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喘息少年からアスリートへ[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2010/12/23(木) 13:19

もともと幼少の頃喘息持ちで虚弱体質だった。
激しい運動をすると発作が起きてゼーゼー。
長距離走ると途中でゼーゼー。
笑い過ぎてもゼーゼー・・・という何とも面倒な体。
痩せっぽちでガリガリだったしね。
 
でも両親から「もっと体を鍛えて元気になれ!」と
色んなスポーツ習わされて、結局はこうしてプロテニス選手にまで
なってしまった・・・。
まさかこうなるとは両親も思ってなかったし、本人も思わなかったよ。
 
今でも時期によっては発作が起こりやすいので
十分気を付けているんだけど、その一つが呼吸法。
咳って口から大きく息を吸い込むと起こりやすいんだよ。
だから、どんなに苦しい状況でもとことん鼻から息を吸って
口から細く長く息を吐き続ける必要があるんだけど、そういう
ことを自分自身で気が付いたのは小学校6年生の時。
サッカー少年だった俺は、激しい練習や試合でも発作が起きないように
自ら発見してそういう呼吸法を実践していた。
 
その結果、発作が起きにくくなった。
発作さえ起きなければ、何も怖くない。
もともと運動好きだった俺はどんどん体力も筋力も付けて
中学、高校と逆に長距離が得意になって行った。
でも気を抜くと発作が出るから、とにかく呼吸法だけは気を付けて
走るんだけど、それが逆に長距離走の結果を伸ばす
要因となったんだと思う。
 
でもね、それを後々テニスのプレー中にも取り入れ始める。
打つタイミングと呼吸を組み合わせることで、プレーにリズムが生まれ
結果、戦績が出てランキングを大きく上げることが出来た。
もともと喘息少年で虚弱体質だった俺が、発作と戦うために
生み出した呼吸法が結果的にアスリートへの道へ導いてくれたのは
運命なのかなぁって思うよ。

打倒!!200キロサーブ!![てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2010/12/20(月) 08:10

選手時代、色んな選手と戦った。
最初は自分自身が弱いので、相手もさほど凄い
強い相手はいなかったけど、勝ち上がれるように
なって、より高いレベルでプレー出来るように
なってくると、相手選手も強くなっていく。
 
アメリカとかスペインでプレーした時なんかは
ビックリするくらい強い相手とどんどん対戦出来た。
色んな強い選手と対戦したけど、一番サーブが速かったと
思ったのは、韓国のSuk Hyun-Joon選手。
当時はATP1000位くらいだったんだけど
日本で行われた国際大会で対戦した。
 
海外の選手とはそれまで何度も対戦していたから
パワーサーブはある程度慣れてはいたけど、
彼のサーブは一味違っていた。
バウンドしてからの伸びが半端なくて、何となく
ボールが見えていても全然リターンが出来なかった。
 
試合中にそのサーブの威力に驚いて冷静さを失い、
結局自分のサービスゲームも変なミスで落としてしまったり
したのを覚えている。
そのくらい強烈なサーブで、恐らく200キロは超えていたね。
 
でも試合の後半になると、段々リズムが分かってきて
何とか返球出来るようになり、自分のサービスゲームも
慌てずプレー出来るようになってきた。
結局1-6・2-6というスコアで負け。
でも試合の中で相手のサーブのリズムを覚えて対応
出来るようになっていった自分の対応力を感じることは
出来た。
 
この対応力って大事だね。
ホントは相手のサーブを含めて全てのショットを
1セット目で覚えてしまって、2セット目には反撃出来るくらいの
対応力が欲しかったんだけど・・・・。
皆も200キロ超えるサーブを打つ相手と対戦しても
慌てず、そのリズムやコースを覚えて試合中に対応出来るように
頑張ってみよう。

先輩後輩[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2010/12/15(水) 12:13

高校で入部したテニス部には2年生がいなかった。
3年生は7,8人いて、結構大阪では強かったんだけど、
2年生が一人もいなくて、我々1年生は皆初心者。
だから、入部したらすぐ「明日からラケットを持ってこい!!」と
言われて、次の日からすぐに練習させてもらったし
5月の大会に間に合うように、3年生の先輩たちは
必死で俺達を指導してくれたので、「先輩っていう存在は
優しいんだ」という印象があった。
 
そして5月に先輩たちは引退して、我々1年生の天下と
なったテニス部は、先輩後輩の上下関係全くない状態だから
気楽も気楽。
その代わりそこで先輩後輩の礼儀を学べなかったから
卒業してテニスコーチの派遣会社に就職した時には
よく先輩コーチに怒られたもんだ。
 
「なんだ、その挨拶は!!!!」
「おい、お前は俺をナメているのかっ???!!!」
しょっちゅう態度や口の利き方で説教された。
でも俺の心の中では「うるさいなぁ!!先輩だからって
えらそうにするなっ!!」って感じ。
 
でも先輩後輩関係なくテニスが大好きな人が集まる
この会社、テニスをメキメキ上達させて、強くなると
もうそんなことで説教する先輩は少なくなった。
だけど、そうやって上達してから思ったんだけど
そこにいくまでにはホント、色んな先輩達に助けてもらって
レベルアップが実現出来たのだ。
たまたま俺の偉そうな態度を広い心で見守ってくれる
先輩が多かったけど、本来なら見放されてもおかしくない。
 
ま、たまには理不尽なことを言う先輩なんかもいるけど
とにかく自分の周りにいてくれる先輩達に失礼が無いように
しっかりとバランスよく生きて行かなきゃって、今は痛感しながら
生きている。
そうしないと自分を育ててくれないからね。
テニスは個人スポーツだけど、部活は団体競技。
一度しっかり考えてみよう。

昔は苦手でした。[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2010/12/10(金) 00:29

テニスコーチとして活動している今、色んな選手達に
テニスを教えている。
色んなショットあるけど、その中でも教えやすいショットは
何か・・・と言われると、バックハンドストロークとボレーだな。
なぜかと言うと、自分も超苦手だったから。
悩んで悩んでやっと手に入れたショットなので、自分自身で
上達までのプロセスを覚えているし、打てない人の気持ちも
よく分かるしね。
 
逆に得意なショットはフォアハンドストローク。
でも今現在一番得意なのは何か・・・と言われると
ボレーだな。
テニス始めた高校生の時、一番最初にまともに打てたのが
フォアハンドストロークだったから、勝手に俺自身が
「俺はフォアが得意だ!!」って思っただけ。
本当はフォアが得意なんじゃなくて、フォアしか打てなかったのだ。
 
結局高校3年間、テニスはフォアハンドストロークしか
打てないテニスで、バックハンドはスライスで繋ぐだけ、
サーブはダブルフォルトしないのが精いっぱい、
ネットプレーに関しては皆無と言って良いほど何も
出来なかったな。
でもその後、コーチしながら選手やるという道に進めたことで
本気になって自分のテニスと向き合えたのだ。。
 
そして20代後半・・・もうすぐ30歳になりそうな時に初めて
「俺はボレーが合っているかも・・・」と思ったんだよ。
そこに辿り着くまで10年以上掛かっている。
もちろん年齢的な変化もあるんだろうが、そんなに自分の自身って
変わらない。
色々10年以上試してやっと見つけた自分のテニス。
皆もとことん頑張らないと、本当に合った自分のテニスって
見付からないよ。
 
自分に合ったプレーを見付けるためにも、
今日も希望持ってコートに立とう。

満足しちゃいけない・・・かも。[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2010/12/07(火) 09:17

練習相手を見付けるのは難しい。
そう思っている人、どれくらいいる?
俺が最初そう思ったのは、22歳くらいの時かな。
当時所属していた会社に、たくさんのコーチがいて
練習は毎日のように出来ていたから、それまでは特にそうは
思わなかった。
 
でもアメリカに3ヶ月間行って、自分のテニスを
高めることが出来たと同時に「もっと強い選手になりたい」と
思うようになった瞬間、「もっと強い相手と練習しなきゃ」と
思うようになった。
 
その時まず何をしたかと言うと、レベルの高い試合に
どんどんトライすること。
「ちょっと無謀じゃない?」と言われるような国際大会に
続く試合に出場してみたりして、そういう志の高い人達と
接する機会を作った。
そこでは「俺、先月メキシコを転戦してきた」とか
「アメリカの大学チームに所属しながら、試合回っていた」とか
いう話が聞けたりしたし、将来有望なトップジュニアとかがいて、
そのコーチなんかとも話する事が出来た。
 
と同時に、「こんな感じで俺は頑張ってるから、誰か情報くれ!!」
と周りの人達に猛アピールし始めた。
すると、強い人達とコンタクトを取ってくれたり、良い練習場所を
紹介してくれたり、周りの人達が協力してくれて、道が開けてきたのだ。
 
キッカケはアメリカから帰って来た時に
「もっと上のレベルに行きたい!!」と目標が大きく
上がったことにあるのだが、もし低い目標設定のまま
頑張り続けていたら、その時いた所属先のコーチ同士の
練習環境で満足していただろうね。
そこでもそれなりに良い練習メニューと、上手い相手が
いたから悪くは無かったし・・・。
 
とにかく上手くなるためには、良い練習相手が必要。
相手を探すのって難しいから、何となく今ある練習環境で
満足してしまうことが多いんだけど、それでも尚、外の世界へ
練習相手を貪欲に探す行動力がないと、強い選手になれないよ。
自分がいるテニスの環境をもう一度見直してみよう。
もっとチャンスはあるんじゃない?
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