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てにすまん 高西ともからのメッセージブログ
ブログ2013/1
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決めたりミスをもらったり。[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2013/01/10(木) 11:51
テニスの難しいところは、ポイントを取り続けないと
いけないというところ。
5-0でリードしていても、あと1ゲーム分、ちゃんとポイントを
取らないと試合は終わらない。
そのポイントを取るパターンは大きく分けると二つある。
一つは自分で決めるポイント。
それからもう一つは相手にミスしてもらうポイント。
かなり大雑把に分けてはいるけど、必ずこの二つに
分類されるでしょ?
この二つのパターン、ちゃんと試合の中で上手く繰り返して
いかないとポイントを取り続けて勝利することは難しいんだよね。
例えば相手選手のミスが続けば、よっぽど何も考えない
選手でない限り、当然試合の途中で相手はその事に
気が付いて繋ぎ始めるでしょ?
ということは、そういう相手と対戦した場合は、
序盤は相手のミスでポイントを稼げるけど、中盤からは
ミスが期待できなくなる。
ということは、途中でこちらが自ら決めてポイントを
取っていかないといけなくなるのだ。
5-0からポイント取れなくなる人達もこういう試合の流れが
分かっていない場合が多い。
負けている方としては、0-5なんだから、もう後は粘って
繋ぐしかないんだからね。
5-0でリードしている方がのんびりミスを待っていても
こういう場面はそう簡単にはミスしてくれないに決まっている。
俺がよく使う例としては、こういうのがある。
強烈なレシーブを打とうとしている相手と対戦した場合、
その相手に強烈レシーブを打ち込まれないようにサーブを
強化することより、サーブのあとのディフェンスに専念する。
相手としては強烈レシーブを打ち込めたのに、なかなかそれが
ポイントに繋がらないと、焦ってミスが多くなる。
そこで相手が、レシーブで打ち込むのを辞めて、とりあえず深く
確実に返すことを考え始めたところで、今度はこちらが
サーブ&ボレーを仕掛けて、その確実に入れに来た
レシーブをネットプレーで狙う・・・というパターン。
そうすると、「入れるだけではダメ」と思った相手はこちらの
ネットプレーを警戒してまたレシーブを攻撃的に打たないと
いけなくなり、またそれによってミスがもらえるようになるのだ。
だから対戦している最中に考えないといけない重要なことは
今現在向かい合っている相手は、ミスをしてくれる状態なのか
そうじゃないか・・・を見分けることなんだよね。
そしてその情報は相手の表情からも分かるんだけど、
それ以上にその前のポイントパターンを参考にしてもらいたい。
ミスした後のポイントは、手堅く繋ぐ作戦に変更するだろうし、
せっかく繋いだのに、こちらに決められたのなら、今度は
強引に攻めてくる可能性は大きい。
こちらと打ち合おうとしているのか、それとも打ち合いを
嫌がっているか、そこをしっかり見極められるようにしたいね。
ただし、間違ってはいけないのは「決めるポイント」というのは
強引にパワーショットで決めに行くのではなく、決めようとする
行動を示す程度で良いからね。
積極的にネットに出たり、ちゃんと相手がいないオープンコートを
狙ったりする程度で、「絶対決めなきゃ!」なんて思っていると逆に
相手へミスをプレゼントしてしまい、焦って今度は繋ぎ始めたところ
今度は相手にその繋ぎショットをボレーされる・・・なんてパターンで
逆にやられるかもよ。
あくまでも、「攻めるぞ!!!」って脅しをかける程度でプレー
していれば、機が来たら自然と決まるもんなのだ。
その辺りの「ミスをもらう」「自分で攻撃する」という流れが繰り返し
必要なんだけど、その波に上手く乗っていければ、
自ずと勝ちは見えてくる。
テニスとはそういうスポーツなんだ。
いけないというところ。
5-0でリードしていても、あと1ゲーム分、ちゃんとポイントを
取らないと試合は終わらない。
そのポイントを取るパターンは大きく分けると二つある。
一つは自分で決めるポイント。
それからもう一つは相手にミスしてもらうポイント。
かなり大雑把に分けてはいるけど、必ずこの二つに
分類されるでしょ?
この二つのパターン、ちゃんと試合の中で上手く繰り返して
いかないとポイントを取り続けて勝利することは難しいんだよね。
例えば相手選手のミスが続けば、よっぽど何も考えない
選手でない限り、当然試合の途中で相手はその事に
気が付いて繋ぎ始めるでしょ?
ということは、そういう相手と対戦した場合は、
序盤は相手のミスでポイントを稼げるけど、中盤からは
ミスが期待できなくなる。
ということは、途中でこちらが自ら決めてポイントを
取っていかないといけなくなるのだ。
5-0からポイント取れなくなる人達もこういう試合の流れが
分かっていない場合が多い。
負けている方としては、0-5なんだから、もう後は粘って
繋ぐしかないんだからね。
5-0でリードしている方がのんびりミスを待っていても
こういう場面はそう簡単にはミスしてくれないに決まっている。
俺がよく使う例としては、こういうのがある。
強烈なレシーブを打とうとしている相手と対戦した場合、
その相手に強烈レシーブを打ち込まれないようにサーブを
強化することより、サーブのあとのディフェンスに専念する。
相手としては強烈レシーブを打ち込めたのに、なかなかそれが
ポイントに繋がらないと、焦ってミスが多くなる。
そこで相手が、レシーブで打ち込むのを辞めて、とりあえず深く
確実に返すことを考え始めたところで、今度はこちらが
サーブ&ボレーを仕掛けて、その確実に入れに来た
レシーブをネットプレーで狙う・・・というパターン。
そうすると、「入れるだけではダメ」と思った相手はこちらの
ネットプレーを警戒してまたレシーブを攻撃的に打たないと
いけなくなり、またそれによってミスがもらえるようになるのだ。
だから対戦している最中に考えないといけない重要なことは
今現在向かい合っている相手は、ミスをしてくれる状態なのか
そうじゃないか・・・を見分けることなんだよね。
そしてその情報は相手の表情からも分かるんだけど、
それ以上にその前のポイントパターンを参考にしてもらいたい。
ミスした後のポイントは、手堅く繋ぐ作戦に変更するだろうし、
せっかく繋いだのに、こちらに決められたのなら、今度は
強引に攻めてくる可能性は大きい。
こちらと打ち合おうとしているのか、それとも打ち合いを
嫌がっているか、そこをしっかり見極められるようにしたいね。
ただし、間違ってはいけないのは「決めるポイント」というのは
強引にパワーショットで決めに行くのではなく、決めようとする
行動を示す程度で良いからね。
積極的にネットに出たり、ちゃんと相手がいないオープンコートを
狙ったりする程度で、「絶対決めなきゃ!」なんて思っていると逆に
相手へミスをプレゼントしてしまい、焦って今度は繋ぎ始めたところ
今度は相手にその繋ぎショットをボレーされる・・・なんてパターンで
逆にやられるかもよ。
あくまでも、「攻めるぞ!!!」って脅しをかける程度でプレー
していれば、機が来たら自然と決まるもんなのだ。
その辺りの「ミスをもらう」「自分で攻撃する」という流れが繰り返し
必要なんだけど、その波に上手く乗っていければ、
自ずと勝ちは見えてくる。
テニスとはそういうスポーツなんだ。
シュミレーションは沢山打て![てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2013/01/08(火) 12:43
テニスはシュミレーションが大事。
ずっとテニスを続けて、つくづくそう思う。
咄嗟にやらなきゃいけないことも多いけど、やっぱり
殆どのことがある程度決められた予想できること。
事前にそのことをシュミレーションしておけば、
難しいことでも落ち着いて対処できたりするでしょ?
でもそのシュミレーションの仕方って意外と
コツがあるんだよ。
気を付けないといけないのは、打ち方の
シュミレーションをする場合。
「こういう風にストロークを打ちたい」って自分の理想とする
イメージを頭に思い浮かべるのは良いんだけど、
その時のイメージは単発にならないこと。
どういうことかと言うと、意外と打ち方で気を付けないと
いけないことは準備段階のタイミングと打ち合わった後の
構え直しの部分。
準備からヒット、そして打ち終わりの構え直しまでちゃんと
イメージしてもらいたいし、そこまでイメージしたらそのまま
スプリットステップして、またそこから次のショットの準備
というところにもう一度辿り着いてもらいたい。
ということは、テイクバックからフォロースルーで
シュミレーションを終えないで、しっかりと準備→テイクバック→
ヒット→フォロースルー→また構え直し→準備→テイクバック・・・って
ぐるぐると繰り返し、何度も何度も打ち続けているイメージを
頭の中に作ってシュミレーションをしてもらいたい。
だって、打ち合わったら相手はそれを返球してくるんだよ。
打ち終わったら構え直すことは当たり前。
例えそれがボレーやスマッシュであっても同じように相手が
返球してくることを意識して繰り返すシュミレーションを
することで初めて実戦に役立つシュミレーションとなる。
相手が格上だったり、粘り強い相手だと実際どんなところに
打っても返ってくる感じ、あるでしょ?
こういったシュミレーションが出来ると、実戦の中でも
戦術パターンのシュミレーションに繋がっていく。
例えばサーブ打ってネットダッシュしてボレー・・・だとか、
ネットに出てきた相手に足元へ打っておいて、その後ロブとか。
ショットの後に構え直しして、移動してまた次の違うショットの準備、
そしてヒット・・・とシュミレーションすれば立派な戦術パターンとなる。
打ったショットを相手がどう処理するかは分からないけど、
何度も何度も予測を立てながらプレーしていると、必ず相手が
どう返球してくるかの予想が出来るようになるんだよ。
当然相手に目を向けて観察するって癖も身に付くしね。
でもこれとは逆で、試合中にミスが重なり、そのミスを修正しないと
いけない状況になった時、どうしてもラケットを振る腕の動きだけ
イメージしてしまう人が多い。
そうなると逆に準備も遅くなるし、それによって足も止まってしまうし
構え直しも遅くなる。
当然相手の動向も観察しなくなるし、何とか返球できたとしても
その次に自分がどこへどういうショットを打つのか何も考えて
いないから、ノープランで一発狙い・・・なんてパターンに陥り、余計
状況が悪くなるんだよ。
もちろん、ボールを打つ瞬間のイメージはとても大事。
でもそれだけじゃなくて、もっと全体的なイメージを作って欲しい。
何本も何本も自分が伸び伸びとラリーを続けているシュミレーションを
することが出来れば、ショット全体が良くなるだけじゃなくて
戦術的にも精神的にもプラスになることが多いんだよ。
さぁ、サーブを打つ前、もしくはレシーブで構えている時、しっかり
いいシュミレーションで、自分の実力を存分に発揮させよう。
ずっとテニスを続けて、つくづくそう思う。
咄嗟にやらなきゃいけないことも多いけど、やっぱり
殆どのことがある程度決められた予想できること。
事前にそのことをシュミレーションしておけば、
難しいことでも落ち着いて対処できたりするでしょ?
でもそのシュミレーションの仕方って意外と
コツがあるんだよ。
気を付けないといけないのは、打ち方の
シュミレーションをする場合。
「こういう風にストロークを打ちたい」って自分の理想とする
イメージを頭に思い浮かべるのは良いんだけど、
その時のイメージは単発にならないこと。
どういうことかと言うと、意外と打ち方で気を付けないと
いけないことは準備段階のタイミングと打ち合わった後の
構え直しの部分。
準備からヒット、そして打ち終わりの構え直しまでちゃんと
イメージしてもらいたいし、そこまでイメージしたらそのまま
スプリットステップして、またそこから次のショットの準備
というところにもう一度辿り着いてもらいたい。
ということは、テイクバックからフォロースルーで
シュミレーションを終えないで、しっかりと準備→テイクバック→
ヒット→フォロースルー→また構え直し→準備→テイクバック・・・って
ぐるぐると繰り返し、何度も何度も打ち続けているイメージを
頭の中に作ってシュミレーションをしてもらいたい。
だって、打ち合わったら相手はそれを返球してくるんだよ。
打ち終わったら構え直すことは当たり前。
例えそれがボレーやスマッシュであっても同じように相手が
返球してくることを意識して繰り返すシュミレーションを
することで初めて実戦に役立つシュミレーションとなる。
相手が格上だったり、粘り強い相手だと実際どんなところに
打っても返ってくる感じ、あるでしょ?
こういったシュミレーションが出来ると、実戦の中でも
戦術パターンのシュミレーションに繋がっていく。
例えばサーブ打ってネットダッシュしてボレー・・・だとか、
ネットに出てきた相手に足元へ打っておいて、その後ロブとか。
ショットの後に構え直しして、移動してまた次の違うショットの準備、
そしてヒット・・・とシュミレーションすれば立派な戦術パターンとなる。
打ったショットを相手がどう処理するかは分からないけど、
何度も何度も予測を立てながらプレーしていると、必ず相手が
どう返球してくるかの予想が出来るようになるんだよ。
当然相手に目を向けて観察するって癖も身に付くしね。
でもこれとは逆で、試合中にミスが重なり、そのミスを修正しないと
いけない状況になった時、どうしてもラケットを振る腕の動きだけ
イメージしてしまう人が多い。
そうなると逆に準備も遅くなるし、それによって足も止まってしまうし
構え直しも遅くなる。
当然相手の動向も観察しなくなるし、何とか返球できたとしても
その次に自分がどこへどういうショットを打つのか何も考えて
いないから、ノープランで一発狙い・・・なんてパターンに陥り、余計
状況が悪くなるんだよ。
もちろん、ボールを打つ瞬間のイメージはとても大事。
でもそれだけじゃなくて、もっと全体的なイメージを作って欲しい。
何本も何本も自分が伸び伸びとラリーを続けているシュミレーションを
することが出来れば、ショット全体が良くなるだけじゃなくて
戦術的にも精神的にもプラスになることが多いんだよ。
さぁ、サーブを打つ前、もしくはレシーブで構えている時、しっかり
いいシュミレーションで、自分の実力を存分に発揮させよう。
今日からあなたもネットプレーヤー[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2013/01/05(土) 23:06
プレースタイルは何かと言われると、オールラウンドと
答えているんだけど、もともとはストローク主体のベースライン
プレーヤーだった。
でも過去2回、完全ネットプレーヤーになったことがある。
一回目は21歳の頃かな。
それまで、あまりにもボレーが下手だったんだけど、それは
「経験が少ない」と思ったから、1年間ずっとネットプレーヤーで
やっていこうって思って、自分がサーブの時はもちろん
サーブ&ボレー、レシーブの時も殆どがレシーブダッシュ・・・という
スタイルで全て試合を頑張った。
2回目のネットプレーヤーをやったのは、30歳の時。
体力的にもベースラインで粘り続けるプレーがキツイと
感じ始めていたし、ランキングも上がっていたので、100位以内の
選手達と対戦することが多くなり、粘り続ける俺のストロークだけでは
勝てないって感じたから。
今一度ネットプレーの要素をスタイルに取り入れようって思って、
半年ほどサーブ&ボレーをどんな相手にでもやることにした。
2回ともかなり大きな収穫があって、俺のテニスも飛躍させる
ことが出来たんだけど、思い切ってネットプレーを取り入れる
ことって、けっこう勇気が必要だった。
まだ一回目に行なった21歳の時って、全然戦績も出していない
から、これ以上自分のランキングが落ちることって考えずに済んだ。
そもそもネットプレーを取り入れなくても勝てなかったしね。
そんなことより、テニスコーチという立場からしても、ボレーが
出来ないこと自体マズイと思っていたから、新たに武器が
増える気がして、ワクワクしながらやっていたくらい。
しかし2回目のネットプレーヤーへのトライは、やはり戦績にも
影響を大きく及ぼした。
手堅くやればストレートで勝てそうな相手にも競ってしまったり
実際負けてしまったり。
何度も「完全ネットプレーヤー」を辞めて、ちょっとずつ
試合の中でネットプレーを増やしていく方針に変えようかと
思ったんだけど、そこで怖かったのはネットプレーとメンタルの
関係。
自由にネットプレーを混ぜるようにした場合、恐らく自分は
気持ちに余裕がある時しかネットに出ないだろうって思った。
そうなると、完全にリードしている時とか、相手がかなり弱い
相手の時だけしかネットに出ないだろうって。
それだと結局それまでのストローカーテニスと変わらない。
ネットプレーを自分のスタイルとして取り入れるためには、
本当にピンチの場面や超緊張した場面でも、ネットに向かって
いけるようにならなきゃいけないのだ。
だから、ある程度戦績が落ちる覚悟でネットプレーヤーを
貫いたよ。
でも、そこでそういう覚悟が出来た原因は何かと言うと、周りで
一緒に練習してくれた俺より格上の選手達の存在。
自分より強い選手たちを見ていると、今いる自分の
ランキングなんて、大したこと無いって感じるようになった。
そんな大したランキングでも無いくせして、必死にその地位を
守ろうとするなんて馬鹿げているって思ったし、ある程度その
ランキングを落としてでも、それを犠牲にしてもっとデカイ
武器を成長させなきゃいけないんじゃないか・・・ってね。
新しいことを覚えようとすると、それまでのテニスのバランスが
崩れるのはしょうがないこと。
それによって生じる戦績不振も避けられない。
でもそれを怖がったり、そこから逃げたりすると大きな成長は
得難いって思った。
今ではむしろストロークよりもネットプレーの方が得意って
感じるくらい。
思い切ってやってみないと本当の自分って探せないんだって
ことも学んだよ。
何かが苦手って思っている人、今日から思い切ってそれが
得意な人のように振舞ってみてはいかがでしょう?
徹底してそれを貫くと、何かが見えてくるかも。
もしかしたら本当に得意になるかも。
答えているんだけど、もともとはストローク主体のベースライン
プレーヤーだった。
でも過去2回、完全ネットプレーヤーになったことがある。
一回目は21歳の頃かな。
それまで、あまりにもボレーが下手だったんだけど、それは
「経験が少ない」と思ったから、1年間ずっとネットプレーヤーで
やっていこうって思って、自分がサーブの時はもちろん
サーブ&ボレー、レシーブの時も殆どがレシーブダッシュ・・・という
スタイルで全て試合を頑張った。
2回目のネットプレーヤーをやったのは、30歳の時。
体力的にもベースラインで粘り続けるプレーがキツイと
感じ始めていたし、ランキングも上がっていたので、100位以内の
選手達と対戦することが多くなり、粘り続ける俺のストロークだけでは
勝てないって感じたから。
今一度ネットプレーの要素をスタイルに取り入れようって思って、
半年ほどサーブ&ボレーをどんな相手にでもやることにした。
2回ともかなり大きな収穫があって、俺のテニスも飛躍させる
ことが出来たんだけど、思い切ってネットプレーを取り入れる
ことって、けっこう勇気が必要だった。
まだ一回目に行なった21歳の時って、全然戦績も出していない
から、これ以上自分のランキングが落ちることって考えずに済んだ。
そもそもネットプレーを取り入れなくても勝てなかったしね。
そんなことより、テニスコーチという立場からしても、ボレーが
出来ないこと自体マズイと思っていたから、新たに武器が
増える気がして、ワクワクしながらやっていたくらい。
しかし2回目のネットプレーヤーへのトライは、やはり戦績にも
影響を大きく及ぼした。
手堅くやればストレートで勝てそうな相手にも競ってしまったり
実際負けてしまったり。
何度も「完全ネットプレーヤー」を辞めて、ちょっとずつ
試合の中でネットプレーを増やしていく方針に変えようかと
思ったんだけど、そこで怖かったのはネットプレーとメンタルの
関係。
自由にネットプレーを混ぜるようにした場合、恐らく自分は
気持ちに余裕がある時しかネットに出ないだろうって思った。
そうなると、完全にリードしている時とか、相手がかなり弱い
相手の時だけしかネットに出ないだろうって。
それだと結局それまでのストローカーテニスと変わらない。
ネットプレーを自分のスタイルとして取り入れるためには、
本当にピンチの場面や超緊張した場面でも、ネットに向かって
いけるようにならなきゃいけないのだ。
だから、ある程度戦績が落ちる覚悟でネットプレーヤーを
貫いたよ。
でも、そこでそういう覚悟が出来た原因は何かと言うと、周りで
一緒に練習してくれた俺より格上の選手達の存在。
自分より強い選手たちを見ていると、今いる自分の
ランキングなんて、大したこと無いって感じるようになった。
そんな大したランキングでも無いくせして、必死にその地位を
守ろうとするなんて馬鹿げているって思ったし、ある程度その
ランキングを落としてでも、それを犠牲にしてもっとデカイ
武器を成長させなきゃいけないんじゃないか・・・ってね。
新しいことを覚えようとすると、それまでのテニスのバランスが
崩れるのはしょうがないこと。
それによって生じる戦績不振も避けられない。
でもそれを怖がったり、そこから逃げたりすると大きな成長は
得難いって思った。
今ではむしろストロークよりもネットプレーの方が得意って
感じるくらい。
思い切ってやってみないと本当の自分って探せないんだって
ことも学んだよ。
何かが苦手って思っている人、今日から思い切ってそれが
得意な人のように振舞ってみてはいかがでしょう?
徹底してそれを貫くと、何かが見えてくるかも。
もしかしたら本当に得意になるかも。
嘘つきテニス[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2013/01/01(火) 02:24
人間、嘘をつくと、その嘘とつじつまを合わせるために
また新たに違う嘘をついてしまう。
ちょっとした嘘だったはずなのに、その嘘を成り立たせるために
また違う嘘で誤魔化し、気が付くともう取り返しの付かないような
状況になっていたりしてしまう・・・なんてよくある話。
でもテニスもちょっと似たところがあるんだよね。
それはショットを打つ時のポジション。
本当はちゃんとポジションに立って打てばしっかりとした
いいショットが打てるんだけど、最後の一歩を省いてしまって
ショットが中途半端になってしまう・・・というパターンって
やってしまってないか?
疲れていたり、精神的にネガティブな状態になると、どうしても
ラケットがボールに届く範囲までは近づけるんだけど、
残り一歩ってポジションで足が止まってしまうんだよ。
本当はそこからもう一歩近づいたり、前へ一歩踏み込んだり
すれば完璧なのに「あっ、届くからこれ以上いいや」って
足を止めてしまい、あとはスライスで誤魔化すパターンとなる。
もちろんそういう状況でもスライスだと、何とか誤魔化して
返球することは出来るが、当然一歩足りない分腰が引けた
状態になりやすいから、しっかり伸びのあるスライスは
期待できないし、飛びが甘い分スィングも大振りにして、深く返球
しようとしてしまう。
上体のバランスが崩れてしまうから、腰の負担も膝の負担も
大きいし、大振りになる分、腕の衝撃も大きくなるから
結局は身体に大きな負担を負わせることになって
しまうんだよね。
当然、体のバランスが崩れていて、大振りな打ち方の人って
打ち終わった後、素早く構え直して次のショットに備えるという
ことはかなり難しい。
ということは、ボールを打った後、ポジションを修正するのに
時間まで掛かってしまうということになる。
でもここは強引に戻らないといけない。
そうなると、労力も掛かってしまうし、怪我もしやすいのだ。
結局、たった一歩ボールを打つために必要なステップを
省いてしまっただけで、トップスピンでしっかり打てるところを
気の抜けたスライスに切り替えなきゃいけないし、その一歩が
足りない分、腰と膝の負担が大きくなり、大振りにしてしまうしその分、
腕の負担も増えてしまい、挙句の果てに打ち終わった後、戻ることも
労力が必要になる割には遅い・・・という結果になってしまう。
たった一歩を省いただけだよ!
そんな一歩を省いたせいで、結局はその後もっと大変なことに
なってしまうんだよ。
だったらその一歩を省かないで、きっちりとポジションに
入った方が総合的に見て、ショットの質も、体の負担も
プラスになることの方が多いのだ。
もちろんスライスも試合の中で必要だから、どんどん使って
いいんだけど、スライス使うときもしっかりと完璧なポジションを
その都度意識して打てるようにして欲しいな。
とにかく、目の前の一歩を誤魔化すと、その一歩踏み込む以上の
労力の負担とショットの質の低下に苦しむことになりやすい。
ちゃんとコツコツとポジションに入ることを心掛けよう。
また新たに違う嘘をついてしまう。
ちょっとした嘘だったはずなのに、その嘘を成り立たせるために
また違う嘘で誤魔化し、気が付くともう取り返しの付かないような
状況になっていたりしてしまう・・・なんてよくある話。
でもテニスもちょっと似たところがあるんだよね。
それはショットを打つ時のポジション。
本当はちゃんとポジションに立って打てばしっかりとした
いいショットが打てるんだけど、最後の一歩を省いてしまって
ショットが中途半端になってしまう・・・というパターンって
やってしまってないか?
疲れていたり、精神的にネガティブな状態になると、どうしても
ラケットがボールに届く範囲までは近づけるんだけど、
残り一歩ってポジションで足が止まってしまうんだよ。
本当はそこからもう一歩近づいたり、前へ一歩踏み込んだり
すれば完璧なのに「あっ、届くからこれ以上いいや」って
足を止めてしまい、あとはスライスで誤魔化すパターンとなる。
もちろんそういう状況でもスライスだと、何とか誤魔化して
返球することは出来るが、当然一歩足りない分腰が引けた
状態になりやすいから、しっかり伸びのあるスライスは
期待できないし、飛びが甘い分スィングも大振りにして、深く返球
しようとしてしまう。
上体のバランスが崩れてしまうから、腰の負担も膝の負担も
大きいし、大振りになる分、腕の衝撃も大きくなるから
結局は身体に大きな負担を負わせることになって
しまうんだよね。
当然、体のバランスが崩れていて、大振りな打ち方の人って
打ち終わった後、素早く構え直して次のショットに備えるという
ことはかなり難しい。
ということは、ボールを打った後、ポジションを修正するのに
時間まで掛かってしまうということになる。
でもここは強引に戻らないといけない。
そうなると、労力も掛かってしまうし、怪我もしやすいのだ。
結局、たった一歩ボールを打つために必要なステップを
省いてしまっただけで、トップスピンでしっかり打てるところを
気の抜けたスライスに切り替えなきゃいけないし、その一歩が
足りない分、腰と膝の負担が大きくなり、大振りにしてしまうしその分、
腕の負担も増えてしまい、挙句の果てに打ち終わった後、戻ることも
労力が必要になる割には遅い・・・という結果になってしまう。
たった一歩を省いただけだよ!
そんな一歩を省いたせいで、結局はその後もっと大変なことに
なってしまうんだよ。
だったらその一歩を省かないで、きっちりとポジションに
入った方が総合的に見て、ショットの質も、体の負担も
プラスになることの方が多いのだ。
もちろんスライスも試合の中で必要だから、どんどん使って
いいんだけど、スライス使うときもしっかりと完璧なポジションを
その都度意識して打てるようにして欲しいな。
とにかく、目の前の一歩を誤魔化すと、その一歩踏み込む以上の
労力の負担とショットの質の低下に苦しむことになりやすい。
ちゃんとコツコツとポジションに入ることを心掛けよう。
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