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てにすまん 高西ともからのメッセージブログ
ブログ2012/7
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これが分かれ目、勝つ選手と負ける選手。[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2012/07/24(火) 02:03
強い選手に競る事なんてなんてことは無い。
簡単なことだよ。
いや、難しいかもしれないけど、言い方変えれば
強い選手の方は、自分よりレベルの低い選手と対戦した時に
負けるなんてことは絶対あってはならないって思うけど
競るくらいはある程度仕方がないかなって思っている。
だってテニスってレベル差あっても、なんとか食らい付いて
競る方法なんてあるスポーツだからね。
でも難しいのは、競った状態から勝利までもっていけるか
なんだよ。
ボロ負けも惜しい負けも、同じ敗北には変わりない。
競った状態からあと一歩、勝利まで辿り着けない人って
何が足りないのかな。
そして、そういう競った状態からでもしっかり最後は勝利を
収めるプレーヤーって何を思って戦っているんだろう。
現役の頃、金星を挙げることが出来た試合がいくつかあるけど
それは、どういう流れだったかというと、まずは偉そうな態度を
とってプレーしていた・・・と言っても、もちろんマナーは
ちゃんと守るよ。
でも雰囲気を作るようにしていた。
相手に対して、こちらの方がランキングは低いが、レベルは
同等、いや、こっちの方が格上なんだよ・・・という感じ。
周りで観ている観客にも、風格があるというか落ち着きが
あるように見せていた。
でも一番その態度を見せつけたかったのは、自分自身に対して。
「俺の方が強いんだ。相手の方が格下だ。」って
ブツブツ何度も言い続けながら、試合前、試合中ずっと
自分を洗脳していた。
特に「さすが格上の選手!!」っていうようなプレーを相手から
見せ付けられても「いやいや、やっぱり俺の方が上なんだよ」って
言い聞かせるのだ。
だって、自分の方が格上だって思っているからこそ、相手から
勝利する権利を得られるのだから。
そこで「僕は挑戦者です」って思っていたら、
「失う物は無い!」っていう潔さとか思い切りの良さは
生まれるけど、いざ競ることが出来て「あれ?勝てるかも!?」
って思ったら、そこから急に何をすれば良いのか分からず、
途端にプレーが萎縮してしまうことになる。
いわゆる「勝ちビビり」ってやつだね。
強い相手に競ることはイメージしていたけど、その後
勝つことまでは考えていなかったのだ。
それが競ることは出来るけど、勝利まで辿り着けない人の
典型的パターン。
最後の最後に訪れる大きな精神的プレッシャーの壁を
計算していなかったのだ。
逆に競りながらもそこから勝利を得る選手は、試合の終盤に
訪れるこの壁のことを想定している。
1ポイントの重要性が急激に高まり、1ショット1ショットを
緊張感溢れる中で最後はプレーしなければいけないって
ことが分かっているんだよ。
でもそれは相手にも言えることなので、緊張しているから
慎重にプレーすることよりも、緊張している相手へ
先に仕掛けておいて、相手を崩すことで勝利を得ようと
考える場合が多いし、そうしないと効率が悪い。
とにかく勝利の流れを自ら作り出すといった感じだね。
いろんな選手がいるから、具体的に戦術とか考え方とかは
それぞれ変わってくるだろうが、とにかく最後の最後に勝ちを
逃してしまう人は、大抵自分が勝利を得る資格を持っていると
思う気持ちが足りなかった場合が多いね。
その甘さにより、最後の最後に訪れる大きなプレッシャーを
忘れてしまうのだ。
逆に、競っても最後は勝って終わる選手は、当然最後は自分が
勝って試合を終わるってことを当たり前のように自覚しており、
しかも試合の最後の緊張する勝負どころを、自ら流れを作って
相手を崩すことが出来る選手だということになる。
テニスはディフェンスが基本。
ミスを少なくしないと勝てない。
しかし相手も同じことを考えているんだから、当然
何か攻撃的なことをしないと、相手のそのディフェンス力は
落ちないでしょ?
特に、試合の終盤は更にミスしたくないって気持ちが
強くなるんだから、そこでどうやったらその相手の
ディフェンス力が崩れるのかってことに目を向けて欲しい。
皆、勝ちたいんでしょ?
だったら何を仕掛けて、相手をどうしたいのかしっかりと
イメージしておくことと、それを終盤の緊張した中でも
やり遂げる覚悟を普段からしっかり持っておこう。
簡単なことだよ。
いや、難しいかもしれないけど、言い方変えれば
強い選手の方は、自分よりレベルの低い選手と対戦した時に
負けるなんてことは絶対あってはならないって思うけど
競るくらいはある程度仕方がないかなって思っている。
だってテニスってレベル差あっても、なんとか食らい付いて
競る方法なんてあるスポーツだからね。
でも難しいのは、競った状態から勝利までもっていけるか
なんだよ。
ボロ負けも惜しい負けも、同じ敗北には変わりない。
競った状態からあと一歩、勝利まで辿り着けない人って
何が足りないのかな。
そして、そういう競った状態からでもしっかり最後は勝利を
収めるプレーヤーって何を思って戦っているんだろう。
現役の頃、金星を挙げることが出来た試合がいくつかあるけど
それは、どういう流れだったかというと、まずは偉そうな態度を
とってプレーしていた・・・と言っても、もちろんマナーは
ちゃんと守るよ。
でも雰囲気を作るようにしていた。
相手に対して、こちらの方がランキングは低いが、レベルは
同等、いや、こっちの方が格上なんだよ・・・という感じ。
周りで観ている観客にも、風格があるというか落ち着きが
あるように見せていた。
でも一番その態度を見せつけたかったのは、自分自身に対して。
「俺の方が強いんだ。相手の方が格下だ。」って
ブツブツ何度も言い続けながら、試合前、試合中ずっと
自分を洗脳していた。
特に「さすが格上の選手!!」っていうようなプレーを相手から
見せ付けられても「いやいや、やっぱり俺の方が上なんだよ」って
言い聞かせるのだ。
だって、自分の方が格上だって思っているからこそ、相手から
勝利する権利を得られるのだから。
そこで「僕は挑戦者です」って思っていたら、
「失う物は無い!」っていう潔さとか思い切りの良さは
生まれるけど、いざ競ることが出来て「あれ?勝てるかも!?」
って思ったら、そこから急に何をすれば良いのか分からず、
途端にプレーが萎縮してしまうことになる。
いわゆる「勝ちビビり」ってやつだね。
強い相手に競ることはイメージしていたけど、その後
勝つことまでは考えていなかったのだ。
それが競ることは出来るけど、勝利まで辿り着けない人の
典型的パターン。
最後の最後に訪れる大きな精神的プレッシャーの壁を
計算していなかったのだ。
逆に競りながらもそこから勝利を得る選手は、試合の終盤に
訪れるこの壁のことを想定している。
1ポイントの重要性が急激に高まり、1ショット1ショットを
緊張感溢れる中で最後はプレーしなければいけないって
ことが分かっているんだよ。
でもそれは相手にも言えることなので、緊張しているから
慎重にプレーすることよりも、緊張している相手へ
先に仕掛けておいて、相手を崩すことで勝利を得ようと
考える場合が多いし、そうしないと効率が悪い。
とにかく勝利の流れを自ら作り出すといった感じだね。
いろんな選手がいるから、具体的に戦術とか考え方とかは
それぞれ変わってくるだろうが、とにかく最後の最後に勝ちを
逃してしまう人は、大抵自分が勝利を得る資格を持っていると
思う気持ちが足りなかった場合が多いね。
その甘さにより、最後の最後に訪れる大きなプレッシャーを
忘れてしまうのだ。
逆に、競っても最後は勝って終わる選手は、当然最後は自分が
勝って試合を終わるってことを当たり前のように自覚しており、
しかも試合の最後の緊張する勝負どころを、自ら流れを作って
相手を崩すことが出来る選手だということになる。
テニスはディフェンスが基本。
ミスを少なくしないと勝てない。
しかし相手も同じことを考えているんだから、当然
何か攻撃的なことをしないと、相手のそのディフェンス力は
落ちないでしょ?
特に、試合の終盤は更にミスしたくないって気持ちが
強くなるんだから、そこでどうやったらその相手の
ディフェンス力が崩れるのかってことに目を向けて欲しい。
皆、勝ちたいんでしょ?
だったら何を仕掛けて、相手をどうしたいのかしっかりと
イメージしておくことと、それを終盤の緊張した中でも
やり遂げる覚悟を普段からしっかり持っておこう。
トップスピンロブを使っているかい?[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2012/07/23(月) 09:04
ダブルスの試合の中でよくロブは使う方なんだけど
どっちかというとスライス系のロブが多いかな。
コンパクトなスィングでブロックするような感じで
ロブを打っているんだけど、トップスピンロブを使うことも
もちろんあるよ。
どういう感じで使い分けているかというと、相手が
しっかりスマッシュを打ってくるよう相手の場合は、
比較的トップスピンのロブを使う。
でも、しっかり振り抜いて打つトップスピンロブは、
上手く行けば相手の頭上を抜いたらそのままエースになることも
あるから重宝するけど、技術的にはスライスロブよりも難しいから
いつでもどんな時でも打てる訳じゃない。
なので試合の中でもロブを使うことにためらっている人
多いんじゃない?
相手がネットプレーに出てくるからロブを使いたいけど
スライスロブだと、どうしても追いつかれてしまって、逆に
スマッシュでやられてしまうし、トップスピンロブだとミスしたり
甘くなったりしてしまうリスクも大きいし・・・。
でもロブを打たないでネットプレーヤーを撃退しようと
するのはとても難しい。
ロブがあるからこそ、相手はネットにドン詰め出来ないんだし
ドン詰め出来ないからこそ、こちらはトドメを刺されにくい。
ロブがないのがネットプレーヤーにバレると、後ろ気にせず
どんどんネットに詰めれるからね。
ロブがあると当然相手は1stボレーのあとは様子を見るでしょ?
となると、相手ボレーも決定力が半減するどころか、相手の
足元にもボールを集めやすくなる。
これはやっぱりロブを使ったほうがいいよね。
特にトップスピンロブは、しっかりトップスピンをかける訳だから
足元へしっかり回転多めのストロークを打つのとリズムや
構え方が似ているんだよ。
ショートクロスにトップスピンでパスを抜くぞ・・・的な感じから
一気にストレートのトップスピンロブなんかを打てば、相手は
一歩も動けないなんてことになるのだ。
でもリズムや構え方は似ていても、当然ショットは違うんだから
どこかを変えないといけない。
ロブと普通のストロークとどう変えていくかと言うと、
ラケットダウンさせる場所と、打点の関係、これが重要なんだよ。
具体的に言うと、トップスピンロブを打つ時の方が、よりラケットダウンの
位置が打点の真下に近い形となるのだ。
打点の真下に近いところでラケットダウンをさせれば、ほぼ真上に
ラケットがボールを打ちに行く形になるでしょ?
そうすると、しっかりボールを持ち上げることが出来るし、回転も
掛けることが出来る。
だからテイクバックが大き過ぎて、ラケットダウンの位置も
後ろ過ぎる人はなかなかボールが上がりにくい。
打点も後ろの方になってしまって、詰まった当たりになるしね。
打点は基本的に前なんだから、ラケットダウンの位置も前の方に
移動させてやれば、一気に持ち上げて回転を加えることが出来るので
トップスピンロブは使いやすくなるのだ。
最初にも言ったように、トップスピンロブは普通のストロークと
同じリズムや構えから繰り出せる。
なので、ロブと対照的な足元に沈むショットと組み合わせて使うと
より効果は高いので、「足元打つぞ~」ってネットプレーの相手に
脅しをかけるような雰囲気からのトップスピンロブが打てるように
意識してみよう。
どっちかというとスライス系のロブが多いかな。
コンパクトなスィングでブロックするような感じで
ロブを打っているんだけど、トップスピンロブを使うことも
もちろんあるよ。
どういう感じで使い分けているかというと、相手が
しっかりスマッシュを打ってくるよう相手の場合は、
比較的トップスピンのロブを使う。
でも、しっかり振り抜いて打つトップスピンロブは、
上手く行けば相手の頭上を抜いたらそのままエースになることも
あるから重宝するけど、技術的にはスライスロブよりも難しいから
いつでもどんな時でも打てる訳じゃない。
なので試合の中でもロブを使うことにためらっている人
多いんじゃない?
相手がネットプレーに出てくるからロブを使いたいけど
スライスロブだと、どうしても追いつかれてしまって、逆に
スマッシュでやられてしまうし、トップスピンロブだとミスしたり
甘くなったりしてしまうリスクも大きいし・・・。
でもロブを打たないでネットプレーヤーを撃退しようと
するのはとても難しい。
ロブがあるからこそ、相手はネットにドン詰め出来ないんだし
ドン詰め出来ないからこそ、こちらはトドメを刺されにくい。
ロブがないのがネットプレーヤーにバレると、後ろ気にせず
どんどんネットに詰めれるからね。
ロブがあると当然相手は1stボレーのあとは様子を見るでしょ?
となると、相手ボレーも決定力が半減するどころか、相手の
足元にもボールを集めやすくなる。
これはやっぱりロブを使ったほうがいいよね。
特にトップスピンロブは、しっかりトップスピンをかける訳だから
足元へしっかり回転多めのストロークを打つのとリズムや
構え方が似ているんだよ。
ショートクロスにトップスピンでパスを抜くぞ・・・的な感じから
一気にストレートのトップスピンロブなんかを打てば、相手は
一歩も動けないなんてことになるのだ。
でもリズムや構え方は似ていても、当然ショットは違うんだから
どこかを変えないといけない。
ロブと普通のストロークとどう変えていくかと言うと、
ラケットダウンさせる場所と、打点の関係、これが重要なんだよ。
具体的に言うと、トップスピンロブを打つ時の方が、よりラケットダウンの
位置が打点の真下に近い形となるのだ。
打点の真下に近いところでラケットダウンをさせれば、ほぼ真上に
ラケットがボールを打ちに行く形になるでしょ?
そうすると、しっかりボールを持ち上げることが出来るし、回転も
掛けることが出来る。
だからテイクバックが大き過ぎて、ラケットダウンの位置も
後ろ過ぎる人はなかなかボールが上がりにくい。
打点も後ろの方になってしまって、詰まった当たりになるしね。
打点は基本的に前なんだから、ラケットダウンの位置も前の方に
移動させてやれば、一気に持ち上げて回転を加えることが出来るので
トップスピンロブは使いやすくなるのだ。
最初にも言ったように、トップスピンロブは普通のストロークと
同じリズムや構えから繰り出せる。
なので、ロブと対照的な足元に沈むショットと組み合わせて使うと
より効果は高いので、「足元打つぞ~」ってネットプレーの相手に
脅しをかけるような雰囲気からのトップスピンロブが打てるように
意識してみよう。
サーブなんて打ち込まれてもいいのだ。[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2012/07/20(金) 00:06
高校生の頃、1stサーブと言えば、エースを狙うための
サーブだった。
それが入らなければ、2ndサーブなんだけど、それは
完全に「入ればいい」程度のサーブ。
アンダーサーブも使っていたからね。
でもそんなゆっくり弱々なサーブでも打ち込まれなかった。
だって相手選手もレベルが低いから。
打ち込んだら逆にミスをするようなレベルだから、
アンダーサーブでも成り立ったのだ。
しかし高校卒業してコーチの世界に入るとそんなの通用しない。
しかも一緒に練習してもらった先輩コーチは殆どが超攻撃型。
俺のサーブよりも速いレシーブがドーンって返ってきた。
当然「これはマズイ!」とレシーブに負けないような強烈な
サーブをマスターしようと頑張ったけど、そんな簡単にサーブって
上達するもんじゃない。
打ち込まれることに怯えながらサーブするので、サーブの上達を
感じるよりも、どんどんサーブの確率が落ちていき、ダブルフォルト
オンパレードになっていく自分にセンスの無さを感じていた。
でもレシーバーに打ち込まれたから、もっといいサーブを
打とうという考え方、これがいけなかった。
「サーブを打ち込まれる→サーブを強化する」
当たり前の発想のような気はするけど、そう考えるのは
レシーバーの作戦でもある。
「サーブを良くしなきゃ!」って考えは余計にサーブ打つ時
プレッシャーを感じてしまう。
大事なことはサーブの次のショット・・・こういう場合は大抵
ストロークになると思うんだけど、そのストロークをしっかり
ディフェンシブにして、打ち込まれた強烈レシーブを
しっかり受け止めることなんだよ。
高校時代はそんなプレーをしている人、見たこと無かったけど
コーチになってから、色々試合を経験した強い選手を見るように
なると、そういうことに気が付き始めた。
それからというもの、強烈なレシーバーと対戦しても、
むやみにサーブを打とうとしないで、冷静に落ち着いて
サーブを打つ代わりに、サーブを打ち終わったらすぐに2歩
後ろへ下がって、打ち込んでくるレシーブに備えるようになった。
面白いことに、そういうプレーをし始めると、相手のレシーブミスが
多くなるのだ。
きっと甘いサーブだから打ちたくなるんだろうね。
その割には決まらないから、どんどん空回りしてしまう。
それと同時に、こちらのサーブは確率が上がり、
ダブルフォルトが減った!!
そりゃそうだ。
だって「サーブなんて入れればいい」って発想になるからね。
アンダーサーブを使っていた頃と全く同じ心境でサーブが打てる。
心理的にもずっと楽だったよ。
高校生の頃は、強い選手になるにはサーブは絶対強くないと
いけないって思ってた。
だってその頃、テレビでプロの試合見ていたら、ガンガン
エースを決めていたからね。
でも・・・弱いサーブをレシーブで打ち込まれて、そこから
ディフェンスでスタートするパターンも、よくよく見ると
あったんだよ。
ただそういうのってサーブの印象が薄いだけだったのだ。
エース取れるサーブを手に入れる前に、まずは自分のサーブを
レシーバーに打ち込まれても、しっかりと返球出来るような
サーブ&ディフェンスのパターンを手に入れなきゃね。
地味だけど、そういうことに目を向けよう。
サーブだった。
それが入らなければ、2ndサーブなんだけど、それは
完全に「入ればいい」程度のサーブ。
アンダーサーブも使っていたからね。
でもそんなゆっくり弱々なサーブでも打ち込まれなかった。
だって相手選手もレベルが低いから。
打ち込んだら逆にミスをするようなレベルだから、
アンダーサーブでも成り立ったのだ。
しかし高校卒業してコーチの世界に入るとそんなの通用しない。
しかも一緒に練習してもらった先輩コーチは殆どが超攻撃型。
俺のサーブよりも速いレシーブがドーンって返ってきた。
当然「これはマズイ!」とレシーブに負けないような強烈な
サーブをマスターしようと頑張ったけど、そんな簡単にサーブって
上達するもんじゃない。
打ち込まれることに怯えながらサーブするので、サーブの上達を
感じるよりも、どんどんサーブの確率が落ちていき、ダブルフォルト
オンパレードになっていく自分にセンスの無さを感じていた。
でもレシーバーに打ち込まれたから、もっといいサーブを
打とうという考え方、これがいけなかった。
「サーブを打ち込まれる→サーブを強化する」
当たり前の発想のような気はするけど、そう考えるのは
レシーバーの作戦でもある。
「サーブを良くしなきゃ!」って考えは余計にサーブ打つ時
プレッシャーを感じてしまう。
大事なことはサーブの次のショット・・・こういう場合は大抵
ストロークになると思うんだけど、そのストロークをしっかり
ディフェンシブにして、打ち込まれた強烈レシーブを
しっかり受け止めることなんだよ。
高校時代はそんなプレーをしている人、見たこと無かったけど
コーチになってから、色々試合を経験した強い選手を見るように
なると、そういうことに気が付き始めた。
それからというもの、強烈なレシーバーと対戦しても、
むやみにサーブを打とうとしないで、冷静に落ち着いて
サーブを打つ代わりに、サーブを打ち終わったらすぐに2歩
後ろへ下がって、打ち込んでくるレシーブに備えるようになった。
面白いことに、そういうプレーをし始めると、相手のレシーブミスが
多くなるのだ。
きっと甘いサーブだから打ちたくなるんだろうね。
その割には決まらないから、どんどん空回りしてしまう。
それと同時に、こちらのサーブは確率が上がり、
ダブルフォルトが減った!!
そりゃそうだ。
だって「サーブなんて入れればいい」って発想になるからね。
アンダーサーブを使っていた頃と全く同じ心境でサーブが打てる。
心理的にもずっと楽だったよ。
高校生の頃は、強い選手になるにはサーブは絶対強くないと
いけないって思ってた。
だってその頃、テレビでプロの試合見ていたら、ガンガン
エースを決めていたからね。
でも・・・弱いサーブをレシーブで打ち込まれて、そこから
ディフェンスでスタートするパターンも、よくよく見ると
あったんだよ。
ただそういうのってサーブの印象が薄いだけだったのだ。
エース取れるサーブを手に入れる前に、まずは自分のサーブを
レシーバーに打ち込まれても、しっかりと返球出来るような
サーブ&ディフェンスのパターンを手に入れなきゃね。
地味だけど、そういうことに目を向けよう。
こんな練習で試合中の集中力UP![てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2012/07/19(木) 20:24
集中力が無いやつは勝てない。
だから試合中はプレーに集中出来るようにしないと
いけないんだけど、簡単に集中できる方法あるよ。
それは何かと言うと・・・単調なことをし続けること。
例えば、相手のバックにスライスをし続けるとか、
ロブを上げ続けるとか。
主にディフェンスショットで、同じことを同じコースに
し続けるって決めたら、余計なことは何も考えなくて
済むから、集中しやすそうでしょ?
そして、そういうテニスをして勝つ人をいろんな大会で
見かけたことあると思うんだよね。
でもこういうテニスって集中しやすそうだけど、結局
通用するのは格下で決め手に欠ける相手だったり
切れやすい荒削りなタイプなんだよ。
となると、気持ちを落ち着かせるため、一時的な策として
単調なことをし続けるのはアリだけど、全てそういうテニスに
すると将来テニスが成長しないし、第一テニスの面白さを
堪能できてなくて損してる。
となると、やっぱり複雑に色んなショットやコースを
組み合わせながらも、ちゃんと集中できるテニスを
普段の練習の段階でやっておかないといけないのだ。
俺が特に選手時代意識していた組み合わせは、
トップスピンストロークとスライスの使い分け。
一度試合中にスライスを使うと、それ以降トップスピンが
使えなくなることってよくあったからね。
この練習はとことんやったよ。
それから、ストロークでしっかり粘ったプレーをした後に
ネットに出て、ボレーをきっちりと出来るようにする練習。
意外と忘れがちなのは、1stサーブでしっかり打った後に
確実に入れながらも相手に攻められにくい2ndサーブを
打つ練習など。
クロスラリーを延々と続けながら、急にストレートのラインと
平行にしっかり打つ・・・というのもシングルス、ダブルス、両方
必要なパターンなので、是非練習しておいてもらいたい。
こういうショットの組み合わせが試合中の作戦では
必要なのに、それを試合中「俺は出来ない」って思ってしまったり、
実際やったけどミスばかりだと、だんだんショットを切り替えることが
怖くなって、やるべきことから逃げてしまうんだよ。
そうなると、頭の中で思い描いていたイメージとかけ離れ、
結局繋ぎたい訳じゃ無いのに、試合では繋ぐしか
出来なくなったりするのだ。
試合中での集中力を落とさないためにも、普段からしっかり
対照的なショットの組み合わせを練習しておこう。
それはトップスピンの後にスライスなどの、対照的なショットの
種類の組み合わせでも良いし、対照的なコースの打ち分けでもいい。
対照的なスピードを瞬時に打ち分けるのも重要だよね。
もちろん試合中に集中出来るかどうかは、メンタルの部門では
あるんだけど、俺の経験上、プレッシャーがかかった場面で
やろうとしていた事が思った以上に出来なかった時に、集中力も
切れてしまったことが多かった。
ということは、テニスの戦術の中で使う、色んなショットの
組み合わせを普段どれだけ練習して身に付けているかが
精神的安定に繋がるんだよ。
これが出来ていない選手は、試合の中でプレッシャーを感じた
途端に、ただスライスなんかで繋ぎ続けるようなテニスしか
出来なくなるのだ。
普段の練習で、相手選手とただ黙々と同じペースで、
同じショットで打ち続けるような練習しかしていない選手は
いくらそのショットの威力が上がったとしても、試合で
通用し続けることは難しい。
そのためにも、1対1で打ち合うストロークのクロスラリー練習
だったら、その中できっちり繋ぎと攻撃のショットに分けて
練習してもらいたいし、スライスももちろん混ぜて
使ってもらいたいね。
コースはクロスラリーだから、クロスしか打っちゃいけないが
意識的にはそこからいつでもストレートに打てるような
気持ちで練習することも忘れずに。
普段から試合で手こずりやすいショットの組み合せを
練習しておいてよ。
だから試合中はプレーに集中出来るようにしないと
いけないんだけど、簡単に集中できる方法あるよ。
それは何かと言うと・・・単調なことをし続けること。
例えば、相手のバックにスライスをし続けるとか、
ロブを上げ続けるとか。
主にディフェンスショットで、同じことを同じコースに
し続けるって決めたら、余計なことは何も考えなくて
済むから、集中しやすそうでしょ?
そして、そういうテニスをして勝つ人をいろんな大会で
見かけたことあると思うんだよね。
でもこういうテニスって集中しやすそうだけど、結局
通用するのは格下で決め手に欠ける相手だったり
切れやすい荒削りなタイプなんだよ。
となると、気持ちを落ち着かせるため、一時的な策として
単調なことをし続けるのはアリだけど、全てそういうテニスに
すると将来テニスが成長しないし、第一テニスの面白さを
堪能できてなくて損してる。
となると、やっぱり複雑に色んなショットやコースを
組み合わせながらも、ちゃんと集中できるテニスを
普段の練習の段階でやっておかないといけないのだ。
俺が特に選手時代意識していた組み合わせは、
トップスピンストロークとスライスの使い分け。
一度試合中にスライスを使うと、それ以降トップスピンが
使えなくなることってよくあったからね。
この練習はとことんやったよ。
それから、ストロークでしっかり粘ったプレーをした後に
ネットに出て、ボレーをきっちりと出来るようにする練習。
意外と忘れがちなのは、1stサーブでしっかり打った後に
確実に入れながらも相手に攻められにくい2ndサーブを
打つ練習など。
クロスラリーを延々と続けながら、急にストレートのラインと
平行にしっかり打つ・・・というのもシングルス、ダブルス、両方
必要なパターンなので、是非練習しておいてもらいたい。
こういうショットの組み合わせが試合中の作戦では
必要なのに、それを試合中「俺は出来ない」って思ってしまったり、
実際やったけどミスばかりだと、だんだんショットを切り替えることが
怖くなって、やるべきことから逃げてしまうんだよ。
そうなると、頭の中で思い描いていたイメージとかけ離れ、
結局繋ぎたい訳じゃ無いのに、試合では繋ぐしか
出来なくなったりするのだ。
試合中での集中力を落とさないためにも、普段からしっかり
対照的なショットの組み合わせを練習しておこう。
それはトップスピンの後にスライスなどの、対照的なショットの
種類の組み合わせでも良いし、対照的なコースの打ち分けでもいい。
対照的なスピードを瞬時に打ち分けるのも重要だよね。
もちろん試合中に集中出来るかどうかは、メンタルの部門では
あるんだけど、俺の経験上、プレッシャーがかかった場面で
やろうとしていた事が思った以上に出来なかった時に、集中力も
切れてしまったことが多かった。
ということは、テニスの戦術の中で使う、色んなショットの
組み合わせを普段どれだけ練習して身に付けているかが
精神的安定に繋がるんだよ。
これが出来ていない選手は、試合の中でプレッシャーを感じた
途端に、ただスライスなんかで繋ぎ続けるようなテニスしか
出来なくなるのだ。
普段の練習で、相手選手とただ黙々と同じペースで、
同じショットで打ち続けるような練習しかしていない選手は
いくらそのショットの威力が上がったとしても、試合で
通用し続けることは難しい。
そのためにも、1対1で打ち合うストロークのクロスラリー練習
だったら、その中できっちり繋ぎと攻撃のショットに分けて
練習してもらいたいし、スライスももちろん混ぜて
使ってもらいたいね。
コースはクロスラリーだから、クロスしか打っちゃいけないが
意識的にはそこからいつでもストレートに打てるような
気持ちで練習することも忘れずに。
普段から試合で手こずりやすいショットの組み合せを
練習しておいてよ。
ストロークの準備が遅い人って・・・[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2012/07/18(水) 16:58
ストロークの準備が遅い人ってけっこう多い。
中には、準備の遅さで打点が食い込まれてるんだけど
それに慣れてしまって、食い込まれながらも器用に
スライス気味で返球している人なんかもいる。
そんな誤魔化すテクニックを覚えるよりも、ちゃんと
早めに準備して打ちやすい打点でストロークした方が
いいんだけどなんでこれだけ準備の遅い人がいるんだろう。
そしてどうすれば改善されるのかな。
まずその遅い準備が身に付いてしまう原因の一つに
ボール出しの基礎練習がある。
テニスを始めた頃、この基礎練習で徹底して反復練習
した人は多いと思うんだけど、ボール出し練習の
ボールってゆっくりで打ちやすい。
まだ準備をし始めるタイミングが分からない人は、何かを
キッカケにラケットのテイクバックを始めたいんだけど、
このボール出しのゆっくりなボールは、バウンドする
タイミングに合わせてテイクバックをすると、丁度
打ちやすいから、思わずそのタイミングで覚えてしまうのだ。
そして最初のこのボール出しの練習で、バウンド後に
準備するという遅い準備の癖が身に付いてしまう人が増える。
ではこの遅い準備の癖はどうやったら治るんだろう。
キーポイントはバウンドなんだけど、そのバウンドを
「準備を始めるキッカケ」と思っている人は、その考えを捨て、むしろ
「バウンド直後のボールを打ちたい」って思って欲しい。
バウンド直後のボールを打とうとすれば、当然バウンドするまでには
準備を終えて待っていようとするからね。
しかも実際の試合でも、バウンドした後、そんなに時間を掛けて
対処してばかりだと、相手の浅いショットのチャンスも逃すし
深いショットも必要以上に下がって処理しないといけない。
「バウンド直後のボール」という表現をしたけど、それは
いわゆるライジングってことになるよね。
ライジングを積極的に取り入れると、自然と準備が早くなりやすい。
だから試合中に、消極的になってライジングをやめ、バウンドを
した後時間かけて打とうとすると、同時に準備も遅くなってしまう。
そんな経験あるでしょ?
もう一つ準備を早くする方法がある。
それは相手へのアピールだ。
「逆クロスへ打つぞ!」とか「強く打つぞ!」という感じで相手に
打つ前アピールしておきながら、それとは違うコースやショット
スピードを見せると相手は読み辛く、対応もしにくくなる。
違う言い方をすれば、コースを隠すってこと。
その為には、当然早い準備が必要不可欠。
ストロークに限らず、どのショットも打つ前に相手へ
「色んなところへ打てるんだよ、俺は!」ってアピールしてみよう。
そうすると、自ずと準備も早くなる。
いつも打点が食い込まれる人、それから準備の時慌ただしいって
イメージを持っている人は準備が遅い可能性が高い。
「準備を早くしよう!」って自分へ言い聞かせることも大事だけど、
もっと効率良く早い準備を手に入れるためには「ライジング」と
「相手に色んなコースのアピール」、この二つを意識すること。
早い準備を手に入れて、余裕を持ったプレーをしたいもんだね。
中には、準備の遅さで打点が食い込まれてるんだけど
それに慣れてしまって、食い込まれながらも器用に
スライス気味で返球している人なんかもいる。
そんな誤魔化すテクニックを覚えるよりも、ちゃんと
早めに準備して打ちやすい打点でストロークした方が
いいんだけどなんでこれだけ準備の遅い人がいるんだろう。
そしてどうすれば改善されるのかな。
まずその遅い準備が身に付いてしまう原因の一つに
ボール出しの基礎練習がある。
テニスを始めた頃、この基礎練習で徹底して反復練習
した人は多いと思うんだけど、ボール出し練習の
ボールってゆっくりで打ちやすい。
まだ準備をし始めるタイミングが分からない人は、何かを
キッカケにラケットのテイクバックを始めたいんだけど、
このボール出しのゆっくりなボールは、バウンドする
タイミングに合わせてテイクバックをすると、丁度
打ちやすいから、思わずそのタイミングで覚えてしまうのだ。
そして最初のこのボール出しの練習で、バウンド後に
準備するという遅い準備の癖が身に付いてしまう人が増える。
ではこの遅い準備の癖はどうやったら治るんだろう。
キーポイントはバウンドなんだけど、そのバウンドを
「準備を始めるキッカケ」と思っている人は、その考えを捨て、むしろ
「バウンド直後のボールを打ちたい」って思って欲しい。
バウンド直後のボールを打とうとすれば、当然バウンドするまでには
準備を終えて待っていようとするからね。
しかも実際の試合でも、バウンドした後、そんなに時間を掛けて
対処してばかりだと、相手の浅いショットのチャンスも逃すし
深いショットも必要以上に下がって処理しないといけない。
「バウンド直後のボール」という表現をしたけど、それは
いわゆるライジングってことになるよね。
ライジングを積極的に取り入れると、自然と準備が早くなりやすい。
だから試合中に、消極的になってライジングをやめ、バウンドを
した後時間かけて打とうとすると、同時に準備も遅くなってしまう。
そんな経験あるでしょ?
もう一つ準備を早くする方法がある。
それは相手へのアピールだ。
「逆クロスへ打つぞ!」とか「強く打つぞ!」という感じで相手に
打つ前アピールしておきながら、それとは違うコースやショット
スピードを見せると相手は読み辛く、対応もしにくくなる。
違う言い方をすれば、コースを隠すってこと。
その為には、当然早い準備が必要不可欠。
ストロークに限らず、どのショットも打つ前に相手へ
「色んなところへ打てるんだよ、俺は!」ってアピールしてみよう。
そうすると、自ずと準備も早くなる。
いつも打点が食い込まれる人、それから準備の時慌ただしいって
イメージを持っている人は準備が遅い可能性が高い。
「準備を早くしよう!」って自分へ言い聞かせることも大事だけど、
もっと効率良く早い準備を手に入れるためには「ライジング」と
「相手に色んなコースのアピール」、この二つを意識すること。
早い準備を手に入れて、余裕を持ったプレーをしたいもんだね。
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