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必須!バウンド地点予測能力[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2012/10/15(月) 10:17

相手が打った瞬間に、そのショットがどこに
バウンドするのか分かるかな?
ボールのスピード、上がっていく角度、回転量や回転の
種類なんかを見て、それがどこにバウンドするのか
瞬時に見抜けるようにならないといけないんだよ。
だって、それが分からないと、ネットプレーの時に
そのショットがアウトかどうか分からないし、足元に打たれた
時にも、ワンバウンドさせてハーフボレーか、ノーバウンドで
ローボレーするのか、判断が出来ない。
ベースラインプレーをしている時にも、下がっての
処理が遅れると詰まった打ち方になるし、浅いボールを
見逃すことも、チャンスを逃すことになるばかりか、逆に
それでやられてしまったりする。
 
これだけバウンド位置の予測をすることって大事なのに
意外とこれを普段の練習で心掛けていない人が多い。
どんな人が心掛けていないかと言うと、まずネットに
出る気がない人。
短いボールがあれば、すかさずそれを利用して
ネットダッシュ・・・って思っていない人は、相手ショットが
どこにバウンドするかは気にならない。
もちろん飛んできたボールの方向は意識するが、
バウンドが浅いか深いかはどうでもいいのだ。
それからライジングでストロークを打たない人。
バウンドしたばかりのボールを打つライジングショットは
当然バウンド地点が分かっていて、そこに踏み込んで
いかないと打てないから、ライジングでのストロークを
意識して打っている人は自ずと相手が打った瞬間に、
それがどこにバウンドするのかが分かるようになる。
 
でも一番バウンド地点の予測が敏感になれるのは
ネットプレーヤーになることだね。
相手ショットを一瞬で「アウトだ!」「入ってる!」って
判断出来ないと、アウトボールなのにボレーしてしまったり
入っているのにウォッチしてしまったりしてしまう。
バウンド地点の予測が一番シビアに求められるから、
感覚が研ぎ澄まされる格好の練習場所がネットプレーなんだよ。
でもこればっかりは慣れなんだよね。
何回もネットプレーを経験して、何発も相手ショットを受けたり
何度もウォッチして、自分の予測がどうなのか確かめないと
バウンド予測の感覚は掴めない。
 
もしこの過程を面倒がってネットプレーを辞めてしまうと
当然ネットになんか出ないで、ベースラインでプレーしてしまうし
ベースラインにいても、ネットに出る気が無いから、余計に
バウンド地点を予測しない完全受身のストロークプレーヤー
で、ライジングショットなんかも打てない選手となってしまう。
 
テニスってツーバウンドするまでに打ち返せば良いスポーツでしょ?
だから、けっこうワンバウンドさせてから、ツーバウンドまでに
考えれば良いって思ってしまうんだよね。
でもチャンスがあれば攻撃したい。
そしてその攻撃をするためには、バウンドしたばかりのライジング系
ストロークを使ったり、ノーバウンドでボレーをしたりしなきゃいけない。
そのためには、相手が打った瞬間にそのショットがコートのどこに
バウンドするのか判断できる能力がないとやってられないんだよ。
テニスはツーバウンドするまでに打てば良いなんて考えるな。
ワンバウンドするまでに自分が次に何をすべきか、その為には
どこに移動しなきゃいけないかを分かってないとダメだよ。
攻撃したいって思っている人は特にバウンド地点の予測能力を
日々鍛えておかないと話になんないからね。

ストロークを飛ばすパワーの種類とその割合[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2012/10/12(金) 00:47

ストロークショットは出来るだけ労力をかけないで
打てるようにしたいもんだ。
だって力が必要な打ち方だと、まず疲れるでしょ?
それに走らされた時に楽ちんじゃないと使いにくいし
とっさにコースを変える時なんかも、労力が低い打ち方
の方が便利だからね。
でも労力を低くした分だけ、ボールを飛ばす力を
どこかから補わないといけない。
自分の力以外に、何のパワーがボールを飛ばすために
使えるだろうか。
 
まず一番利用しやすいのは相手のショットの力かな。
速ければ速いほど、こちらもその威力の恩恵を受けることが
出来るって考えられるようになれば、速いショットを打ってくる
相手と対戦した時も気分的に楽だし、自分自身も無駄に打たなく
なるかもね。
ゆっくりのショットを打つ相手と対戦した時に、なんか
返しにくいって思う人が多いのは、ボールがゆっくり過ぎて、
相手の威力を利用しにくいから。
でもそういうのんびりショットでも、バウンドしたばかりの
いわゆるライジングで打てば、相手の威力を利用しやすいよ。
 
それから自分自身が前に迎えに行く勢いも使いたいね。
ほんの1ミリでも良いから、来るボールを待つんじゃなくて
迎えに行きながら打つという姿勢を持って待っていると、
随分と楽にボールを飛ばすことが出来るし、足を前へ踏み出して
うちやすくなるのだ。
相手の威力を利用しようとする打ち方も、迎えに行く打ち方の
技術がある程度必要だよね。
 
それから意外と感じてない人が多いのが、
ボールとラケットの反発力。
そもそもラケットは飛ぶように設計されているし、ボールなんか
簡単に弾んでくれって知ってるでしょ?
だったらその特性を十分に利用しないといけない。
飛ぶラケットに飛んでくるボールを当てると・・・飛ぶのは
当たり前なんだから、そんなに後ろへ大きく反動付けて、
ボールを引っぱたこうとしなくても大丈夫なんだよ。
 
当然詳しくは、ストロークを飛ばすための力の割合を
パーセンテージで表せないけど、俺のストロークの場合、
だいたい力の割合はこんな感じかな。
一応踏み込んだ場合のストロークを考えてみた。
相手の力(ライジングを含む)を利用・・・・・・・・50%
踏み込む勢いを利用・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25%
ラケット(ガットも含む)の反発力・・・・・・・・・・・15%
ボール自身の弾む力・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8%
腕力や足などの自分の力・・・・・・・・・・・・・・・・2%
とにかく自分の力は殆ど使っている気がしない。
それでいてしっかりボールを飛ばせた時には快感だね。
 
しかしこういう割合比率を分かっているくせして、負けている
時とか、相手が厄介なタイプの時には、自分の腕力80%
くらいのストロークをしてしまう。
相手の力を利用?いやいや、そんなことより
「相手の力に負けてたまるか!!!」って気持ちになってしまう。
ボールもラケットも飛ぶ道具って忘れちゃうんだよね。
まずは自分の力をどんどん抜いていき、小さな労力で
いかに効率良くボールを飛ばせるかを、色々と試しながら
頑張っていって欲しい。
簡単に一生懸命になっちゃダメだからね!
労力かけてない割には素晴らしいストロークが打てるように
頑張ってもらいたいもんだ。

一番イイ過去の振り返り方[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2012/10/09(火) 11:40

テニスを頑張っている人間は多いが、その人達皆、
その努力が結果として報われているかというと、そうではない。
練習もトレーニングも必死になって頑張っているのに、
なかなか思ったように試合で勝てなくてイライラしながら
選手活動をしている・・・なんて人を何人も見てきたし、
自分自身もそういう時期の方が殆どだったよ。
でもそういう辛い時期にいる時でも諦めず、腐らず、
もがきながらも前へ進もうと頑張り続けていると、ある時
いい結果がもたらされることもあるんだよ。
 
俺が初めてJOPのオープン大会で優勝したのは31歳の時。
20際の頃から本格的に選手活動を開始したから、実に10年以上
続けてやっと掴んだ初タイトルだった。
当然その10年の間に色んなことがあったんだけど、自分の
可能性を疑わず、必死に頑張り続けた結果優勝できた。
でも優勝するまでは、自分が普段そんなに頑張り続けているなんて
考えたことがなかった。
予選で敗退したり、本戦まで勝ち上がったけどすぐに負ける
なんてことを繰り返しているうちは、
「なんで勝ち進めないんだろう?」って頭の中はもっと安定して
勝ち進めるテニスを考えていたし、ベスト4や決勝なんかに
勝ち進めるようになった時も、そこまで勝ち進んでおきながら
負けたことが悔しくて、頭の中は「次こそは絶対優勝だ!」って
思っていたから、とてもそれまでの選手人生を振り返ったり、
今自分がどれだけ頑張っているかなんて考えたこともなかった。
 
でも初めて優勝した山梨の大会の帰りの車中、初めて
自分自身がそれまで歩んで来たテニスを振り返ったのだった。
そして「俺は頑張った」、そう自分に言ってあげた。
それまでのテニス人生を振り返ると、本気でそう思った。
 
心は充実感に満たされ、それに加えて夕焼け色に染まった雲が
とても綺麗で、最高のドライブだったのを覚えているが、この
「振り返り人生」ってやっぱり優勝出来たご褒美として
得られたんだって思う。
だって、最後の最後まで負けを経験しないで大会を終えられるって
大会参加選手の中でたった一人だけだからね。
もちろん反省点も多かったけど、優勝者したチャンピオンは
最後まで負けずにその大会を終えられるんだから、その時くらいは
その試合の反省をする前にそれまでの過去を振り返って、
自分自信を褒めてあげることくらい許されるし、それも優勝の
副賞としてアリなんじゃないかな。
だって、選手生活の殆どが、過去を振り返る暇もなく、ずっと前を見て
もがき続けながら毎日を送っているわけだからね。
 
賞金も嬉しかったけど、それまでの自分の頑張りを、自分自身で
認めてあげた瞬間のあの心地よさは、また苦しい選手生活を
送り続けなきゃいけない苦悩を綺麗に取り払ってくれる。
優勝して、それまでの自分の頑張りを褒めてあげる。
これがやっぱり選手には一番のご馳走だね。

心技体で練習効率を上げなさい。[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2012/10/05(金) 10:03

当たり前だが、テニスの練習は上達に不可欠である。
でもだからと言って、やればやる程上手くなる訳じゃない。
そんなに普段の生活で時間が余っている訳じゃないし、
体力的な問題も考えたら、効率良く練習しないといけない。
やるべきことを的確にやっていかないとね。
 
では、練習では何が求められるか。
まずは打つための技術習得を目的とした基礎練習だね。
それから実戦的な動きの練習、それから相手の観察、
配球パターン、メンタル強化や自分自身をコントロール
させるための思考・精神部分の練習。
大きくこの3つを行わないといけない。
 
基礎練習は、今現在自分が出来る技術の確認と今後自分が
やろうとしている技術の研究、これらをちゃんと分けて行い、
自分が実戦でやるべき事とちゃんと自分はそれが出来るんだって
ことを自分自身に命令し、洗脳することが重要。
実戦的な動きの練習は、それをコートの端から端まで動いて
基礎練習で意識した技術をフットワークと組み合わせて調整する練習。
トレーニングもこの練習の中で行っていきたい。
テニスのトレーニングはテニスの練習の中で行うのが
理想だからね。
 
そして思考・精神部分の練習は、ミスしてはいけない、
攻めなくてはいけない、相手をどう崩そうか、自分自身を
どう立て直そうか、相手の弱点はなんだ?、相手はこちらの
何を狙っている?・・・など、試合中に考えなきゃいけないこと、
不安に思うこと、恐怖に感じること等と、どう向き合っていくかを
実際日々の練習の中であえて作り出して対処法を考える練習。
 
これら3つの要素を順番に行っていくのも良いんだけど、
出来れば一つの練習メニューの中で、3つの要素を意識して
それぞれが行うことが出来れば一番効率がいいでしょ?
例えばショートラリー、一見地味なこの練習も、3つの要素を
取り入れられる。
まずは簡単なボールのラリーだから基礎練習の要素はあるでしょ?
それでも相手のボールがちょっとずれたりすることもあるので
それをきっちり動いて完璧なポジションを得ようとすれば
動きの練習にもなるし、ショートラリーと言えども相手より先に
絶対ミスをしない、完璧なショートラリーをしてやる、スライスと
途中で急に混ぜてやろう・・・なんて気持ちを持ってやれば
自分へプレッシャーも作ることが出来るし、そのプレッシャーの中で
いかに安定したプレーが出来るか模索すれば、それは十分
思考力アップ、メンタル強化の練習に繋がる。
 
この3つの要素の中で一番皆が気になるのは技術なんだよね。
「いいショットが打てるようになりたい」
そう思ってしまうんだけど、いいショットが打てるようになっても、
それをコートの端に走らされたらダメダメだと意味ないし、
大事な場面や負けている時には打てないなんて事だと
使いもんにならない。
技術、動き、そして思考・精神、心技体の3つを全てを短時間で
バランス良く練習しないと、無駄とは言わないが効率の悪い
練習になってしまうよ。

これであなたもディフェンス力UP!![てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2012/10/03(水) 09:13

テニスが強くなるには攻撃力を上げないと
いけないんだけど、それ以上にディフェンス力も
上げないといけない。
そのディフェンス力って具体的にはどういう事なんだろう。
 
まず、ディフェンスと聞いて思い付くのは、安定したショット。
スライスやロブなどは、ミスしなさそうだし尚かつそれで深い
ショットが打てればディフェンス力があると言える。
それから足が速いってのも、広い範囲をコートカバーリング
出来るから、ディフェンス力があるよね。
ショットと足の速さ、この二つがディフェンス力を強化させる
ためには重要なんだけど、実はもう一つあるんだよ。
それは、構え直し。
これが結構見落とされがちなのだ。
 
構え直しとは、単純に構え直せばイイんだよ。
でもこれを早く構え直さないといけないんだけど、
これが意外と難しい。
ボールを取りに行くのは、体がボールを見て勝手に反応して
くれるから良いんだけど、構え直しは打ち終わったあと、
自分自身で「構え直さなきゃ!」って命令しないといけない
ので、この命令を忘れると、いつまでも打ち終わった場所で
ボーッと打ち終わりの姿のまま自分が打ったボールを
見ていることになる。
 
それからもう一つ大事なことは、構え直しを早くするための
打ち方にしていかないといけないってこと。
まずショットを打つことに労力かけすぎている人は、
フォロースルーが大き過ぎて、ボールを打ち終わった後に
構え直しが遅れてしまうのだ。
打ち終わりにバランス崩す人もダメ。
サーブ打った後に頭が倒れてお辞儀してしまう人、
ボレーで腰が引けて頭が突っ込む人、ストロークで体が回り
過ぎてしまう人なんかは、その後相手に打ち込まれても、
自分の体を立て直すのに精一杯でディフェンスできないでしょ?
ストロークもボレーも、それからサーブも、打つ労力を
抑えてコンパクトにし、バランスも崩さないようにしないと
構え直しに影響が出てくるよ。
 
構え直しを早くするためには意識も大事だけど、打ち方も
大事だから、すぐには良くならないかもしれない。
でも構え直しの重要性だけは常に頭の片隅に入れておこう。
それと、構え直しがまだ遅いって人は、当然自分が崩れた時には
ゆっくりのショットで返球時間を稼ぎ、立て直しがちゃんと
出来るようにすること。
構え直しが早くなるってだけで、かなりのディフェンス力アップが
期待される。
地味なことだけど、常に心がけて練習しよう。
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