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レシーブ用ストローク[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2012/01/24(火) 14:11

レシーブはストロークである。
ストロークがちゃんと打てれば、レシーブも
上手いかと言うと・・・ちょっと違うかも。
ストロークなんだけど、なんせ打ってくる相手は
サーブなので、通常のストロークラリーの時と
状況は変わってくるからね。
その違う部分をしっかり抑えておけば、ストロークの
技術をレシーブに生かすことが出来る。
 
まず違うのは、相手ショットはサービスラインよりも
間違いなく浅く来るということ。
通常のストロークラリーだとベースライン近くの
深いショットを相手は打とうとすることが多いでしょ?
でもサーブでそこまで飛んできたらフォルトだ。
サービスエリアに入れなきゃいけないサーブを
レシーブは打つわけだから、常に前へ詰める
動きが伴うわけだ。
 
もし相手が200キロの強烈サーブを打ってきたとしても
前へ詰めるんだよ。
「強烈だから待っていよう」って思うと余計に打点が
食い込まれてボールに負けてしまうんだよ。
 
それから「一発目のショットなんだ」ってことも意識するべき。
何本かラリーが続くとショットの調子は上がってくる。
でもレシーブって最初の一発だから、その分リズムが
作りにくいし、スコアや状況なんかを意識しやすいから
ビビッた時、焦った時なんかはその影響を受けやすい。
思った以上に安定感が崩れやすいんだよ。
 
それらのことを配慮すると、まずはしっかり詰めながら
打てるようにするためにも、テイクバックは素早くコンパクトな
形で出来るようにしたいし、ライジングで打てるようにしないと
ボールが飛んでくるのを待ってしまいやすい。
 
それから安定感を崩さないようにするためにも
回転量を多くするための、上下動を意識したスィング、
そしてしっかり振り抜くスィングが必要。
更に強烈なサーブや極度に緊張する場面を想定すると
スライスレシーブもちゃんと用意しておくべきだね。
となると、トップスピンレシーブとスライスレシーブの
打ち分けも練習しておかなきゃ。
 
基本的にストロークショットなんだけど、やっぱり
レシーブは通常のストロークと違う。
もし同じ感覚でレシーブ打っている人はもう少し
アレンジしてレシーブ用ストロークを開発してもらいたい。

こう見えて実は・・・[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2012/01/23(月) 15:11

テニスのスタイル、「繋ぎ」と「攻め」があるでしょ?
どっちがいや?
「繋ぐ気なくて攻めるヤツ」と「攻める気なくて繋ぐヤツ」
ネット挟んで打ち合った時、どちらのタイプの方が
嬉しいかな?
 
どっちかと言うと、俺は攻める気ないヤツの方が
嫌だな。
攻める気ないと、ミスが期待できない。
そうなると崩れにくいからね。
でもそういう相手は攻める気も無いから、こちらのショットが
多少甘くなっても一気にやられる心配も無いから、
気分的に楽でもある。
 
じゃあこれはどっちがイヤ?
「繋ぐ気ないように見えて繋ぐヤツ」と
「攻撃する気ないように見えて攻めるヤツ」
こうなると、どちらもちょっと嫌な感じがしてくる。
 
「繋ぐ気が無いように見える」から、
「攻撃してくるんだ!」って思ってしまい、ちょっと
追い込まれたときなんかに、「ドキッ」として
思わずこっちが先に強引な展開を作ってしまうのだが
実は攻撃的に見えていただけで、繋いでいるため
相手はミスしないし、こっちはアタフタするし・・・。
 
「攻撃する気ないように見えて、実は攻撃」ってのも
厄介だと思わない?
攻撃する気がないように見えるから、フワッと
浮かしたショットとか、浅めの繋ぎショット打った
瞬間、「待ってましたとばかりに、その甘いショットを
ボレーなんかで仕留められてしまう。
そういうヤツって腹が立つ。
 
結局テニスってそういうとこが大事なんだよ。
攻めも守りも大事。
でも直球ストレートな攻めばかりだと相手に
慣れられて空回りすることになりやすいし、
繋ぐばかりのテニスも格上を翻弄させることは難しい。
守りモードからの攻めと、攻めモードに見せかけて
実は決める気ナシ・・・という、そんなテニスがあると
相手は君のこと嫌がってくれるだろうね。

粘り続ける技術と体力[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2012/01/20(金) 15:17

スポーツと言えば体力が重要になるんだけど
テニスって体力必要?
答えは、う~ん・・・必要かな。
と言うのも、意外と体力使わないで済む試合も
結構あるんだよ。
例えば無茶苦茶相手が弱いとき。
それから無茶苦茶相手が強いとき。
競らない限りは体力必要ないし、強い相手に
競る技術が無いといくら体力蓄えても使う術が
ないんだよ。
 
だから俺も当初は毎日走って体力を付けても
なんだかそれが結果に反映しているとは思えなくて
ついつい技術練習ばかりに目が行ってしまい、
高校卒業してコーチになった直後はテニスの練習を
やるけど、トレーニングは殆どやってなかった。
 
でも自分より格上の選手に勝つには、粘って相手と
競らないといけない。
粘るための技術と、粘り続ける体力の融合が重要であり
それが出来る奴が遂にチャンスを迎えられる、そういう
テニスを教えてくれたのは、荏原湘南スポーツセンターで
練習を開始してから。
そこで初めて「テニスの練習ってキツイ・・・」と思ったよ。
 
それまでもコートの端から端まで走らされる「振り回し」は
行なっていたけど、それは一気に追い込んでやるから
キツいけど、さほど質というか結果は問われない。
ただ苦しんで頑張っている自分に満足する練習だった。
でも荏原湘南スポーツセンターの練習はとにかく相手の攻撃を
しのぎまくってチャンスが来るのをひたすら待ち続け、
チャンスが来たら一気に攻めに転ずることが求められた。
だから緊張感もあった。
 
スペインに行った時の練習もそうだ。
とにかく下の者が上に勝つには「圧勝」なんてありえない。
粘りまくる技術とそれを続ける体力、これを結合させた
練習を普段からどれだけやっているかが重要であり
そういう練習は本当にキツいんだよね。
皆も練習で「キツい・・・」って思ってる?
ちゃんと技術と体力を活かせるテニスを身に付けてね。

ロブはスライス?トップスピン?[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2012/01/19(木) 13:15

ロブを上げる時、トップスピンとスライス
どっち使うことが多いかと言うと、断然スライス。
現役時代、最初の頃はトップスピンロブの方が
多かったんだけど、段々スライスロブが増えてきた。
 
難易度で比べるとスライスロブの方が簡単。
ただしトップスピンに比べてフワッと上がるから
深めにちゃんと打ってもしっかり追いつかれて
スマッシュをドーンって打たれることもある。
トップスピンロブの方が、上手く上げられた時の
エース率は高いね。
 
それでもスライスでロブを上げる理由は、何なのか。
まず一つはエースを狙うというより、崩すキッカケ程度で
ロブを考えているから。
「別に追いつかれてスマッシュ打たれても
構いませんよ!」って感じで上げることが多くなったので
安定感のあるスライスでロブを打つ機会が多くなった。
 
それともう一つは、前へ迎えに行ってボールを打つことが
多くなったからだな。
俺のテニス選手人生の殆どはストロークプレーヤーだった。
でも30歳を過ぎてから、ネットプレーを果敢に狙うように
なったんだけど、そうなるとバウンドした直後のボールを
打つタイミングが多くなった。
いわゆるライジング系だね。
そのライジングのタイミングでササッとロブを上げることが
出来ると、例え威力の乏しいスライスロブでも、一瞬相手は
後ろへ下がるタイミングが遅れたり、動けなかったりする。
 
トップスピンロブは逆にバウンド後のボールをじっくり溜めて
から打ちたくなるでしょ?
でもこのタイミングでスライスロブだと効かないんだよね。
もちろん試合の中で、スライスとトップスピン、両方
打ち分けすることが理想。
となると、スライスロブとトップスピンロブは単純に打ち方を
変えるだけじゃあ足りなくて、打つタイミングも変えないと
いけないってこと。
 
そこんとこ、しっかり意識して練習してみよう。

選手にとって嬉しい存在[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2012/01/18(水) 00:43

高校に入学してからテニスを始めた。
で、高校2年生の夏休み、テニスコーチのバイトを
始めてみた。
なのでテニス歴とテニスコーチ歴は1年しか違わない。
テニス歴一年の若造がコーチをやっていたことが
問題だったかどうかはまぁ置いといて、今年で
テニスコーチ歴20年を迎えた今、コーチという
存在って何ってよく考える。
 
テニスコーチとはどういう存在であるべきなんだろう。
将来テニスコーチになりたいと思っている人にも
是非考えてもらいたいが、そうじゃない人もテニスを
やっている以上は、コーチという存在について
自分なりの考え方をもっておいてもらいたい。
だって、自分のテニスを上達させるために、
いろんな人のアドバイスを貰ったほうが
効率イイでしょ?
「こういうコーチの下でテニスを習いたい!」と
理想を持っておけば、そういうコーチとも出会いやすくなるし、
部活でも後輩や仲間にもテニスを教えないと
いけない時もあるから、自分自身もその理想を
持っておけばやりやすいはず。
 
当初俺は、必死でテニス雑誌や他のコーチの
レッスンを見たりして、情報を見つけ出し、
「上達するには・・・」と生徒さんにその情報を
レッスンの中で伝えていた。
とにかく俺自身がコーチとして生徒に対し、毎回何か
新しい情報を伝え続けないといけないって思ってたし
それがコーチの仕事と思っていた。
 
もちろんそういった情報は必要なんだけど、テニスを
頑張っている人は常にそういったものを
求めているわけではない。
いや、むしろ壁にぶち当たってもがき苦しんでいる
状態から抜け出したいとか、目標を見失っているから
方向性を見つけてもらいたいとか、自分が抱いている
ものが実現されているのか客観的に見てもらいたいとか、
そういったパートナーシップの存在をコーチに求めることが
多くなってくるんだよ。
 
試合をするのは選手なんだから、コーチが情報を
与え続けるだけでは大会で勝ち残る選手は生まれない。
その選手が自分で状況を判断して、適切な戦い方を選び
そして自分を信じ続けて勝ち上がっていけるように
コーチは接していかないといけないんだよね。
 
となるとコーチの存在って・・・・?
情報を与えること、選手の現段階の状況を伝えること、
方向性を確かめ、一緒に考えること、自立させること、そして
今後の可能性を信じてあげること。
結果を出してもらうには全てが必要。
選手にとって嬉しい存在でありたいと思う。
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