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ブログ2011/4

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結果の出せるコーチであれ[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/04/08(金) 00:02

テニスコーチを最初に始めたのは
高校2年生の時なんだけど、当然それまではコーチ経験はないし
そもそもテニス自体まだまだ上手く無い段階だから
小学生の初心者の子達と一緒に打ち合ったり
大人レッスンのアシスタントコーチやったりするのが
最初の仕事内容だった。
 
それから2年後、18歳で上京してテニスコーチ派遣会社に
就職し、テニススクールでコーチを本職としてスタート。
レッスンコーチをやると同時に、ジュニア選手育成の
アシスタントコーチを担当する事になった。
当時は小学校3年生、4年生あたりの選手が中心で
しかも選手育成クラスがスタートしたばかりなので
全部で6人ほど。
これから大きく羽ばたこうとするジュニア選手達と
毎日毎日、一緒に打ち合った。
 
それまではコーチって言うのは、とにかくレッスンを
無事済ませることが重要で、受けてくれた生徒さんが
レッスン終わった後、満足して帰ってくれたら俺も満足だった。
でもジュニア選手育成のレッスンに携わってからは
今教えている事が、この先結果として反映されるのかってことを
意識するようになった。
とにかく結果を出せない練習じゃダメなんだ・・・と。
 
この時気が付いた考え方は、今後のコーチ人生に大きく
プラスになったし、選手として自分のテニスの練習をする時にも
影響されたと思う。
一球一球、1ショット1ショットを大事にして、無駄の無い練習を
心掛けるようになった。
 
やっぱりテニスって楽しいスポーツだから、
ちょっと気を抜くとその時だけを楽しむテニスをしたくなる。
でもテニス選手っていうのは、テニスというスポーツ自体も
楽しむけど、それ以上に自分が上達して進歩していることが
楽しいんだよね。
だから、その為に練習はハードに厳しく、自分を追い込んで
やっていかないといけなかったりする。
その部分をコーチは選手に伝えてから行わないといけないし
選手もその部分を求めてレッスンに臨まないといけないんだよ。
 
その当時の子供達も、今や就職して仕事頑張っていたり
結婚したり・・・。
俺も歳とったもんだ。
 

良いフォームは自分で開発出来なきゃなきゃダメ![てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/04/07(木) 23:57

テニス上達のためには良いフォームを身に付けないと
いけないんだけど、どうやって良いフォームって身に付ける?
身近に良いコーチがいれば、手取り足取り自分に合った
フォームを指導してもらえるかもしれない。
でも、そんなマンツーマンで付きっきりのコーチが身近に
いる人なんて少ないでしょ?
加えて、そんな優秀なコーチがいたとしても、やっぱりその選手に
合った良いフォームって言うのは基本的に自分自身で開発しないと
いけないものなんだよ。
 
じゃあどうやって開発するか・・・というと、当たり前だがコートに
立ってまずボールを打ってみること。
これが基本。これが当たり前。
でもその後が大事。
それは、打ったボールがどうなのか検証しなきゃいけないってこと。
試合の中で使えるショットなのか、使えるとしたらそんな場面で
使えるショットなのか、違うとしたら具体的に何が違うのか、
弾道の高さ?スピード?回転量?方向?
打ちながら、自分のショットを客観的に観察しながら検証し
そして次のショットはそのデータを活かして打つ。
それを繰り返すと、徐々に自分の思い描くプレーに合った
ショットが打てるフォームになるのだ。
 
当然レベルが上がって来ると、よりハードな条件の中で
その検証を行わないといけない。
それは速いボールを打ちこまれた時や、沢山動かされた時、
そして体力消耗した状況の時、精神的に不安定な時・・・などなど。
もちろんそういう困難な状況下では、打つショットも目を見張る
スーパーショットじゃなくて、地味な返球でも安定していれば
ナイスショットだし、そういうのが試合の中では必要なんだよね。
 
そういう状況を練習であえて作り、その中で結果を見ながら
ショットを磨いていくと、一番試合で必要とするショットのフォームを
身に付けることが出来るんだよ。
皆、そういう環境を作って練習してる?
優しいボール出しだけで練習していると、甘いテニスしか
身に付かないから、本番の試合で一番苦しい時に困る事に
なるぞ!!
 
下の動画は、大成高校の綿貫選手と小堀選手。
いつもはしっかりボールを打てる彼らも、練習でかなり
追い込んでドリルを行うとこういう状態になる。
こんな感じで体力使いきって足ももつれ始めた中で、いかに
良いショットを出せるか、そしてそういうショットを安定させて
打ち続けられるかを突き詰めて日々練習していると、強い選手に
なれるんだよ。
 

サーブとストロークは一緒なんだよ[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/04/06(水) 11:16

サーブは入れないといけない。
そんなこたぁ、誰でも知ってるよね。
言われなくとも分かっている。
入らないとストロークが良くてもボレーが素晴らしくても
出番がないんだから。
 
でもだからと言って、いつまでも当てるだけの
サーブはマズイ。
しっかり振り抜いたサーブで安定感を出して行かないと
いけない。
でも振り抜いているつもりでも、やっぱり試合の中では
ビビって振り抜けていない時があるでしょ?
そこで怖々サーブを振っていると色々問題があるんだよ。
 
もちろん一番の問題点は威力が弱いこと。
レシーブにバシッと叩かれてしまう。
でも意外とレシーブもそういう緊張した場面では一緒になって
ビビっていることもあるので問題は意外と違う部分に表れる。
それは・・・サーブを打った後のストロークなのだ。
 
実はサーブとストロークって、スウィングスピードがリンクしている。
しっかりとサーブでスウィングスピードしっかり出して振り抜ければ
ストロークも同じように振り抜ける。
サーブでビビって予定外に当てるだけのサーブになると、その後の
ストロークも影響を受けて振り抜けない事が多いのだ。
でもセカンドサーブなると頭の中は「頼むからサーブ入ってくれ・・・」と
100%サーブを入れることしか考えず、サーブ入れた後のショットの
ことなんて微塵もイメージ出来ていない場合が多い。
そうなると簡単に当てるだけサーブの影響受けて、
当てるだけストロークになりやすいんだよ。
 
だいたいサーブ打っただけでポイントが終わるということはあまり無い。
サービスエースか相手のレシーブミスかダブルフォルトの場合だけ
なんだから、普段からサーブを打った後のストロークのことまで
考えてサーブの構えをしておかないといけないよ。
そしてそのイメージの中では、しっかり振り切ったサーブと、同じリズムで
振り抜いたストロークをセットでイメージする事だね。
 
サーブは重要だけど、単なるラリーの最初のショットに過ぎない。
その後の展開の事まで考えておくと、意外とサーブが良くなったり
するんだよ。
意識してみよう!

世界トップ100位に突入!添田豪選手ナイスです。[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/04/05(火) 07:46

遂に添田豪選手が世界ランキング100位以内に
突入した!!
これは凄い!!!
今は錦織選手が日本人として世界で頑張っているけど
彼はジュニアの頃からアメリカでテニスしていた。
かつて世界で活躍した松岡修造さんもそうだね。
でも添田選手はずっと日本を拠点にしてテニスを
頑張っていたから、日本テニス界では初の
純和制男子テニス選手が100位内に入ったとして
ビッグニュースになっている。
 
日本でずっと練習していたので、その添田選手と
何度か一緒に練習した事がある。
彼が中学生の頃で、俺は20代前半だったかな。
その頃からもうクロスラリーでも俺は翻弄されていたよ。
でもパワーでビックリしたというより、彼のしなやかな
打ち方に圧倒された。
柔らかいタッチでパワーショットとしっかりとした
繋ぎショットをその頃から打ち分けていて、全く何を
いつ打って来るのか読めなかった記憶がある。
 
一度ダブルスで対戦した事もある。
昭和の森フューチャーズのダブルス本戦一回戦
だったんだけど、ワイルドカードで出場権をもらった俺と後輩の
安藤ペアはこのダブルス一回勝てば世界ランキングが付くという
状況だった。
で、対戦相手は添田選手と加藤季温選手。
笑ってしまうくらいの強豪だ。
 
でもこのダブルスの前にシングルスの試合が行われていて
添田選手は激戦の末、オーストラリアのシード選手に
敗れてしまった。
敗戦のショックと疲労感を滲ませた添田選手は、かなり
きつそうだ。
 
そんな添田選手に大会ディレクターが、ダブルスの試合が
残っているので休憩はどれくらい必要か尋ねた。
「うーん・・・・」
出来るだけ休んで体力を回復した状態でダブルスを戦いたい
添田選手は出来る限り休みを取りたいと主張。
でももう夕方になっているので試合が遅くなり、夜に突入するのも
あまり好ましく無い。
 
そこで添田選手、ディレクターに「対戦相手は誰?」と聞いた。
そして対戦相手は「高西・安藤」と知った瞬間、迷わず
「すぐやります!」と決断。
結果、高西・安藤ペアはストレートで敗退。
添田選手の決断は悔しいけど正しかった・・・・。
 
今後、彼が世界を舞台にどこまで活躍するのは
楽しみにしている。
頑張れ添田豪!!

初心者にストローク教える時は・・・[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/04/04(月) 07:28

4月になりました。
皆、無事進級できたかな?
中学、高校共に1年生だった人は2年生になり
新入部員を迎えて先輩となる。
しっかり面倒を見てあげよう。
 
その新入部員が全くの初心者だったら、まず
何を教えてあげるのがいいのだろう?
多くのテニス部は、フォアハンドストロークのグリップの
持ち方を教えて、まずはボール出しで、それでも
難しい場合は近くから手で出してあげて、簡単な
ボールを打たせることが多い。
 
本当は打てる先輩がミニラリーでも良いから一緒に
打ってあげながら生きたボールで練習するのが一番
なんだけど、それだと一緒に打ってあげる先輩の技量も
問われるし、多くの新入部員がいるとなかなか順番が
回って来ないで待ち時間が長くなるので、ちょっと効率が悪い。
やっぱりボール出しの基礎練習が無難でいいね。
 
でもボール出し練習で気を付けないといけないことがある。
それは「準備のタイミング」だ。
初心者の人はラケットでボールを打つってこと自体難しいと
感じてしまう。
なので、ボールをよく見て慎重にラケットを振ろうとする。
その結果、バウンドに合わせてラケットを後ろに引くというタイミングで
準備しようとするのだ。
でもこれだと遅いんだよ!!
準備のタイミングは必ずバウンドするまでに終わらせること!!
 
そのタイミングで準備しないと今後ストロークの成長が難しい。
何でかと言うと、レベルが上がって行くとバウンドに向かって
踏み込んでいく打ち方に変わって行かないといけないから。
要するにステップインだね。
バウンドするまでに身体の向き、ラケットのテイクバックを完了させ
バウンドする頃にはもうそのボールに向かって足を踏み込ませて
打ちに行く、そういうタイミングを掴みたい。
 
でもバウンドに合わせて準備する癖が身に付くと
単純に速いストロークラリーのタイミングが合わないし、
逆にゆっくりのボールを打つ相手にも苦戦する。
だってゆっくりボールってなかなかバウンドしないでしょ?
バウンドしてから準備する癖があると、待ち時間長すぎて
リズムが無くなってしまう。
 
と言う事で、初心者に対して手出しやボール出しで
ストロークを教える時は、持ち方やフォームだけじゃなく
バウンドする前に準備を終わらせるということを意識させて
教えてあげて下さい。
それから既にそういう癖が身に付いている・・・という人は
今からでも遅くは無い!!!
意識して早めに準備終わらせるように練習して下さい。
頑張れ先輩!!
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MONTUEWEDTHUFRISATSUN
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