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ブログ試合【ダブルス】

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ポーチされないクロスショット[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2012/04/19(木) 10:55

ダブルスが苦手だった。
いつまで苦手って思ってただろう。
とにかくずっとシングルスで結果を出したいと
思って、明けても暮れてもシングルスの
練習ばかりだし、頭の中も「どうやったらシングルスで
勝てるだろう」ってことばかり考えていたから、
そんな当時の俺がダブルスの試合に出ると
「人がゴチャゴチャして多過ぎる!!!」って
思ってしまってイライラしたもんだ。
 
せっかく俺が相手選手の一人とラリーで
勝負しているのに、そこへヒョイってもう一人の選手が
ボレーで割って入ってくるんだよ!!!
「邪魔すんなよー!!!」って思いながら、そいつが
気になって仕方なかった。
そう、でもこれがダブルスなんだよね。
この邪魔してくるボレー選手のポーチをいかに交わすか、
もっと言えばこのボレー選手の動きを封じることが
出来るかがダブルスでのキーポイントだ。
 
もちろんストレートロブなどで逃げるという手もアリ。
でもストレートに逃げてばかりだと、クロスラリー打ちながら
自分のパートナーの攻撃ボレーを使うってことが出来なくなり、
連携が取れなくなってしまう。
何とか相手にポーチされずに、クロスへ返球し続ける
方法を掴みたいものだ。
 
そんなポーチされにくいクロスショットの方法は
大きく3つある。
まずは相手ボレーが取れないくらい角度をつけて
しっかりとクロスに返球すること。
これが一番シンプルな考え方だけど、相手のショットが
厳しくなってくると、何でもかんでもクロスに
きっちり返せるとは限らない。
しかもそんなの誰でもまっ先に考える事だよね。
 
そこで重要になってくるのはストレートのショット。
ん?クロスに打つ方法だって?そう、ボレーに取られず
クロスに返球する方法の大事なポイントはストレート
なんだよ。
どういうことかと言うと、実際にストレート打つわけじゃなく、
相手に対して「俺は今からストレート打つかもよ・・・・」的な
雰囲気を醸し出すこと!!
チラッとストレートを見てもイイし、ガッツリそっちへ打ちそうな
構えを見せつけてもいい。
ボレーの人って、ポーチには出たいけどそれ以上に
「ストレート抜かれたくない」って思うから、その気持ちを
突っついてクロスへ手を出せなくするんだよ。
 
でもこれをやるには、それまでに何本かストレートロブや
ストレートの足元、ストレートアタックを見せておかないと
いけないし、打つ準備が遅い人はストレートアピールできない。
その辺りを気を付けて。
 
そして残る一つはクイックショット。
ボールを早いタイミングで打ち返すという作戦。
相手ボレーが「今だ!!」って思ってポーチに出ようとするより
早くボールを返球してしまえば、ボレーの選手は飛び出せる
距離が小さくなるし、出るタイミングも逃しやすい。
これは速いショットって意味じゃないよ、ライジングで
早いタイミングってこと。
ということは逆に、バウンドしてから時間かけて
ボールを打っている人はポーチの餌食になりやすい。
 
この3つ、「きっちりクロス」、「ストレートを意識させる」、
「早いタイミングの返球」があれば、正面でこっちのショットを
ボレーしようとして狙っている相手のボレー選手も怖くない。
これらを意識して練習し、堂々とクロスに返球しよう。
って言っても、またそういう、『ちゃんとクロスに返球出来る
ストローク選手に対するボレーの動き』ってのもあるんだけどね。
だからテニスは面白い。

技術だけじゃダメってことか[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2012/01/12(木) 11:51

現役時代、試合の殆どがシングルスだった。
ダブルスもたまには出ていたけど、
シングルスに出たついでって感じだね。
単複両方出場して、シングルスが先に負けて
終わると「え~、ダブルスだけか・・・」なんて
思った時もあったよ。
 
なので、ダブルスの練習なんて普段からしなかった。
テニスのことは四六時中考えてたけど、
それはシングルスのこと。
ダブルスというスポーツの勝ち方なんてあまり
気にしなかったね。
 
でもサーブやストロークの技術も上がってくると
戦術関係なしで、技術で何とか少しはダブルスも
勝てるようになってきた。
でも勝ち上がるが、普段本当にダブルスが強い選手と
対戦すると全然勝てない。
その時感じたのが
「邪魔する人が多い・・・・」
「ボレーにいても仕事させてもらえない」
 
相手ボレーの動きは本当に鬱陶しく感じ、
自分がボレーの時は攻撃する気分を奪われて
受身にさせられちゃう。
それはショットの質とか技術的なことじゃなくて
動きだったり、ポジションだったり、ちょっとした目配せ
だったり・・・。
ポーチに出るタイミングとか、出る場面の選び方も
ダブルス的な考え方とかノウハウが重要だって
痛感させられた。
 
もちろんシングルスはシングルスで戦略が重要。
とにかくテニスは技術を向上させるだけじゃなく、
今持っている技術を最大限生かせる戦術を
持っていないと勝てないってことだ。
シングルスもダブルスもね。
特にダブルスはネットに最初から「邪魔する専門」の
選手がいて良いわけだから、邪魔するノウハウを会得して
おかないといけないし、ストロークの人はそんな
邪魔者の動きを封じる術を持っておかないとね。

打ってない人たちも仕事しろよっ![てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/09/26(月) 01:51

ダブルスはコートに4人いる。
でもボールは一個だ。
当たり前か。
4人のうち一人しかボールを打たない。
じゃあ他の3人は何をする?
 
打つ人のパートナーは、打ったボールが有効打なら、更に攻撃を
仕掛ける為にフォローをするだろうし、甘ければディフェンスをしないと
いけないので、打とうとしているパートナーの余裕の度合い、それから
相手選手二人のポジションなんかをチェックしないといけない。
 
打とうとしている選手の相手は何をしないといけない?
まずボールを打とうとしている相手選手の正面に立っている人は
その相手にプレッシャーをかけないといけない。
ボールを打とうとしているんだから、それを集中させないように
動いて存在感をアピールする事が必要。
 
じゃあボールを打つ人に対してクロスに立っている選手は何しよう。
正面に立っている選手は一生懸命動いてプレッシャーを掛けてくれていると
すれば、その頑張ってくれている選手の後ろを手堅くカバーしてあげよう。
「お前が後ろをロブで抜かれても、ちゃんと俺がいるよ」
そうアピールしながらポジション取ってあげると、パートナーは安心して
プレッシャーを自分の正面の打とうとしている選手に掛けられる。
 
こう考えると、ボールを打つ人以外もけっこう忙しいでしょ?
この「打っていない」時の働きがないと試合は勝てない。
だってこれが出来ないと相手選手はノープレッシャーでやりやすいから
実力を発揮し易しい、味方もプレーに集中出来なくなる。
 
打つ技術ってなかなか上達難しいけど、こういう打つ時以外の
動きや相手への見せ方って、覚えればすぐに出来るでしょ?
上手い人達のボール打っていない時の動きを是非観察してみて。
もちろんシングルスも大事だから、しっかりチェックしておこう。

ウルトラミラクルスーパーダブルスストレートアタックレシーブ[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/08/29(月) 16:57

ダブルスのレシーブの時に、ストレートを
抜くというのはそう気軽に出来るもんでは無い。
相手ボレーに読まれると逆にカウンター喰らって失点する
可能性高いから、それなりストレートじゃないとマズイ。
 
だからと言って、凄いショット打って取れないように
してやろう・・・なんて思うとミスする可能性が高くなるし
何より相手に「今から打ちますよ!」ってアピールすることに
なるので、相手はむしろ覚悟して待ってしまう。
それじゃあとても効果あるストレートにならない。
 
もちろんストレートを抜くというのは、それなりの質が
求められるんだけど、大事なことは
「え?ストレート・・・・?」って相手が意表を突かれる
シチュエーションで打てるかどうかなんだよね。
だから、ストレートを打つまではしっかりとクロスへの
レシーブをきっちり打っていることを印象付けることが
必要になる。
 
ということは、ショートクロス気味の印象的なレシーブを
打った後にまた自分にレシーブが回ってきたら時なんかは
ストレートに打つチャンス。
正面のボレーの選手はさっきの鋭いクロスレシーブの印象が
あるから、もう頭の中の意識はクロスにあることが多い。
しかしここで「ストレートを抜いてやる」という表情でジッと
ストレートを凝視しているとばれてしまうので、ここはまた
クロスに良いレシーブ打ってやろう的な雰囲気を醸し出し、
相手の意識をストレートから遠ざけよう。
 
こんな感じで相手ボレーの選手をしっかりクロスへ意識させる
ことが出来た状態でストレートへ打てれば、よっぽど甘いショットじゃ
ない以上カウンター喰らって決められることも少ない。
そう、ストレートが抜けるかどうかは威力ではなく、事前準備なんだよ。
ちゃんとストレート打つ為の環境を整えてからストレートに打とう。
 
一番まずいのは、相手にポーチボレーでやられた時。
次に回ってきたレシーブで慌ててストレートを打つパターン。
さっきのポーチボレーをまたやるんじゃないかと警戒して、ストレートに
打ちこむ・・・というのは、相手にしてみたら超読み易いパターン。
しかもそれは精神的にも逃げていることになるよ。
 
たまにしか打たないダブルスのストレートショット。
だからこそ、打つ時のシチュエーションをしっかり決めて
数少ないストレートを試合の中で効果的に活かしてもらいたい。
正面のボレーは、ポーチ出ようとしている?
ストレート守ろうとしている?
常に正面ボレーを観察すること。

パートナーのための1stサーブ[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/04/27(水) 08:57

各地でインハイ予選も始まり、どこの学校の部活も益々
盛り上がっている。
基本的に普段のテニスの練習はというと、シングルスを
想定した練習になりやすいから、ダブルスの試合前は
ダブルス練習を行う事が多い。
俺も幾つかの学校の部活を指導しているので
その中でダブルス練習を行うんだけど、
共通して注意している点がある。
それは・・・1stサーブを入れることだ。
 
1stサーブってどういう風に考えてる?
2ndサーブがあるから、一か八かで打って良いサーブって
思っていない?
色んな部活で見ていると、1stサーブはいきなりドーンって
打ってフォルトして、そこから2ndをチョロっと入れるという
パターンを繰り返し行っているペアが多い。
でもたまに1stサーブがラッキーな感じで入り、それで
決まってしまうから調子に乗ってまた次のポイントも
ドーンってあまり入らない1stサーブを打ち続けるのだ。
 
でも5本に1本くらいしか入らない1stサーブだと
すると、5ポイント中4ポイントは2ndサーブからスタートしている
ことになるでしょ?
そうなるとどうなるかと言うと、レシーバーの方が攻撃的に
スタート出来るんだよ。
そうすると狙われやすいのは、サーブする人のパートナー。
レシーブ側は緩いサーブを思いっきりフォアで回り込んで
前衛にぶつけてミスさせようって作戦を取りやすいのだ。
 
サーブのパートナーって何のためにネット際にいるかと言うと
攻撃するためでしょ?
その前衛が相手攻撃の的になるなんてとんでもない話。
だったら、ネットに立たないで最初からベースラインにいた方が
ディフェンスに徹する事が出来る。
でもちゃんとネットに立って待っているって事は、1stサーブを
入れてくれることを期待しているってことだよ。
 
サーブが良ければレシーブミスもらいやすいし、返球されたとしても
甘いレシーブになりやすい。
でも良いサーブでポイント稼ごうって考えはダブルスでは効率が悪い。
それよりもせっかく最初からネットにいるパートナーを使ってポイントを
稼ぎたい。
そのパートナーが活かされるのは1stサーブなんだよ。
だから1stサーブを頑張って入れてあげて。
確率は最低でも80%!
頑張れ!
 
その代わり、パートナーは1stサーブが入ったら動いて
ポーチボレーに行ってよ!!
ポーチする自信が無ければ、ポーチに行くフリでも良いから
動き回ること。
ハッタリでもかまわない。
二人で協力して戦う・・・それがダブルスなのだ。
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