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ブログテニス技術

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これであなたもディフェンス力UP!![てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2012/10/03(水) 09:13

テニスが強くなるには攻撃力を上げないと
いけないんだけど、それ以上にディフェンス力も
上げないといけない。
そのディフェンス力って具体的にはどういう事なんだろう。
 
まず、ディフェンスと聞いて思い付くのは、安定したショット。
スライスやロブなどは、ミスしなさそうだし尚かつそれで深い
ショットが打てればディフェンス力があると言える。
それから足が速いってのも、広い範囲をコートカバーリング
出来るから、ディフェンス力があるよね。
ショットと足の速さ、この二つがディフェンス力を強化させる
ためには重要なんだけど、実はもう一つあるんだよ。
それは、構え直し。
これが結構見落とされがちなのだ。
 
構え直しとは、単純に構え直せばイイんだよ。
でもこれを早く構え直さないといけないんだけど、
これが意外と難しい。
ボールを取りに行くのは、体がボールを見て勝手に反応して
くれるから良いんだけど、構え直しは打ち終わったあと、
自分自身で「構え直さなきゃ!」って命令しないといけない
ので、この命令を忘れると、いつまでも打ち終わった場所で
ボーッと打ち終わりの姿のまま自分が打ったボールを
見ていることになる。
 
それからもう一つ大事なことは、構え直しを早くするための
打ち方にしていかないといけないってこと。
まずショットを打つことに労力かけすぎている人は、
フォロースルーが大き過ぎて、ボールを打ち終わった後に
構え直しが遅れてしまうのだ。
打ち終わりにバランス崩す人もダメ。
サーブ打った後に頭が倒れてお辞儀してしまう人、
ボレーで腰が引けて頭が突っ込む人、ストロークで体が回り
過ぎてしまう人なんかは、その後相手に打ち込まれても、
自分の体を立て直すのに精一杯でディフェンスできないでしょ?
ストロークもボレーも、それからサーブも、打つ労力を
抑えてコンパクトにし、バランスも崩さないようにしないと
構え直しに影響が出てくるよ。
 
構え直しを早くするためには意識も大事だけど、打ち方も
大事だから、すぐには良くならないかもしれない。
でも構え直しの重要性だけは常に頭の片隅に入れておこう。
それと、構え直しがまだ遅いって人は、当然自分が崩れた時には
ゆっくりのショットで返球時間を稼ぎ、立て直しがちゃんと
出来るようにすること。
構え直しが早くなるってだけで、かなりのディフェンス力アップが
期待される。
地味なことだけど、常に心がけて練習しよう。

テニス節約術[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2012/06/04(月) 16:17

俺は金持ちではない。
お金は無いけど、遊ぶことは大好きなので
休日は大いに楽しもうとする。
当然、使えるお金は限られているから、遊べる金額の
範囲内で、一番楽しめる遊びを考える。
どうやるとお金掛からなくて楽しめるか。
「お金をかける気はありません!」という強い意思が
原則としてあることを意識して、場所、内容、参加者
なんかを考えるから、その範囲内で色々アイデアが出る。
それで考えると、けっこう面白いことはあるんだよね。
でもそこで「お金がいくらでもある」となると、ちょっと
考え方は違ってくる。
派手さは際立つけど、意外と内容の無い遊びになる
かもね。
 
テニスのショットもそれと似てると思うんだよ。
「お金」とは「労力」になる。
その「労力」を最初から制限設けておいて、その
範囲内でいかに良いショットが打てるか・・・というのを
考えないといけないんだけど、その考え方が無くって
「私は良いショットを打つためには労力を惜しみません!」
って感じでどんどん力いっぱい打ってしまう人が多い。
そうなると結局一番頑張るのは腕力。
でも腕力で頑張ると、大振りでミスが多いうえに、
力みすぎて怪我をしたり、労力使いすぎて試合の後半に
体力不足になったり・・・。
 
ということで、まずは制限をしっかり設けよう。
どのくらいに設定するかというと、とにかく自分でビックリ
するくらい労力は小さく設定したい。
「こんなに小さな力で打たなきゃいけないの?」って
驚くくらいにしないといけないのだ。
ショートラリーとそんなに変わらないくらいかも。
でもそのくらいに設定しておかないと、体力の問題も
あるが、走らされた時、ギリギリに手を伸ばして
打つ時、相手の速いショットを咄嗟に対応しないと
いけない時なんか使えないからね。
 
でも当然、ボールを飛ばすために自分が加えていた
力が減った分、他の力を利用出来るようにしたい。
それは何なのか・・・。
考えられる自分以外の力は、まずは相手のショットを
跳ね返す力、それから踏み込んで行く力、もちろん
ボール自体にもバウンドする力があるし、ラケットにも
ガットにも反発する力が備わっている。
それらの全てを合わせるとけっこうな力になってくれるし、
そういうことに気が付くのって、労力を極力制限して
初めて実感できるんだよ。
「今日一日1000円で過ごしてください」って言われて
初めて高級レストラン行かなくても、安くて美味いものが
身近にあるんだって気付いた感じだね。
 
労力を小さくしたことで、コンパクトなスィングのショットが
打てるようになるから、ランニングショット、コース隠した
ショット、咄嗟にコースを変更する・・・なんてことがしやすく
なるだけでなく、気持ちの余裕も出てくるから、視野も
広くなるし、頭の回転も良くなりやすい。
しかも労力を小さくしたことで結構実感できるのは、
より速いショットを打てるようになるってこと。
体の使い方もスムーズになるし、さっき言った自分以外の
他の力を上手く使えるようになるからね。
 
でも労力小さく設定した時に気を付けてもらいたいのが、
スライスばっかりになったり、足を止めてしまったりすること。
労力は惜しむが、プレー自体はより高いレベルをしっかり
意識して練習をしてもらいたい。
お金の無駄遣いはやめて欲しいけど、ケチな人間には
なってもらいたくないってことだね。

スィングスピードをもっと速くしたいんです![てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2012/05/25(金) 19:39

ショットのスピードを速くするには
どうすれば良いのか・・・。
そんなの簡単だよ。
スィングスピードを速くすればいい。
でもこのスィングスピードを上げるためには
どうすれば良いのかってことをちゃんと具体的に
考えないと、フォーム全体が崩れてしまう。
何も考えずに速くしようとすると、腕力に頼って
しまうからね。
 
スィングが速くなる条件として、まず必要なことは
何かと言うと、もちろん力まないこと。
ということは、腕力で振るというより、足から得られる
床反力を使ったり、腰の一瞬の捻り戻しを利用して
スィング力に切り替えられるようにしないといけない。
 
そしてコンパクトなスィングも必要になってくる。
サーブもストロークも、まずは肩を支点にした大きな
フォームで動作が始まるけど、そのまま肩が支点だと
大振りすぎてスィングスピードは上がらない。
打つ瞬間、サーブの場合はリストや腕の捻りを使い
コンパクトな動きがスィングスピードアップのポイントだ。
 
更に準備の早さも関係してくる。
準備が遅いと全ての動作が慌ただしくて、じっくり
力を溜めることが出来ないでしょ?
ストロークのトップスピンやサーブであれば、
一度ラケットダウンするところまではユッタリ感がある方が
そのあと集中してスィング出来るから、速いスィングに
しやすいうえに、正確なスィングになりやすいよ。
 
そしてこれが結構重要だ。
テニスやる時、毎回自分の中で一番速いスィングスピードを
意識してプレーをすること。
でもこれって意外と難しくて、ミスが多くなったり、自信が
無くなったりすると、途端にスィングスピードは「まあまあ」に
なってしまい、酷い場合なんか、振り抜かないでラケットを
止めてしまうでしょ?
そうすると、そこから成長していかないんだよね。
常に正確なポジション、早めの準備などをしておいて
出来る限りベストなスィングスピードをし続けよう。
 
でもね、速いスィング持っている選手を色々知ってるけど、
誰もどうやったら速くなるかって話はしないんだよ。
俺も自分の中でどうやって速くしようとしたかって
あまり現役時代は考えなかった。
じゃあ皆、どうやってスィングが速くなったか・・・。
それは速いスィングをする選手に囲まれた環境にいたから。
速くなるリズム、使う筋肉、準備のタイミングなど
いつの間にか速い選手に囲まれた環境でテニスをしている
うちに影響受けて振れるようになったんだよ。
そしてこれが、スィングスピードアップに限らず一番ベストな
覚え方だと思う。
 
でもなかなかそういう環境を作るのが難しい人は、
最初に言ったように、腕力以外の力を使うこと、コンパクトな
スィング、早めの準備なんかを意識して日々自信持って
速く振るように心掛けてみよう。
すごい速いスィングが振れるようになって初めて感じると
思うけど、意外と速いスィングは労力いらない。
けっこうそこがポイントかもね。

グリップチェンジのコツは・・・[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2012/05/22(火) 14:04

いろんなショットを身に付けたら、それを
試合の中で上手く使い分けていきたいよね。
トップスピンのストロークを打ちながら、急にスライスを
使ったり、思い切って踏み込んでボレーをしたり。
そんな時、難しく感じるものの一つに
グリップチェンジがある。
 
このグリップチェンジ、俺はさほど苦手では
無いんだけど、これで苦しんでいる人をよく見掛ける。
そんな人達は決まってこういうことを言っている。
「ラリーが速すぎてグリップを変える暇が無かった!!」
それを聞くとなぜこの人のグリップチェンジが遅れたのか
わかる気がする。
だって俺の場合、グリップをチェンジさせるというより
最初からグリップなんて決めていない。
いわゆるニュートラル状態になっているんだよ。
 
どういうことかと言うと、例えばフォアハンドストロークを
打つとしよう。
打った直後、グリップはどうなっているかと言うと、
利き腕の右手は、そのままフォアハンドストロークの
グリップではなくて、一旦左手がラケットを持ってあげて
右手はユルイ感じで軽く添えているだけなんだよ。
だから次の相手ショットがバックであれボレーであれ、
スライスであれ、何でも合わせられる状態にあるのだ。
これがフォアハンドストロークのグリップのまま
相手が次のショットを打つのを待っていると、もしフォア以外の
違うショットが来たときに、固まったフォアハンドストロークの
グリップをまずは緩めないといけないので、違うグリップに
するのが遅くなってしまう。
しかも、それで焦ったらそのままフォアのグリップで
違うショットを打つなんてことになってしまう。
そういうことが「グリップ変えられなかった!」って
発言を生むんだよ。
 
じゃあユルく握ってニュートラル状態の右手グリップで
どうやってピシッと次のショットのグリップを作るのかと
言うと、それは左手なんだよ。
左手でフォアハンドストローク、バックハンドストローク、ボレー
スマッシュ・・・などのグリップを一瞬で作り上げ、その
グリップが出来たらそのまま右手が握って打ちに行く。
ボレーも出来るだけフォアとバック、それから高さや相手の
ショットのスピードなんかでグリップを使い分けて
もらいたいからね。
もちろん時間が無ければコンチネンタルで全ての
ボレーをこなすのも一つのやり方だけど。
 
いろんなショットを織り交ぜて試合をしようと思っている人、
いつもグリップチェンジで苦しんでいる人、
大事なのは利き腕と逆である手、俺の場合は左手の
活躍が重要なんだよ。
左手のスムーズなグリップ調整があるからこそ、右手は
ユルく握って待っていられるのだ。
そのためにも打ち終わったらすぐに構え直し、その時
ちゃんとリラックスして右手のニュートラル状態を
作ってあげよう。
 
テニスコーチの仕事をしていると、慣れてきて、左手の
助けを借りずに右手のみでグリップチェンジが出来るように
なるんだけど、これはそんなにオススメしない。
でもやっぱりこれもショットとショットの間はユルく握って
ニュートラル状態でリラックスしておくことがコツだな。
さて、君のグリップチェンジはスムーズに出来てる?

相手の動きを止める3つの方法[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2012/05/15(火) 12:09

対戦相手の足が速い・・・なんて言うのは面倒。
がら空きの状態で「チャンス!」と思って打ったのに
それを拾われて返球されるとウンザリする。
もちろんショット自体が甘かったのかもしれないけど
その面倒な相手の脚力を封印する方法は無いだろうか。
 
俺自身現役の頃、ショットのパワーよりもフットワークを
活かしたテニスをしていた。
自分よりランキングが上のシード選手に勝てたときは
だいたいが走りまくってどんなボールも返球し続け
相手をキレさせる・・・というパターンが多かったね。
でもやっぱりホントに強い選手にはそのフットワークを
使わせてもらえなかったよ。
それはショットが凄すぎるからではなく、動けなくさせられる
からだった。
 
こうやって相手の動きを止める方法を今回は3つ
挙げてみよう。
まず一つは打つコースの候補を複数用意すること。
そして複数用意しているこのことを相手にもアピールしなきゃ
いけない。
フォア側かバック側か・・・なんて二つのコースを
用意するのも良いけど、フォアの深いの、バックの深いの
それにネット際・・・なんて3つ以上になってくると
より相手はコースを読みにくくて足が止まりやすい。
一度止まってしまった状態からは、どこを狙っても
案外動けなかったりするんだよ。
 
それから「騙す」というパターン。
クロスに打ってくると思っていたらストレートだった、
打ち込んで来ると思ったらドロップショットだった・・・など。
これをするにはある程度の演技力が必要。
体の向き、表情、目線・・・そういうもので相手に打とうと
思っているコースと違うコースを思わせておくんだよ。
いわゆる「裏をかく」というプレーだね。
でもこれをやるには「表」がないとダメ。
クロスラリーを何本も打っておきながら、急にストレートとか
深いショットを黙々と打っておいて、急にドロップショット、
ゆっくりを見せておいて、急に速いのってのも効果的。
表があるから裏が作れるんだよ。
騙すことばかり考えているとバレやすい。
 
もう一つ相手のフットワークを活かせなくする方法がある。
それはタイミングを早くすること。
相手はこっちが打つ瞬間に集中している。
それが早いタイミングだと読みにくいのだ。
ストロークであればライジングだね。
しっかりバウンドさせて、打ちやすいタイミングで打つと
受け手側も読みやすいんだよ。
そうなると速いショットを打てたとしても効果は薄くなる。
ボレーもそうだね。
ボールに向かって踏み込んでくるボレーをすることで
早いタイミングで打つことが出来ると、相手は足を止められる
まではいかないにしても、動ける範囲が狭くなるのだ。
 
相手の足を止めるこの3つの方法で共通していることは
早い準備が必要ってことだね。
準備を早くすることで複数のコースを用意してそれを
アピールすることが可能になるし、相手に打つと決めた
コースト違うコースを臭わせることも可能となる。
もちろん早いタイミングで打つことも、早い準備が出来ないと
実現できないのは言うまでもない。
テニスが強くなるってことは、自分のショットが
良くなるだけじゃダメ。
相手の実力も封印出来るようにならなきゃね。
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