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足元のボレー[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2010/10/07(木) 15:22
テニスは技術とか体力、脚力なんかが
要求されるスポーツなのだが、判断力も要求される。
打つべきか、それとも繋げるべきか・・・。
ネットに出るべきか、それともベースラインにいるべきか・・・。
クロスに打つべきか、それともストレートか・・・。
ボールを打つたびに選択を迫られ、それを的確に
判断していかないといけないのだ。
その判断場面があまり無ければプレーに集中しやすいが
残念ながらレベルが上がれば上がるほど、やらないと
いけないことが増えてきて、選択力、判断力が問われるのだ。
アプローチしてネットに出る時もそう。
ベースラインからネットに向かってダッシュしたとしても、
基本的には一度中途半端なポジションでボレーを
しないといけない。
そういう中途半端なポジションはもちろん足元のボレーが
多くなり、判断力が問われる。
そんな足元ボレーで一番難しいのがハーフボレー。
打つ直前にバウンドするので言ってしまえばストロークなのだが
ポジション的にボレーと呼ばれている、あれです。
一度直前にバウンドするというのがあるので、非常に打ちにくく
感じてしまうが、ラケット面さえちゃんと切り替えが出来れば
何とかなるもんです。
その代わり、一度直前にバウンドして跳ね上がって来るボールを
打つ訳だから、しっかりと下向きのラケット面で、ストロークでの
ライジングショットと同じような形で対応する事と
しっかり前に取りに行って、前重心を維持しながらボールを
捕らえられるようにすること。
もし後ろに重心掛かりながら打っているのであれば、それは
ハーフボレーじゃなくて、もう少し踏み込んでノーバウンドボレーを
しなきゃいけないはずだ。
という事は、足元のボレーに強くなるには、意地でも前重心を
しっかりと維持しながらプレーすればいいわけだ。
さぁ、足元のボレー処理に強くなって、皆もどんどんベースラインから
親子テニス[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2010/10/06(水) 14:04
久し振りに父とテニスをした。
来年で64歳になる父なのだが、まだまだ元気で
毎日コートに立ってテニスをしている。
もうすぐ始まる全日本ベテラン選手権の60歳以上の部で
優勝狙っているのだ。
過去何度も日本一になっている父は、とにかく強い。
結果はもちろん引退したと言っても俺の方が上なので
6-1で勝利。
でも父に勝てるようになったのはここ4,5年のこと
じゃないだろうか。
それまでは圧倒的に父の方が強かった。
俺が高校でテニス始めたのはもちろん父の影響。
でも「憧れて・・・」と言うより、家にラケットが何本も
転がっていたからかな。
そんなに深くは考えていなかった。
もちろん高校の頃は父に手も足も出ない。
そんな俺をもっと上手くさせようと、たまにテニスクラブへ
連れて行かれて一緒にテニスをやったけど、相手にならない
どころか、父のアドバイスの仕方が気に入らなかった。
だから一緒にテニスをやるのは嫌だった。
悔しさもあったんだろうが、とにかく父からのアドバイスを
素直に受け入れられなかったんだ。
今はもう俺の方が上だし、俺はコーチと言う立場だから
父親よりももっと専門的な目でテニスを見る事が出来るので
今回も父に「もっとこうしなきゃ」とアドバイスしたりする。
「参考にするよ」という父だが、何とも悔しそう。
昔、簡単に勝っていた息子相手に1-6で負けるのは
選手として相当悔しいみたいだね。
特に親子だと尚更。
昔は俺が中途半端な気持ちでテニスをやっていたから
悔しいとすぐ逃げていたけど、今は互いに一緒にテニスする
喜びを分かち合える。
悔しさと向き合って頑張る事って大変だけど大切だ。
ストリングのテンション[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2010/10/05(火) 14:02
最近気温が低くなって来た。
朝晩は涼しいを通り越して寒いくらい。
こうなるとラケットに張っているストリングのテンションを
調整しないといけなくなる。
とは言っても、日中はまだまだ暑く感じる時もある。
こういう時の張り替えはどのくらいに設定したらいいのか
分かり難いが、やはり3ポンドほどは落としておきたい。
ただ、試合が控えていたりした場合は、その試合が終わるまで
同じテンションにしておいた方が良いけど、3本くらいを
使い回ししている人は、そのうち一本だけでも緩くして
おいていいんじゃない?
俺の場合は5ポンドくらい落として張ったりしていた。
どうしても朝練習とかが多かったからね。
もちろん全部では無くて、3ポンドしか落としてないラケットも
持ち歩いておいて、その日の気温に合わせて使い分けしたり
あとはその時のプレースタイルで換えたりもしてた。
一度、秋に出た大会で、落としたテンションが全然合わず
1セット目落としてしまい、2セット目からカッチカチのラケットに換えた
途端に本来の粘りのプレーが出来て、結局ファイナルで逆転・・・という
経験もある。
足を使って動き回るプレーの時は、やはり固めのテンションが
やりやすいね。
ま、ストリングがよく切れて、小まめに張り替えている人は、
ちょっとずつ気温の低下に合わせてテンションを落として
行けばいいけど、あまり張り替えない選手は、ちゃんと
年4回は定期的に張りけなきゃいけないので、何にしろ
この時期に張り替えよう!
前足?後ろ足?[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2010/10/04(月) 09:20
ストロークの時、足からパワーをもらって
ボールを打つんだけど、前足と後ろ足とどっちで
上に蹴り上げてパワーに結び付ければ良いんだろう?
答えは「どっちも」。
例えば右利きの人のフォアハンドストロークの場合
チャンスボールで前に詰めた時には前足の左足がメインとなって
上に蹴り上げる。
錦織選手の「エアーK」は典型的な前足ジャンプ。
ま、あれはちょっと大げさな例だけど、きっちり前足に頼った
打ち方。
前足重心はより打点が前になるので、ライジングでボールを処理
し易い。
ライジングでボールを打てるって事は、攻撃的なショットと攻撃的な
ポジションを得る事が出来るので最適なのだ。
逆に大きく後ろに下がらされた時、それからワイドに動かされて
オープンスタンスで打たないといけない時は、後ろ足の右足に
体重を乗せて上に蹴り上げる。
後ろ足に載せると上下にラケットを振り抜きやすくなる分
ディフェンシブなプレーがしやすくなるからね。
バックハンドの時も、チャンスで前に詰めた時、大きなボールで
下がらされた時で前足、後ろ足の出番が違ってくる。
逆に言うと、この足の使い分けが出来ていない人は、どうしても
攻守の切り替えが中途半端になってしまうのだ。
特に苦手なショットは足が止まってしまい、腕だけ動かして
処理しようとしてしまう・・・。
相手がボールを打った瞬間、それをフォアで取るのかバックで
取るのか・・・という判断は出来ると思う。
でもそれ以外に、そのショットを前に詰めて打つのか、下がって
打つのかってことも考えないといけない。
それによって、前足メインか後ろ足メインかが決まるからね。
この切り替えをきっちり行えるようにしないと、いくらスウィングが
正確に出来ていても結果は出にくい。
頑張って練習しよう。
初黒字[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2010/10/01(金) 12:42
山梨県、大好き。
何かと縁がある。
過去2回JOP大会(日本ランキングと賞金が出る大会)で
優勝したんだけどその2回とも山梨での大会。
でもその優勝と同じくらい印象に残っているのが
23歳の時に出場した大会。
もちろん場所は山梨。
既にJOP大会で予選突破を果たして、
晴れて日本ランキングは付いていたのだが、
まだまだ本戦に上がってから一回戦を突破できずにいた。
そこから更に活躍してランキングを上げるためにも
どうしても初戦突破は果たしたかった。
予選は難なく突破を果たし無事本戦出場。
まだ予選からスタートの身分だから、当然本戦で
俺はシードが付かない。
と言う事は、初戦からシード選手と当たる可能性は高い・・。
しかし本戦のドローを見ると・・・見事WC選手と対戦!!
WCとはワイルドカードの略で、主催者推薦枠。
本当は予選から、もしくは予選さえも出場できない選手なんだけど
主催者が応援や支援のために推薦する選手を予選免除で
本戦に入れる事が出来る・・・という特別枠。
そんなワイルドカード選手と当たる事になったのだが
もちろんランキングが無い人が多いため、一般的に対戦相手が
ワイルドカードというのはラッキー!ということになっている。
俺の場合も対戦者は地元の高校生だった。
高校生でいきなりこんなJOP大会の本戦に出場したもんだから
当然対戦相手の高校生はガッチガチに緊張して、全然
テニスにもならない。
そんなガチガチに緊張した相手に無事勝利し、
俺は初のJOP大会本戦初戦突破となった。
しかし次の対戦はシード選手。
確か第9シードだったと思うんだけど、フォアハンドストローと
サーブが強烈な選手だった。
本戦2日目、そんなシード選手と対戦した俺は頑張った。
試合内容もスコアも覚えてないが、確かストレートで
俺は勝ってしまったのだ。
スコアも6-2・6-1くらいだったと記憶している。
残念ながら次の3回戦で敗退してしまったが、
本戦3回戦まで勝ち上がって得た賞金が13000円ほど。
エントリーフィーが12000円くらいだったから、初めて
エントリーフィーより賞金の方が上回り、めでたく「初黒字」となった。
そんな騒ぐほどの額じゃないけど、テニスの大会とはそんなもの。
殆どが賞金よりエントリーフィー、遠征費の方が高かったりする。
そんな中で少しだけど儲けが出たこの時の大会の記憶は一生
忘れないだろうなぁ。
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