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ビビって、当たり前[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2010/10/22(金) 23:53

今までで一番ビビった試合は、初めて出場した
高一の5月の大会。
そりゃ、4月からテニスを始めたんだから、緊張するはず。
自分でもびっくりするくらいラケット振れず、ちょこんとボールを
なんとか当てる程度。
でもその当てるだけテニスだったのに、初試合、初勝利で
勝てたのだから、相当相手もビビってたんだろうね。
 
でもそんな「初めて」という緊張感とは別で
ビビった思い出は4年前の試合。
規模としてはそんな大きな大会ではなく、俺の中では
十分優勝を狙える大会で、気合入れて臨んだのだが
準々決勝で対戦した相手がとにかく走りまくっては
スライスで返球しまくるとい超ディフェンシブな奴。
 
1セット目から競りに競った末にタイブレークとなり
そこでミスをたくさんさせられて落とすと、そのまま2セット目も
最悪な内容でやられて敗退となった。
勝てると思った相手に崩されて負けた悔しさは、相当なもんで
ラケット投げるは大声でわめくは、本当にマナーも守れないくらい
俺は完全にダメ人間になっていた。
 
そうなった原因は、先ほども書いたけど相手の超粘る
ディフェンステクニックを嫌がってしまい、段々強引なテニスで
ポイント取ってやろうと思ってしまったこと。
それによりミスが増えてしまい、最後は
「俺のストロークは、入らない・・・・」と自分自身のショットを
信じなくなったのだ。
そうなるとラケットを振れなくなり、最後はホント当てる程度の
粗末なプレーで散ったのだ。
 
ちょっと初めて試合出た時の「びびり」とは違うが
ラケットを振れなくなったという点では一緒だね。
でもその1ヶ月後、違う大会で念願の優勝を飾る事が
出来たのだ。
でもその決勝もけっこう危なくて、若干ビビったんだけど
その前の悔しい敗退で得た経験を基に乗り越えたんだと
思う。
 
大事な場面は必ず緊張する。
「勝ちたい!」と思えば思うほど緊張するもんだし
レベルが上がって、大会の規模が大きくなったり、
勝つための意識が強くなったりしても緊張する。
でも大事なことは、そんな場面になったら何をすれば
良いのかって事を事前に考えて用意しておくことだね。
しっかりシュミレーションして、何をすべきか今一度
考えてみよう。

時間無制限![てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2010/10/21(木) 08:19

テニスの試合に時間制限は無い。
さくさく試合が進むと、3セットマッチと言えど
30分くらいで終わってしまう事もある。
逆に1セットだけで1時間半・・・なんてこともある。
 
試合をやる時、当然勝つために頑張っている。
勝つ・・・ということは、試合を終わらせるという事。
サッカーみたいに、リードした状態で時間稼いでいれば
そのままタイムアップで「時間切れで終了!あなたの勝ちです!」
とはならない。
最後の1ポイントまで取らないと終わってくれないのだ。
ここにテニスの難しさがある。
 
もし自分より強い相手と対戦している場合は
当然相手は「勝って当たり前」と思っているから、早く試合を
終わらせたい。
と言う事は、とにかくラリー一本でも多く使って、長いラリーを
多用して時間をかけてポイントを進めたい。
もちろん決めるチャンスあれば決めるけど・・・。
 
逆に自分より下の相手の場合は、自分の方が早く試合を
終わらせたいという気持ちが湧いてくる。
そんな相手に時間かけられると「生意気な!!」と
イライラしてミスが増えたりしてしまうことってない?
これももちろん決めるべきところは決めるが、焦って一発狙いが
増えたりすると、逆に自分のミスが多くなり、競らなくても良い相手と
競ってしまうことがある。
 
とにかくテニスは1ポイント1ポイント積み重ねてマッチポイントまで
辿り着き、最後の1ポイントもちゃんと取らないと勝てないスポーツ。
どんな状況でもどんな相手でも、自分のテニスを見失わないように
しておかないと、強い相手に打ち過ぎたり、弱い相手に対して
変な繋ぎショット付き合ってしまったり・・・なんてことになる。
気を付けよう。

スタンスの使い分け[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2010/10/20(水) 08:23

フォアハンドストロークを打つ時のスタンスは
オープンスタンスが良いのか、それともしっかりクローズスタンスで
踏み込んだ方が良いのか・・・・。
 
トップ選手の試合を見てみると、多くの選手達が
オープンスタンスでフォアハンドストロークを打っている。
「と言う事は、オープンの方が良いんだ!!!」
そう思ったあなた、残念!!!!
 
確かにトッププロの選手達はオープンスタンスを
使ってプレーしている。
だが、その多くはオープンスタンスを使わざるを得ない
ショットを受けているからであって、別に好き好んで
使っている訳ではないのだ。
 
じゃあ、どんな時にオープンスタンスなのかと言うと
まずは横に大きく動かされた時。
踏み込めないくらい横に揺さ振られたら、クローズスタンス
よりもオープンスタンスの方が凌ぎやすい。
 
それから、しっかりバウンドする相手ショットを
下がりながら打つ時。
当然下がらなきゃいけないんだから、踏み込める訳が無く
したがって必然的にオープンスタンスとなる。
ということで、オープンスタンスのメリットは横に後ろに
動かされた時に凌ぐショットとして最適なのだ。
 
逆にチャンスとして前へ前へ踏み込みたい時は
クローズスタンスで前足を出して行きたい。
そこでオープンスタンスを使うと、一歩くらいは出るけど
そこから更に前へ・・・というステップになりにくく
「一歩が足りないねぇ・・・」というショットになってしまうのだ。
 
と言う事で、トッププロの選手がよく使っている理由は
相手もトップ選手なので、互いに動かされまくっている中での
打ち合いが多いから。
当然、相手レベルが下がれば下がるほど、オープンスタンスを
使わず、しっかり踏み込んで打たないといけない確率も
上がって来るのだ。
 
そういうことを踏まえて両方練習しておかないと
いけない。
踏み込めるなら踏み込め!!

プロになれる大発見!?[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2010/10/19(火) 08:12

子供の頃、小児ぜんそくだった。
今も花粉症シーズンや季節の変わり目に
喘息の発作が出てしまう時があるけど、
幼稚園の時、小学校低学年の時はとにかく
激しい運動するとゲホゲホ、ゼーゼー咳をしては
苦しんでいた。
 
病院に通って治療すると同時に
「体力を付けさせなアカン!」とばかりに、両親は
俺に徹底して運動をさせ、体力を付けさせた。
空手、水泳、ソフトボール・・・・。
でも小学校3年生の時に、体力を付ける・・・というのと
関係なく、お友達皆が所属していたサッカーチームに
入りたいということで、自らサッカーも加えて頑張り始めた。
 
もちろん最初は広いサッカーコートを走り回るだけで
発作を起こしていて、厳しかった。
でも父には「発作起きたぐらいで休むな!」と言われ
咳止めによって頭が朦朧とした状態でもサッカーには行かされた。
とにかく親は「喘息に負けるな!」という態度で甘やかしてもらえなかった。
 
そうなると、俺の方としては「いかに発作を起こさないか」という
ことをその頃から真剣に取り組み始めたのだが、6年生の頃
遂に発作を起こさない方法を見付けたのだ。
それは・・・・呼吸法である。
 
発作を起こす時は決まって口で息を吸って、吐いて・・・としていたが
それだと呼吸のリズムも乱れるし、呼吸法としてはとても合理的と
言えない。
リズムが乱れると発作が起きる。
だから笑い過ぎも呼吸が乱れて発作が起きていた。
 
以降、鼻で吸って口で吐く・・・という習慣を身に付け現在に至る。
それにより発作の回数は激減。
もちろん今でもその呼吸法でテニスをしている。
でも小学6年生で発見したその呼吸法、実はアスリートが競技やる時の
呼吸法なんだよね。
俺がもし喘息じゃなかったら、この呼吸法は見付けられなかった。
見付ける必要が無かったからね。
となると、俺は今頃プロテニスプレーヤーにはなれていなかった
かもしれない。

ただいま、移動中[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2010/10/18(月) 21:30

現在新幹線の中でコラム書いてます。
今でも仕事で色んなところに移動しまくって
いるけど、現役時代は当然もっと遠征で動きまくっていた。
月に2,3大会出場していたから、とにかくラケットバッグや
トーナメントバッグを抱えて西へ東へ、北へ南へ・・・。
車や電車、たまには飛行機で移動の連続。
 
もともとそんな生活が好きなのか、選手をしていたから
慣れてしまったのかは分かんないけど、こういう
自分が普段いない土地に行くってことは当たり前に
感じるし、そんな生活が自分を成長させてくれたと思う。
 
特に電車に乗って何気なく外を眺めていると
普段忙しなく動きまくり過ぎて、自分自身を見失いかけて
いることにハタと気付いたり、上達の壁にぶち当たっている
時に何気なくヒントが思い浮かんだりする。
旅先ではいつもと違う視点から自分を眺められるから
かもしれない。
 
特に試合負けた後に新幹線なんて乗って、超特急で過ぎる
田園風景なんかを見ていると、最初は「ちくしょー!!」って
感情的になるんだけど、そのうち「なんで俺は勝てなかったのだろう」
って落ち着き始め、そしてだんだん「次の試合までには・・・」と
今後の対策まで見えてきたりする。
 
それから遠ければ遠いほど遠征費もかかるので、それだけ
試合出場する時、自分自身へ対するプレッシャーもデカイ。
そういったプレッシャーがデカイから、尚更勝てた時の
喜びも大きいし、負けた時の屈辱感が深い。
九州まで行って一回戦負けなんてホント悲し過ぎる・・・。
でもだからこそ「次こそは・・・」となるし、勝ったら勝ったで
「この喜び、たまらない!!」とはまっていく。
 
大きな喜びとプレッシャー、そして見知らぬ土地にある
初めてのコートでの戦い、そこに行く時やそこから帰る時の
気持ちの整理・・・そういった要素がテニスを強くさせる。
選手であれば、やはりそういった場所に身を置きたいね。
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