ブログ過去の思い出
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テニスは奥が深い[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2010/10/11(月) 09:48
テニスって勢いだけでは勝てない。
それどころか、勢いがあり過ぎて空回りし
本当はそんなにレベル差が無いのにボロ負け
してしまうこともある。
テニスってそういうスポーツだ。
俺も上京したての18歳の頃、勢いだけはあった。
言い方変えれば勢いしか無かった。
どんな相手にも全力でぶつかって行く。
どのボールもフルスウィングで一発狙い。
だって、高校の時は繋ぐことよりも、出来るだけ回り込んで
フォアで一撃必殺・・・と教えられたからね。
ま、試合になるとビビって打てなくなるのだが・・・・。
でも会社の先輩達との練習ではビビることなく
ガンガンラケット振りまわしてぶつかっていった。
そんな俺に対して最初に「マッチ練習やろうよ」と
声を掛けてくれたのは小柄で当時40代の先輩コーチ。
温和な性格でプレーものんびりしている。
フォアは両手打ちでバックは片手・・・というスタイル。
ボールもゆっくりだ。
「よし!ここで勝って俺の存在感を見せつけてやる!」
とばかりに、打ちまくった結果・・・・0-6。
ゲームが取れないどころか、ポイントも殆ど取れなかった。
俺はガンガン打ちまくるが、結局相手を動かす事が出来ず
スライスでのんびり返球されてしまっただけでなく、
そのスライスで左右に俺が動かされミスを誘われてしまったのだ。
しかも急にサーブ&ボレーしてきたり、レシーブダッシュしてきたりと
のんびりなプレーなんだけど、勝負どころでは仕掛けて来る。
完全に翻弄されてダメダメだった。
今までは殆ど同世代と打ち合ってテニスしてたから
あまりこういう経験をしたこと無かった。
うーん、テニスってちょっと思ってたのと違うなぁ・・・と
その時感じた。
親子テニス[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2010/10/06(水) 14:04
久し振りに父とテニスをした。
来年で64歳になる父なのだが、まだまだ元気で
毎日コートに立ってテニスをしている。
もうすぐ始まる全日本ベテラン選手権の60歳以上の部で
優勝狙っているのだ。
過去何度も日本一になっている父は、とにかく強い。
結果はもちろん引退したと言っても俺の方が上なので
6-1で勝利。
でも父に勝てるようになったのはここ4,5年のこと
じゃないだろうか。
それまでは圧倒的に父の方が強かった。
俺が高校でテニス始めたのはもちろん父の影響。
でも「憧れて・・・」と言うより、家にラケットが何本も
転がっていたからかな。
そんなに深くは考えていなかった。
もちろん高校の頃は父に手も足も出ない。
そんな俺をもっと上手くさせようと、たまにテニスクラブへ
連れて行かれて一緒にテニスをやったけど、相手にならない
どころか、父のアドバイスの仕方が気に入らなかった。
だから一緒にテニスをやるのは嫌だった。
悔しさもあったんだろうが、とにかく父からのアドバイスを
素直に受け入れられなかったんだ。
今はもう俺の方が上だし、俺はコーチと言う立場だから
父親よりももっと専門的な目でテニスを見る事が出来るので
今回も父に「もっとこうしなきゃ」とアドバイスしたりする。
「参考にするよ」という父だが、何とも悔しそう。
昔、簡単に勝っていた息子相手に1-6で負けるのは
選手として相当悔しいみたいだね。
特に親子だと尚更。
昔は俺が中途半端な気持ちでテニスをやっていたから
悔しいとすぐ逃げていたけど、今は互いに一緒にテニスする
喜びを分かち合える。
悔しさと向き合って頑張る事って大変だけど大切だ。
初黒字[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2010/10/01(金) 12:42
山梨県、大好き。
何かと縁がある。
過去2回JOP大会(日本ランキングと賞金が出る大会)で
優勝したんだけどその2回とも山梨での大会。
でもその優勝と同じくらい印象に残っているのが
23歳の時に出場した大会。
もちろん場所は山梨。
既にJOP大会で予選突破を果たして、
晴れて日本ランキングは付いていたのだが、
まだまだ本戦に上がってから一回戦を突破できずにいた。
そこから更に活躍してランキングを上げるためにも
どうしても初戦突破は果たしたかった。
予選は難なく突破を果たし無事本戦出場。
まだ予選からスタートの身分だから、当然本戦で
俺はシードが付かない。
と言う事は、初戦からシード選手と当たる可能性は高い・・。
しかし本戦のドローを見ると・・・見事WC選手と対戦!!
WCとはワイルドカードの略で、主催者推薦枠。
本当は予選から、もしくは予選さえも出場できない選手なんだけど
主催者が応援や支援のために推薦する選手を予選免除で
本戦に入れる事が出来る・・・という特別枠。
そんなワイルドカード選手と当たる事になったのだが
もちろんランキングが無い人が多いため、一般的に対戦相手が
ワイルドカードというのはラッキー!ということになっている。
俺の場合も対戦者は地元の高校生だった。
高校生でいきなりこんなJOP大会の本戦に出場したもんだから
当然対戦相手の高校生はガッチガチに緊張して、全然
テニスにもならない。
そんなガチガチに緊張した相手に無事勝利し、
俺は初のJOP大会本戦初戦突破となった。
しかし次の対戦はシード選手。
確か第9シードだったと思うんだけど、フォアハンドストローと
サーブが強烈な選手だった。
本戦2日目、そんなシード選手と対戦した俺は頑張った。
試合内容もスコアも覚えてないが、確かストレートで
俺は勝ってしまったのだ。
スコアも6-2・6-1くらいだったと記憶している。
残念ながら次の3回戦で敗退してしまったが、
本戦3回戦まで勝ち上がって得た賞金が13000円ほど。
エントリーフィーが12000円くらいだったから、初めて
エントリーフィーより賞金の方が上回り、めでたく「初黒字」となった。
そんな騒ぐほどの額じゃないけど、テニスの大会とはそんなもの。
殆どが賞金よりエントリーフィー、遠征費の方が高かったりする。
そんな中で少しだけど儲けが出たこの時の大会の記憶は一生
忘れないだろうなぁ。
身体、冷やすなよ![てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2010/09/28(火) 11:09
一気に涼しくなってきたね。
ちょうど良い感じのこの季節は練習にも集中出来る。
夏休み中の練習や合宿での成果をきっちりと
発揮出来るように頑張ってもらいたい。
俺が24歳の時、1年間テニス留学で行った
スペインのバルセロナは、地中海に面した街で
気候はもちろん地中海性気候。
高校の時に地理で習ったので
「地中海性気候だから温暖で過ごしやすい」という
ことくらいは知っていた。
しかもこういうテニスキャンプってのは普通、年中
暖かい場所にあるもんだ。
アメリカでもカリフォルニアとかマイアミとかね。
だからバルセロナも一年中暖かで、そんなに着るものは
いらないかな・・・って思ってたら、意外と10月くらいから
一気に涼しくなり、冬になると普通に東京くらい寒い。
クレーのテニスコートは朝到着するとガリガリに凍って
いたりするし、雪がパラパラっと振った事もあったな。
慌てて日本に「ウェア送って!!!」と連絡して送ってもらったり
現地で防寒着を購入したり・・・。
そう言えばアメリカに行った時も、寒くないような場所を選んで
ハワイ、マイアミ、ロサンゼルス・・・と転々としていた。
でもアリゾナ州に行った時、雨が降ってきたと同時に一気に
寒くなり慌ててアリゾナ大学のショップで「ARIZONA」とロゴの
入った防寒着を購入したのを思い出した。
いくら「温暖」と言われても、やはり冬は寒いもんだ。
この時期、日が暮れたり急に雨が降ってきたりで、一気に
気温が落ちる事が多いので、皆寒さ対策は万全にして
朝、家を出よう。
初めてのJOP大会。[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2010/09/23(木) 09:16
初めてJOP大会に出場したのは
19歳の時。
JOP大会とは賞金が掛かっている大会で
尚且つ全日本ランキングポイント対象の大会。
だから勝ち上がれば賞金ももらえるし、ランキングポイントも
もらえるから全日本ランキングが付くのだ。
もちろんそんな大会だからレベル高いし、最初は
ランキング無いから予選からのスタート。
しかも俺が初めて出たのは「毎日テニス選手権」という
かなりハイレベルな大会。
予選どころか、その予選出場者を決めるための地区大会に
しか出られなかった。
地区大会は関東で幾つかの会場に分かれて開催され、それぞれの
会場の優勝者がやっと予選に出場出来るの。
でも地区大会優勝するだけでも3セットマッチを6回勝たないと
いけないうえに、開催されるのは真夏の暑い中だから大変。
さて産まれて初めてのJOP大会の試合内容はどうだったかと
言うと、初出場の緊張感で、あまり俺は内容とかスコアとか
覚えていない。
覚えているのは対戦相手の名前と、全然相手にならなかった事。
そして8000円という高い出場料。
トーナメントだから、負けたらそこで終了。
初戦、1時間ほどの試合で8000円が消えていくのは、当時
スーパー貧乏だった俺にとっては痛かった・・・・。
それでも続けてその後もJOP大会に出場し続けられたのは
周りに頑張っている選手がいっぱいいたから。
「最初はそんなもんだよ」と励ましてくれた先輩選手達には
感謝だね。
そこでJOP大会の出場を辞めていたら、当然今の俺は
あり得なかった訳だ。
とにかく一歩踏み出すことと、それを続けること。
今思い出すと懐かしい良い思い出だけど、それはその後
頑張り続けたからだ。
続けて良かったよ、ホント。
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