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テニス人生を大きく左右した一勝[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/01/10(月) 11:48

この時期開催されているアオノオープンは思い出深い
大会である。
2006年の大会で3回戦まで勝ち上がれたんだけど
実は、この数週間前に「サーブ&ボレー」にプレースタイルを
変更したばかりだったのだ。
大事な試合だったんだけど、だからこそここでサーブ&ボレーを
成功させて自信に繋げたかった。
 
初戦の相手は同じ年齢の選手だが、相手の方が
ランキングも上で実績もある。
しっかりしたストロークがウリでしかもサーフェイスは砂入り人工芝。
ここはプレースタイル的には不利かもしれないが、だからこそ
勝負のし甲斐がある・・・と思って気合入れて乗り込んだ。
 
しかし・・・1セット目は相手のプレーに翻弄されて、
こちらのサーブ&ボレーはボロボロ状態。
ガツンと打たれたストロークをしっかりボレー出来ずに当てるだけ。
そうなるとその次にパスを綺麗に抜かれてしまう。
1セット目は落としてしまった。
 
2セット目に入り、サーブ&ボレーを続けるかどうか・・・は
迷わなかった。
何も迷わずサーブ&ボレーをし続ける。
その代わり、相手のストロークのリズムとコースを覚え、
対応していく。
2セット目もプレーは微妙な出来ではあったが、迷わず前に出続けたこと、
そしてネットプレー特有の、ラケットの変なところに当たった
アクシデント的ボレーのポイントなんかも徐々に相手が嫌がっている
感じが伝わってきた。
が、まだまだ「これいける!」とは思えない。
 
サーブを確実に入れて、1stボレーを丁寧に打ち続け
何とか2セット目を取ると、「よし、ここ先手必勝!!」とファイナルセットに
賭けた・・・がその気合が大きすぎて、サーブはグチャグチャ、ボレーも
一発狙いになってしまいリードされる。
「イカン、イカン・・・」と慌ててコツコツ型に戻して黙々とプレーを
続けると追い付き、逆転して勝利!!!!
 
この一勝は大きかった。
この勝利があったからその後の選手人生でネットプレーを
続けることが出来たし、そのおかげでランキングを一気に上げる
ことが出来た。
結局今はネットプレーの方が得意なんだけど、それに辿り着けたのは
この時の一勝なんだよね。
 
頑張って会得したいショットなんかがあれば、練習も死ぬほどやらないと
いけないんだけど、大事なことは大きな舞台で迷わず使って結果を出し
自信をつけなきゃ身に付かない。
この試合でそれを学ぶことが出来たよ。

練習中、新しい事にトライしてる?[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/01/07(金) 10:59

都内の中学校へボランティア部活レッスンで行ってきた。
一日、子供達と一緒にコートに立って色々と打ち方、
考え方、練習の仕方をレッスンして来たんだけど
その中で一番気を付けてもらったことは、
「トライしてみよう!!!」ということ。
 
レッスンの中で色んな提案したけど、子供達にとっては
初めてのことも多かったと思う。
それをマスター出来るかどうかは今後の練習に掛かって
来るんだけど、その練習の中で新しい事をどんどんトライして
習得してもらいたいって思う。
 
でもこの「トライ」って意外と難しいんだよ。
どういう風に難しいかと言うと、練習・・・と言えども
自由に新しい事へチャレンジ出来るメニューは少ない。
ラリー練習はある程度相手に対して繋いであげないと
いけないでしょ?
ボール出し練習も、やりたいテーマに合ってたら良いけど
そうじゃない場合もある。
 
そこで今回はラリー練習の時、ローテーションは時間交代
という形にして、その時間内はとことんやるべき事を意識してもらい、
しっかり新しい事にトライすることにしてもらった。
ボールが途切れたらすぐさま新しいボールを出す係に出してもらい
とにかくその時間内はボールを打ち続けて、トライし続けてもらう。
そうやって気兼ねなしにトライしまくってもらうと、最初は失敗が
多かったけど、徐々に手応え感じて習得できるようになり、最後は
ちゃんと実戦で使えるようになる。
 
練習では「トライ」することが必要。
でも「トライ」しにくい練習環境だと、なかなか成長は難しい。
工夫して練習してもらいたい。
あっ!それから何にトライしなきゃいけないかも、ちゃんと整理して
頭の中に入れとかないといけないよ。

連続ダブルフォルト[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/01/06(木) 10:58

サーブがどうしても入らなくなる事がある。
それまではちゃんと入っていたのに、一度ダブルフォルト
した瞬間ウソのように入らなくなる。
そんな人をよく見かけるし、自分自身もそんな経験は
過去にある。
 
もちろん技術的に問題あるからミスをしたんだけど
一番問題なのは、一度犯したダブルフォルトを気にし過ぎて
余計な気遣いをしたことによるミス・・・。
ダブルフォルトしたからビビってしまって、次のダブルフォルト
をしてしまう・・・。
これは勿体ない。
 
こういうことをしてしまう時ってだいたいパターンがある。
まずビビって慎重になると、トスが高く上がらなくなる。
当然打点も低くなるが、スウィングリズムも変わって来る。
トスが低いから全体的に慌ただしくなるんだよ。
 
慌ただしいんだけど、ビビってるから思い切って振れない。
思い切って振れないから打ちやすい打点なんかあっという間に
通り過ぎてボールはもっと下に落ちて行き、結果腰を折って
頭を下げながらサーブを打つ破目になるんだよ。
せっかく高い打点で打つようにと上からのサーブなのに、
打つ場所が低いってのは勿体ないし矛盾してるでしょ?
 
しっかり高いトス上げて高い打点、そしていつも通りの
しっかりスウィングを意識して振り抜くこと。
でも一番気を付けないといけないのは、ダブルスフォルトしたからと
言って自信なくして怖々打たないこと。
ミスを無くそう・・・と意識するよりも、
「いつも通りやれば大丈夫なんだ」と自分を信じ続けることが
出来ないと、他のショットも余計なミスが
どんどん増えて行くので気を付けよう。

365日テニス人生[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/01/05(水) 01:32

毎年、正月明けに兵庫県で大きな大会があった。
時期的に厳しいんだけど、結果はもちろん出したい・・・と
いうことで、年末年始はギリギリまでその大会の為に
ずっと練習をしていた思い出がある。
ある年なんか、12月31日まで練習して、
「良いお年を・・・・」なんて挨拶して分かれた選手と
翌朝元日に「明けましておめでとう(笑)」ってまた練習した
こともあった。
 
「正月くらいは休みたいよなぁ~」
そんな会話をしながらその選手と練習していた。
でも当時は、休みを取る事が不安だったから、そんなことを
言いながらもちゃんと大晦日と元日に練習出来て幸せを
感じていたよ。
正確に言うと安堵感。
コートに立っている安心感を感じていた。
 
体を休ませる事は必要なんだけど、とにかく選手時代は
自分自身を成長させる事ばかり考えていたから、ラケットを
握らない日を作るのは普段だったし嫌だった。
休むとすれば午前練習して午後だけオフにしたりするくらい。
でもそのオフも軽いランニングとかストレッチ、軽くトレーニング
なんかをしたりしていたいと思っていたくらい。
 
そのくらい向上心に燃えて、頑張っていた選手時代だが
実はそれは選手生活の最後4年くらいの話かな。
そこにたどり着くまでは意外とのんびりした選手生活を過ごしていたよ。
もちろんそれなりのトレーニングや練習はしていたけど、そこまで
自分を追い込めなかった。
 
でも戦績が上がって「もっと俺は上に行かなきゃいけないんだ」って
思えるようになって初めて「俺には時間が無い」と焦り始め、
毎日コートに立って練習しないと落ち着かなくなったのだ。
そのおかげで更にレベルを上げることが出来たんだけど
今考えると、そうやって自分を追い込んでテニスに熱中していた
あの頃って本当に幸せだったって思う。
 
それくらい強い思いがあったから、引退するまでとことん
テニスをする事が出来たからね。
お正月も頑張っている関東大学駅伝とか全国高校サッカーを
観たらちょっとそんなことを思い出してしまった。

いつ攻めて、いつ守るか[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/01/04(火) 01:30

テニスは攻撃した方が良いのか
それとも守りを固めた方が良いのか・・・・。
 
そう悩みながらプレーしている人って多いよね。
俺も若かりし頃、試合中によく迷ったよ。
練習では強くなりたい一心でガンガン打ちまくっていたのに
試合になるとミスが増えて結局繋ぐテニスをしてしまう。
 
でも、そんなのどっちでも良いんだよ。
大事なことはポイントを取る事。
ポイントを取る為に、攻撃してポイントを得ないといけないが
攻撃すれば相手はしっかり守ろうとしてくる。
相手の守りが堅くなったら無理な攻撃は止めて、今度はじっくり
焦らず安定したテニスで相手を精神的にもポジション的にも
ジワジワ崩す事が必要となる。
 
そう、自分が何をしたいか・・・というのも重要だけど、相手が
今「攻めても無駄だよ!」という状態か、それとも
「ここで思いきった事やられると困る」という状態なのかを
見極める力と、それに応じて攻めと守りのプレーを
ちゃんと切り替えて使い分ける力が欲しいのだ。
 
と言う事で、テニスは攻めも守りも欲しい・・・というのが正解。
加えて、相手選手を観察する力と、攻守を切り替える力。
それらが無いと、せっかく技術を身に付けても試合で
結果を出すのは難しいのだ。
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