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敵よりもスペース。[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2010/11/23(火) 11:09

テニスは相手と戦うスポーツ。
打ち合っている相手は敵なんだから
その敵に勝てるように頑張らないといけない。
でもその相手をジッと見ているだけでは勝てない。
だって相手しか見てないと、相手以外の部分・・・いわゆる
空いているスペースが見えないでしょ?
敵である相手を見るのは良いけど、実際ボールを打たないと
いけないのは、相手よりも相手コートの空いているスペース
なんだよね。
 
でも普段の練習はどうしてもお互いいるところに打つ
ラリー練習をすることが多い。
その癖が付いてしまうと、スペースが全然見えなくなり、どうしても
相手がいるところを狙う癖が付くし、ボールが飛んでくる方向に
打ち返すことしか出来なくなる。
 
もちろん二人でコート1面を使えたら、もう少しスペースを
意識した練習にしやすいんだけど、実際の部活の練習などを
考えるとそんなこと言ってられない。
なので、半面クロスラリーとかでもその中でもちゃんとスペース
見付けて少しでもいいから相手を動かす練習をしないといけない。
例えば前後に動かしたり、ショートクロスで外に追い出したり・・・。
 
今一度、自分の試合の状況を思い出してみよう。
相手ばかり見てなかった?
ちゃんと相手を動かしてスペースを作ろうとした?
そのスペースを狙って展開を作ろうとしていた?
相手と打ち合う事ばかり考えていたのなら、普段の練習でも
もう少し相手を動かす事を意識して練習しなきゃだめだよ。

勝利を分かち合ってるかい?[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2010/11/22(月) 11:05

白子で団体戦の大会を開催した。
4人チームで2日間戦い続けるんだけど、こうなると
テニスって個人スポーツじゃなくて、チームスポーツだと
感じられるね。
調子落としている人も、「チームの為にも・・・」と
集中力切らさず、最後の最後まで一生懸命
プレーし続ける底力はまさに団体競技の賜物だから。
 
俺がテニスを始めたのは高校生の時。
それまでは小学校、中学校とサッカーを頑張っていた。
サッカーはもちろん団体スポーツ。
皆で協力し合って点を決めて、ゴールを守らないと
いけないんだけど、当時まだまだ子供だった俺は
チームで助け合って勝利を勝ち取る喜びなんか知らないから
逆にチームスポーツで誰もが経験するコミュニケーションの
難しさというか煩わしさの方に目が行ってしまって、結局
高校に入ると同時に、サッカーから離れてしまった・・・。
 
と言う事で、「自分一人で頑張れるスポーツ」というのと
ウチに父親が使っていたテニスラケットが大量にあったから
何となくテニスを始めたのだ。
でも結局テニスも、団体戦あるわけだし、選手になってから
分かったけど、練習相手とか指導してくれるコーチやトレーナー、
サポートしてくれるスポンサーのことも考えると結局テニスも
チームスポーツとして周りの人達と一緒に勝利を掴み取る喜びを
持ってないと強くなれないスポーツなんだよね。
 
コートに立った時は一人でも、それまで応援してくれた人、協力
してくれた人、コートの周りで応援してくれている人達の
存在を意識してプレーしよう。

楽ちんパワーサーブ[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2010/11/19(金) 17:04

サーブのスピードを速くしたい!!
誰もがそう思って日々頑張っていると思う。
俺は選手時代、選手の中ではさほどサーブが
速い方では無かったけど、やはり日々自己最高の
スピードを記録出来るように頑張って練習はしていた。
 
大事な点は、サーブのスピードを出すパワーを
どこから生みだすか・・・なんだよね。
これを腕に求めてしまうとダメ。
やっぱり筋力があってパワーを引き出せるのは
足の筋肉から・・・である。
 
でもジャンプしたりして足の筋力でパワーを作っても
それがちゃんとスウィングする腕まで伝わらないといけない。
そこが難しい。
そうするためには・・・・腕のリラックスが必要になる。
リラックスされているからこそ、足からもらったパワーが
反映されるのだ。
 
と言う事は、腕力ってものはそんなに使わない。
腕を振り始める時って、当然足のパワーを利用する訳だし
動き始めた腕を更に加速させるのはさほど腕力いらない。
いらないから・・・楽チンなのだ。
この「楽チンで打ちたい」という気持ちがすごい大事。
 
もし「速いサーブ打つために、全力で打ってやる!」
なんて気持ちを持ってしまうと逆に腕が力んでしまって
腕力を中心にラケットを振ってしまう。
 
なので、速くしたい気持ちは分かるが、そのためにも
「楽チン」な気持ちを持つこと!!
ショットを速くするという事は、より効率良く体を使う事。
足からのパワーを効率良く使えると、驚くほど楽にサーブの
スピードを上げられるし、楽チンじゃないと試合で何本も
打ち続けるのは無理だろうね。

プレースタイルの決め方[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2010/11/18(木) 09:01

テニスのスタイルってどうやって決まるのだ?
今まで、打ちまくったり、ネットプレーヤーになったり
ディフェンシブにプレーしたりと色々スタイルを変えてきた
俺としては、スタイルを決めるポイントってアドバイス
しにくいんだけど、
「自分で色々やってみてから自分で決めよう!」と
言う事が多いかな。
 
選手生活をずっとやってきて、結局俺はどんなスタイルに
なったかと言うと「オールラウンド」。
オールラウンドって言っても、どっちかと言うとネットプレーを
重視した形になっている。
 
でももともと俺はボレーが苦手で「俺ってボレーは向いてない」って
思ってたから、最初はストローク勝負していたんだよ。
得意なフォアハンドストローク・・・と言っても、ボレーとバックハンドの
ストロークがダメだから、消去法でフォアハンドストロークが得意と言う
ことになってたのだが、そのフォアの一発で相手を打ち負かすことばかり
考えていた。
 
でもね、試合を出続けているうちにテニスって必ずしも
打ち負かさないといけない訳じゃないんだ・・・って分かってきて
粘りまくってミスを待つテニスをし始めた。
でも相手のレベルが高くなって来ると、ただ待つだけでは
ミスしてくれないので、そこで何か仕掛けないといけない・・・と思い
そこでネットプレーを間に挟むようになっていき、最終的には
オールラウンドのスタイルが出来あがったのだ。
 
もちろん、途中でボレーの練習を死ぬほどやって、ボレー好きに
なれたのが良かったんだけど。
でも今思うと、ボレー好きになれたのはオールラウンドのスタイルを
頭の中にイメージし始めたからかもしれない。
 
ということで、「俺のスタイルって何が合ってるの?」って
悩んでいるそこの君、一番大事なことは試合経験をたくさん
積んで、何をやれば効率良くポイント取れるのか検証する事と
上手い人達がどんな組み立て方をメインにしてるか観察すること。
今は苦手なショットでも、試合の中でどう使えば良いのか
決まればマスター出来るかもよ。
ま、色々試してもらいたいが、やはり行きつく先は
オールラウンドかなぁ。

ニコニコ顔でスペインドリル[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2010/11/17(水) 10:17

大成高校でレッスンした時に、ハードな練習を行った。
ボール出し練習なんだけど、出すボールのスピードはゆっくり。
その代わり、遠くに出してあげる。
なので、追い付いてちゃんとポジションに入れば超簡単に
ボールが打てるどころか、かなり良いショットを打ち返せる。
でもとにかく遠くに出すので、構え直しや反応してから一歩出すのが
遅れると、全然追い付けなくて当てるのがやっと・・・という
状況になってしまう。
 
このドリルを俺が初めて体験したのは24歳の時。
スペインのバルセロナにあるサンチェスカサルアカデミーだ。
にこやかで人懐っこい表情のスペイン人コーチ達は、みんなニコニコ
した表情で黙々とボールを出し続ける。
顔はニコニコだけど、出すボールの方向はとんでもない方向へ。
しっかり後ろまで下がらされたと思ったら、今度は一気にネット前まで
走らされ、すぐまた斜め後ろに走らされ・・・とそれが永遠に続くのかと
思われるくらいずっとコーチはボールを出し続ける。
 
おかげでスペインに渡った2週間後に、俺の足の裏の筋肉は疲労で
ガチガチに固まって歩けないほどになり、早くも故障者として
ジムでウェイトトレーニングのみ・・・というメニューになった。
復帰した後もきつかったけど、それでも毎日毎日ドリルを受け続け
頑張り抜いた結果、一球目からラストのショットまで動きも落ちず
また息もさほど乱れないような筋力と体力を身に付けられた。
 
でもね、そういう体力が付いて来ると、スペイン人のコーチ達は
ニコニコしながら更に大きく俺達を振り回すようになるんだよ。
仕舞いにはコートの外にボールを出してまで走らせようとする。
厳しかったけど楽しかった。
やはりテニス選手ってちょっとしたMっ気が無いとダメなんだね。
 
と言う事で、俺も大成高校でニコニコしながら、
「おーいもっと、頑張れ!!」と選手達を右に左に
前へ後ろへ動かしてヘロヘロにしてやったんだけど、もうちょっと
そういう状況を楽しもうよ!!!
皆、自分を追い込んで行こうぜ。
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