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高西トレーニング遍歴[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2012/11/12(月) 16:02

32歳で選手活動を引退したんだけど、一番プレーが
充実していたのは、引退した時だった。
テニスの技術や戦術だけでなく、体力や脚力、それから
反応とか状況判断なんかも全て自己最高の出来だったと思う。
そこに行き着くまでには色んな道を通ったよ。
ハードヒットで打ちまくったり、全てネットに出てみたり
ベースラインからかなり下がって粘りまくったり。
 
テニスだけじゃなく、トレーニングも色んなことをやった。
まず選手活動を始めた20歳頃は、トレーニングを行うという
習慣を身に付けることが大変だったね。
高校の時は強制的に走らされていたから頑張っていたけど
コーチになってから選手になると自主的に
やらなきゃいけないでしょ?
まだまだ試合の結果が出ていなかったから、トレーニングの
重要性なんて感じていなかったしね。
だって負けた原因はどう考えても技術力の無さ。
トレーニングよりもコートに立って練習する事の方が
重要って考えていたんだよ。
 
でもトレーニングの世界に引きずり込んでくれたのは
アグレッシブに頑張っていた先輩コーチたち。
若手の俺を自分のトレーニングメニューに引っ張り込んで
一緒にトレーニングをやったんだけど、誰かと一緒にハードな
トレーニングに打ち込むって連帯感も生まれるし、苦しみも
耐えられる。
そういうのを習慣にしていくと、今度はそのトレーニングで得た
フィジカルの能力を何とかテニスの試合に活かそうと、
気持ちが更にテニスへ向かっていくようになった。
 
トレーニングが習慣化されると、今度はその内容をより
充実させようと、トレーニングをより自分向けに改良するようになった。
自分向けとは、当然その時イメージしていた自分のテニス。
しかも20代前半で若かったから、その頃欲しかった「パワー」を
トレーニングに求めた。
自分のトレーニング知識はまだ無いし、トレーニングジムの
一般向けトレーナーに聞いても物足りないので、この頃から
ちゃんとしたトレーナーを探して、色んなトレーナーから
トレーニングの話を聞いたり実際にメニューを作成してもらったりして
より強く、より速く、そして確実に成果を出せるトレーニングを
行うようになっていく。
 
と同時に、テニスの場はアメリカ、スペインと海外へ移り、
それを経て自分自身がトレーニングに求めるようになったものは
ハイパフォーマンスをどれだけ長時間持続できるか・・・になった。
一発凄いショットが打てても意味がない。
テニスは、いいショットを3時間の試合で続けられないといけないって
感じるようになったんだよ。
トレーニングメニューもより厳しくなったのだが、それを集中力
切らさず、質も落とさず持続させるために、インターバルの時間も
しっかり管理してトレーニングをこなしていくメニューになっていった。
 
しかし20代も後半になっていくと、パワー系、スピード系の
伸び具合が無くなってきたと同時に、疲労の回復が遅くなったことを
感じるようになった。
もともと怪我は少ないタイプの選手だったけど、これじゃあ怪我を
するのも時間の問題。
そこでトレーニングのメニューは、パワーやスピードを生み出す
筋肉を作るだけでなく、それらの大きくて強い筋肉に対して
バランスをとるための筋肉を、水泳やウォーキング、軽い負荷の
チューブなどで補うことで、バランスの良い体作りと筋肉の質にも
こだわってトレーニング。
緊張状態で歯を食いしばってトレーニングしているようじゃ、
質のいい筋肉は作れない。
多少負荷を落としてでも、リラックス状態を保った方がプレーに
いい影響が出るって分かったんだよ。
こういったトレーニングを行った結果、32歳の引退まで自分の
テニスは成長し続けることが出来たのだ。
 
流れとしては、トレーニングの習慣付けから始まり、そこから
パワー系・スピード系のトレーニング、そして今度はそのパワーを
長時間持続させるトレーニング、そして最後はそのパフォーマンスを
連日きっちり怪我なくこなせるようになるためのトレーニングという感じだね。
トレーニングのやり方って色々あるけど、だいたいの人がこの流れに
当てはまるんじゃないかな?
まずはトレーニングしていない人は、習慣付けることから始めよう。
習慣付けない限りは、あまり内容にこだわっても意味がないかも。

サッカーの方がきつかったよ[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2012/03/02(金) 08:39

プレーの調子が上がってきて、試合で結果を
残せるようになってきた時、怪我なんてしてしまうと
本当にショック。
それが慢性的で、ずっとその怪我の痛みと
付き合いながら選手をやっていかないといけない
なんてことになると精神的にもダメージは大きい。
 
俺は幸運にも怪我にはあまり苦しめらなかった
方だと思う。
一度靭帯断裂をやったことがあるけど、大きな靭帯では
無かったから奇跡的に2ヶ月で試合に復帰。
やった瞬間は「あぁ、俺の選手人生終わった」って
思ったけど、意外と俺の体は頑丈だった。
慢性的なのは坐骨神経痛が少々。
でも、これも疲労がかなり溜まった時なので、
マッサージとかストレッチなどで抑えることは出来た。
 
お医者さんとかマッサージの先生によく言われたのが
「高西選手の足腰って、テニス選手っぽくないね。
サッカーとかラグビーみたいな筋肉が付いてるよ。」
ということ。
この筋肉の付き方が、テニスのハードな動きでも
怪我をさせないようにしてくれているらしい。
小学校から中学までやっていたサッカー、
無駄ではなかった。
 
でもそう言えば、サッカーの練習ってきつかった。
試合ももちろんきつかった。
負けているときだけじゃなく、勝っているときもずっと
「攻めろ!!」って一気に前線へ走らなきゃいけないし、
負けていても必死で攻めてくる相手を徹底して
抑え続けないといけないから、動き続けないといけない。
そんな動きを小学校3年生からずっと続けていれば
誰だって足腰は鍛えられるはずだ。
 
じゃあテニスはどうだろう。
高校でテニス部に入ったけど、苦しかったことは
学校の外を走る時と、振り回し練習。
でもこれは練習全体のほんの一部分。
全体としてはずっと走り続けたサッカーに比べると
楽だったし、試合も楽ちんだったよ。
だって、体力使い果たすほど粘り続ける技術も戦術も
持ち合わせていなかったから、試合で「キツイ・・・」って
域まで達することが出来なかった。
「テニスには体力が必要だ・・・」
本気でそう感じたのは社会人になって、色んなテニスを
経験してからなんだよね。
 
皆もそう感じている人、多いんじゃない?
体力を付けることより、技術力を上げたほうが
勝ちやすいんじゃないか・・・って。
でも確かにテニスはそうなんだよ。
ホントに実力差あると、3セットマッチの試合で
息が上がらないどころか、汗を全然かかないで
試合をこなすことが出来る。
技術力って重要だし偉大だね。
 
でも、それは実力差がある場合なんだ。
勝ち上がって、自分と同じレベルと当たったとき、
それから更に勝ち上がって、格上にチャレンジするとき
絶対体力が必要。
だって、チャンスが来るまで、相手がイライラしてくれるまで
粘らないといけないでしょ?
だから、まだまだ技術力が未熟で、「体力より技術力!」
って感じてしまっている段階からちゃんとトレーニングして
体力を付けないといけない。
 
それから最初に言ったように、怪我をしない体を
作るためにも、トレーニングはしないといけないね。
となると、ダッシュとかランニングだけじゃなくて、
オンコートでストップ&ゴーの動き、サイドステップの
移動、屈伸とジャンプの組み合わせなど、テニスの
動きでどれだけハードに毎日頑張っているか・・・になる。
 
皆で頑張って、怪我をしにくい体を作ろう。
いつか、体力が勝敗の鍵を握る試合を
迎えた時のためにもね。

甘ったれるな!トレーニングしろよ![てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/10/25(火) 11:30

テニスを頑張っている皆、トレーニングはやっているだろうか?
そう偉そうに聞いている俺は現在トレーニングお休み中。
もう休んでどのくらいになるだろう・・・。
でも必ず再開させるので、とりあえずは「お休み中」ということに
しておく。
 
現役の頃はもちろんしっかり行っていた。
特に俺のテニスは体力がウリだったからね。
それから、実際25歳を過ぎると、体力は落ちなかったけど疲労が
残るようになってきたので、とにかく身体を良い状態に保つことが
重要だった。
いくらテニスの技術が上がっても、大会の2日目、3日目になると
ガクッと落ちるような身体では勝ち上がれない。
だって、大会って勝ち上がって行けばいくほどタフマッチになるんだから。
 
そのためのトレーニングはとにかく毎日行った。
ほぼ毎日だな。
ただしハードなトレーニングだけじゃない。
負荷を小さくして、ストレッチをするのとさほど変わらない程度の
トレーニングなんかもやるんだよ。
毎日毎日自分の身体をいじめるだけがトレーニングじゃない。
使われていない筋肉や、弱い筋肉に焦点を絞ってじっくり
行うトレーニングや、疲れきって固まっている筋肉をほぐす為の
トレーニングなんかも重要。
何もしない・・・というのも疲労回復になるけど、筋肉が疲れ切ったまま
放置するのは逆に疲労が抜けなかったりするんだよ。
 
だから「大会前はトレーニングやらない」って最初そう思ってたんだけど
だんだん分かって来ると、大会の会場に行っても、ランニングやダッシュ、
チューブトレーニングや道具が無くても出来る簡単な腕立て腹筋は
必ず行っていたし、他の多くの選手も同じようにやっていた。
皆も筋力を増やす為のトレーニングというより、付いた筋肉を状態良く
維持する為って感じだけどね。
とにかくそういう意味では、色んなトレーニングを覚えて、それを常に
ローテーションで回しながら自分の身体を作って行かないといけないんだよ。
 
でもトレーニングってやっぱり、キツイし面倒くさい。
そうするとどうしてもさぼりたくなる。
特に「試合前だから・・・」とか「ちょっと膝の具合が良くないから・・・」と
言って敬遠する人いない?
元気な人はもちろんのこと、怪我を抱えている人も試合前の人も
やるべきトレーニングはたくさんある。
ん?もちろん今の俺もやらないといけない。
さぁ、皆しっかりトレーニングして良い状態でコートに立とう。

さぁ、走り込みを始めよう[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/04/29(金) 00:00

あまり詳しくは覚えていないけど
幼稚園に入園した頃から喘息の発作に苦しむように
なってしまった。
カビに反応するアレルギーだったんだけど、
そのおかげで小学校1、2年生の頃は毎週病院に
行っていたし、発作でよく学校を休んだりしたもんだ。
 
「とにかく身体を丈夫にさせなきゃ」と両親は
俺にスイミングスクールや空手を通わせて、運動させることで
体力を付けさせて喘息に負けないようにしたんだけど、
小学校3年生から始めたサッカーが体力的にも一番きつかった
スポーツだったね。
試合中は走り続けなきゃいけないから、全員でランニングなんかの
トレーニングもあってゼーゼーすぐ発作を起こしながらも、頑張って
走り続けた思い出がある。
 
その小学校時代から、
「体力付けるためにトレーニングをしなきゃいけない」
という意識を持っていたから、その後の人生でトレーニングを
導入する習慣は身に付けやすかったと言える。
体力も脚力も無いと、サッカーの試合では全くと言って良いほど
使い物にならなかったし、俺の場合は体力不足だと喘息の発作が
起きてしまうので、常にトレーニングはしなきゃいけないって思ってた
からね。
 
今現在テニス部にいる中学生、高校生はどう思ってる?
試合やって「負けた」という人がいても、まず
「体力の差で負けた」というレベルの試合内容まで行かない人
多いでしょ?
その前に技術の差の方が目立ってしまうから、どうしても
トレーニングの導入の必要性以上に、もっと技術力を身に付けたいって
思ってしまうんだよ。
正直な話、技術力あれば体力不足も補えちゃったりするし・・・。
 
でもそう思っている中学生、高校生、君達に言っておきたい。
コートに立って技術練習ばかりやって、トレーニングやっていない選手は
勝ち残れるテニスが身に付かない!!
なぜなら、勝負で勝つには、技術力の他に相手と競った時なんかに
とことん粘れる体力が必要。
それからもう一つ重要なのは、精神力。
この精神力って体力が底をつくと、簡単に崩れてしまうんだよね。
 
体力付けていると、試合の後半大事な場面でも気持ちは崩れず
焦らずしっかり一球一球打ち続けられる。
それから技術力も精神的な安定感の下に成り立つ。
皆もコートに立つばかりのテニス練習やってないで、しっかり
走り込んで体力アップを目指さないと、オンコートの練習の
成果が芽を出さない。
さぁ、走り込みを始めよう。

トレーニングは続かない[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2010/11/25(木) 08:40

「これからトレーニングを頑張ります!」
そう言ってきた高校生の選手がいた。
彼は進学する大学のテニス部で練習させてもらい
そこで体力の無さを痛感したらしい。
 
「無理だと思うよ。」
俺は気合入れてそう報告してきた彼にそんな
一言を言った。
「え?無理ですかね?」
「うん、俺の経験上、一人でトレーニング頑張るのは難しい」
 
俺の選手時代はとにかくトレーニングの毎日だった。
3時間の練習でも殆ど走り回る追い込み系のドリルだし
週3日か4日は10キロランニング、それにウィイトトレーニンング
水泳・・・と身体を鍛え続けた。
そうしないと選手は続けられなかったからね。
 
でもまだまだ弱っちかった頃、20歳くらいの時は
そんなにトレーニングしなかった。
と言うより、「よし、今日から毎日走るぞ!」「これから毎日
ウェイトトレーニングするぞ!」と思ってもそんな情熱は
1週間くらいしか続かなかったのだ。
続かない理由は・・・守るべきものがあるかどうかなんだよね。
 
トレーニングをガンガンやっていた20代後半から引退するまでは、
ランキングもあり、そのランキングを上げなきゃいけない、
もっと良いプレーをしなきゃいけない・・・という思いで必死だった。
トレーニングやらなきゃ、それまで築き上げてきたランキングも
自分のテニスも落ちていくからね。
それは勿体ないので、死に物狂いでトレーニングした。
結局は今まで築いてきたものを死守する気持ちがないと
なかなかトレーニングって続かなかったんだよ。
 
じゃあ、その守るべきランキングや地位などが出る前は
どうやってトレーニングを始めることが出来たか・・・・。
俺の場合は、「よし、トレーニングこれから頑張るぞ!」と
思った時、トレーナーにメニューを作ってもらい、定期的に
チェックしてもらうようにした。
自己管理だと自分に甘くなるから・・・。
「記録伸びてないよ。ちゃんとやってるの?」という
第三者の目がないとなかなか続かないんだよ、俺の場合。
 
それからトレーニングをハードにやっているところに飛び込む
ことも重要だな。
俺の場合はちょうどスペインのアカデミーに入ったから、そこで
毎日しっかり走らされた。
さぼりようが無いくらい・・・・・。
そうやって段々テニスの結果に結び付いて来ると、あとは
自分一人でもトレーニングが出来るようになった。
 
「これから、トレーニング頑張るぞ!」
そう思っている君、まずはトレーニングをちゃんと
見てくれる誰かを見付けよう。
さぼった時には「やれよ!」と言ってくれる人。
もちろんトレーナーがいれば一番だけど、友達や
親でも良いと思うよ。
結果が出始めて、トレーニングが定着するまではとにかく
周りの助けを借りて頑張ろう。
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