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てにすまん 高西ともからのメッセージブログ
ブログメンタル
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ビビってしまう人、逃げようとしてしまう人へ[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2012/07/16(月) 12:52
テニスは頭で考えながらプレーしないといけない。
戦術だけでなく、相手の癖、表情、それから自分自身を
客観的に観察しながら、どうやれば試合で勝利する
ことが出来るのか考えることが大事。
もちろん試合だけではなく、練習の中でも常に頭を働かせ
レベルアップを考えないといけない。
でも実は頭を働かせることって難しい。
人間って考えることが出来る動物なんだけど、
その考える能力が優秀すぎて余計なことまで
考えてしまうんだよね。
例えば「ミスしたらどうしよう」みたいな、不安を煽るような
考えや「もう無理じゃない?」という諦めの考え。
それまでの経験から考えると、大事な場面でしかも
緊張しながら打つ時にはミスする可能性は確かに高い。
リードされていてしかも相手選手が強ければそのまま
負けてしまう可能性も高い。
今までの経験から次に起こりうることを予測できることは
人間の頭の良さだけど、これじゃあテニスにマイナスだ。
結果その予測した情報によってラケット振る腕が縮こまったり
勝つチャンスが残された試合を途中で放棄してしまうことって
あるでしょ?
それだったら何も考えずただただバカになって打ち続ける
方が良いのかなって考えてしまう。
でも、最初にも言ったようにテニスは頭を使わないと
いけないスポーツなんだよ。
何も考えないで打ち続けるテニスで勝ち続けるのはちょっと
限界があるのだ。
そこで大事なのはテニス用の本能をちゃんと設定して
持っているのかってことなのだ。
「緊張した場面→ミスするかも」とか
「相手が強くてリードされている→無理じゃない?」というのは
動物的本能で危険回避させるため。
緊張する場面に遭遇したら、ミスするってことを脳が体に
知らせてあげることで警告して、そういう場面を避けるように
しているのだ。
強い相手にリードされている場合も、このまま続けると負けて
しまう可能性が高いから、早々とそういう苦しい状況から
逃げましょう・・・と脳が促している。
ストレスや危険を避けるというのは動物の本能だからね。
でもそういう緊張した場面でも堂々と向かっていくという
選択をしたり、強い相手にリードされても、諦めないプレーを
し続けることがテニス選手の本能にないといけない。
そのためには何が必要かというと、「対応策」。
緊張した場面では何をすればミスを減らせるのか。
強い相手にリードされていても、そこから逆転勝ちするためには
どういうプレーを選べば良いのか。
それらの対応策によって「だから大丈夫」という気持ちが
湧いてくると、それが「自信」となり「希望」を持ち続けられる。
動物的本能は「危険回避」であり、そこには「自信」や「希望」
という概念が発生しないんだよ。
それに対してテニスの本能は「勝利すること」。
自分に自信を持ち、勝利に対しての希望を発生させる
テニス用の本能をちゃんと頭に植え付けよう。
結局テニスをする人間は動物なんだから、余計な心配を
してしまう。
でも人間はスポーツを楽しめるんだから、その余計な心配を
乗り越えるための対応策を準備出来る。
「だから大丈夫」って何度も試合中につぶやきながら、
自信を持って頑張ってくれ。
戦術だけでなく、相手の癖、表情、それから自分自身を
客観的に観察しながら、どうやれば試合で勝利する
ことが出来るのか考えることが大事。
もちろん試合だけではなく、練習の中でも常に頭を働かせ
レベルアップを考えないといけない。
でも実は頭を働かせることって難しい。
人間って考えることが出来る動物なんだけど、
その考える能力が優秀すぎて余計なことまで
考えてしまうんだよね。
例えば「ミスしたらどうしよう」みたいな、不安を煽るような
考えや「もう無理じゃない?」という諦めの考え。
それまでの経験から考えると、大事な場面でしかも
緊張しながら打つ時にはミスする可能性は確かに高い。
リードされていてしかも相手選手が強ければそのまま
負けてしまう可能性も高い。
今までの経験から次に起こりうることを予測できることは
人間の頭の良さだけど、これじゃあテニスにマイナスだ。
結果その予測した情報によってラケット振る腕が縮こまったり
勝つチャンスが残された試合を途中で放棄してしまうことって
あるでしょ?
それだったら何も考えずただただバカになって打ち続ける
方が良いのかなって考えてしまう。
でも、最初にも言ったようにテニスは頭を使わないと
いけないスポーツなんだよ。
何も考えないで打ち続けるテニスで勝ち続けるのはちょっと
限界があるのだ。
そこで大事なのはテニス用の本能をちゃんと設定して
持っているのかってことなのだ。
「緊張した場面→ミスするかも」とか
「相手が強くてリードされている→無理じゃない?」というのは
動物的本能で危険回避させるため。
緊張する場面に遭遇したら、ミスするってことを脳が体に
知らせてあげることで警告して、そういう場面を避けるように
しているのだ。
強い相手にリードされている場合も、このまま続けると負けて
しまう可能性が高いから、早々とそういう苦しい状況から
逃げましょう・・・と脳が促している。
ストレスや危険を避けるというのは動物の本能だからね。
でもそういう緊張した場面でも堂々と向かっていくという
選択をしたり、強い相手にリードされても、諦めないプレーを
し続けることがテニス選手の本能にないといけない。
そのためには何が必要かというと、「対応策」。
緊張した場面では何をすればミスを減らせるのか。
強い相手にリードされていても、そこから逆転勝ちするためには
どういうプレーを選べば良いのか。
それらの対応策によって「だから大丈夫」という気持ちが
湧いてくると、それが「自信」となり「希望」を持ち続けられる。
動物的本能は「危険回避」であり、そこには「自信」や「希望」
という概念が発生しないんだよ。
それに対してテニスの本能は「勝利すること」。
自分に自信を持ち、勝利に対しての希望を発生させる
テニス用の本能をちゃんと頭に植え付けよう。
結局テニスをする人間は動物なんだから、余計な心配を
してしまう。
でも人間はスポーツを楽しめるんだから、その余計な心配を
乗り越えるための対応策を準備出来る。
「だから大丈夫」って何度も試合中につぶやきながら、
自信を持って頑張ってくれ。
己を信じてダブルフォルト撲滅運動[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2012/07/04(水) 01:35
「1試合でダブルフォルトは一回くらいしかアカン」
高校生の頃、父親にそう言ってよく怒られた。
それくらいサーブが不安定でダブルフォルトが多かったのだ。
それはテニスコーチの仕事に就いてからもすぐには
直らなかった。
先輩コーチとのマッチ練習でも、
「それだけダブルフォルト多いと練習にならない」
って何度言われたことか。
そんなダブルフォルトを量産していた頃、レッスンの中で
コーチが生徒さんにずっとサーブを打ち続けて、レシーブの
練習をしてもらうという練習メニューがあって、それが
当時の俺にはとても苦痛だったよ。
ベースラインに2列で並んでいる生徒さんに、どんどんサーブを
打つんだけど、当然ある程度しっかりしたサーブじゃないと
レシーブ練習にはならない。
でもそんなしっかりしたサーブをずっと打ち続けられるような
サーブはその頃の俺には無いから、ネットにかかったり、
オーバーしたりしまくり、そのたびに
「すみません・・・、もう一本行きます」
って生徒さんにサーブを打ち直す。
だけど、またそれもフォルトしてしまい、もう練習はグダグダ状態。
生徒さんもレシーブの練習どころじゃない。
「コーチのサーブは入るのか・・・」と余計な心配をしないと
いけないからね。
悔しくて、情けなくて、毎日サーブ練習を行なった。
一カゴどころじゃない。
3つも4つもカゴを並べて、練習しまくったよ。
コートに一人立って、黙々とサーブを打ち続けた。
そして徐々にサーブのコツを掴んで、後に安定したサーブを
手に入れることが出来た。
安定感を身に付けられた理由はもちろん練習の成果も
あるんだけど、ミスしていた主な原因は技術以上に意識の
問題なんだって気が付いたことが大きかった。
意識の問題とは、ダブルフォルトする・・・というパターンが
定番だった頃、どうしてもセカンドサーブを打つ時には
「またフォルトかも」って自分を疑ってしまっていたことや、
ダブルフォルトの後には必死で
「次こそはダブルフォルトしないようにしなきゃ」って
余計に自分を焦らせていたこと。
試合中もレッスン中も、何も気にしないで打っている時は、
普通のしっかりしたサーブを打ち続けられるのに、試合中に
セカンドサーブを打つことになった時、それからダブルフォルトした
後の次のサーブの時、更にレッスン中、生徒さんに入れ続けないと
いけないサーブが入らなかった後、余計な心配というかお節介というか
不安を煽る心理状態に陥って、それが余計にミスを呼ぶ感じ。
サーブ技術の問題以上に、ミスした後の気持ちの切り替えの
問題が俺には必要だったんだよ。
そう考えると、ダブルフォルトした後に、またダブルフォルトを
続けないようにする一番の方法は、「気にしない!」ってことになる。
何も気にしないで打ったほうが、自分自身を心配しておそるおそる打つよりも、
よっぽど安定した良いサーブが入りやすいんだよ。
さっきのダブルフォルトなんて忘れて、何事もなかったように
また黙々とサーブを打ってもらいたいね。
今でもレッスンの中で、生徒さんにレシーブの練習として、
俺がサーブをどんどん打ってあげて練習することがある。
もちろん今の俺のサーブは安定しているよ。
安定したサーブの技術をしっかり掴んだからなんだけど、
でも安定している一番の原因は「俺は大丈夫」って微塵も
己を疑わなくなったこと。
自分を信じ続けることが出来ない人は、一発ミスすると
そのまま崩れてしまうよ。
高校の頃の俺みたいにね。
大丈夫?そこの君は疑いながらサーブしてない?
高校生の頃、父親にそう言ってよく怒られた。
それくらいサーブが不安定でダブルフォルトが多かったのだ。
それはテニスコーチの仕事に就いてからもすぐには
直らなかった。
先輩コーチとのマッチ練習でも、
「それだけダブルフォルト多いと練習にならない」
って何度言われたことか。
そんなダブルフォルトを量産していた頃、レッスンの中で
コーチが生徒さんにずっとサーブを打ち続けて、レシーブの
練習をしてもらうという練習メニューがあって、それが
当時の俺にはとても苦痛だったよ。
ベースラインに2列で並んでいる生徒さんに、どんどんサーブを
打つんだけど、当然ある程度しっかりしたサーブじゃないと
レシーブ練習にはならない。
でもそんなしっかりしたサーブをずっと打ち続けられるような
サーブはその頃の俺には無いから、ネットにかかったり、
オーバーしたりしまくり、そのたびに
「すみません・・・、もう一本行きます」
って生徒さんにサーブを打ち直す。
だけど、またそれもフォルトしてしまい、もう練習はグダグダ状態。
生徒さんもレシーブの練習どころじゃない。
「コーチのサーブは入るのか・・・」と余計な心配をしないと
いけないからね。
悔しくて、情けなくて、毎日サーブ練習を行なった。
一カゴどころじゃない。
3つも4つもカゴを並べて、練習しまくったよ。
コートに一人立って、黙々とサーブを打ち続けた。
そして徐々にサーブのコツを掴んで、後に安定したサーブを
手に入れることが出来た。
安定感を身に付けられた理由はもちろん練習の成果も
あるんだけど、ミスしていた主な原因は技術以上に意識の
問題なんだって気が付いたことが大きかった。
意識の問題とは、ダブルフォルトする・・・というパターンが
定番だった頃、どうしてもセカンドサーブを打つ時には
「またフォルトかも」って自分を疑ってしまっていたことや、
ダブルフォルトの後には必死で
「次こそはダブルフォルトしないようにしなきゃ」って
余計に自分を焦らせていたこと。
試合中もレッスン中も、何も気にしないで打っている時は、
普通のしっかりしたサーブを打ち続けられるのに、試合中に
セカンドサーブを打つことになった時、それからダブルフォルトした
後の次のサーブの時、更にレッスン中、生徒さんに入れ続けないと
いけないサーブが入らなかった後、余計な心配というかお節介というか
不安を煽る心理状態に陥って、それが余計にミスを呼ぶ感じ。
サーブ技術の問題以上に、ミスした後の気持ちの切り替えの
問題が俺には必要だったんだよ。
そう考えると、ダブルフォルトした後に、またダブルフォルトを
続けないようにする一番の方法は、「気にしない!」ってことになる。
何も気にしないで打ったほうが、自分自身を心配しておそるおそる打つよりも、
よっぽど安定した良いサーブが入りやすいんだよ。
さっきのダブルフォルトなんて忘れて、何事もなかったように
また黙々とサーブを打ってもらいたいね。
今でもレッスンの中で、生徒さんにレシーブの練習として、
俺がサーブをどんどん打ってあげて練習することがある。
もちろん今の俺のサーブは安定しているよ。
安定したサーブの技術をしっかり掴んだからなんだけど、
でも安定している一番の原因は「俺は大丈夫」って微塵も
己を疑わなくなったこと。
自分を信じ続けることが出来ない人は、一発ミスすると
そのまま崩れてしまうよ。
高校の頃の俺みたいにね。
大丈夫?そこの君は疑いながらサーブしてない?
緊張感を楽しむためには[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2012/07/02(月) 09:54
テニスの試合中、緊張したことはある?
もちろんあるよね。
普段なら「チャンス!」って思って簡単に決められる
ショットも腕が縮こまって振り抜けなかったなんて
よくある話。
どうすれば緊張しないように出来るのか・・・っていうのは
テニスやっている人、皆考えていると思うんだけど
そんなの無理だよ。
「勝ちたい!」「負けたくない!」って思って試合に
出るんだから、緊張状態からは抜け出せない。
大事なことは、緊張した場面で何をすれば良いのか、
どう考えて臨めば良いのか、事前にちゃんと準備しておくこと。
しかし緊張する条件っていくつかある。
まず一つは、試合自体に緊張してしまうこと。
大会に出場しているって事に緊張してしまうんだけど
こればっかりは何度も試合に出場して、その緊張感に
慣れるしかない。
でもそんな緊張感の中、一つでも勝ちを挙げられると
緊張した分だけ喜びも大きい。
その喜びを一度でも味わうと、緊張感漂う試合会場に
いることも楽しく思えてくるよ。
それ以外に緊張しやすい場面と言えば、試合中にミスをした後、
また同じシチュエーションを迎えてしまった時。
先程のミスが頭を過ぎって思わず身体も硬直してしまう。
もちろん次こそはミスしないで確実に返球したい。
でもミスなんて絶対しない方法なんて無いんだよ。
もちろん回転量を増やしたり、狙うコースを単調にすれば
ミスは減るけど、それでもある程度ミスはあるもの。
だから、「絶対ミスをしちゃいけない」という考えを打つ前に
思うのは意味がないどころか、その考えが余計に自分自身へ
プレッシャーをかけ変な不安を煽る緊張を生むんだよ。
ある程度のミスとは広い心で付き合っていかないとね。
それから試合の中で大きな緊張と言えば、
「勝てそう」とか「負けそう」と感じる場面。
ゲームの節目とか試合の終盤なんかになると
1ポイントの重要性がどんどん大きくなってそう感じるよね。
そうなると緊張感はどんどん高まり、普段平気でやっている
ことがビックリするくらい出来なくなることがある。
そんな時、いかにその状態で自分がいいプレーが出来るか
ということを考えることも大事なんだけど、そこで重要なのは
相手選手を観察することなんだよ。
自分にとって大事な場面ということは、相手にとっても重要な
場面になっているはず。
その場面で緊張するってことは、相手も同じように
緊張場面にあるってことだ。
だから緊張状態でいかに自分がミスしないでプレーするかを
考える以上に、同じ緊張状態でプレーしている相手にその
緊張を利用してミスをもらえるか・・・を考えられるようにしたい。
緊張している相手はそういう場面では何をしようとするのか、
緊張している相手に何をすれば効果があるのか・・・。
もちろん自分も緊張しているから出来ることは限られるけど
それでも相手にプレッシャーを与える術はあるはず。
緊張している自分をどうするかってずっと考えてプレーするよりも、
緊張している相手をどうやっつけるかの方が、試合の中では
重要だし、そういう考え方を持っていると緊張感を楽しめるように
なるんだよ。
緊張の種類って色々あるよね。
でもそれがテニスだし、それが試合なんだよ。
最初に言ったように、緊張が無くなることはないし
逃げ出すことも許されない。
緊張状態を怖がるよりも、緊張感をワクワクしながら
楽しめるような考え方を持てるようにしたいもんだ。
緊張状態で活躍できれば楽しいし、緊張状態では
相手も緊張している、そういうことを考えると楽しめそうでしょ?
もちろんあるよね。
普段なら「チャンス!」って思って簡単に決められる
ショットも腕が縮こまって振り抜けなかったなんて
よくある話。
どうすれば緊張しないように出来るのか・・・っていうのは
テニスやっている人、皆考えていると思うんだけど
そんなの無理だよ。
「勝ちたい!」「負けたくない!」って思って試合に
出るんだから、緊張状態からは抜け出せない。
大事なことは、緊張した場面で何をすれば良いのか、
どう考えて臨めば良いのか、事前にちゃんと準備しておくこと。
しかし緊張する条件っていくつかある。
まず一つは、試合自体に緊張してしまうこと。
大会に出場しているって事に緊張してしまうんだけど
こればっかりは何度も試合に出場して、その緊張感に
慣れるしかない。
でもそんな緊張感の中、一つでも勝ちを挙げられると
緊張した分だけ喜びも大きい。
その喜びを一度でも味わうと、緊張感漂う試合会場に
いることも楽しく思えてくるよ。
それ以外に緊張しやすい場面と言えば、試合中にミスをした後、
また同じシチュエーションを迎えてしまった時。
先程のミスが頭を過ぎって思わず身体も硬直してしまう。
もちろん次こそはミスしないで確実に返球したい。
でもミスなんて絶対しない方法なんて無いんだよ。
もちろん回転量を増やしたり、狙うコースを単調にすれば
ミスは減るけど、それでもある程度ミスはあるもの。
だから、「絶対ミスをしちゃいけない」という考えを打つ前に
思うのは意味がないどころか、その考えが余計に自分自身へ
プレッシャーをかけ変な不安を煽る緊張を生むんだよ。
ある程度のミスとは広い心で付き合っていかないとね。
それから試合の中で大きな緊張と言えば、
「勝てそう」とか「負けそう」と感じる場面。
ゲームの節目とか試合の終盤なんかになると
1ポイントの重要性がどんどん大きくなってそう感じるよね。
そうなると緊張感はどんどん高まり、普段平気でやっている
ことがビックリするくらい出来なくなることがある。
そんな時、いかにその状態で自分がいいプレーが出来るか
ということを考えることも大事なんだけど、そこで重要なのは
相手選手を観察することなんだよ。
自分にとって大事な場面ということは、相手にとっても重要な
場面になっているはず。
その場面で緊張するってことは、相手も同じように
緊張場面にあるってことだ。
だから緊張状態でいかに自分がミスしないでプレーするかを
考える以上に、同じ緊張状態でプレーしている相手にその
緊張を利用してミスをもらえるか・・・を考えられるようにしたい。
緊張している相手はそういう場面では何をしようとするのか、
緊張している相手に何をすれば効果があるのか・・・。
もちろん自分も緊張しているから出来ることは限られるけど
それでも相手にプレッシャーを与える術はあるはず。
緊張している自分をどうするかってずっと考えてプレーするよりも、
緊張している相手をどうやっつけるかの方が、試合の中では
重要だし、そういう考え方を持っていると緊張感を楽しめるように
なるんだよ。
緊張の種類って色々あるよね。
でもそれがテニスだし、それが試合なんだよ。
最初に言ったように、緊張が無くなることはないし
逃げ出すことも許されない。
緊張状態を怖がるよりも、緊張感をワクワクしながら
楽しめるような考え方を持てるようにしたいもんだ。
緊張状態で活躍できれば楽しいし、緊張状態では
相手も緊張している、そういうことを考えると楽しめそうでしょ?
苦しい時にはこれを読め[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2012/04/06(金) 14:39
テニスの試合中は苦しい。
でもだからこそ、それを乗り越えて勝利を掴んだ時に
嬉しさが大きいし、その喜びを求めて試合に出ている。
その苦しさから逃げようとすると、一発屋的な
ショットを打ってしまったりして、結局敗退の
道しか残されていない。
逃げたいとは思ってしまったけど、負けたくはなかったはず。
何とか苦しい状況で我慢できる術は無いものか・・・。
俺が現役の頃は色んなコーチや先輩選手から
アドバイスやお言葉をもらって、そういった状況と
向き合ったよ。
一番記憶に残っている言葉は、入社してから社長にもらった
一言なんだけど「苦しい時には空を見ろ」というもの。
シンプルだけど意外とこれが効果あった。
足元見てブツブツつぶやくよりも、空を眺めて「青い空だ!」
って思った方が、その時の自分を客観的に見ることが
出来て、未だに苦しい状況では頭に浮かぶ言葉。
「笑え!」
これはどの選手だったか、トップの男子選手が
言ってたんだよ。
ホントに声を出して笑うと、不思議と苦しい状況でも
ネガティブな発想じゃなくて前向きなプレーを
自分にさせることが出来た。
もちろんポイントとポイントの合間ね。
笑いすぎはダメだと思うが、これもよく使わせてもらった。
「声を大きくする」
打つ瞬間、息を吐くのと同時に声を出してプレー
するんだけど、この声を苦しい状況ではいつもより
大きくするんだよ。
でも俺の場合、相手が打つ瞬間も小さめではあるが
声を出していた。
これもリズムが取りやすくなる。
とにかく声を大きくすると、余計なことを考えず
自分本来のテニスを黙々とこなすことが出来た。
これは自分で生み出したやり方。
俺の声が試合中に大きくなったら、心理的には苦しい
状況なんだと思って。
「応援してくれている人を意識する」
これはマイナス面もあるんだけど、俺の場合は効果絶大。
試合中はやっぱりビビりやすい。
でも自分を観てくれている人の存在を意識すると、そんな
姿は見せられない。
「動じてないよ!」って雰囲気作って堂々とプレーし、
「ヨッシャー!!!」ってガッツポーズまでして見せて
観客にアピールした方が調子は上げやすかった。
マイナス面はモチロン、周りを意識したことで調子に
乗り過ぎて空回りしてしまったり、一発屋で派手ショットを
見せようとしたり、ブチギレたフリをして試合を投げる
なんてこともあるかな。
俺がラケットを投げてしまっていた時は、今思うと周りで
見てくれていた人へのアピールだった気がする。
もちろんいい戦術的が、苦境を脱するためには一番
大事なんだけど、そういう技術や戦術以外にもこういうふうに
ちょっとしたピンチ乗り越えテクニックがあると便利。
いろんな人からそういうのを教えてもらうのもイイが
自分なりのパターンも探してみよう。
結構役立つよ。
でもだからこそ、それを乗り越えて勝利を掴んだ時に
嬉しさが大きいし、その喜びを求めて試合に出ている。
その苦しさから逃げようとすると、一発屋的な
ショットを打ってしまったりして、結局敗退の
道しか残されていない。
逃げたいとは思ってしまったけど、負けたくはなかったはず。
何とか苦しい状況で我慢できる術は無いものか・・・。
俺が現役の頃は色んなコーチや先輩選手から
アドバイスやお言葉をもらって、そういった状況と
向き合ったよ。
一番記憶に残っている言葉は、入社してから社長にもらった
一言なんだけど「苦しい時には空を見ろ」というもの。
シンプルだけど意外とこれが効果あった。
足元見てブツブツつぶやくよりも、空を眺めて「青い空だ!」
って思った方が、その時の自分を客観的に見ることが
出来て、未だに苦しい状況では頭に浮かぶ言葉。
「笑え!」
これはどの選手だったか、トップの男子選手が
言ってたんだよ。
ホントに声を出して笑うと、不思議と苦しい状況でも
ネガティブな発想じゃなくて前向きなプレーを
自分にさせることが出来た。
もちろんポイントとポイントの合間ね。
笑いすぎはダメだと思うが、これもよく使わせてもらった。
「声を大きくする」
打つ瞬間、息を吐くのと同時に声を出してプレー
するんだけど、この声を苦しい状況ではいつもより
大きくするんだよ。
でも俺の場合、相手が打つ瞬間も小さめではあるが
声を出していた。
これもリズムが取りやすくなる。
とにかく声を大きくすると、余計なことを考えず
自分本来のテニスを黙々とこなすことが出来た。
これは自分で生み出したやり方。
俺の声が試合中に大きくなったら、心理的には苦しい
状況なんだと思って。
「応援してくれている人を意識する」
これはマイナス面もあるんだけど、俺の場合は効果絶大。
試合中はやっぱりビビりやすい。
でも自分を観てくれている人の存在を意識すると、そんな
姿は見せられない。
「動じてないよ!」って雰囲気作って堂々とプレーし、
「ヨッシャー!!!」ってガッツポーズまでして見せて
観客にアピールした方が調子は上げやすかった。
マイナス面はモチロン、周りを意識したことで調子に
乗り過ぎて空回りしてしまったり、一発屋で派手ショットを
見せようとしたり、ブチギレたフリをして試合を投げる
なんてこともあるかな。
俺がラケットを投げてしまっていた時は、今思うと周りで
見てくれていた人へのアピールだった気がする。
もちろんいい戦術的が、苦境を脱するためには一番
大事なんだけど、そういう技術や戦術以外にもこういうふうに
ちょっとしたピンチ乗り越えテクニックがあると便利。
いろんな人からそういうのを教えてもらうのもイイが
自分なりのパターンも探してみよう。
結構役立つよ。
自分自身は敵か味方か[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2012/03/09(金) 18:20
試合中、自分自身との対話ってやってる?
ダメなときに、励ましたり、冷静にさせたり、叱ったり・・・。
実際プレーをしている自分とは別の存在を作ることで
客観的に自分自身を見られるようになるのだ。
俺も現役の時は試合ではもう一人の自分を作り、
そいつが結構俺自身に言葉をかけてくれたもんだ。
俺の場合は、そいつに結構冷めた言い方をされた。
ミスしたときには「あーあ、情けねぇ」とか「馬鹿じゃないの?」
みたいな言葉を自分自身に言ってくる。
それに対してムカッとくるんだけど、それが結構奮起させる
起爆剤になった気がする。
調子いい時も「いい気になってんなよ!!」とか
「喜んでばかりいないで、ちゃんと次のポイントのことを考えろ」
なんて水を差すような言い方をしてくる。
そう言われると、「分かってるよ!!」ってすぐにまた冷静に
次のポイントに入っていける。
汚いジャッジやマナーの悪い相手と当たったときは、
「あいつは、かわいそうな奴だよね」って俺に言ってくる。
そう言われると「確かにそうだ・・・」と、相手に対して
感情的になりそうな状態から救われる。
もちろん俺自身が言っているのだから、元々俺の
考えに基づいた意見を言ってくるんだけど、
無意識状態でプレーしたり、調子に乗りすぎて
しまっていたり、頭に血が上って視野が狭くなっている
時には、自分本来の考え方がポーンって抜けてしまう。
そんな時にしっかりと自分の考え方を思い出させてくれる
自分との対話はとても試合中は大事にしているし
期待もしている。
だけどさっきも述べたように、結局は自分の考えに過ぎない。
ということは、自分のテニスのプレーに対する考え方が
曖昧だったり、いい加減だと、この自分との対話がマイナスに
働いてしまうのだ。
昔はよくこういうことあった。
例えば、大事な場面でのサーブのトスの途中で
「ダブルフォルト・・・大丈夫?」とか、相手と長いラリーを
やっている最中に「こっちが先にミスしたりして・・・」と
不安を煽るような言葉を投げかけてくる。
挙句の果てに、「これはもう負けてもしょうがない!」と
さっさと試合を負けて終わらせようと、諦めさせる言い訳を
ご丁寧にも見付けてくれたりするんだよ。
こうなるともう敵以上に厄介だね。
でもそれは、窮地に陥った時、苦しい時にはどういう
プレーを自分はするべきか、決めてないからそうなるのだし
普段からその為の準備が足りていないからそうなるのだ。
あまり他の選手と、こういう試合中の自分との対話について
話をしたことはないが、恐らく多くの選手は経験があると思う。
でも、苦しい状況の中でも自信をもって自分らしいプレーを
し続けることが出来る選手って、やっぱり試合中に自分との対話は
出来ているんじゃないかな?
そのためにも、きっちり自分のやるべきことを決めておくことと
その為の準備を普段からしっかり練習で積んでおこう。
ダメなときに、励ましたり、冷静にさせたり、叱ったり・・・。
実際プレーをしている自分とは別の存在を作ることで
客観的に自分自身を見られるようになるのだ。
俺も現役の時は試合ではもう一人の自分を作り、
そいつが結構俺自身に言葉をかけてくれたもんだ。
俺の場合は、そいつに結構冷めた言い方をされた。
ミスしたときには「あーあ、情けねぇ」とか「馬鹿じゃないの?」
みたいな言葉を自分自身に言ってくる。
それに対してムカッとくるんだけど、それが結構奮起させる
起爆剤になった気がする。
調子いい時も「いい気になってんなよ!!」とか
「喜んでばかりいないで、ちゃんと次のポイントのことを考えろ」
なんて水を差すような言い方をしてくる。
そう言われると、「分かってるよ!!」ってすぐにまた冷静に
次のポイントに入っていける。
汚いジャッジやマナーの悪い相手と当たったときは、
「あいつは、かわいそうな奴だよね」って俺に言ってくる。
そう言われると「確かにそうだ・・・」と、相手に対して
感情的になりそうな状態から救われる。
もちろん俺自身が言っているのだから、元々俺の
考えに基づいた意見を言ってくるんだけど、
無意識状態でプレーしたり、調子に乗りすぎて
しまっていたり、頭に血が上って視野が狭くなっている
時には、自分本来の考え方がポーンって抜けてしまう。
そんな時にしっかりと自分の考え方を思い出させてくれる
自分との対話はとても試合中は大事にしているし
期待もしている。
だけどさっきも述べたように、結局は自分の考えに過ぎない。
ということは、自分のテニスのプレーに対する考え方が
曖昧だったり、いい加減だと、この自分との対話がマイナスに
働いてしまうのだ。
昔はよくこういうことあった。
例えば、大事な場面でのサーブのトスの途中で
「ダブルフォルト・・・大丈夫?」とか、相手と長いラリーを
やっている最中に「こっちが先にミスしたりして・・・」と
不安を煽るような言葉を投げかけてくる。
挙句の果てに、「これはもう負けてもしょうがない!」と
さっさと試合を負けて終わらせようと、諦めさせる言い訳を
ご丁寧にも見付けてくれたりするんだよ。
こうなるともう敵以上に厄介だね。
でもそれは、窮地に陥った時、苦しい時にはどういう
プレーを自分はするべきか、決めてないからそうなるのだし
普段からその為の準備が足りていないからそうなるのだ。
あまり他の選手と、こういう試合中の自分との対話について
話をしたことはないが、恐らく多くの選手は経験があると思う。
でも、苦しい状況の中でも自信をもって自分らしいプレーを
し続けることが出来る選手って、やっぱり試合中に自分との対話は
出来ているんじゃないかな?
そのためにも、きっちり自分のやるべきことを決めておくことと
その為の準備を普段からしっかり練習で積んでおこう。
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