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記憶力でシングルスを制す[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2010/08/24(火) 12:41
シングルスの試合は一人で戦わないといけない。
ダブルスのように、繋いでおけばパートナーが
決めてくれたり、逆にチャンス来るまでパートナーに
任せて、自分は来るべき時に動けば良いわけじゃない。
自分で守って、自分でチャンスを作って、自分で決めないと
いけない。
だから、下手に攻めると守りが手薄になり、やられてしまう。
良い感じで攻めていても、上手くかわされてしまいやすいのが
シングルスの特徴。
だからこそ、ジワジワ攻めていかないといけないのだ。
ポジションもジワジワ追い込み、決して焦らないように。
そうすることで精神的にも相手を追い込んでいきたい。
でもそうやって追い込んでいく途中でも、相手は何とか
その攻撃をかわそうと色んなコースへ逃げようと配球してくる。
その逃げ道をどれだけふさぐ事が出来るか・・・が重要だね。
そのために大事なことは、相手がどういう時にどういうショットを
打ってくるのか、試合しながら覚えていくこと。
例えば、相手のバックハンド側にスライスでアプローチした時
その相手はどのコースに返球してくることが多いのか。
初めて対戦する相手だと分からないが、試合を進めていくと
その辺りの情報は段々集まって来る。
そういうのを覚えておくと、例え一人で戦っていて逃げ道の
多いシングルスの試合でも、しっかりと相手を最後まで
追い込む事が出来るのだ。
よく試合中に「今、スコアいくつでしたっけ?」と
忘れてしまう人いるでしょ?
そういう人って、大抵それまでのポイントパターンを覚えて
無い人が多い。
「このゲームの最初のポイントは、相手がフォアでこう打って
その後バックであのコースに打って・・・」と覚えておける人は
スコアも忘れないもんだ。
「記憶力と学習能力」
自分の事より、相手の事[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2010/08/23(月) 09:28
自分のテニスをもっと強くするためには
どうすればいいんだろう?
うーん・・・と考えている時に、何を思い浮かべるかと
言うと、自分が試合中にやってしまった失敗だとか
出来なかったこと。
「俺はもっとこういう風になれば強くなる!!」
今までの自分のテニスを思い出しながら、テニスを
強くしようとする。
もちろん、その方法は必要だね。
自分のテニスをよくしていかなきゃいけない。
だけど、それだけでは強くなれないんだよ。
もし自分が100%、最高のプレーをしたら試合に勝てるか。
答えは「分かりません」である。
だって、テニスは相手あってのスポーツだから、自分自身の
出来だけでは勝敗は決まらない。
自分の出来以上に、相手が実力を発揮できないようなテニスを
しないといけないんだよ。
陸上競技やゴルフみたいに、タイムやスコアがあれば、己との
戦いになるんだけど、テニスは相手よりちょっとでも上回っていれば
いいんだから、決して自己最高のプレーを自分自身に求める必要は
無く、それよりも相手が嫌がるプレーをしないといけないのだ。
もちろん相手のレベルが高ければ高いほど、相手が嫌がるような
プレーをしつつも、自分自身の最高を出さないといけないんだけど
とにかく「相手は自分をどう思っているか」ということを考えながら
普段の練習もしていかないといけないよ。
相手が嫌がること・・・例えば、左右、前後に動かすとか、高く弾む
ショットをバックハンド側に集めるとか、低いスライスでアプローチに
出るとか・・・・。
地味なショットだけど、結構相手が嫌がるショットってあるから、
スペインドリルでチャンス待ち[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2010/08/22(日) 09:30
先日、とある高校の夏合宿に行ってきたんだけど
そこは山なので、標高が高い分ボールがよく弾んだ。
しかもハードコートだから、相乗効果でかなり打ち合うには
難しい感じ。
普段、砂入り人工芝でプレーしている人達には、この
弾むボールの対処って難しいよね。
でも俺は弾むコートって結構戦績が良かった。
それはスペインに行ってから、しっかり下がって打つ練習を
とことんやらされたから。
スペインで練習していた頃、一番代表的な練習はドリルだった。
コーチがボール出しをしてくれるんだけど、これが前後左右に
しっかり振りまわす、とても激しい練習。
その中でも一番よく行ったのが、前後の動きのドリル。
山なりの深いボールを上げられたら、とことん下がってそれを
しっかりディフェンスショットで返球するのだが、その後すぐに
浅いチャンスを出されるので、攻撃に切り替える・・・というもの。
そのアカデミーでの考え方は、
「チャンスが来るまではとにかくディフェンスし続けろ!!!」
「そしてチャンスが来たら、それを逃すな!!!」
という感じ。
でもこのドリル、何十球も前後に振り回され続けると、足が
動かなくなり、深いボールを下がらずライジングなんかで
取ってしまう。
すると「こらぁ!!!!!下がれ!!!!」と怒られる。
もちろん、チャンスボールを踏み込まないのも同様に
怒鳴られる。
でもこれってテニスの基本だね。
チャンスが来るまで待って、チャンスが来たら逃さない。
ボレーもそうだし、スマッシュもそうだ。
標高高いコートで「打ちにくいなぁ」と思ったら、とことん
繋いでチャンスを待とう。
苦手なサーフェイスでも、焦らずしっかり待ちましょう。
[youtube:]
準備早めで。[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2010/08/21(土) 10:58
色んな学校に行ってレッスンをしているので
色んな子供達のテニスを見ているんだけど、
そこでストロークを教えている時に、注意する時に
圧倒的に多いのは「準備の遅さ」だ。
準備をし始めるタイミングが遅いから、どうしても
後ろ足に重心が掛かってしまう。
それだと打点が食い込まれやすいので、打った感じが
重くなってしまう。
「重い!!」って感じると・・・重さに負けないように
テイクバックを大きめにしてしまう。
ということで、
「準備が遅い」→「打点が食い込まれる」→「テイクバックが大きくなる」
という流れになる子が多いなぁ。
どうしても最初の基礎練習をボール出しや手出しでの
練習が多くなるのと、その時にバウンドに合わせて準備を
するというリズムで覚えてしまいやすいので、こういう
癖が付きやすい。
「打ち方、ちゃんと出来ているはずなのに・・・」と
感じている人は、準備をもっと早くし始めるという事を
意識してみようよ。
バウンドに合わせて準備始めてない?
要注意です!!
思い出の夏合宿[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2010/08/20(金) 10:56
高校のテニス部では、夏合宿を毎年
行っていた。
場所はどこだったんだろう?
全然思い出せないが、山の中ではなく
田んぼに囲まれた田園地帯だった気がする。
当時はまだ「水飲むな!」という風習が残っていた
時代だから、キツイ練習で喉はカラカラでも、コップに
一杯くらいしか麦茶をもらえなかった。
だからきつかった記憶がある。
来てくれたOBの存在も怖かったしね。
でも普段、2面しかない学校のコートでは、そんなにたくさん
打てないので、たくさん練習ができる合宿での練習は
やっぱり重要だった。
それと同時に、部員皆で寝食を共にすることで、色んな思い出も
出来たし、部員同士の絆も深まった。
返事の仕方やスリッパの並べ方なんかで先生に怒られたし
練習中の声出しのことで、夜並ばされてOBに怒られたことも。
最終日には必ず10キロランニングっていうのがあって
近くの土手を皆でランニングするのが毎年恒例。
俺はランニングでは絶対誰にも負けられなかったから、必死で
飛ばしまくって頑張っていたんだけど、その横でOB達が車で
「頑張れよぉ!!」なんて呑気に声を掛けて通り過ぎて行くのを
「チクショウ!!」って見送ったのも覚えている。
大した戦績も残せなかった弱小テニス部だったけど、
今でも思い出す夏合宿。
楽しかったなぁ、
今は、色んな学校のテニス部の夏合宿にコーチとして参加
しているけど、それぞれ皆もこの合宿を一生の思い出に
するんだろうね。
そう考えると、俺ももっと頑張らないとって思うよ。
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