てにすまん 高西ともブログ 2010/6/21
フェデラーの法則
[テニスいろいろ] 投稿日時:2010/06/21(月) 10:23
ウィンブルドンが始まった。
オープニングマッチでは昨年の覇者、フェデラーが登場。
世界ランキング60位のFallaと対戦したんだけど
これがファイナルまでもつれ込むというびっくりの
展開!!
最初2セットと連取されて、追い込まれたフェデラーは
3セット目を取り返すものの、4セット目3-5ダウンで
Fallaのマッチ・オブ・ザ・ゲーム!!!
しかし・・・Fallaにとっては人生をも変えるほどの
大事なこのゲームを、それまで淡々とこなしてきたようには
いかなかった。
1ポイント目、それまであり得なかったラリー中の単純ミスで
0-15、2ポイント目攻めの姿勢を見せるものの、アプローチを
サイドアウトで0-30、こうなるとフェデラーは楽になる・・・と
思いきや、やはりフェデラーもイージーミスを続け、30-30。
でもフェデラーはミスが続いても「ここは勝負どころ!」と、
攻めの姿勢を崩さない。
そしてブレークして追い付くと、そのままタイブレークで4セット目
取ってセットカウント2-2でファイナル突入。
ファイナルは6-0というスコアで、結局フェデラー勝利。
テニスで勝つには法則が必要。
でもその法則は、選手によって多少異なる。
フェデラーはやはりパワーよりもそれぞれのショットの
技術力があるから、様々な展開を大事な場面で
先手先手で仕掛けることが法則である。
逆にランキング的にも下の選手は、単純なパターンを黙々と
地道にこなし続けるような法則が必要なんだけど、相手に
何されようと自分のプレーを信じ続けないと、これを続けられない。
Fallaは残念ながら、4セット目の5-3リードで、自分の
テニスを見失ってしまったようだ。
無理もない、王者を自分の手で葬るチャンスを握っていたんだから。
逆にフェデラーは調子が悪くて窮地に追い込まれようと、最後まで
自分のスタイルを貫き通した。
うーん、Fallaはあのゲームの最初の2ポイントを、一生後悔する
だろうねぇ。
この後悔を解消させるには、次のチャンスで
フェデラーを倒さないと消えないね。
頑張れFalla。
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