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てにすまん 高西ともからのメッセージブログ
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言っちゃいけない言葉[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2012/04/30(月) 10:22
試合中に自分と対話をすることが多い。
シングルスはコート上で一人っきりだから
もちろんのこと、ダブルスの時もやっぱり
ボールを追いかけながらだとか、サーブを打つ前に
ボールをバウンドさせている時だとか、ネット前で
ポーチを狙っている時なんかに、語りかけて
自分自身へメッセージを送る。
そのメッセージは自分が自分に送るので、
その時の自分自身の状況によってかなり変化が
あるし、その言葉によって結果が大きく変わる。
まだまだヘタッピだった頃の俺なんか、サーブを
打つ前に準備している俺に、俺自身が
「ダブルフォルトするんじゃない・・・・?」だとか
チャンスボールを打ち込む直前の俺に
「ミスったらどうする・・・・?」なんて不安を煽るような
ことを言うもんだから、それによって腕が縮こまって
しまったり、腰が引けたりしてしまうことはしょっちゅう
だったよ。
段々試合経験も増えて、テニスというものが分かってくると
自分が自分にどういう言葉を掛けてあげれば有効的で
何がダメなのかが分かってきて、あまり自分へマイナスに
なるような言葉は少なくなってきた。
感情的になっている自分には
「一回深呼吸してみようよ」とか、ビビっている
「俺は強いんだから、絶対大丈夫」って言い聞かせたり
汚いジャッジの相手には
「いつかあいつにも天罰下るさ。それより自分のテニスを
し続けよう」って感じで、いいプレーをしやすいモードに
するための言葉を用意出来るようになったんだよ。
この言葉のチョイスを間違えると大変だ。
ただテニスを練習するだけじゃなくて、そういった自分への
声掛けのことも普段からちゃんと考えておかないといけないね。
ネガティブな言葉を掛けるのは当然ダメなんだけど、
意外とちゃんとした言葉を掛けているつもりだけど
実はマイナスに作用しやすい言葉があるんだよ。
それは「丁寧に・・・・」とか「ボールをよく見て」という言葉。
だいたいミスをしてしまった後のプレーの時とか、
大事なポイントの最中に思ってしまうんだけど、
俺の今までの経験でこの言葉を自分自身に掛けたことで
結果が良かったことは殆どない。
それどころか、足が止まり打点を落とし、スィングスピードまで
中途半端になって振り切れなくなってしまう。
逆にそういう場面で効果的だった言葉は
「相手をびびらせてやれ!」とか
「永久にラリーを続けてやる!」とか、
「ここでネットプレー混ぜれば面白いかも」と言った
戦術を絡めた言葉。
あまり細かい技術の事とか、「頑張れ」みたいな
抽象的な表現は分かりにくいからね。
結局自分との対話が上手く出来るようになり、
苦しい時には助けてくれる言葉、チャンスの時には
その勢いや流れを活かしてくれる言葉を掛けられるように
なるってことは、自分の中にもう一人別の自分を
作るような感じなのかな?
常に冷静で、しかも自分を信じて応援してくれる、
そんな存在を作れれば、自ずと効果的な言葉を
試合中に掛けられるようになると思う。
さて、皆の中にいるもう一人の自分は、ちゃんと
試合中に効果的な言葉を掛けてくれているかな?
シングルスはコート上で一人っきりだから
もちろんのこと、ダブルスの時もやっぱり
ボールを追いかけながらだとか、サーブを打つ前に
ボールをバウンドさせている時だとか、ネット前で
ポーチを狙っている時なんかに、語りかけて
自分自身へメッセージを送る。
そのメッセージは自分が自分に送るので、
その時の自分自身の状況によってかなり変化が
あるし、その言葉によって結果が大きく変わる。
まだまだヘタッピだった頃の俺なんか、サーブを
打つ前に準備している俺に、俺自身が
「ダブルフォルトするんじゃない・・・・?」だとか
チャンスボールを打ち込む直前の俺に
「ミスったらどうする・・・・?」なんて不安を煽るような
ことを言うもんだから、それによって腕が縮こまって
しまったり、腰が引けたりしてしまうことはしょっちゅう
だったよ。
段々試合経験も増えて、テニスというものが分かってくると
自分が自分にどういう言葉を掛けてあげれば有効的で
何がダメなのかが分かってきて、あまり自分へマイナスに
なるような言葉は少なくなってきた。
感情的になっている自分には
「一回深呼吸してみようよ」とか、ビビっている
「俺は強いんだから、絶対大丈夫」って言い聞かせたり
汚いジャッジの相手には
「いつかあいつにも天罰下るさ。それより自分のテニスを
し続けよう」って感じで、いいプレーをしやすいモードに
するための言葉を用意出来るようになったんだよ。
この言葉のチョイスを間違えると大変だ。
ただテニスを練習するだけじゃなくて、そういった自分への
声掛けのことも普段からちゃんと考えておかないといけないね。
ネガティブな言葉を掛けるのは当然ダメなんだけど、
意外とちゃんとした言葉を掛けているつもりだけど
実はマイナスに作用しやすい言葉があるんだよ。
それは「丁寧に・・・・」とか「ボールをよく見て」という言葉。
だいたいミスをしてしまった後のプレーの時とか、
大事なポイントの最中に思ってしまうんだけど、
俺の今までの経験でこの言葉を自分自身に掛けたことで
結果が良かったことは殆どない。
それどころか、足が止まり打点を落とし、スィングスピードまで
中途半端になって振り切れなくなってしまう。
逆にそういう場面で効果的だった言葉は
「相手をびびらせてやれ!」とか
「永久にラリーを続けてやる!」とか、
「ここでネットプレー混ぜれば面白いかも」と言った
戦術を絡めた言葉。
あまり細かい技術の事とか、「頑張れ」みたいな
抽象的な表現は分かりにくいからね。
結局自分との対話が上手く出来るようになり、
苦しい時には助けてくれる言葉、チャンスの時には
その勢いや流れを活かしてくれる言葉を掛けられるように
なるってことは、自分の中にもう一人別の自分を
作るような感じなのかな?
常に冷静で、しかも自分を信じて応援してくれる、
そんな存在を作れれば、自ずと効果的な言葉を
試合中に掛けられるようになると思う。
さて、皆の中にいるもう一人の自分は、ちゃんと
試合中に効果的な言葉を掛けてくれているかな?
スマッシュorハイボレー?[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2012/04/27(金) 09:10
スマッシュって攻撃的なショットだけど
ミスしやすいショットでもあるよね。
何となく繋げるって意外と難しいから、思い切って
振り抜いて決めに行った方が良かったりするけど
ロブが深かったり、高々と上がったり、
大事な場面でドキドキしている状況の時には
決めるなんてことが難しくなる。
なのでスライス系やトップスピン系などの回転を
しっかりかけたスマッシュが必要になるのだ。
でもロブ処理をしっかり安定させたいなら、もう一つ
ハイボレーって存在も重要なんだよね。
相手のロブをハイボレーで処理した時のメリットは
まず振り抜くショットじゃないから、威力はないけど
緊張したドキドキ場面でも比較的使用しやすい。
それから、深く下がらされたロブに対して、こちらも
ハイボレーでロブを上げ返して、ディフェンシブに
対応することが出来るんだよ。
しかし攻撃的なメリットもある。
例えば相手の上げたロブがそんなに厳しくなかったら
相手はどうする?
後ろへ下がって手堅く守ろうとするでしょ?
そんな相手にスマッシュを叩きつけても、後ろにいる相手は
超守りのポジションだから、そのスマッシュを拾いまくって、
また何度もロブを上げるというパターンになりやすい。
それでもちゃんと最後はスマッシュで決められるなら
問題ないけど、2本、3本と返されていくうちに、だんだん
スマッシュ打つ手に力が入ってしまって、結局最後は
スマッシュミス・・・なんてよくあるでしょ?
そういう状況で、ハイボレーを使えるとアングル系の
ショットやネット前に落とすというショットを打つことが出来る。
もちろんスマッシュでも、しっかり回転を掛けて打つことが
出来れば、アングルに打つことは出来るが、技術的には
ハイボレーの方がやりやすい。
ネット前に落とす・・・なんてこともスマッシュは無理だしね。
スマッシュ対策で後ろへ下がっている相手にとっては
これをされると返しづらい。
でもこのスマッシュとハイボレーの使い分け、
ロブが上がった瞬間、まずスマッシュを打とうとして
しまうと、そこから急にハイボレーへ切り替えにくい。
だから相手がロブを上げた瞬間、まずハイボレーを意識した
構えを作っておいて、そのままハイボレーで打つか
スマッシュに切り替える形にした方がやりやすい。
もちろんロブが上がった瞬間、「スマッシュ!」って決めて
何度も何度もロブで返球されても、スマッシュを打ち込み
続けるっていうパターンでもいいよ。
でもスマッシュ打ち続ける自信がない人、スマッシュで左右の
コントロールが出来ない人、何よりロブ上がった瞬間ビビって
しまう人なんかは、ロブ上がった瞬間にまずハイボレーを
準備しておいて、そこからスマッシュ打てそうなら
スマッシュに切り替え、ハイボレーの方が良ければハイボレー
って選択肢を作っておくと便利。
意識してやってみよう!!
ミスしやすいショットでもあるよね。
何となく繋げるって意外と難しいから、思い切って
振り抜いて決めに行った方が良かったりするけど
ロブが深かったり、高々と上がったり、
大事な場面でドキドキしている状況の時には
決めるなんてことが難しくなる。
なのでスライス系やトップスピン系などの回転を
しっかりかけたスマッシュが必要になるのだ。
でもロブ処理をしっかり安定させたいなら、もう一つ
ハイボレーって存在も重要なんだよね。
相手のロブをハイボレーで処理した時のメリットは
まず振り抜くショットじゃないから、威力はないけど
緊張したドキドキ場面でも比較的使用しやすい。
それから、深く下がらされたロブに対して、こちらも
ハイボレーでロブを上げ返して、ディフェンシブに
対応することが出来るんだよ。
しかし攻撃的なメリットもある。
例えば相手の上げたロブがそんなに厳しくなかったら
相手はどうする?
後ろへ下がって手堅く守ろうとするでしょ?
そんな相手にスマッシュを叩きつけても、後ろにいる相手は
超守りのポジションだから、そのスマッシュを拾いまくって、
また何度もロブを上げるというパターンになりやすい。
それでもちゃんと最後はスマッシュで決められるなら
問題ないけど、2本、3本と返されていくうちに、だんだん
スマッシュ打つ手に力が入ってしまって、結局最後は
スマッシュミス・・・なんてよくあるでしょ?
そういう状況で、ハイボレーを使えるとアングル系の
ショットやネット前に落とすというショットを打つことが出来る。
もちろんスマッシュでも、しっかり回転を掛けて打つことが
出来れば、アングルに打つことは出来るが、技術的には
ハイボレーの方がやりやすい。
ネット前に落とす・・・なんてこともスマッシュは無理だしね。
スマッシュ対策で後ろへ下がっている相手にとっては
これをされると返しづらい。
でもこのスマッシュとハイボレーの使い分け、
ロブが上がった瞬間、まずスマッシュを打とうとして
しまうと、そこから急にハイボレーへ切り替えにくい。
だから相手がロブを上げた瞬間、まずハイボレーを意識した
構えを作っておいて、そのままハイボレーで打つか
スマッシュに切り替える形にした方がやりやすい。
もちろんロブが上がった瞬間、「スマッシュ!」って決めて
何度も何度もロブで返球されても、スマッシュを打ち込み
続けるっていうパターンでもいいよ。
でもスマッシュ打ち続ける自信がない人、スマッシュで左右の
コントロールが出来ない人、何よりロブ上がった瞬間ビビって
しまう人なんかは、ロブ上がった瞬間にまずハイボレーを
準備しておいて、そこからスマッシュ打てそうなら
スマッシュに切り替え、ハイボレーの方が良ければハイボレー
って選択肢を作っておくと便利。
意識してやってみよう!!
海外行くなら手土産持参で[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2012/04/26(木) 13:20
今までアメリカとスペインで選手活動を
行なったんだけど、この二つは俺のテニス人生を
大きく変えてくれた。
色んなことを学ぶことが出来たよ。
その中で一番「そうか!!!」って思ったことは何かと
言うと、「日本にいてもテニスって強くなるんだ」って
ことなんだよね。
海外でプレーしたからって、そんな特別なことはやらない。
日本と同じテニスコートで、同じテニスのラケットとボールで
行うんだから。
ただ打ち合っている相手が外国人で、指導してくれるコーチが
英語かスペイン語で指導してくれる・・・ただそれだけ。
海外で選手活動して初めて「日本でももっと頑張ろう」って
思えたんだよ。
でもそれは「行く価値が無い」ということではない。
行った価値は大いにあった。
強い選手も多かったし、良い大会もたくさんある。
ちょっと日本では経験できないことは圧倒的に多い。
それからやっぱり「俺は海外で活動したんだ!」って
自負もかなり自信として自分のテニスに上乗せされる。
だけど、逆にこればっかり意識し過ぎてダメになるヤツも
たくさん見てきた。
そういうヤツは「海外で活動さえしていれば何とかなる」
という手ぶらで日本から来た人達だったんだよ。
基本的に海外に行くってことはどういうことかと言うと
ちゃんと何かを携えて行かなきゃいけないって事。
「海外」ってものが自分に何かを与えてくれると思ったら
大間違い!!!!
ちゃんと自分で体力なり、言語なり、当然テニスなり、
用意しておいて、「俺はこれを世界にぶつけてやる!!」という
意気込みで日本から来ないといけない。
手ぶらじゃだめだよ!
ちゃんと手土産を持って行ってこそ海外は価値がある。
偉そうに言ってる俺も最初はダメダメだった。
初めて行ったアメリカは、全く何も考えずに行ったので
更に問題外だけど、24才の時行ったスペインは
完全に「スペインが俺を強くしてくれる」って思ったよ。
でもそうじゃないってことに気が付き、27才の時にもう一度
スペインにトライした。
その時は、言語を勉強し直し、更に自分なりのテニスを
確立して臨んだ。
その方が効果は絶大だった。
でも同じ気持ちを持って、もっと日本でも活動すれば
まだまだ日本でも成長出来そうだ・・・とも気が付いた。
自分なりに自信持って用意したものをスペインで
発表するか、日本のテニス界で発表するかの違いなだけで
たかだが日本で100位以内の選手であれば、
まだまだ日本国内でもぶつかっていく価値のあるところは
残されているって感じた。
日本でトップクラスになって海外をステージとして戦えるので
あれば、世界で戦えば良いけど、日本のステージをアッと
驚かせたいから、海外で秘密特訓なんてパターンは
余計にダメになってしまう。
でもね、やっぱり「日本でもまだまだテニスを伸ばせるんだ」って
ことをちゃんと海外に行って感じられたのはある意味
良かったのかも。
一度も海外で選手活動しないまま引退するよりね。
そういう意味では、海外での選手活動に憧れている人には
一度行ってトライしてもらいたい。
でも手ぶらで行かないで、ちゃんとそれなりに自信持って
「どうだ!」って言えるモノを用意していかないとダメだよ。
海外が何かを与えてくれると思ったら大間違いだから!!
行なったんだけど、この二つは俺のテニス人生を
大きく変えてくれた。
色んなことを学ぶことが出来たよ。
その中で一番「そうか!!!」って思ったことは何かと
言うと、「日本にいてもテニスって強くなるんだ」って
ことなんだよね。
海外でプレーしたからって、そんな特別なことはやらない。
日本と同じテニスコートで、同じテニスのラケットとボールで
行うんだから。
ただ打ち合っている相手が外国人で、指導してくれるコーチが
英語かスペイン語で指導してくれる・・・ただそれだけ。
海外で選手活動して初めて「日本でももっと頑張ろう」って
思えたんだよ。
でもそれは「行く価値が無い」ということではない。
行った価値は大いにあった。
強い選手も多かったし、良い大会もたくさんある。
ちょっと日本では経験できないことは圧倒的に多い。
それからやっぱり「俺は海外で活動したんだ!」って
自負もかなり自信として自分のテニスに上乗せされる。
だけど、逆にこればっかり意識し過ぎてダメになるヤツも
たくさん見てきた。
そういうヤツは「海外で活動さえしていれば何とかなる」
という手ぶらで日本から来た人達だったんだよ。
基本的に海外に行くってことはどういうことかと言うと
ちゃんと何かを携えて行かなきゃいけないって事。
「海外」ってものが自分に何かを与えてくれると思ったら
大間違い!!!!
ちゃんと自分で体力なり、言語なり、当然テニスなり、
用意しておいて、「俺はこれを世界にぶつけてやる!!」という
意気込みで日本から来ないといけない。
手ぶらじゃだめだよ!
ちゃんと手土産を持って行ってこそ海外は価値がある。
偉そうに言ってる俺も最初はダメダメだった。
初めて行ったアメリカは、全く何も考えずに行ったので
更に問題外だけど、24才の時行ったスペインは
完全に「スペインが俺を強くしてくれる」って思ったよ。
でもそうじゃないってことに気が付き、27才の時にもう一度
スペインにトライした。
その時は、言語を勉強し直し、更に自分なりのテニスを
確立して臨んだ。
その方が効果は絶大だった。
でも同じ気持ちを持って、もっと日本でも活動すれば
まだまだ日本でも成長出来そうだ・・・とも気が付いた。
自分なりに自信持って用意したものをスペインで
発表するか、日本のテニス界で発表するかの違いなだけで
たかだが日本で100位以内の選手であれば、
まだまだ日本国内でもぶつかっていく価値のあるところは
残されているって感じた。
日本でトップクラスになって海外をステージとして戦えるので
あれば、世界で戦えば良いけど、日本のステージをアッと
驚かせたいから、海外で秘密特訓なんてパターンは
余計にダメになってしまう。
でもね、やっぱり「日本でもまだまだテニスを伸ばせるんだ」って
ことをちゃんと海外に行って感じられたのはある意味
良かったのかも。
一度も海外で選手活動しないまま引退するよりね。
そういう意味では、海外での選手活動に憧れている人には
一度行ってトライしてもらいたい。
でも手ぶらで行かないで、ちゃんとそれなりに自信持って
「どうだ!」って言えるモノを用意していかないとダメだよ。
海外が何かを与えてくれると思ったら大間違いだから!!
オマケを期待した攻撃を[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2012/04/25(水) 02:20
テニスで「決めようとする人vs粘ろうとする人」という
対決があると、粘ろうとする人が勝ちやすい。
決めようとすることはミスと背中合わせ。
リスクが大きいからね。
だからテニスは決めることよりも、相手にミスしてもらって
ポイントを重ねないといけない。
じゃあ攻撃はいらない?
いやいや、その攻撃って必要だよ。
でも、「攻撃」ってそもそも相手にミスを促すための
手段なのだ。
だから、攻撃をガンガン仕掛けてもいいが、
それによってどの位相手からミスをプレゼント
してもらっているか冷静に判断しなきゃいけない。
ミスを全然もらえないで、ガンガン攻撃しているのは
かなり危険だよ。
分かりやすい例で言うと、ダブルスの時のボレーの
ポーチがそうだね。
「ポーチに出る」という行為はかなりリスクが大きいでしょ?
それでもストレートに抜かれる危険性があるのに、
ポーチに出るのはどうしてだろう?
もしポーチを一本も出なけりゃ、相手から一本も
ストレートを抜かれずに済むかもしれない。
それでもポーチに出るということを一度でも
やってしまえば、相手が「また出てくるかも・・・」と
気にしながらプレーしなきゃいけなくなる分、ミスして
くれる可能性がグーンと上がるのだ。
ポーチに出るときは、目の前のその1ポイントだけじゃ
なくて、その後の影響をちゃんと見越して、計算に
入れているか・・・なんだよね。
その辺りの、敢えてリスクを犯してまで行う攻撃と
その攻撃の効果でミスをもらう割合って、1ゲームという枠で
考えると分かりやすい。
1ゲームって4ポイント取れば良いわけでしょ?
もちろんデュースまでもつれた場合はもう少し多く
やらないといけないが、その4ポイントを「決める」と
「ミスもらう」とどういう割合で構成していくのか・・・を
しっかり考えてみよう。
俺の場合、思い切った攻撃での得点は4ポイント中
1ポイントにしておきたい。
相手が格下だったとしてもだね。
その代わり、その思い切った攻撃の影響で相手から
2ポイントはミスをもらいたい。
じゃあもう1ポイントは・・・・?
思い切った攻撃を仕掛けた分、とことん粘り抜いた末に
地味な形でポイントゲット・・・というパターンを狙うのだ。
「粘り勝ち」的なポイントだね。
ここで安定感を見せることが出来ると、また奇襲作戦的な
思い切った攻撃の効果が出てくるんだよ。
もちろん毎ゲーム、こう思い通りに行くわけじゃない。
だけどある程度この割合というか、ポイントを取るパターンの
種類をちゃんと決めておかないと、思わず4ポイントとも
自分のナイスプレーで決めてしまいたくなるし、場合に
よっては逆にビビって、チャンスが来ているのに、4ポイントとも
相手からミスもらおうとして、逆に怖じ気付くことも多いんだよ。
でもこのパターンが上手く続いて、良い流れが出来たら
4ポイントとも相手ミスで楽ちんテニスってことになりやすいし
その流れのまま試合終了が一番嬉しいかな。
そうするためにも、良い流れを作り、そして相手から
ミスをもらうための攻撃をちゃんと序盤に
見せておきたいもんだ。
ただし!!!上手く華麗に決まっても、調子に乗って
続けて、連続思い切った攻撃をしないように!!
対決があると、粘ろうとする人が勝ちやすい。
決めようとすることはミスと背中合わせ。
リスクが大きいからね。
だからテニスは決めることよりも、相手にミスしてもらって
ポイントを重ねないといけない。
じゃあ攻撃はいらない?
いやいや、その攻撃って必要だよ。
でも、「攻撃」ってそもそも相手にミスを促すための
手段なのだ。
だから、攻撃をガンガン仕掛けてもいいが、
それによってどの位相手からミスをプレゼント
してもらっているか冷静に判断しなきゃいけない。
ミスを全然もらえないで、ガンガン攻撃しているのは
かなり危険だよ。
分かりやすい例で言うと、ダブルスの時のボレーの
ポーチがそうだね。
「ポーチに出る」という行為はかなりリスクが大きいでしょ?
それでもストレートに抜かれる危険性があるのに、
ポーチに出るのはどうしてだろう?
もしポーチを一本も出なけりゃ、相手から一本も
ストレートを抜かれずに済むかもしれない。
それでもポーチに出るということを一度でも
やってしまえば、相手が「また出てくるかも・・・」と
気にしながらプレーしなきゃいけなくなる分、ミスして
くれる可能性がグーンと上がるのだ。
ポーチに出るときは、目の前のその1ポイントだけじゃ
なくて、その後の影響をちゃんと見越して、計算に
入れているか・・・なんだよね。
その辺りの、敢えてリスクを犯してまで行う攻撃と
その攻撃の効果でミスをもらう割合って、1ゲームという枠で
考えると分かりやすい。
1ゲームって4ポイント取れば良いわけでしょ?
もちろんデュースまでもつれた場合はもう少し多く
やらないといけないが、その4ポイントを「決める」と
「ミスもらう」とどういう割合で構成していくのか・・・を
しっかり考えてみよう。
俺の場合、思い切った攻撃での得点は4ポイント中
1ポイントにしておきたい。
相手が格下だったとしてもだね。
その代わり、その思い切った攻撃の影響で相手から
2ポイントはミスをもらいたい。
じゃあもう1ポイントは・・・・?
思い切った攻撃を仕掛けた分、とことん粘り抜いた末に
地味な形でポイントゲット・・・というパターンを狙うのだ。
「粘り勝ち」的なポイントだね。
ここで安定感を見せることが出来ると、また奇襲作戦的な
思い切った攻撃の効果が出てくるんだよ。
もちろん毎ゲーム、こう思い通りに行くわけじゃない。
だけどある程度この割合というか、ポイントを取るパターンの
種類をちゃんと決めておかないと、思わず4ポイントとも
自分のナイスプレーで決めてしまいたくなるし、場合に
よっては逆にビビって、チャンスが来ているのに、4ポイントとも
相手からミスもらおうとして、逆に怖じ気付くことも多いんだよ。
でもこのパターンが上手く続いて、良い流れが出来たら
4ポイントとも相手ミスで楽ちんテニスってことになりやすいし
その流れのまま試合終了が一番嬉しいかな。
そうするためにも、良い流れを作り、そして相手から
ミスをもらうための攻撃をちゃんと序盤に
見せておきたいもんだ。
ただし!!!上手く華麗に決まっても、調子に乗って
続けて、連続思い切った攻撃をしないように!!
自分に合ったストロークって?[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2012/04/24(火) 12:09
テニスが上手い人って皆同じストロークの打ち方を
しているかって言うと、微妙に違っている。
あまりに個性的な人はいないが、グリップや
軸足の使い方、テイクバックなんかが違うよね。
なんでなんだろう?
でもどの打ち方も合理的でスムーズに見えてくる。
実際自分に合ったフォームはどの選手のどういう
ストロークの打ち方なんだろう。
まずトッププロの選手たちのフォームをそのまま
コピーすればいいかって言うとそれはちょっと違う。
だってあの打ち方はあの選手の筋力と体力、そして
スィングスピードやボールのバウンド感覚なんかが
あってこその打ち方となる。
もっと言えば、相手もまた同じレベルの選手だからこそ
あの打ち方のテニスが必要なのだ。
それがまだまだ筋力も未発達でスィングスピードも
ろくに上がらない人が、ナダルが好きだからって言って
そのまま同じグリップで同じフォームにしても
あのフォアハンドは当然打てないよ。
それどころか、ショートラリーでさえ難しくなる。
まずフォームを作る上で基準となるのは
「どういうショットを打ちたいか」というプランである。
もちろん速くてパワフルショットは打ちたいだろうが、
現実的に試合中の状況を考えると、安定したショットが
欲しいでしょ?
となると、ネットに掛かりにくくするために、「持ち上げる」という
要素と、ネットを超えた後に、相手コートの枠にちゃんと
入ってくれる「落ちる」という要素が必要になる。
まず「持ち上げる」という要素のためには上下動のスィングが
必要になるんだけど、そこで前足、後ろ足、どちらをメインにした
軸足でラケットを持ち上げるかが決まってくる。
軸足が決まると、打点の位置とテイクバックの形が
決まってくるでしょ?
それから持ち上げる要素はラケットの上下動だけじゃなくて
ライジングでも得られるんだけど、ライジングを活用するなら
被せた面が欲しいので、グリップの持ち方もライジングを
意図的に多用する人、もしくは相手選手が深いショットや
速いショットを打ってくるため、強制的にライジングになる状況が
多い選手は厚いグリップが必要になってくる。
「落ちる」という要素はボールの失速と回転量が関係してくる。
失速で相手コートに入れるのは当然ゆっくりのショットのみ。
だからスィングスピードがゆっくりの人ほど、回転量が少ない状態で
枠に入るのでグリップはあまり面を被せない薄いグリップ。
そんな人が、回転が掛かりやすい厚いグリップで打ってると、
回転ばかり多過ぎて浅くなってしまう。
だからスィングスピードが速くなればなるほど、「落ちる」要素は
回転に頼らないといけないから、グリップも厚くなるんだよ。
もちろん試合中ずっと同じショットを打ち続けるわけでは
無いから、打ち方も色々と種類を持っておかないといけないの
だけれど、一番メインとなるオーソドックスなフォアとバックの
ストロークはちゃんと自分の打ち方を作っておきたい。
ボールを「持ち上げる」ことと「落ちる」という二つの要素を
ちゃんと取り入れ、あとは自分のスィングスピードや軸足の
使い方、ライジングを多用するのかどうかを見極めながら
グリップの握り方、打点の場所、テイクバックの大きさなんかを
考えながら練習すれば、自分にあった打ち方が出来上がって
くるんだよ。
でもね、色んな選手が色んな打ち方をしているけど
選手それぞれ、最初からその打ち方を目指したわけじゃない。
練習と試合を繰り返しながら、「もっと弾道を高く!」とか
「もっと回転をかけよう!」、「もっとスピード出したい!」なんて
感じで、オンコートで自分が打った結果を見ながら、
その結果自体を調整しているうちに、そういうグリップ、
そういうテイクバックや打点、フォロースルーが
出来上がってきたんだよ。
皆もトッププロの選手たちの打ち方を参考にするのは
良いけど、完全コピーじゃなくて基本的には自分の
状況を考え、自分自身で打った結果を調整しながら
フォームを作り上げてもらいたいね。
しているかって言うと、微妙に違っている。
あまりに個性的な人はいないが、グリップや
軸足の使い方、テイクバックなんかが違うよね。
なんでなんだろう?
でもどの打ち方も合理的でスムーズに見えてくる。
実際自分に合ったフォームはどの選手のどういう
ストロークの打ち方なんだろう。
まずトッププロの選手たちのフォームをそのまま
コピーすればいいかって言うとそれはちょっと違う。
だってあの打ち方はあの選手の筋力と体力、そして
スィングスピードやボールのバウンド感覚なんかが
あってこその打ち方となる。
もっと言えば、相手もまた同じレベルの選手だからこそ
あの打ち方のテニスが必要なのだ。
それがまだまだ筋力も未発達でスィングスピードも
ろくに上がらない人が、ナダルが好きだからって言って
そのまま同じグリップで同じフォームにしても
あのフォアハンドは当然打てないよ。
それどころか、ショートラリーでさえ難しくなる。
まずフォームを作る上で基準となるのは
「どういうショットを打ちたいか」というプランである。
もちろん速くてパワフルショットは打ちたいだろうが、
現実的に試合中の状況を考えると、安定したショットが
欲しいでしょ?
となると、ネットに掛かりにくくするために、「持ち上げる」という
要素と、ネットを超えた後に、相手コートの枠にちゃんと
入ってくれる「落ちる」という要素が必要になる。
まず「持ち上げる」という要素のためには上下動のスィングが
必要になるんだけど、そこで前足、後ろ足、どちらをメインにした
軸足でラケットを持ち上げるかが決まってくる。
軸足が決まると、打点の位置とテイクバックの形が
決まってくるでしょ?
それから持ち上げる要素はラケットの上下動だけじゃなくて
ライジングでも得られるんだけど、ライジングを活用するなら
被せた面が欲しいので、グリップの持ち方もライジングを
意図的に多用する人、もしくは相手選手が深いショットや
速いショットを打ってくるため、強制的にライジングになる状況が
多い選手は厚いグリップが必要になってくる。
「落ちる」という要素はボールの失速と回転量が関係してくる。
失速で相手コートに入れるのは当然ゆっくりのショットのみ。
だからスィングスピードがゆっくりの人ほど、回転量が少ない状態で
枠に入るのでグリップはあまり面を被せない薄いグリップ。
そんな人が、回転が掛かりやすい厚いグリップで打ってると、
回転ばかり多過ぎて浅くなってしまう。
だからスィングスピードが速くなればなるほど、「落ちる」要素は
回転に頼らないといけないから、グリップも厚くなるんだよ。
もちろん試合中ずっと同じショットを打ち続けるわけでは
無いから、打ち方も色々と種類を持っておかないといけないの
だけれど、一番メインとなるオーソドックスなフォアとバックの
ストロークはちゃんと自分の打ち方を作っておきたい。
ボールを「持ち上げる」ことと「落ちる」という二つの要素を
ちゃんと取り入れ、あとは自分のスィングスピードや軸足の
使い方、ライジングを多用するのかどうかを見極めながら
グリップの握り方、打点の場所、テイクバックの大きさなんかを
考えながら練習すれば、自分にあった打ち方が出来上がって
くるんだよ。
でもね、色んな選手が色んな打ち方をしているけど
選手それぞれ、最初からその打ち方を目指したわけじゃない。
練習と試合を繰り返しながら、「もっと弾道を高く!」とか
「もっと回転をかけよう!」、「もっとスピード出したい!」なんて
感じで、オンコートで自分が打った結果を見ながら、
その結果自体を調整しているうちに、そういうグリップ、
そういうテイクバックや打点、フォロースルーが
出来上がってきたんだよ。
皆もトッププロの選手たちの打ち方を参考にするのは
良いけど、完全コピーじゃなくて基本的には自分の
状況を考え、自分自身で打った結果を調整しながら
フォームを作り上げてもらいたいね。
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