はそんなにレベル差が無いのにボロ負け
してしまうこともある。
テニスってそういうスポーツだ。
俺も上京したての18歳の頃、勢いだけはあった。
言い方変えれば勢いしか無かった。
どんな相手にも全力でぶつかって行く。
どのボールもフルスウィングで一発狙い。
だって、高校の時は繋ぐことよりも、出来るだけ回り込んで
フォアで一撃必殺・・・と教えられたからね。
ま、試合になるとビビって打てなくなるのだが・・・・。
でも会社の先輩達との練習ではビビることなく
ガンガンラケット振りまわしてぶつかっていった。
そんな俺に対して最初に「マッチ練習やろうよ」と
声を掛けてくれたのは小柄で当時40代の先輩コーチ。
温和な性格でプレーものんびりしている。
フォアは両手打ちでバックは片手・・・というスタイル。
ボールもゆっくりだ。
「よし!ここで勝って俺の存在感を見せつけてやる!」
とばかりに、打ちまくった結果・・・・0-6。
ゲームが取れないどころか、ポイントも殆ど取れなかった。
俺はガンガン打ちまくるが、結局相手を動かす事が出来ず
スライスでのんびり返球されてしまっただけでなく、
そのスライスで左右に俺が動かされミスを誘われてしまったのだ。
しかも急にサーブ&ボレーしてきたり、レシーブダッシュしてきたりと
のんびりなプレーなんだけど、勝負どころでは仕掛けて来る。
完全に翻弄されてダメダメだった。
今までは殆ど同世代と打ち合ってテニスしてたから
あまりこういう経験をしたこと無かった。
うーん、テニスってちょっと思ってたのと違うなぁ・・・と
その時感じた。
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