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ブログ2011/8

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夏の苦い思い出[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/08/10(水) 09:14

高校2年の夏休み、俺は部活を殆ど休んだ。
テニス部の副部長って身でありながら
堂々と休んだのだ。
 
休んで何やっていたかと言うと、長野県の白馬で
父の友人が夏の間中ずっと開催しているテニス合宿で
コーチとして手伝いに行ったのだ。
コーチしながら空いた時間にコーチ同士で練習という
生活を続けたんだよ。
2週間くらいだったかな?
俺より遥かに上手い大人のコーチ達と毎日コートに立って
レッスンしたり練習したり・・・という毎日を送り、そこで
テニスの楽しさやコーチという仕事の面白さを感じる
ことが出来て、結局それが今に繋がっているのだ。
 
しかし・・・俺は部活を休んだので、その間の部活練習が
どんなだったか知らない。
当然後輩の指導も他の部員に任せっきり。
高一の後輩とは仲は良かったけど、結局テニスに関する
思い出は殆どないし、卒業した後の繋がりも残っていないのは
そういう俺の勝手な行動によるものなんだろう。
 
確かに俺はその白馬合宿でテニスは上達し、部内ランキングで
一位の座を維持していたけど、それを次の代に繋ごうという
意識が無かった。
それだけが原因では無いんだけど、その後俺の学校のテニス部は
どんどん部員が減って戦績もあまり芳しくなかったと聞く。
 
当時、高校生だった俺は自分のことで頭がいっぱいで
そんなことも考えていなかったけど、今考えるとそんな副部長って
どうなの?って思うよ。
いつも高校生達に「責任ある部活動をしろよ!」って偉そうに
言うけど、それは高校時代に無責任な部活動を行っていた俺の
後悔から来る言葉なんだよね。
 
テニスで生きていく道を見付けた喜びと、同期や後輩を
ほったらかしにした後悔。
暑い夏が来ると、このことを考えるのである。
複雑な思いだよ。

スポンサー様[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/08/09(火) 12:08

高校生の頃、学校のコートを使って
練習をしていた。
たまに父親に他のコートへ連れて行って
もらったりしてテニスはしたけど、殆ど学校のコート。
ボールも部活で用意したボールを利用していた。
ま、テニス部員だったし、当然のことだろう。
 
卒業してからテニスコーチになると、そのテニススクールの
コートを使わせてもらって練習していた。
ボールも会社が用意してくれたし、大きな大会で勝ち上がるように
なると遠征費も出してくれた。
アメリカやスペインに行った時も補助してくれたのだ。
 
こうなってくると、「当たり前」なんて思えなくなって来た。
サポートしてもらった分、何かお返しをしないといけない。
となると・・・色々経験させてもらったことを、次の世代に
伝えて、共有出来るようにしないといけないし、もちろん戦績も
残して、所属している会社名を世に広めないといけない。
 
30歳で退職してフリーの選手になると、更にサポートしてくれる人達の
存在は大きく感じた。
所属先が無い俺に練習コートを貸してくれたり、ラケットやウェア
などをサポートしてもらったりすると、本当にありがたく感じ、その方々に
何をお返し出来るのかをいつも考えていた。
でも選手時代はとにかく結果を残すことが精いっぱいだったので
とにかくがむしゃらに頑張ったよ。
 
そう考えると、一番最初当たり前のように学校コートでボール使って
練習していた高校生時代は、そんなこと考えなかった。
コートを用意し、ボールを用意し、顧問の先生がいるという環境を
提供してくれる「学校」というスポンサーに対して、感謝の気持ちを
持ったことは無かったかもしれない。
確かに部活に入ると当たり前のことかもしれないけど、学校という
スポンサーがあって、自分はテニスが出来る・・・と考えた方が関係としては
自然だし、それに対して選手は応える義務があることも気付くことが出来る。
 
ただし、学校と言うスポンサーが求めるのは単なる
「戦績」と言う結果だけではない。
その部活を通して、身体の成長、心の成長、社会性や自己コントロールを
学び取るという結果でも良いわけだ。
そんなこと、当時の俺は微塵も感じていなかったなぁ・・・・。
 
おいっ!高校生や中学生!!
学校のコートを使えるのは当たり前と思ってないか?
感謝して使い、そして使った分だけ結果を残せよ。
そう考えた方が、テニスも成長出来ると思うよ。

高~いトスアップ[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/08/08(月) 18:27

サーブの指導は難しい。
何が難しいって言うと、とりあえず個性的な打ち方していても
それをずっと続けていると入るようになってしまうので
なかなか思い切った修正が出来なかったりする点かな?
癖があるのは分かっていても、「来週試合ある・・・」なんて場合は
さすがに新しいことを取り入れにくかったりする。
 
でもやっぱり変な癖があると成長しにくいどころか
ピンチの時や精神状態が不安定な時に、入れるだけでも
精いっぱいなサーブになってしまう。
だからやっぱり癖は直して、成長出来るしっかり安定した
サーブを手に入れなきゃね。
 
でも癖って色々ある。
特に多いのが不安定なトス。
中でも高過ぎるトスで悩んでいる人が多いみたい。
「高過ぎるから低くしてごらん!」って言っても、大抵低く出来ない。
低く出来ないからそれで試合に出るんだけど、風が強い日もあるし
ビビってトスが上げにくい時もある。
そうなるとこの高いトスのサーブはサーブの精度を落としてしまう。
 
じゃあどうやって高くない、いわゆる普通の高さのトスになるのか。
それは膝の使い方にヒントが隠されている。
トスが高い人で、なかなか低く修正できない人の多くは、トスを
上げた直後に、伸び上がって膝が曲がらず、真っ直ぐになってしまう
ことが多い。
なので、トスを上げた直後の重心は高い。
 
でも高い打点のボールを打つためには、軽く背伸びやジャンプを
していかないと、ラケットダウンの反動も使えないしスウィングスピードも
上がらないので、そこから膝を曲げ、そしてその曲げた膝で上に蹴って
スウィングをしたいんだけど、一拍分余計な動作が加わったため、
結局トスを高くして滞空時間を稼がないと間に合わないという訳。
 
手順で言うと、

①トスアップと共に膝を曲げる
②曲げた膝で一気に上に蹴り上げる
③蹴り上げた反動を利用してスウィング!!

しかし、トスを高くしないとタイミングがつかめない人は

①トスアップ直後に膝を伸ばしてしまう
②伸ばした膝を曲げてジャンプに備える
③曲げた膝で一気に上に蹴り上げる
④蹴り上げた反動を利用してスウィング!!

という感じで動作手順項目が増えてしまい、その分トスを
高くして時間を稼がないといけなくなったのだ。
 
トスが高い人は、まずトスアップ直後の膝の使い方を覚えよう。
トスアップもある意味難しいが、だからと言ってトスごときに
膝を使ってリズム取ってしまうと、肝心なトスアップの後
膝が伸びてしまうので要注意!!!


合宿恒例行事[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/08/05(金) 17:12

高校の合宿コーチとしてこの時期、色んな学校の
色んなテニス部にお邪魔してレッスンしている。
宿泊してずっと一緒にいるので、ただレッスンするだけじゃなく
ミーティングや朝練習なんかも参加する。
それが結構面白い。
それぞれの学校で伝統と言うか合宿恒例の何かが大抵
あるんだよ。
 
例えば山中湖で合宿している学校は、山中湖一周ランニング
だったり、皆で練習後ヘトヘト状態になっている状態で声出しの
練習だったり、地獄のトレーニングという名が付いた筋トレだったり。
そう言えば、俺が高校生の時のテニス部も恒例の10キロランニング
あったなぁ。
その10キロランニングと怖いOBがウチの学校の合宿恒例だった。
 
毎朝ランニングと体操は行うんだけど、10キロランニングは
確か合宿最終日に行った気がする。
ただダラダラ10キロ走るのは楽チンだけど、OBが来ているので
そんなに甘くは無い。
そのOBが車に乗って「おいっ!チンタラ走んなよ!!」って
喝を入れるのでオーバーペースで走らないといけなくて、それが
とてつもなくキツかった。
 
でもその思い出は確か高一までだったかな?
顧問の先生が変わって2年の時にも同じ場所で合宿したけど
あまり思い出が無い。
10キロ走ったのか?
OBに怒られたのか??
合宿恒例のビッグイベントをしっかり皆で乗り切ることが
思い出にもなるし、その達成感が次へと繋がる。
どこの学校もせっかくの合宿なんだし、しっかりと合宿恒例行事を
頑張ってもらいたい。
 
合宿恒例行事がない部活?
せっかくなんで、今年からキツイのを設定してみよう!!
皆で一致団結して乗り越えると自信に繋がる。
そして次の代にそれをしっかりと引き継いでいかないといけないよ。

ちゃんと覚えてる?[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/08/04(木) 15:07

現役の頃、試合に出場した時は
試合レポートを必ず書いていた。
あっ!いや、必ずではない。
悔し過ぎて忘れてしまいたい試合の幾つかは
試合レポート書いていない・・・が、まあだいたいの
試合は、その日の夜に書いてサイトにアップした。
 
それはまず、自分がどういう気持ちで試合に臨み
そしてその結果、相手とどう戦ったか・・・。
また、試合中にはどういう流れが、どのポイントによって
流れがどう変わったか・・・など。
状況によって自分の気持ちがどうなるのかということや
気持ちによってどんなプレーを選択するのかなどを
書いている。
 
なので、当然スコアも覚えていて、
「1セット目の3ゲーム目の2ポイント目のリターンのコースは・・・」
なんていうところまで細かく書いていた。
よく「覚えていて、凄いね!」って言われたけど、基本的に選手なら
だいたい覚えている。
だって、覚えておかないと、試合中に自分が次に何をするのか
決まらないし相手のデータも覚えておかないと傾向が分からないから、
対策案も出てこないでしょ?
 
「いやぁ、覚えるのが苦手で・・・」というそこの君、覚えようとすると
難しくて頭に入って来ないよ。
そこで自然と頭にそれまでのデータを入れる方法がある。
それは・・・裏をかくという作戦を狙うことだ。
「裏」をかくわけだから、当然「表」がある。
表の普通プレーをしながら、どこで裏のプレーをスッと
差し込むか・・・を考えながらプレーすることを考えていると
必ず、それまでやってきたデータを覚えようとして、それと対照的な
「裏」のプレーを差し込むタイミングを探すはず。
 
テニスは相手との戦い。
そうなると、相手が何を考えているのか考えたり
相手に何を強調したいか選んだりすることが重要。
そしてテニスの楽しみはそんな相手の意表をつくことでも
楽しめるからね。
 
最低限、サーブを打つ前やレシーブを打つ前に
その前のポイントで自分が何を選んでどういうプレーになったか
思い出してからプレーに入るようにしよう。
そして相手も観ること。
ちゃんとデータに基づいたプレーを続けておくと、段々
頭の中で全ポイント覚えられるようになるよ。
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