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ブログ2011/12

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サーブは軸足でコントロール[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/12/23(金) 09:55

サーブのコース、どこを狙うのが好き?
デュースサイド(右サイド)からワイド?センター?
アドバンテージサイドからワイド?センター?
俺は、アドバンテージサイドからのワイドサーブが
好きだな。
 
でもまだまだサーブが苦手だった高校生の頃や
選手始めたばかりの頃、アドバンテージサイドは
苦手だったなぁ。
特にそのサイドのワイドサーブなんて全然狙おうとは
しなかったよ。
何とかフワフワっとしたトップスピンサーブで
打ってはいたものの、「得意です!」って感じは
誰がどう見ても思えなかった。
 
実際現在の自分のサーブと何がどう違ってるかと
言うと、土台の安定感である。
サーブに自信のなかった頃は、ラケットの面の向きや
腕を振るスィング方向ばかり気にしていた上に
怖々と振っていたから、まず軸足となる左足が
全然踏ん張れていなかった。
その結果、体は横向き状態からトス上げてスタート
するものの、スィングに流されて体は正面に向いてしまい
右利きの俺のラケットは、そのまま左に流れてしまう。
そうすると、とてもアドバンテージサイドにはコントロール
しにくいよね。
 
今はしっかりと前足である左足での軸がきっちり出来る
ようになった。
そうすると、体が開きにくいのでしっかりと
アドバンテージサイドのワイドを狙えるようになった。
もちろん、この前足軸をきっちりしたことで、
ほかのコースもより正確に狙いやすくなった。
 
軸足の踏ん張りが無いとやっぱり土台は安定せず
それをによって体が回りやすくなる。
それでも右利きの人の場合、デュースサイドなら何とか
方向的にも誤魔化して入れやすいが、アドバンテージサイド
の、しかもワイドサーブが難しくなる。
思い当たる人は、まずは打ち方を考える前に
軸足の機能がちゃんと出来ているかを検証してみよう。

負けろ~ライバルども!![てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/12/22(木) 01:19

同じランキングのカテゴリーにいる奴とは
当然試合も同じような大会に出場することに
なりやすい。
 
設定する重要な大会は当然同じ大会になるし
それにピークが来るように日程を組むと、
調整のための大会まで同じになってしまう。
大きな大会ではいつも仲良く予選スタートとなり、
小さな大会では共にシードとして大会3日目までくらい
同じ会場で過ごしたり、下手すりゃ泊まる宿まで
被ってしまったりする。
 
そうなると仲良くはもちろんなれるんだけど、
必然的に何度か対戦相手として当たってしまう。
俺は・・・というより、選手みんなそうなんだけど、そりゃあ
負けず嫌いだ。
誰に負けても悔しいのは変わりないんだけど、特に
こういう同じカテゴリー・・・言い方変えればライバル
みたいな輩には絶対に負けたくはない。
こんなところで苦戦していたら、上の選手に勝てるはずも
ないんだから・・・って思ってしまうのだ。
 
今思い出しても何人か、こういう同レベルで一緒に
試合を回っていた選手がちらほら思い付くんだけど、
対戦成績は自分で言うのもなんだけど俺の方が勝ってる。
けっこう手堅くこういう連中との試合を勝ってランキングを
上げた気がするよ。
 
同じくらいのランキングの選手に手堅く勝ち続けることが
出来た理由はなんだろう・・・・?
それは多分、自分はもっと上のレベルの選手なんだと
信じきっていたからだと思う。
信じきってはいたけど、常に試合は余裕ないスコア
だったけどね。
結局技術も戦術もさほど差はなかった、ただ俺の方が
ちょっと天狗だったってことだ。
いい意味で。
 
その証拠に、俺は常にそういう同レベルの選手が他で
試合しているのを見ると、「負けろ~、負けろ~」って
呪いを送っていたのも記憶している。
試合中は天狗でも結局自分は同レベルだって思ってるんだよ。
でも、気が付くと最初は互いにノーランカーでそういう
ライバルだったのが、いつの間にか一緒に100位内に
いるようになっていたりと、成長のための刺激をもらっていた
のだろうね。
ライバルの存在、必要だ。
絶対に。

プレー中は苦しめ、勝って喜べ[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/12/21(水) 10:55

試合は緊張するもの。
精神力がないと勝てないスポーツだ。
でも試合中にあまり精神力が問われない場合もある。
それはレベルが自分よりかなり低い相手で、もう
スコアが開きすぎて負けを諦めてくれたとき。
こうなるともう消化試合って感じで、楽にポイントが
得られる。
 
もう一つは自分より明らかに強い相手に対して、
「ぶつかっていくぞ!!!」と完全にチャレンジャー
意識で試合をやっているとき。
チャレンジャー意識って一見いい感じに聞こえるけど
トライするのは簡単だ。
大事なことは勝つことなんだから、全力出すことより
結果を残すことを宣言して試合に臨まないとね。
 
かつて0-6で完全にやられた強い相手に
次の対戦で6-4まで競った・・・というのはある意味
成長は感じられるけど負けは負け。
周りには「あんな強い相手に4ゲームも取れたのは
凄いよ!!」って言ってもらえるかもしれないけど
そういうのは半分慰めと思ったほうがいい。
勝たないと意味がないんだから。
 
「負けてもいいから」って気持ちをまずは捨てて
とにかく勝つためのプレーをすること。
そのための配球や、アイデア、ショットの質や球種の
使い分けを、自分より明らかに上の相手に対して
し続けることが重要だし、そうすることで初めて勝つ
チャンスが生まれてくる。
 
でもね、そういう試合ってプレー中とても精神的に苦しい。
苦しみ抜いた結果、負けたときには本当に悔しい。
でもね、テニスってそういうスポーツなんだよ。
そこから逃げてただ「思いっきりぶつかってみました!」
というのは負け癖がつくだけだ。
 
自分より格上に勝つためにテニスをしている。
技術を向上させることは喜んでなんでもやるのに
苦しい精神状況に陥ることから逃げようとはしていないか。
プレー中に楽しむことより、勝って喜ぶことを選べよ。

ポーチボレーは変えてる?[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/12/20(火) 09:26

ダブルスの中でポーチボレーに出るということは
かなり重要なこと。
成功させるためには色んなことに気を付けないと
いけない。
例えば、飛び出すタイミングだとか、どういう状況で
出るとか、相手の配球パターンとか・・・。
でもそれを全て挙げるときりがない。
今回は技術的な部分に絞って考えてみよう。
 
まず普通のボレーと違ってくるのはボールを打つ場所。
飛び出していって出来るだけネットに近いところで
触りたい。
俺なんかネットの真上で触るくらいの気持ち、下手すりゃ
オーバーネット?ってくらい前で打つのが理想の打点。
 
となるとラケットのグリップはいつものボレーより
厚目に持てると前でボレーをしやすい。
このちょっとしたグリップチェンジが出来れば前に
打ちに行きやすいし、何よりテイクバックも小さくて
済むからネットに向かって斜め前に突っ込んで
行くポーチボレーの動きが出来る。
 
もう一つの注意点は体の向きだね。
よく真正面でポーチしてしまう人がいるけど、それだと
打てるコースが限られる。
相手ボレーにぶつけるか、真ん中狙うか、クロスに
打つか・・・・。
少し肩を入れて横向き状態のまま出ることが
出来れば、逆クロスへのポーチボレーがやりやすくなる。
このコースが打てると、その後センターにも決まり
やすくなるので重要なんだよ。
 
厚目のグリップでよりネットに近い打点、
そして体の向きで逆クロスも可能にすると、ポーチボレーは
かなり成功率は上がると思うよ。
試してみよう。

世界一のストイック選手[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/12/19(月) 09:20

テニススクールのコーチを退社して
フリーになったのは30才のとき。
でも選手活動は続けていたので、練習場所と
練習相手を探さないといけなかったのだが、
フリーになるとそこが一番大変だった。
 
大学の練習に混ぜてもらったり、いろんな選手と
連絡取り合って毎日の練習を探していたんだけど
そんな中、一番練習してもらったのは土屋哲史選手。
俺よりも2つ先輩の選手なんだけど、そのストイックさと
言えばもう完全に一流アスリート。
試合会場には誰よりも早く現れ、入念に体を温め、ほぐして
試合に臨むし、普段のトレーニングや練習も半端じゃない。
 
そんな土屋選手とは3年間くらい一緒に練習を
させてもらったけど、そのテニスに対する姿勢は
勉強になった。
いや、刺激になったって言うべきかな。
これだけ自分自身と真剣に向き合ってテニスと
向き合っている選手を目の前にすると、自分の今までの
努力って何だか大したことないって感じて、もっと
やらなきゃって思わされた。
 
でもこれだけストイックだから、たまに凄い要求も。
例えば、試合会場で朝のアップの相手をお願いされた時
「高西君、明日の朝6時でお願いできるかな?」と言われ、
頑張って朝6時に行くと、もうランニングとストレッチ終わって
準備万端の土屋選手がいて、「すげぇ!」って思ったし、
12月31日の大晦日の夕方に練習をお願いされて
「よいお年を!」とサヨナラをした次の日、1月1日の元旦にも
一緒に練習し「明けましておめでとうございます」なんて
時もあった。
 
アスリートに大晦日も正月もないんだってその時
思ったね。
とにかく土屋選手との練習は、単なる練習相手と練習場所の
確保だけじゃなくて、俺のテニス選手としての意識を
大幅に高めてくれた。
あの職人気質的サーブ&ボレーが懐かしい。
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