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自炊力を養おう?[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2012/08/01(水) 06:22

選手にとって体調管理はとても大事なこと。
そして体調管理の基本はなんと言っても食べること。
ちゃんとバランスの良い食事をしっかり摂らないと
いいパフォーマンスが発揮できない。
となると、外食で好きなものばっかり食べてちゃ偏るから
自炊するのが一番。
 
でも実際、自炊の生活は厳しい。
俺の場合は子供の頃から親が台所に立たせてくれていたから
料理を覚え、18才で上京して寮に入る時には、何とか
ご飯は作れる状態になっていたけど、それでも初めて仕事で
19時半にナイターレッスンを終え、寮まで自転車で帰る途中に
スーパーで買い物して、それから寮の台所で晩ご飯を作った時は
「母親ってなんてありがたいんだろう」ってしみじみ感じた。
ウチに帰ると温かいご飯が用意されていることが当たり前という
環境に慣れていたから、料理できるといっても自炊はきつかった。
 
しかし19時半にナイターレッスンを終えて20時過ぎに
寮の台所に立つ・・・なんてことがキツいって最初は
思っていたのに、それから段々レッスン数が増えてくると
寮の近くのスクールだけじゃなくて、電車で1時間以上の
スクールにも行かなきゃいけなくなり、帰宅は更に遅くなる。
そうなると、ナイターレッスンが21時半に終わり、それから
電車に乗って寮に帰ると23時。
それから台所に立ってお米をといでいると、そんな状況に
いる自分が辛くて辛くて、思わず泣きそうになったのを
今でも覚えている。
 
じゃあ外で食べて帰ればいいじゃないか・・・と言われても
その頃は給料を遠征費につぎ込んでいたので超貧乏だったし
何より食べる量が異常だったので、自炊しないと
とてもじゃないけど足りなかった。
でもそういう環境にも人間は慣れるもんだね。
夜遅くても平気で台所に立てるようになったし、料理が
手早くなったうえにレパートリーも増え、そのうち他の寮生の
ご飯まで作ってあげるようになっていった。
 
でも自炊慣れして本当に良かったって思ったのは海外に
行った時だね。
アメリカにいる時もスペインにいる時も、やっぱり長期滞在
していると日本食が恋しくなる。
どこにでも醤油なんかは売っているので、和食は簡単に
作れるし、中華食材店などにはアズキなんかもあったから
アンコも作ったりしたよ。
とにかく自炊することで、バランスのいい食事を摂り続けることが
出来た上に経済的にもかなり助かった。
 
でもそれだけじゃなく、自炊することで寮にいる時は皆で
ご飯を囲むことが出来たし、海外にいる時には色んな選手が
俺のアパートに遊びに来てくれたことが何より嬉しかった。
自炊は最高のコミュニケーション手段であり、色んな不安や
ストレスを解消してくれるって確信したよ。
テニスが上達するには色んな要素が必要だけど、料理っていう
のもテニスには必要なんじゃないかな・・・って思うんだけど。

「上達出来る」選手であれ[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2012/01/26(木) 13:58

「強くなるためにはどうすればいいんだろう。」
皆、そう思いながら頑張っている。
俺も常にそういったことを考えて現役時代を
送っていた。
でも強くなるためには、その前に上達しないと
いけないのだ。
この意味わかるかなぁ。
 
強い選手ってセンスだと思う?
ジョコビッチが強いのはやっぱり才能かな?
フェデラーのテニスは天才だから?
ま、そういう部分もあるだろうが、俺はそう思わないし
本人たちも「才能」なんてことで強さを認めて
もらいたいとは思っていないはず。
 
となると、世界中で頑張っているテニス選手達が
そういう最強の選手のテニスに近づくためには
どうすれば良いのかと言うと、ただ打ち方とか
攻撃パターンを真似するだけでは無理で、まずは彼らと
同じ「成長出来るテニス選手」になることだ。
この「成長できる」ってところが大事。
こういう選手が上達して、その結果強くなるのだ。
 
そういう「成長できる選手」になるにはどうすれば良いか。
まずは自分を見つめて今の状況を分析できること。
今の自分の位置を確かめられない人は、どこかに
飛び込んで現在のレベルをちゃんと把握しよう。
それは大会でもいいし、アカデミーでも良いし、
サークルやチームなんかでも良い。
 
そして学習能力があること、トレーニングや練習などの
自己鍛錬に勤しむことが出来ることも絶対条件。
もちろん自分がそれまで培ってきたことに自信と
誇りを持っていることも大事だね。
自信がなかったり、人の良いとこばかり妬みながら
テニスしている人は上達しにくい。
 
周りとのコミュニケーションが取れないのもダメ。
ずっと家を離れて試合を転々とする遠征生活や
きつくて苦しい練習を毎日し続けるためには、他の
選手仲間やコーチとのコミュニケーションが重要だからね。
海外に飛び出す人は英語はもちろん、本拠地にする
国の言葉も話せないときつくなる。
 
もちろん健康管理などのコンディショニングも
食事や休日の過ごし方で変わってくるので
分かっていないといけない。
 
結局テニスそのものを頑張っても、それ以外の
部分がダメでは全く成長できないんだよ。
それじゃあ勝てない。
選手活動なんて、殆どがストレス。
そんなストレス状態でも耐え忍び、そこから僅かなチャンスを
見つけられる選手こそが、そのレベルを乗り越えて
上に進んでいくんだよ。
 
テレビの画面見て、強い選手を観戦していても
そういった部分は伝わりにくい。
表面的で外見的な強さが目立つ。
だからこそ、強い選手が練習している場所や
大会の会場なんかで彼らの裏の部分を生で見て、
そして接してもらいたい。
強い選手は「強くなる要素」をちゃんと内面にも
持っているってことを感じて欲しい。
強さを求めるなら、上達できる選手になってくれ。

怪我をする前に気を付けろ![てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/08/12(金) 17:29

俺は比較的、故障が少なかった選手だったと思う。
一度靭帯損傷の怪我を負ったけど、それ以外はさほど
深刻な慢性的な怪我に悩まされた記憶はない。
 
それでもたまに、手首、肩、腰なんかは痛くなって
病院行ったりマッサージ行ったりしながら選手活動を
続けていたんだけど、ある程度そういうのを繰り返すと
故障が起こるプロセスが見えて来るもんだ。
 
怪我の原因はまず疲労の蓄積から始まる。
練習や試合で精いっぱいプレーすると、当然疲れる。
でもこの疲労、ストレッチしたりマッサージ行ったり
サプリメント摂ったりしながら、その日のうちに取って
おきたいんだけど、それが出来ずに次の日のプレーまで
残ってしまうと、前の日の疲労の上に更なる疲労が蓄積されてしまう。
 
疲労が溜まれば溜まるほど、筋肉の収縮がスムーズでは
なくなるので、動きが鈍くなるんだけど、頭の中のイメージは
そんな状態でも元気いっぱいのテニスがイメージされる。
だから身体に要求するのは、疲れていてもいつも通りの良い動き。
しかし筋肉は疲労によって固まっているから、収縮が不十分。
結果、筋肉の収縮不足分が筋肉の付け根の腱に及んでしまい
肘だの膝だのに炎症が起きてしまい、「痛い・・・」ってことになる。
 
だからまず、日々のプレーの疲労を次の日に持ちこさないように
することが大事だ。
でもねぇ、それがそう簡単には取り切れないし、多少の疲労は
何も感じなかったりするので、知らず知らず蓄積するんだよ。
マッサージで揉んでもらって初めて
「あっ!そこ筋肉がカチカチだ・・・」と分かったりするのだ。
 
怪我が多い人は、とにかく疲労をその日のうちに取るように。
ストレッチ、サプリメント、食事など色々活用して頑張ってもらいたい。
でも完全には取り切れないので、定期的にマッサージなんかには
行って実際自分の身体を触ってもらって確かめた方が良いと思うよ。
 
それから、肘とか手首が痛い人は炎症が起きているのでもちろん
冷やすことと、プレーを控えることが大事なんだけど、控えたことによって
炎症が無くなり痛みが消えても、炎症が起きた原因の筋肉疲労が
そのまま残っていると、テニスやるとまたすぐに痛くなるので
その根本的な疲労をちゃんと取り除いてね。
 
痛くなる前の疲労段階でしっかり取り除けば、怪我は減るので
メンテナンスはしっかり行ってくれ。

汗をかこう!夏に備えよう![てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/06/09(木) 08:11

日に日に暑さが増して行く。
皆、ちゃんと身体を暑さに慣らしているかな?
暑さに対応するためには、キャップを着用したり
飲み物を摂ったりするのも大事なんだけど、しっかりと
汗をかきやすくするためにも、汗腺を開かせておくことが
重要だよ。
 
だから現役の頃は、このシーズンに入るもう少し前
3月とか4月頃から、暑くない日でもガブガブ水を飲んで、
汗を大量に出そうとしたもんだ。
暑い日は「のど渇いた!!!」って水を自然と飲むけれど
まだ寒かったりする日が多い3月頃は、結構意識して
水分摂取しないと飲まないからねぇ。
3月でも一日水を2リットルは摂取しておきたい。
 
しっかりと汗腺を開かせておくと、ジャンジャン汗をかいてくれて
体温調節がスムーズになり、真夏のカンカン照りの中でも
比較的しっかりプレーが出来る。
ちょっと汗っかきな体質になるけれど、その方がやはり体は
軽く感じる。
 
ちなみに真夏でも2時間以内の運動であれば水だけで十分なんだよ。
スポーツドリンクとかミネラルを補給しなくても良い。
でも、それだとフラフラしてエネルギー不足、ミネラル不足になる人は
朝食、もしくは昼食の摂取が足りない人。
そうなるとスポーツドリンクは必要になるけれど、出来れば食事で
しっかりと栄養補給して、運動時は水だけでOKなようにしておくのが
好ましい。(※2時間以内の運動の場合)
 
ということは、ちゃんと食事で栄養を補っているのに
運動するごとにスポーツドリンクを飲んでいる人は、カロリー過多に
なるんだよ。
「運動しているから・・・」と言ってガブガブ飲んでいる人、気を付けてね。
 
今年の夏も暑いのかな?
しっかり今のうちから正しい水分補給を行い、汗腺を開かせておいて
しっかり真夏もテニスが出来るようにしておこう。

花粉症で喘息発作[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/03/18(金) 15:22

花粉症に苦しむ毎日を送っているが、遂に
花粉症の症状に加えて喘息発作も出てきてしまった。
これは花粉症になると併発されやすいので、この時期
起こりやすいのだ。
ホント、面倒くさい。
 
でも子供の頃は花粉症のシーズンだけじゃなく
一年中この喘息発作が出る危険性があった。
高校生にもなると、随分と元気になったけど風邪を引くと
喘息発作も一緒に出てきてしまい、風邪が治っても発作だけは
1、2カ月消えずに残る。 
実際は苦しいんだけど、それでも部活には出たし
毎日の恒例だった学校の外回り3周のランニングにも出席。
ゲホゲホ咳込みながらも、何とか皆に負けないように
1位でゴールして面目を保つことを考えていた。
発作に立ち向かって意地でも運動をしてやろうという
半ばヤケクソ意識がその頃生まれてきた気がする。
 
もちろん、今現在喘息発作で苦しんでいる人達に
「発作起きても走れよ!」とは言わない。
でも安静にして発作を鎮めるだけじゃなくて、発作起きた時に
ある程度動きながら、発作を沈静化させる方法を
見付けて行かないと体力も無くなるし、自分の体を
コントロールする術も見付けられない。
 
喘息患者は病人ではあるが、呼吸方法や興奮状態の
コントロールで発作を阻止したり、発作起きた時の症状を
抑えたり出来るようになる。
でもその為には体力も必要だし、何よりも行動力が必要だと
感じている。
ただガムシャラに運動すると呼吸が乱れて発作が酷くなり
非常に危険な状態に陥るが、鼻と口を使って安定した
呼吸を保てば、発作時も症状を抑えながら行動できるし
ある程度の運動も可能なのだ。
そのことを喘息患者の方々には是非知ってもらいたい。
 
ただし、この時期花粉症で鼻が詰まってしまい
口でしか呼吸が出来ない・・・・。
早く花粉症終われよ!!
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