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てにすまん 高西ともからのメッセージブログ
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最先端テニスをマスターすると強くなるのか[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2012/06/27(水) 11:25
テニスはどんどん進化していく。
俺が小学生の頃、父がよくテレビでマッケンローや
コナーズ、レンドルの試合を観ていた。
「これがテニスか・・・」
そう思っていたけど、高校でテニスを始めた時には
ベッカーやエドバーグがまた違ったテニスを
披露してくれた。
子供の頃から観ていたテニスよりもスピードアップ
しているけど、まだまだ個性的なスタイルが残る。
高校卒業してテニスコーチになり、本格的に選手を
目指す頃になると、アガシやサンプラスの活躍で、パワーと
戦術が際立ち、そしてムスターやカフェルニコフ、そして
その後ブルゲラ、クエルテンなど、しっかりとした安定感と
手堅いフットワークを兼ね備えた選手が目立っていた。
しかしそこからビッグサーバーがどんどん出始め
それに対してレシーブ技術が上がり、今やどの選手も
サーブ、ストローク、ネットプレーと、オールラウンドで
何でもプレーをこなすようになっている。
女子の選手もパワーストロークだけでなく、サーブのレベルは
どんどん上がっているし、ネットプレーでのプレッシャーも
当たり前となってきた。
この先、どんなテニスに発展するのだろうか。
そのテニスを先読みして、今から先回りして練習しておけば
もしかしたら世界で活躍出来る選手が生まれるのだろうか?
いや、残念ながらファッションとかと違って、流行りのモノを
先取りしたからといって、それで世界に行けるとは思わない。
もし次に来るテニススタイルが予想できて、最先端のテニスを
知っていたとしても、選手として活躍することは難しいと思う。
なぜなら、新しいテニスを生み出していく選手達は常に
それぞれの時代のテニスに適応しながらプレーし続け、
その中で新しい必殺技を開拓していったのだから。
テニスのスタイルが大きく変わる時、その影響を大きく
及ぼした選手がいる。
ボルグのトップスピン、コナーズのアグレッシブストローク、
ベッカーのサーブ、エドバーグのネットプレー、サンプラスの
サーブを主体にしたオールラウンド、アガシのカウンター系ストローク。
どの選手も特徴的なテニスでチャンピオンになり、その後の
選手に大きく影響を及ぼした。
しかし彼らも、それぞれ活躍した時代に主流だったテニスを
しっかりと受け止め、その中で自分の得意スタイルを
上手く使うことが出来た。
言い換えれば、得意ショットや意表を突いたプレーだけでは
結局安定した戦績を残して勝ち抜いていくことは
無理だってことだね。
そんなの新しいテニスではなく、単なる変わったテニスである。
今、その選手が活動しているカテゴリーのテニスをしっかり
受け止められる懐の深さを持ってないと、最先端のテニスを
見付け出しても何にもならない。
でもこれは、世界のトップで活躍している選手だけの話じゃない。
どのレベルの選手でも、やっぱり自分の得意なショットや
自分が憧れるスタイルをプレーの中で使っていきたいと思うでしょ?
皆を驚かすようなショットを頑張って練習している人もいるだろう。
でもそのショットを使う前に、今自分が出場している大会や
普段一緒に練習している他の選手達のテニスをちゃんと
受け止められる?
今の状況から逃げるために新しいテニスを得るんじゃなくて
まずはその世界の選手達と堂々とガッツリ組んでから
必殺技を使えるようにしないとね。
最先端テニスを知り、その先を予測することは重要。
でも今自分が存在するカテゴリーのテニスを受け止めろ。
俺が小学生の頃、父がよくテレビでマッケンローや
コナーズ、レンドルの試合を観ていた。
「これがテニスか・・・」
そう思っていたけど、高校でテニスを始めた時には
ベッカーやエドバーグがまた違ったテニスを
披露してくれた。
子供の頃から観ていたテニスよりもスピードアップ
しているけど、まだまだ個性的なスタイルが残る。
高校卒業してテニスコーチになり、本格的に選手を
目指す頃になると、アガシやサンプラスの活躍で、パワーと
戦術が際立ち、そしてムスターやカフェルニコフ、そして
その後ブルゲラ、クエルテンなど、しっかりとした安定感と
手堅いフットワークを兼ね備えた選手が目立っていた。
しかしそこからビッグサーバーがどんどん出始め
それに対してレシーブ技術が上がり、今やどの選手も
サーブ、ストローク、ネットプレーと、オールラウンドで
何でもプレーをこなすようになっている。
女子の選手もパワーストロークだけでなく、サーブのレベルは
どんどん上がっているし、ネットプレーでのプレッシャーも
当たり前となってきた。
この先、どんなテニスに発展するのだろうか。
そのテニスを先読みして、今から先回りして練習しておけば
もしかしたら世界で活躍出来る選手が生まれるのだろうか?
いや、残念ながらファッションとかと違って、流行りのモノを
先取りしたからといって、それで世界に行けるとは思わない。
もし次に来るテニススタイルが予想できて、最先端のテニスを
知っていたとしても、選手として活躍することは難しいと思う。
なぜなら、新しいテニスを生み出していく選手達は常に
それぞれの時代のテニスに適応しながらプレーし続け、
その中で新しい必殺技を開拓していったのだから。
テニスのスタイルが大きく変わる時、その影響を大きく
及ぼした選手がいる。
ボルグのトップスピン、コナーズのアグレッシブストローク、
ベッカーのサーブ、エドバーグのネットプレー、サンプラスの
サーブを主体にしたオールラウンド、アガシのカウンター系ストローク。
どの選手も特徴的なテニスでチャンピオンになり、その後の
選手に大きく影響を及ぼした。
しかし彼らも、それぞれ活躍した時代に主流だったテニスを
しっかりと受け止め、その中で自分の得意スタイルを
上手く使うことが出来た。
言い換えれば、得意ショットや意表を突いたプレーだけでは
結局安定した戦績を残して勝ち抜いていくことは
無理だってことだね。
そんなの新しいテニスではなく、単なる変わったテニスである。
今、その選手が活動しているカテゴリーのテニスをしっかり
受け止められる懐の深さを持ってないと、最先端のテニスを
見付け出しても何にもならない。
でもこれは、世界のトップで活躍している選手だけの話じゃない。
どのレベルの選手でも、やっぱり自分の得意なショットや
自分が憧れるスタイルをプレーの中で使っていきたいと思うでしょ?
皆を驚かすようなショットを頑張って練習している人もいるだろう。
でもそのショットを使う前に、今自分が出場している大会や
普段一緒に練習している他の選手達のテニスをちゃんと
受け止められる?
今の状況から逃げるために新しいテニスを得るんじゃなくて
まずはその世界の選手達と堂々とガッツリ組んでから
必殺技を使えるようにしないとね。
最先端テニスを知り、その先を予測することは重要。
でも今自分が存在するカテゴリーのテニスを受け止めろ。
テニスは会話!相手の反応を楽しもう。[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2012/06/22(金) 11:08
人と会話をするのが大好き。
喋るのも好きだし、誰かの話を聞くのも面白い。
でもその話をただ聞くだけじゃなくて、それを聞いて
それについてコメントするのが楽しい。
しかもそのコメントはちょっと変化球でないといけない。
例えば「リンゴは赤い」という話を聞いて
「そうだね、赤いね」じゃなくて「俺はそう思わないよ」
の方が「ん?なんでそう思うの?」ってまた話が
続くし、そこでそう思わない理由を屁理屈でもウソでも
良いから絞り出して述べることに面白さがある。
もちろんウソの場合はウソって言わなきゃいけないけどね。
そうやってちょっと意地悪なことを言ってみた結果、
それを面白がってくれるか、真に受けて熱く反論してくるか
全然食いつかないか、その反応が会話の楽しみでもある。
普通の事を言い合っている会話はそういった反応が
見られないからね。
もちろん失礼の無い範囲・・・のつもりだけど。
そういう変化球な返答を思わずしてしまうのが
俺の癖というかキャラクターなのだ。
普通に答えることはちょっとつまんないって思ってしまう。
意表を突きたいんだよね。
でも意表を突いているつもりでも、実は何かの法則性が
そこには存在すると思う。
それが分かっている人にしてみれば、いくら俺が天邪鬼的な
コメントをしても「そう言うと思った」ってなるだろう。
でもそういう会話の中で普通に答えてみたり、意表を突いて
みたりすることって結構テニスの試合の中での展開と
似ているんだよね。
会話と同じように、俺もテニスの試合の中では、相手に対して
ちょっと天邪鬼的なことを投げかけてみて、相手がそれに対して
どう反応するのかを楽しみにしている。
特に最初に見せた反応を覚えておくようにしている。
例えばアプローチしてボレーに行った場合、ネットに
出てきた俺に対して熱くなってパスを抜こうとするのか
スライスなんかでサラっと足元とかロブを打ち分けながら
相手がネットに出てきたことを楽しむのか、黙々と顔色
変えずに同じペースでプレーし続けるのか、対応の仕方で
その人のテニスでの人格が見えやすい。
ダブルスでポーチを仕掛けた時もそうだよね。
何もしないままネットの前にいても、そんなに相手は
本性を見せない。
でもポーチというものを相手に見せつけることで、相手は
反応するし、その反応のパターンを覚えておけば、その後
自分に有利になる展開を意図的に
何度も作ることが出来るんだよ。
会話をしていても、ちょっとからかった方が会話は弾む人、
褒める要素を盛り込んだ方が調子に乗ってくれて
盛り上がる人、中には普通の事を淡々と話していても
楽しく会話が出来る人、色々いるよね。
テニスの試合も会話と同じ。
こちらの発したことに相手がどう反応するのか、その辺りを
会話と同じように楽しめればテニスはもっと面白くなるかも。
でもテニスも会話もダメな人って、相手が何を感じて何を
思っているのか全く気にせず、自分勝手なことばかり
発信しているヤツ。
「つまんないヤツ!」って言われないように気を付けて。
でもテニスも会話も意地悪になり過ぎないようにすることも
気を付けてね。
喋るのも好きだし、誰かの話を聞くのも面白い。
でもその話をただ聞くだけじゃなくて、それを聞いて
それについてコメントするのが楽しい。
しかもそのコメントはちょっと変化球でないといけない。
例えば「リンゴは赤い」という話を聞いて
「そうだね、赤いね」じゃなくて「俺はそう思わないよ」
の方が「ん?なんでそう思うの?」ってまた話が
続くし、そこでそう思わない理由を屁理屈でもウソでも
良いから絞り出して述べることに面白さがある。
もちろんウソの場合はウソって言わなきゃいけないけどね。
そうやってちょっと意地悪なことを言ってみた結果、
それを面白がってくれるか、真に受けて熱く反論してくるか
全然食いつかないか、その反応が会話の楽しみでもある。
普通の事を言い合っている会話はそういった反応が
見られないからね。
もちろん失礼の無い範囲・・・のつもりだけど。
そういう変化球な返答を思わずしてしまうのが
俺の癖というかキャラクターなのだ。
普通に答えることはちょっとつまんないって思ってしまう。
意表を突きたいんだよね。
でも意表を突いているつもりでも、実は何かの法則性が
そこには存在すると思う。
それが分かっている人にしてみれば、いくら俺が天邪鬼的な
コメントをしても「そう言うと思った」ってなるだろう。
でもそういう会話の中で普通に答えてみたり、意表を突いて
みたりすることって結構テニスの試合の中での展開と
似ているんだよね。
会話と同じように、俺もテニスの試合の中では、相手に対して
ちょっと天邪鬼的なことを投げかけてみて、相手がそれに対して
どう反応するのかを楽しみにしている。
特に最初に見せた反応を覚えておくようにしている。
例えばアプローチしてボレーに行った場合、ネットに
出てきた俺に対して熱くなってパスを抜こうとするのか
スライスなんかでサラっと足元とかロブを打ち分けながら
相手がネットに出てきたことを楽しむのか、黙々と顔色
変えずに同じペースでプレーし続けるのか、対応の仕方で
その人のテニスでの人格が見えやすい。
ダブルスでポーチを仕掛けた時もそうだよね。
何もしないままネットの前にいても、そんなに相手は
本性を見せない。
でもポーチというものを相手に見せつけることで、相手は
反応するし、その反応のパターンを覚えておけば、その後
自分に有利になる展開を意図的に
何度も作ることが出来るんだよ。
会話をしていても、ちょっとからかった方が会話は弾む人、
褒める要素を盛り込んだ方が調子に乗ってくれて
盛り上がる人、中には普通の事を淡々と話していても
楽しく会話が出来る人、色々いるよね。
テニスの試合も会話と同じ。
こちらの発したことに相手がどう反応するのか、その辺りを
会話と同じように楽しめればテニスはもっと面白くなるかも。
でもテニスも会話もダメな人って、相手が何を感じて何を
思っているのか全く気にせず、自分勝手なことばかり
発信しているヤツ。
「つまんないヤツ!」って言われないように気を付けて。
でもテニスも会話も意地悪になり過ぎないようにすることも
気を付けてね。
戦績を伸ばす簡単な方法[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2012/06/13(水) 09:16
18歳で上京してテニスコーチになった時、
選手が集まるこの会社の先輩コーチたちは
とにかく強い人が多かった。
どの先輩にも全く歯が立たなくて、「すげぇ~」って
思ってたんだけど、その中でも一番強かった先輩は
練習は朝6時から行い、トレーニングも毎日3時間
するくらいタフな選手生活を送っていた。
その先輩を間近で毎日見ていたんだけど、
俺も含めた皆の感想は、
「やっぱり一番強い選手はやることが違うよな」
というもの。
そこまでやってない俺たちは超えられる訳がないって
思ってたよ。
でもその先輩コーチ、当時のランキングは日本ランキング
100位にも入っていない。
それどころか、オープン大会で予選を勝ち上がって
本戦に上がることも大変だった。
もちろん当時は大会数が今よりも少ないから、一つ一つの
大会のレベルは高かったんだけど、その先輩が100位にも
入っていないってことは、100位という世界はとてつもなく
ハイレベルで俺たちには有り得ない世界だって思ったよ。
でもその先輩コーチが努力の末、やっと毎日テニス選手権という
大会で遂に予選勝ち抜いて本戦に上がったのだ。
それをキッカケにランキングも上がったので、色んな大会で
予選免除の本戦スタートとなってランキングも更に上がっていった。
不思議なことに、一番上だったその先輩が予選を勝ち上がって
本戦に上がった途端、続々と他のコーチ達も予選を勝ち上がり
本戦に上がっていった。
俺もその一人だったんだけど、レベルは違うけどいつも
一緒に練習してもらっているその先輩が勝ち上がったって
ことは、なんだか自分も行けるって思えたんだよ。
恐らく他のコーチ達も同じ心境だったと思うんだ。
でもこういう現象って他のスポーツの世界でもあるよね。
メジャーリーグにトライして結果を出した野茂投手。
彼のあと、続々と日本人メジャーリーガーが誕生して
結果を出し始めた。
サッカーの中田選手も「日本人でもいける!」とアピール
してくれたし、サッカー自体、ワールドカップに一度出場を
決めてからは、「日本ってワールドカップに行ける国」って
当たり前に思えるようになった。
それまでは「行ければ最高!」ってちょっと憧れだったから。
テニスの日本男子も錦織選手の影響が出てるんじゃないかな。
とにかく今自分が活動しているグループにいる頂点の
人がグっと伸びてくれると、それをキッカケに周りにいる他の
人達がそれに続いて伸びやすい。
じゃあ自分のグループの頂点の選手が今ひとつ
伸び悩んでたらどうなるか・・・。
残念ながら他の選手も「トップが無理なら俺たちも無理」って
なりやすい。
そういう場合は、自分が代わりにトップに立って切り開くことが
必要なんだけど、それと同時に自分が属しているグループの
範囲をもう少し広げて考えてみるのもいいね。
もちろんそうなったら、もっと部外の人達とも練習したりして
交流しないといけないから、広い行動力が重要。
結局野茂投手も中田選手もそうだったと思うんだよ。
皆も今いる環境を考えてみよう。
今頑張っているグループでトップは誰だ?
そのトップの人がどんどん結果を出しているなら、
そいつに続いて行けばいい。
でもちょっと伸び悩んで結果が出ていない場合、もしくは
自分がそのグループのトップにいる場合は、そのグループを
離れる必要は無いが、もっと大きなグループとの交流が
必要となり、その大きなグループのトップにあやかって
頑張ることが必要だ。
もちろんその大きなグループのトップになるってことも
かなり面白い目標だと思うよ。
選手が集まるこの会社の先輩コーチたちは
とにかく強い人が多かった。
どの先輩にも全く歯が立たなくて、「すげぇ~」って
思ってたんだけど、その中でも一番強かった先輩は
練習は朝6時から行い、トレーニングも毎日3時間
するくらいタフな選手生活を送っていた。
その先輩を間近で毎日見ていたんだけど、
俺も含めた皆の感想は、
「やっぱり一番強い選手はやることが違うよな」
というもの。
そこまでやってない俺たちは超えられる訳がないって
思ってたよ。
でもその先輩コーチ、当時のランキングは日本ランキング
100位にも入っていない。
それどころか、オープン大会で予選を勝ち上がって
本戦に上がることも大変だった。
もちろん当時は大会数が今よりも少ないから、一つ一つの
大会のレベルは高かったんだけど、その先輩が100位にも
入っていないってことは、100位という世界はとてつもなく
ハイレベルで俺たちには有り得ない世界だって思ったよ。
でもその先輩コーチが努力の末、やっと毎日テニス選手権という
大会で遂に予選勝ち抜いて本戦に上がったのだ。
それをキッカケにランキングも上がったので、色んな大会で
予選免除の本戦スタートとなってランキングも更に上がっていった。
不思議なことに、一番上だったその先輩が予選を勝ち上がって
本戦に上がった途端、続々と他のコーチ達も予選を勝ち上がり
本戦に上がっていった。
俺もその一人だったんだけど、レベルは違うけどいつも
一緒に練習してもらっているその先輩が勝ち上がったって
ことは、なんだか自分も行けるって思えたんだよ。
恐らく他のコーチ達も同じ心境だったと思うんだ。
でもこういう現象って他のスポーツの世界でもあるよね。
メジャーリーグにトライして結果を出した野茂投手。
彼のあと、続々と日本人メジャーリーガーが誕生して
結果を出し始めた。
サッカーの中田選手も「日本人でもいける!」とアピール
してくれたし、サッカー自体、ワールドカップに一度出場を
決めてからは、「日本ってワールドカップに行ける国」って
当たり前に思えるようになった。
それまでは「行ければ最高!」ってちょっと憧れだったから。
テニスの日本男子も錦織選手の影響が出てるんじゃないかな。
とにかく今自分が活動しているグループにいる頂点の
人がグっと伸びてくれると、それをキッカケに周りにいる他の
人達がそれに続いて伸びやすい。
じゃあ自分のグループの頂点の選手が今ひとつ
伸び悩んでたらどうなるか・・・。
残念ながら他の選手も「トップが無理なら俺たちも無理」って
なりやすい。
そういう場合は、自分が代わりにトップに立って切り開くことが
必要なんだけど、それと同時に自分が属しているグループの
範囲をもう少し広げて考えてみるのもいいね。
もちろんそうなったら、もっと部外の人達とも練習したりして
交流しないといけないから、広い行動力が重要。
結局野茂投手も中田選手もそうだったと思うんだよ。
皆も今いる環境を考えてみよう。
今頑張っているグループでトップは誰だ?
そのトップの人がどんどん結果を出しているなら、
そいつに続いて行けばいい。
でもちょっと伸び悩んで結果が出ていない場合、もしくは
自分がそのグループのトップにいる場合は、そのグループを
離れる必要は無いが、もっと大きなグループとの交流が
必要となり、その大きなグループのトップにあやかって
頑張ることが必要だ。
もちろんその大きなグループのトップになるってことも
かなり面白い目標だと思うよ。
テニスで一番大事なゾーン[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2012/06/05(火) 01:26
試合の経験を積んでいくと、大抵の人は
ディフェンス力というか安定感の重要さに気が付く。
ちょっとしたパワーよりもしっかりとした安定感の
方がずっと勝利を掴みやすいってことを
色んな相手とやっているうちに感じるんだよ。
だって必死で攻めた結果、自分のミスの方が多くなる
ことが多くなりやすい訳だからね。
だったら攻めない方がマシ・・・って思うのだ。
でも何にも攻めないで、ただ繋いでいるだけという
プレーはレベルの低い相手には通用しても、同レベルは
難しいし、格上となると効果が無かったりする。
相手も同じように繋いできたりするからね。
ということで、ある程度は攻めないといけないのだが、
その攻める理由は「相手のディフェンス力を崩す」という
のが目的であって、「決める」ためではない。
そこが重要なところ。
もちろん決めるチャンスの時は決めて良いけど、全て
決めるために打ってたら、結局また自分のミスで
苦い思いをしなきゃいけなくなる。
だから、「自分のディフェンス力を極力落とさないように
しながら、相手のディフェンス力を落としていく」という
プレーしていきたいわけだ。
それをポジションで表すとどうなるか・・・。
後ろに下がる・・・というのを「ディフェンス」とし、そこから
ネットに近づけば近づくほど、「攻撃」とする。
まず粘るだけで攻撃しないプレーは、しっかり後ろへ
下がったポジションでのプレーとなり、ネットには全然
近づこうとしない。
逆に攻撃をどんどんしていくプレーをポジションで表すと
ネットにドン詰めしてボレーで決めてしまおうという
プレーとなる。
後ろにしっかり下がったディフェンス力重視のプレーは
手堅い感じがしっかりアピール出来る。
でもそれだとミスは少ないけど、相手の浅くて甘いショット
まで繋ぎのショットにしてしまうし、もしハードヒットしたと
しても、相手までの距離が長い分、効果も薄くなる。
逆にネットにドン詰めだとどうなるか。
決定力は最高、相手の甘いショットをバシバシ決めやすい。
でもその代わり、後ろのスペースが空きすぎだから
ロブが抜かれやすいので、手堅さは足りない。
そこで必要なのは、手堅さもある程度しっかりアピール出来て
しかも、相手に対して攻撃をちらつかせるようなプレーが
出来るポジション。
となると、しっかり下がったポジションよりも少しコートの中に
入ったところから、通常のネットプレーゾーンより少し下がった
確実にロブ処理が出来るような、サービスライン辺りまでの
範囲がそうなるわけだ。
そのゾーンでのプレーがしっかり試合の中で多くなれば
手堅さを保ちながらも相手に攻撃をアピール出来る理想の
雰囲気を作りやすくなるんだよ。
当然コートの中に少し入ったポジションだと、
ライジング系のストロークがメインになるし、
サービスラインあたりのネットプレーだとバシッとトドメを
刺すようなボレーというより、安定感と配球をメインにした
ゆっくり目のボレーが必要になる。
でもそのおかげで、相手の甘いショットをストロークで
崩しやすくなるし、その崩れかけた相手に
ネットプレーでトドメを刺す・・・ということをチラつかせて
プレッシャーをかけてミスももらえるし、
相手のロブにはしっかりと対応できるから手堅さも
ドン詰めボレーより断然アピール出来るのだ。
そのゾーンはいわゆる「デッドゾーン」って呼ばれて
「そこでプレーしちゃいけない」って思われがちだけど
テニスという攻守のバランスが重要なスポーツの場合、
やっぱりそのデッドゾーンでのプレーがバランス良く
出来ないと成り立たないと思うよ。
もちろんずっとそこに立ち続けることはかなり難しいけど
何かのタイミングで、いきなりベースラインの中に
踏み込んで、そこからサービスラインまでのプレーを
上手く使いこなせるように練習しておこう。
テニスは、守りつつも攻め、攻めつつも守らないといけない
スポーツなんだからね。
ディフェンス力というか安定感の重要さに気が付く。
ちょっとしたパワーよりもしっかりとした安定感の
方がずっと勝利を掴みやすいってことを
色んな相手とやっているうちに感じるんだよ。
だって必死で攻めた結果、自分のミスの方が多くなる
ことが多くなりやすい訳だからね。
だったら攻めない方がマシ・・・って思うのだ。
でも何にも攻めないで、ただ繋いでいるだけという
プレーはレベルの低い相手には通用しても、同レベルは
難しいし、格上となると効果が無かったりする。
相手も同じように繋いできたりするからね。
ということで、ある程度は攻めないといけないのだが、
その攻める理由は「相手のディフェンス力を崩す」という
のが目的であって、「決める」ためではない。
そこが重要なところ。
もちろん決めるチャンスの時は決めて良いけど、全て
決めるために打ってたら、結局また自分のミスで
苦い思いをしなきゃいけなくなる。
だから、「自分のディフェンス力を極力落とさないように
しながら、相手のディフェンス力を落としていく」という
プレーしていきたいわけだ。
それをポジションで表すとどうなるか・・・。
後ろに下がる・・・というのを「ディフェンス」とし、そこから
ネットに近づけば近づくほど、「攻撃」とする。
まず粘るだけで攻撃しないプレーは、しっかり後ろへ
下がったポジションでのプレーとなり、ネットには全然
近づこうとしない。
逆に攻撃をどんどんしていくプレーをポジションで表すと
ネットにドン詰めしてボレーで決めてしまおうという
プレーとなる。
後ろにしっかり下がったディフェンス力重視のプレーは
手堅い感じがしっかりアピール出来る。
でもそれだとミスは少ないけど、相手の浅くて甘いショット
まで繋ぎのショットにしてしまうし、もしハードヒットしたと
しても、相手までの距離が長い分、効果も薄くなる。
逆にネットにドン詰めだとどうなるか。
決定力は最高、相手の甘いショットをバシバシ決めやすい。
でもその代わり、後ろのスペースが空きすぎだから
ロブが抜かれやすいので、手堅さは足りない。
そこで必要なのは、手堅さもある程度しっかりアピール出来て
しかも、相手に対して攻撃をちらつかせるようなプレーが
出来るポジション。
となると、しっかり下がったポジションよりも少しコートの中に
入ったところから、通常のネットプレーゾーンより少し下がった
確実にロブ処理が出来るような、サービスライン辺りまでの
範囲がそうなるわけだ。
そのゾーンでのプレーがしっかり試合の中で多くなれば
手堅さを保ちながらも相手に攻撃をアピール出来る理想の
雰囲気を作りやすくなるんだよ。
当然コートの中に少し入ったポジションだと、
ライジング系のストロークがメインになるし、
サービスラインあたりのネットプレーだとバシッとトドメを
刺すようなボレーというより、安定感と配球をメインにした
ゆっくり目のボレーが必要になる。
でもそのおかげで、相手の甘いショットをストロークで
崩しやすくなるし、その崩れかけた相手に
ネットプレーでトドメを刺す・・・ということをチラつかせて
プレッシャーをかけてミスももらえるし、
相手のロブにはしっかりと対応できるから手堅さも
ドン詰めボレーより断然アピール出来るのだ。
そのゾーンはいわゆる「デッドゾーン」って呼ばれて
「そこでプレーしちゃいけない」って思われがちだけど
テニスという攻守のバランスが重要なスポーツの場合、
やっぱりそのデッドゾーンでのプレーがバランス良く
出来ないと成り立たないと思うよ。
もちろんずっとそこに立ち続けることはかなり難しいけど
何かのタイミングで、いきなりベースラインの中に
踏み込んで、そこからサービスラインまでのプレーを
上手く使いこなせるように練習しておこう。
テニスは、守りつつも攻め、攻めつつも守らないといけない
スポーツなんだからね。
格下に馬鹿にされないためには。[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2012/05/31(木) 12:11
海外に選手活動の拠点を置いた時に一番
大きかったメリットは何だったかというと、強い選手と
試合や練習が出来るチャンスがあったこと。
もちろん日本国内でも自分より強い選手と練習する
チャンスは作れるけど、強さの比が半端じゃない。
スペインでは同じアカデミーにはかなり強い選手が
一緒に練習していたから、ATPポイントを持っている
選手とも練習できたし、当時のスペインのデ杯選手とも
練習出来た。
試合に出ても、将来楽しみな爆発力ある若手選手が
世界中から集まっているから、色んな選手のテニスを
体験することが出来たよ。
遠征でスペインの南部の方へ行ったときには、
練習相手を探していた世界ランク800位くらいのモロッコ人の
選手と仲良くなり、毎日練習してもらった。
とてつもなく強い選手だったのに、嫌な顔ひとつしないで
自分よりレベルの低い俺と黙々と練習をしてくれたのは
俺にとって大きな財産となった。
でも、やっぱり海外の選手でも自分のレベルより低い
相手と練習をするのを嫌がる選手はいた。
陽気そうに見えるスペイン人の選手でもね。
同じアカデミーにも、俺が一つ上のクラスに上がって
練習に混ざると「なんでトモと・・・」という表情をして
コーチに「もっと上手い選手じゃないと練習にならない」って
言う選手がいた。
でもそういうタイプに限って、本番の試合では結構
自分よりもレベルの低い選手と泥仕合になった末に
悲惨な負け方をしているんだよ。
もちろん練習相手は自分よりレベルの高い選手と
やることの方がメリットは多い。
でもかと言って、自分より格下とやったら意味がないかと
言うと、そんなことはなく、その格下の選手を完全に
封じたまま危なげなく勝利する・・・というのは意外と格下の
選手との練習を、普段からやることで身に付くんだよ。
あまりにもレベルが違いすぎる格下は別だけど、そこまで
差が無い場合、必ず一緒に練習したり試合をしたりすると
どこかで格下のクセに同等のプレーをしてくることがある。
でもそれは相手が無理して良いプレーをしようとしている
場合もあるけど、自分が格下のテニスに引きずり込まれて
低いレベルのテニスをさせられていることが多い。
そうなるキッカケと、そうなった時の抜け出し方を
ちゃんと普段から考えておいて、取り組まなきゃいけないし
相手にも「お前は俺より格下なんだからね!」ってプレーを
しながら言い聞かせられるようにしておかないといけない。
それが出来ない選手は、相手選手の方が格は下だったとしても
「あれ?あの相手、格上だけど勝てそう・・・」なんて
思われてしまうんだよ。
言い方変えるとナメラレルってことだね。
でもさ、そもそも自分自身も格上の選手と練習を
してもらった経験はあるでしょ?
それならやっぱり格下ともやってあげようよ。
その代わり、格下に調子乗らせない方法をそこで
考えて練習してごらん。
それが試合で安定した結果を出すには必要なんだから。
格下の選手達に馬鹿にされないためには、格下とも
ちゃんと練習してあげる心の広い気持ちを持つことと、
その経験を活かして、格下に確実に勝利する術を
身に付けることだよ。
大きかったメリットは何だったかというと、強い選手と
試合や練習が出来るチャンスがあったこと。
もちろん日本国内でも自分より強い選手と練習する
チャンスは作れるけど、強さの比が半端じゃない。
スペインでは同じアカデミーにはかなり強い選手が
一緒に練習していたから、ATPポイントを持っている
選手とも練習できたし、当時のスペインのデ杯選手とも
練習出来た。
試合に出ても、将来楽しみな爆発力ある若手選手が
世界中から集まっているから、色んな選手のテニスを
体験することが出来たよ。
遠征でスペインの南部の方へ行ったときには、
練習相手を探していた世界ランク800位くらいのモロッコ人の
選手と仲良くなり、毎日練習してもらった。
とてつもなく強い選手だったのに、嫌な顔ひとつしないで
自分よりレベルの低い俺と黙々と練習をしてくれたのは
俺にとって大きな財産となった。
でも、やっぱり海外の選手でも自分のレベルより低い
相手と練習をするのを嫌がる選手はいた。
陽気そうに見えるスペイン人の選手でもね。
同じアカデミーにも、俺が一つ上のクラスに上がって
練習に混ざると「なんでトモと・・・」という表情をして
コーチに「もっと上手い選手じゃないと練習にならない」って
言う選手がいた。
でもそういうタイプに限って、本番の試合では結構
自分よりもレベルの低い選手と泥仕合になった末に
悲惨な負け方をしているんだよ。
もちろん練習相手は自分よりレベルの高い選手と
やることの方がメリットは多い。
でもかと言って、自分より格下とやったら意味がないかと
言うと、そんなことはなく、その格下の選手を完全に
封じたまま危なげなく勝利する・・・というのは意外と格下の
選手との練習を、普段からやることで身に付くんだよ。
あまりにもレベルが違いすぎる格下は別だけど、そこまで
差が無い場合、必ず一緒に練習したり試合をしたりすると
どこかで格下のクセに同等のプレーをしてくることがある。
でもそれは相手が無理して良いプレーをしようとしている
場合もあるけど、自分が格下のテニスに引きずり込まれて
低いレベルのテニスをさせられていることが多い。
そうなるキッカケと、そうなった時の抜け出し方を
ちゃんと普段から考えておいて、取り組まなきゃいけないし
相手にも「お前は俺より格下なんだからね!」ってプレーを
しながら言い聞かせられるようにしておかないといけない。
それが出来ない選手は、相手選手の方が格は下だったとしても
「あれ?あの相手、格上だけど勝てそう・・・」なんて
思われてしまうんだよ。
言い方変えるとナメラレルってことだね。
でもさ、そもそも自分自身も格上の選手と練習を
してもらった経験はあるでしょ?
それならやっぱり格下ともやってあげようよ。
その代わり、格下に調子乗らせない方法をそこで
考えて練習してごらん。
それが試合で安定した結果を出すには必要なんだから。
格下の選手達に馬鹿にされないためには、格下とも
ちゃんと練習してあげる心の広い気持ちを持つことと、
その経験を活かして、格下に確実に勝利する術を
身に付けることだよ。
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