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ミス地獄から抜け出せないあなたへ[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2012/03/05(月) 00:54

ミスを多くする人は打ち方が良くない。
どこかに問題があるから、ミスしてしまうのだ。
打点、スィング、軸足、タイミング・・・。
どこかがおかしいからミスが起きてしまう。
でもその問題がある打ち方、ミスが多いのなら
その問題点を試合中に矯正すれば良い・・・という
わけではないんだよ。
 
例えばサーブの時に、ダブルフォルトを
してしまったとしよう。
ダブルフォルトをしてしまった瞬間、
「あっ!いつもよりトスが低くて打点まで下がってしまった
うえに、スィングスピードも振り切れていなかった!!!」
そうやってその時の自分のサーブの問題点を即座に
見抜くことは出来た。
じゃあその次のサーブで
「もっとトスを高く、打点も高く、最後まで振り抜かないと
いけない!!!」
なんて自分に言い聞かせながらサーブを打てば入るように
なるかというと、意外とこれがダメなんだよ。
わかるでしょ?
 
何が問題かというと、
「これを矯正しないと次も入らなくなってしまう。」
と思ってしまっていること。
「何かしないと自分はダメなまま」という発想は、
全く自分を信用していないでしょ?
もちろん無理難題を自分に要求したら、多少は
「ダメかも」って思うかもしれないが、実際試合中に
自分が自分に求めることって、普段の練習の中でも
きっちりやり続けている範囲なはず。
だから、「そんなの簡単に俺は出来るよ」って言える
気持ちを持ってないといけないんだよ。
 
それをいちいち、
「トス高く、打点高く、スィング振り抜く」なんて
自分に言うと、もう「俺は言われないと出来ない」って
気持ちが芽生えるし、その言葉で逆に身体が
硬くなってしまうこともあるよ。
 
そもそも試合の中でのミスの原因は、殆ど打ち方が
悪かったということ以上に、プレッシャーで緊張して
しまってのミスなのだ。
だからショット打つときの回転量を増やすとか、弾道を
山なり気味にするとか、プレッシャーを感じていることを
考慮した作戦上の修正はするけど、直接技術的なことを
自分の体に支持してしまうのはどうかと思うよ。
 
ということは、ダブルフォルトしちゃった後、どういうことを
すれば次のサーブでダブルフォルトをしないかというと、
「何事も無かったように、また黙々とサーブを打ち続ける」
という感じで、そもそも自分はちゃんと出来る人なんだと
思ってプレーし続けることなんだよ。
一番マズイのは「さっきダブルフォルトやったけど、次は
どうすれば入るんだろう」って思ってしまう人。
何かしてあげないとって思う気持ちが、自分のサーブを
どんどん普段とは違う方向に持って行ってしまい、
結局また新たなミスが生まれ、その結果ダブルフォルトの
オンパレードってことになる。
 
そういう人見たことない?
その人はミスしたことで新たなミスを呼んでいる。
大したこと自分に要求してないんだから、いちいち
自分を疑わないでプレーすることだね。

あなたのテニスに価値はある?[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2012/02/24(金) 14:18

強い選手になるにはどうすればいいのか。
もちろん練習やトレーニングを頑張らないといけない。
試合にも出場しなきゃいけない。
ただそれだけじゃなくて、頭でも考えられるような選手に
ならないといけない。
じゃあそんなことを皆がやれば、その皆は強くなるのかと
言うと、現実はそうじゃない。
強くなる人もいれば、伸びない人もいる。
 
その境目はどこで生まれるのだろう。
 
ま、色んな項目はあるだろうが、その一つに
「その人の価値が認められているか」
というものがある。
でもそれはね周りから認められた価値ではなく
自分が自分を認められているか・・・なんだよね。
 
そりゃ、強烈なストロークや粘り強いフットワーク、
華麗なネットプレーを持っていれば周りの人達から
ちゃんとその存在価値は認められるだろう。
でもまだその域に達してない人たちは、励ましなんかは
あるかもしれないけど、自分自身でちゃんと自分の価値を
認めないといけないんだよ。
これが意外と難しい。
 
でも「勘違い」と間違えないように。
まだ出来もしないのに、自分よりも強い人たちと
同じようなことを「俺は出来るんだ!」って思い込んで
無茶するのとは違う。
それは勘違いであって、一番相手が喜ぶこと。
「今の自分に出来るレベルのことを、自信持ってやれる」
というような、身の丈に合ったことを黙々と続けられることを
「価値」として認めてあげなければいけない。
 
例えば、出場している大会の中で自分が一番弱い選手で
あったとしても、周りの選手のプレーに合わせてしまって
空回りするようではいけない。
自分のショットのスピードや、打てるコースなどを思い出し
他の選手に比べると地味なショットかもしれないけど、
それが出来る今の自分のテニスを、価値としてちゃんと
認めてあげられるかが、勝負にも影響されるし、その後の
成長にも大きく関わるんだよ。
そこで劣等感を持ってしまう選手は、自分のテニスが惨め
なってダメになっていく。
 
それから自分の価値を認めてあげられる一番の方法、
それは厳しい練習やトレーニングを継続してやっているか
なんだよね。
「これだけ厳しい練習とかトレーニングやってきたから
俺は絶対負けられない!!」と思える人は、自分の価値を
認めている人。
でもそういうのをやってないと、すぐ「どうせ俺なんか・・・」って
思ってしまうでしょ?
 
強くなりたきゃ、自分の価値をしっかり認めてあげよう。
でもその前に、やるだけのことはやっておかないとね。

ホントに自分を信じ続けられる?[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2012/02/13(月) 17:09

テニス頑張っている人は沢山いる。
どの選手も歯を食いしばって気合入れて
頑張っている。
でも「頑張る」なんてことは当たり前だ。
頑張ることは最低限のことであって、それは特に
評価されるべきことではない。
大事なことは結果を出せたかどうかなんだよ。
 
だから選手たちは結果を出すために頑張り続ける。
夢が叶う日を信じて・・・。
でも、自分を信じて突き進めるうちはその頑張りに
いくらでもエネルギーを注ぐことが出来るんだけど
誰もが目指したところに到達できるわけではない。
そういう現実を知っていると、ダメなときに
「もしかして、俺はこのまま目標に到達できないのでは・・・」
と半信半疑になってしまいやすい。
 
そうなると厄介だ。
上り調子の時はイイんだけど、負けが続いたり納得が
いかない試合内容だったり、体調不良やケガで思うように
コートへ立てないなんてことになると、益々頑張ろうと
する労力が無駄に使われている気がして、どこか
気の抜けた感じになりやすい。
 
そもそも選手活動なんて、順風満帆な
時期って稀で、殆どが悔しかったり我慢しなきゃ
いけないことが多い。
そんな苦しい時期を努力と才能と運で乗り越えた選手が
初めて勝利と成功を掴めるんだけど、乗り越えるためには
もう一つ、「仲間」という存在が大きい。
特に一緒に練習している仲間、一緒のチームや
アカデミーの仲間の一人が何かを乗り越え、
一つ成長して結果を出した時って凄い励みになるんだよ。
「あっ!俺もいけるかも・・・」
そういう気持ちになったのをキッカケに、それまで
自分自身を信じきれなかった選手も自分のテニスに
夢を抱けるようになる。
 
今、日本の男子テニス界が大いに盛り上がっている。
錦織選手の活躍により、他の選手も結果を出している。
でも彼らは今までもずっと努力してきたし、ずっと自分を
信じてやってきたと思うんだけど、恐らく錦織選手の活躍で
もっと自分のテニスも大きく花開くんだって
強く信じられるようになったんだと思う。
 
頑張っている人達、結果を出したいなら
自分を信じ続けろ!!
そのためには、結果を出すって信じて頑張り続ける
仲間を見つけ、共に頑張ることだ。

ビビりモードに切り替えよ[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2012/01/10(火) 10:37

試合中、ビビらないようにするには
どうすれば良いか・・・。
そんな方法は無い。
絶対勝ちたい、絶対負けたくない・・・という
気持ちでやっている以上は、緊張するのが
当たり前。
大事なことは、ビビッた中で自分は何をすべきか
普段からきっちり考えておくこと。
 
「今俺はビビっているから、ビビッた時用のテニスを
しなきゃ!!」
それが出来れば、緊張している中でも堂々と迷いなく
プレーを続けられる。
でも「いつも通りやらなきゃ」とか「何やれば良いのか
わかんない」だとマズイね。
 
ところでこういう緊張した場面でビビってしまうと
自分のテニスがどうなるのか分かっている?
足が止まってしっかりスィングが振れなくなる・・・くらい
は分かっている人も多いけど、もっと具体的に
色んなことが変わってくる。
これをしっかり覚えておかないといけない。
 
例えば、考え方の部分では
「早くラリーを終わらせたい」
という気持ちがどんどん膨らんでくる。
「相手がくたばるまで繋ぎ続けてやる」という
気持ちよりも「早くミスってくれ!!」と願ってしまうし
攻撃の時も「絶対これで決めて終わらせたい・・・」という
感じでパワー重視になりやすく、その結果コースが甘くて
結局繋がれてしまう・・・なんて経験あるでしょ?
 
打点も普段より落ちやすい。
丁寧に打とうとする気持ちがマイナスに働き
待ち過ぎてしまうんだよ。
その分打点が落ちてしまう。
 
相手のことも考えなくなる。
緊張してビビる場面って、相手にとっても局面な
訳だから、相手もやはり緊張してビビっている
可能性は高い。
自分がビビっているのを立て直すことも大事だけど
ビビっている相手を漬け込むことくらいはやれないと
非常に勿体ないのだ。
 
しっかりスィングが出来なくなる人も多いし
打点も低くなるので、スライスを多用してしまうことも
ビビッた人にはよくある傾向。
スライスを使うことは、こういう場面ではいい選択だと
思うけど、スライスを使い始めたとたん、それからは
トップスピンを使えなくなることが多いので、これも
普段から、スライスを徹底して使った後にきっちり
トップスピンを使えるように練習しておかないといけない。
 
スマッシュなんかもビビッた時、ミスしやすい。
スライスやトップスピンの回転を増やしたスマッシュや、
思い切ってハイボレーに切り替えることも
普段からやっておかないとね。
 
ビビッた時は、やっぱりかっこよくエースでストロークや
ボレーを決めることは難しい。
だからトコトン繋ぎ続ける気持ちは絶対持っておかないと
いけない。
ただし、相手も同じように緊張している可能性が高いから
繋ぎ続けながらも、相手を動かせるようにして、相手を動揺
させないといけない。
ボレーに出たとしても同じこと。
決め急がないで、ジワジワと相手を追い込んでいく
気持ちを持つこと。
打点の落とし過ぎを注意するためにライジング気味で
打つ練習も大事だね。
 
結局負けた時の反省って、
「もっと良いショットが打てたら・・・」というよりも
「ちゃんと普通にプレー出来ていたら・・・」でしょ?
ビビらないようにする練習よりも、そういう緊張感ある
場面で使えるビビッた時用のテニスを用意している方が
重宝するんだよ。
そしてそれが出来ると、緊張はするけど不安は無くなるし、
自分を試合中ずっと信じ続けられるので、結果的に
凄いプレーが自然と生まれるのだ。

プレーの合間に考えること[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/12/29(木) 01:02

テニスは頭を使うスポーツだ。
プレー中に考えないといけないことが沢山ある。
打つコース、相手の表情、それまでの展開、
風の向きや自分の心理状態も客観的に見て
考えておかないといけない。
 
でもポイントとポイント間の時は考えないで
良いかというと、そんなことはない。
もちろん考える。
でもプレー中とはちょっと違った感じになる。
 
俺の場合、ポイントとポイントの間ももちろん
プレー中と同じようにコースや相手の表情、展開
そして風向きなんかを考えるんだけど、自分を客観視
して自分に言い聞かせる場面が多い気がする。
だって細かく綿密なプレーを考えておいたとしても、
テニスって相手あってのスポーツだから、そんなシナリオ
通りにことが進むことは難しいでしょ?
 
もちろん、それまでストロークメインでベースライン
プレーを行なっていたところを、
「次はサーブ&ボレーで・・・」なんて作戦は考えるけど
サーブ&ボレーした結果、相手がどう対処してくるかは
ある程度は予想出来るけど、完璧な予想は無理でしょ?
となると、結局サーブ&ボレーをして見せた直後に
相手が見せるプレーを見てその瞬間に判断せざるを
えないんだよ。
 
だから、ポイントとポイントの間はある程度予想して
大まかな作戦というか戦略は考えて立てるけど、
それ以上に重要なのは、プレー中、瞬時に状況を
判断できる「自分」をその間に作り上げて維持することが
大事なんだよ。
 
だから俺の場合、ポイントとポイントの間は
次のポイントのために、ある程度の大まかな作戦は
立てるが、それ以外は「俺は出来る選手だ」
「俺なら大丈夫」「今、いい流れが出来ている」
「ここを粘れば、絶対流れが来る」といった自分を
励ましたり、調子に乗らしたり、たまに落ち着かせたり・・・と
とにかく次のポイントの最中に、冷静な判断が出来る
自分を作ることが主な仕事だったりするんだよ。
 
これが出来ないと、いい流れの時は影響ないけど
悪い時は、びっくりするくらい一気にどん底に落ちるんだよ。
プレー中と、プレーの合間の頭の使い分け、ちゃんと
皆は出来てるかな?
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