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ドライブボレーで許すまじ[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/09/09(金) 11:31

試合に出場していると繋ぐことの大切さが分かる。
調子が良くて打ちまくったとしても、そんなの最後まで
続かないんだから、途中でやっぱり繋ぎショットを入れるだろうし
最初から繋ぐテニスに徹している人も試合会場でよく見かけるでしょ?
それだけ安定感が大事だって皆知っているんだよ。
 
でも繋ぎショットは安定感だけではダメで、もう少し他の
要素も欲しいところ。
それは「時間稼ぎ」。
特にコートの端っこへ走らされて打つ時なんかは、それをただ
返球するのではなく上へしっかり振り抜いてボールを持ち上げ
その滞空時間を利用して自分のポジションを整えることが重要。
 
じゃあ逆の立場で、君たちが攻撃している時、せっかく相手を
コートの外に追い出したのに、高々とボールを打ち上げて
繋げられたらどうしよう。
そのボールがバウンドするまで時間がかかる上に、バウンドも
高く弾むから更に時間掛かって、結局次のショットを打とうとしたら
相手はちゃんと真ん中へ戻っていて、空いているスペースは無くて
また一から崩し直さないといけなくなる。
 
そこでそんな相手と戦う時に重要なのは、ドライブボレーだ。
高々と上がったボールを見た瞬間、前へ走って行って
ノーバウンドで打つ。
ドライブ・・・と付いているから、ボレーなんだけどトップスピン系だね。
これを普段からしっかり練習していないと、試合中に相手を追い込んでも
トドメが刺せないよ?
 
最初にも言ったように、まずこのドライブボレーの一番の目的は
相手の時間稼ぎを許さないこと。
ドライブボレーは上手くいけば、パワー系のショットになるから
エースも狙いやすいんだけど、時間を奪えればそんなにパワーは
いらないし、パワーに固執すると当然ミスしやすくなって気軽に
使えなくなる。
そこは注意してね。
 
安定感を損なわないようにするためにも、ドライブボレーで
しっかりトップスピンの回転を作れるようにすることは忘れずに。
その為にも身体の向きや軸足の設定を丁寧に。
それから一番重要なのは、高々とボールを上へ打ち上げた
瞬間、一気に前へ迎えに行くスタートダッシュ。
ここで一瞬でも躊躇すると・・・そのボールをバウンドさせてしまい
結局相手に逃げられてしまうどころか、変なリズムに
させられてしまう可能性ある。
そういう相手と戦った経験ある人多いでしょ?
ドライブボレー、しっかり練習しておこう。

練習だけじゃ完成されない[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/09/08(木) 00:28

長い夏休みが終わったね。
たくさん練習出来たと思うけど、その分しっかり
成長は出来ただろうか?
この夏休みの練習で培ったことをしっかりと本番の
試合で発揮してもらいたい。
 
そんなことを言っておいて何なんだけど
俺の経験上、長い期間しっかり練習しても、その練習の中で
何かを生み出した・・・という思い出は少ない。
殆どが本番の試合の中で生み出したんだよ。
 
初めてトップスピンサーブのコツを掴めた時も試合中だった。
まだ高校生の頃だったんだけど、凄い勝ちたい試合で、何とか
レシーブに打ちこまれないようにしていたら、トップスピンサーブに
なっていたんだよ。
ボレーの手応えを感じたのも試合中だった。
どういうタイミングでネットに出て、どのコースにボレーを
打てば効果が高いのかを苦しみながら考えて相手との
駆け引きを行っているうちに見付けたのだ。
 
試合の中で本当に欲しいショットって、単なるパワー系の
ショットじゃないでしょ?
安定感も欲しいしコントロール力も欲しい。
決める為のショットも欲しいけど、相手にやられないようにする
ショットの方が重要だったりするでしょ?
でもそれが試合じゃなくて練習中だと、どうしてもパワーや質に
重きを置いてしまう。
でも本番の苦しい状況の中では、本当に必要な「安定感とパワー」が
ちゃんとバランスよく揃ったショットだったりするんだよ。
 
でもだからと言って、本番で生み出したショットはそれまで全く練習を
してなかったかと言うとそうではない。
練習で沢山打っていたからこそ、本番で完成されたのだ。
なので、皆も練習の中では変わらずしっかり練習してもらいたい。
でも「出来るようになった!」なんて練習中には思わないでね。
その手応えをしっかり本番の試合の中できっちり使えるかが重要なんだから。
意外と練習では上手く出来ていても、本番では使えないからね。
 
でも諦めず四苦八苦しながら、もう一度試合の中で修正とか調整しながら
頑張っていると、あるタイミングで急に「あれっ!今の感じ・・・」ってさらっと
出来るようになっちゃったりするもんだよ。
そこで初めて「完成」となる訳だ。
 
と言う事で、この長い夏休みで培ったショットや技をモノにするために
これからどんどん試合に出場するか、もしくはマッチ練習を行って
ドキドキ場面できっちり使って、苦しみながら本物を完成させてくれ。
世の中はそんなに甘くない代わりに、もがき苦しんだ中から何かを掴み取ると
そう簡単には忘れないもんなんだよ。

冷たい視線が俺の心を切り裂いた[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/09/07(水) 13:48

俺のプレースタイルは何かというとオールラウンドである。
粘るテニスを中心にストロークラリーを行い、チャンスがあれば
そこから踏み込んでのストロークを打ち、ネットプレーで
プレッシャーをかける。
 
でもかつて、俺は粘るストロークばかりのベースラインプレーヤー
だったし、その前はガンガン打ちこみ系のストローカーだった。
ネットプレーなんか視野に入れてなかったね。
たまに前に出された時、仕方なくボレーしていたけど、基本的には
ネットプレーのノウハウには乏しい選手だったよ。
 
それから基本的にシングルスのことしか考えていなかったから
ダブルスなんて苦手だった。
レシーブの時は、レシーブで一気に勝負を決めようとしていたし
サーブの時は最初のボレーに頼らず、サーブとストロークで
一気に優位に立とうとしていた。
 
そんなテニスだったけど、シングルスは何とか勝って100位以内に
入ることが出来たんだけど、段々ランキングが上がって来ると
テニスイベントでデモンストレーションやったり、参加者の人達に
「プロに挑戦!」みたいなことを行う仕事がチラホラ入ってきた。
でもそういうイベントって、基本的にダブルスなんだよねぇ・・・・。
 
「では、ここで選手4名によるダブルスのエキシビジョンマッチをどうぞ!」
みたいな感じで、司会の方が紹介してくれて大勢の人達が見守っている中で
ダブルスをやったりするんだけど、まだそういうのに慣れていない頃は
もう緊張のあまりボロボロとミスを連発したのを覚えている。
「え~」ってちょっと参加者に言われるんじゃないかっていうような凡ミスが続き
空気も悪くなり余計ガチガチになっていく。
 
その頃、ダブルスというとストロークで粘るか打ちこむか・・・だったから
そんな模範的なダブルスプレーが出来なかった。
でもやっぱりここは選手としてサーブ&ボレーで華麗なプレーを見せたい・・・なんて
見栄もあってやってみたんだけど、結果は散々だったのを今でも覚えている。
 
それからシングルスのプレースタイルはオールラウンドに変わり
ダブルスのこともネットプレーのノウハウを覚えてからは真剣に
取り組むようになった。
おかげでイベントでのダブルスデモンストレーション、今じゃ楽しみながら
色んな選手達と行えるようになったよ。
でも今でもあの頃の悲惨なエキシビジョンマッチ思い出すとゾッとする。
皆の冷ややかな視線が痛かったなぁ。

泥臭くサーブ&ボレー[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/09/06(火) 10:35

サーブ&ボレーのやり方を教えて欲しい。
そうよくレッスンの時に聞かれるんだけど、そんなの
サーブとボレーを普通に両方やればいいことだよ。
ん?もうちょっとコツ・・・・?
えーっと、大事なことは打ち方よりも待ち方にある。
 
もちろんトスはかなり前方へ投げて、打点を前に
したりすると、よりネットに近づけたりするんだけど、
サーブ&ボレーだからと言って、いきなりサーブを
サーブ&ボレー用に変えていくことは無い。
それよりもまず注意するべき所を抑えておこう。
 
まずサーブ&ボレーが下手な人ってどんな感じ?
せっかくサーブ打って前へプレッシャーをかけたのに
ボレーがもろくてすぐ崩れてしまう。
ボレーに手堅さが感じられないと、全然前へ出て来た時の
怖さが無いでしょ?
 
サーブ&ボレーはこのボレーの手堅さをどれだけアピール
出来るかが重要なんだよ。
もちろんナイスサーブでチャンス作って、浮いて来たのをボレーで
叩いて決めるってのも欲しいけど、そんなのどんな相手でも
期待出来るもんじゃない。
サーブもナイスなのを決め続けるのは無理だしね。
 
なので、サーブ&ボレーではまずボレーの手堅さをアピール。
ということは、まずサーブ打ってネットへ詰めるんだけど、相手選手が
レシーブする瞬間には完全に止まって、四方どこへでも動けるように
しておくことと、それを確実に深く、もしくはオープンコートのネット際へ
コントロール出来るようにしておこう。
逆に言うと、この手堅いボレーがあれば、多少サーブが甘くても次の
ボレーで挽回できる。
これがサーブ&ボレーの魅力なんだよね。
 
なので、サーブ&ボレーのやり方というか最大の注意点は
とにかくサーブ打って前へ詰めた時、相手がレシーブする瞬間
完全に止まり切って次のボレーに集中すること。
どんなにネットから離れていようと、慌てず止まらないと相手が打った
レシーブに反応出来なかったり、ステップが合わなくなるので要注意。
 
華麗なサーブ&ボレーも憧れだけど、まずは泥臭く相手の
ショットをがむしゃらにボレーしながら、ジワジワとネットへ詰めて
プレッシャーをかけられるサーブ&ボレーを練習しよう。

ホントのテニスを楽しもう[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/09/05(月) 09:20

テニス好き?
好きだから皆、テニスを毎日頑張っているんだろうね。
俺も好きだよ。
楽しくてたまんない。
でもテニスのどういう部分が楽しいの?
何が面白いの?
 
俺の場合は、やっぱりネット挟んで向かい合う相手との
駆け引きというか勝負だね。
打ち合いながら、コースを変えたりポジションを変えたり
ボールのスピードを変えたりしながら駆け引きを楽しんでいる。
でも駆け引きだけじゃなく、逆にしっかり定番を貫いて王道を
見せ付けることもある種快感を覚えるよ。
これもまたテニスの醍醐味だね。
 
でもそういうテニスの楽しさを最初から感じていたかというと
そうではない。
最初はコートにボールを収めるだけでも大変なんだから
相手コートのどこに誰がいて、そいつが何を考えているか
なんて余裕持って観察することなんて出来ない。
 
しかしその頃からテニスは楽しかったよ。
その時は、新しいショットを覚えて技術的に成長することが
楽しかったな。
サーブが入らなかったけど、スピンサーブを覚えてダブルスフォルトが
減ったとか、バックハンドが入るようになったとか。
 
もちろんどのレベルになっても更に技術の向上は目指さないと
いけないんだけど、ある程度のレベルに達したらちゃんと今自分が
持っている技術を活かした配球やポジションなんかで相手と戦いながら
駆け引きを楽しむことを覚えないとマズイと思うよ。
でないと、テニスの楽しみが半減するし、方向性を
踏み違える可能性もある。
 
さあコートに立ったらネットの向こう側の選手を睨んでやれ。
「くそぉ!!やられた!!」と相手が悔しがるテニスを
今持っている自分の技術で工夫して無し遂げろ!!
相手との駆け引きをしっかり堪能してね。
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MONTUEWEDTHUFRISATSUN
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