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ブログ技術【ネットプレー】

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気分はリレー走者[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2012/03/21(水) 11:34

ボレーの時、ボールが通過するところに
ラケットを置いといて、「待つ」ボレーなのか、
ボールのところにラケットを持っていく「迎え」ボレー、
さてあなたはどっちの感じで打ってる?
 
俺の場合は、どっちもだな。
どっちもとは、どういうことかと言うと、ある程度ボールが
通過しそうな場所にラケットを置いておくのだが
ボールが来た瞬間、ちょっとだけ前には迎えに行く。
でもこの、「ちょっと」でも良いから「迎えに行く」という
要素がスゴイ大事だって思っている。
 
だって、迎えに行けば、打点を体より前にすることが
出来るから詰まった振り遅れの当たりに、なりにくいし
迎えに行く勢いも得られるでしょ?
そして迎え行って、体より前の打点でボールを
打つことが出来ればラケットヘッドを立てた状態で
ボレーをすることが可能になる。
ヘッドがグリップよりも上にある状態でのボレーを
打った方がパンチ力も伸びもあるボレーも打ちやすい。
そして急な方向転換をするのにも適しているから
コースもバレにくいからね。
 
それを完全に「ボールが来るのを待つ」というタイプの
ボレーにしてしまうと、大抵思った以上に打点が
食い込まれる。
そうなると、ラケットヘッドを寝かせてラケット面の修正を
してしまい、それがボレーの質を落としてしまう。
もちろん多少食い込まれても打ち返せるけど、ベストな
打点とは言えないし、その打点ばかりだと誤魔化し上手に
なるだけだ。
 
イメージとしては、リレーの選手が次の走者にバトンを
渡すのに似てる気がする。
バトンを体より前に出して、前に走っていく感じ。
ちょっと違う点は、そのまま正面向きで対象物に
向かっていくリレーとは違って、体の正面を外して
少し横向きを作ったまま向かっていく点かな。
 
そんな頻繁にチャンスボレーは来ないので、
さすがに二歩も三歩も走って迎えに行くボレーは
少ないけど、最初にも言ったように、ほんの少しでも
前へ迎えに行く気持ちが無いと、途端に「待つ」ボレーに
なるので気を付けよう。
自分で迎えにいかないとバトンは渡せない!!
そういう気持ちでね。

テニスコーチボレー[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2012/03/08(木) 12:01

高校時代に下手くそだった俺のボレー、
上達を最初に感じたのは本格的に
テニスコーチを始めた18歳の頃。
どういう場面で感じたかというと、初級クラスの
生徒さんを相手にボレーストロークのボレー役で
繋いであげていた時である。
 
まだ早いショットに慣れていない初級クラスの生徒さんへ
いかに打ち頃のボレーで返球してあげられるかが、
コーチとしての仕事なんだけど、毎日毎日、そうやって
ボレーで繋いであげていたら段々とコントロールできるように
なり、打ち頃のショットを返球出来るようになってきた。
 
もちろんネットの向こうに立っている相手に打ち頃の
ショットをプレゼントすることは、試合に置き換えると
ナイスとは言えない。
でもそれまで全然コントロールが出来なかったから
一定したボレーを打てるようになっただけでも
ボレーの上達が感じられて嬉しかった。
それに、決めた場所へボールを送れるということは、
試合では相手がいない場所へ打てるということだからね。
 
でもこの打ち頃ボレーを習得したことで何を覚えた
かというと「回転をかけて勢いを殺す」というタッチ。
それまで自分の練習でボレーストロークのボレーを
していた時は「俺はボレーだから攻撃だ!」と
ばかりにストロークよりも速いボレーで返球すること
ばかり考えていたんだよ。
確かにボレーはある意味攻撃的なショットではあるけど、
攻撃の意味は「パワー」ではない。
コースなんだよね。
ボレーはコースが良いから決まりやすいんであって、
そこをパワーとか質で求めてしまうと、決めるよりも
ミスが多くなってしまう。
 
でもコーチになって初めて、ストロークよりもゆっくりの
ボレーで返球するボレーストロークを覚えると、試合の
中で意外と決めやすくなっているではないか・・・。
テニスコーチボレーはなんて良いボレーの練習に
なるんだろう!!!って思ったよ。
 
でもその殺して繋ぐボレーを覚えて成長は感じたものの
その後ボレーの成長は、止まってしまった。
だって、テニスコーチボレーを得たことで、相手の威力を
殺して繋ぐボレーを覚えたけれど、それと同時にもう一つ
変な癖もついてしまったのだ。
それはズボラなステップ。
器用に相手コートに勢いを殺して返球出来るようになった分
足を動かさないでぼれーしてしまうようになったんだよ。
 
だから皆にも注意してもらいたい。
ボレーストロークの練習では、相手ストローよりも
ゆっくり返球できる、勢いを殺したボレーを練習してもらいたい
のだが、必ず前へ踏み込んだり身体の向きを
きっちりと作るステップは一緒に行うこと。
テニスコーチボレー、ミスしにくいが、ズボラになりやすい。
便利だけど落とし穴があるので気を付けよう。

ローボレーとハーフボレーの境界線[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2012/03/06(火) 15:39

相手がボレーをしようとしているとき、
どこを狙う?
もちろん余裕があれば、横を抜くパッシングショットを
打てばいいんだけど、そこまで余裕がない場合、
候補としてはロブだよね。
でもロブと対照的な足元なんかも狙い目。
特に、一歩間違えるとチャンスを与えてしまうことに
なりやすいのがロブなので、足元へ打つ頻度は
かなり高い。
自分がボレーの立場にいた場合、足元に来た
相手ショットをちゃんとボレー出来てる?
 
この足元のボレー、苦手な人は多いだろう。
何とか返したとしても、それが甘くなって次でやられる
なんて経験は誰でもあると思うよ。
じゃあこの足元ボレーを強化・安定させるためには
どうすればいいんだろう。
まず言えることは、足元ボレーは難しいということ。
何が難しいか・・・これが大事なんだよ。
 
もちろん技術的にも難しい。
でもそれ以上に難しいのが判断!!
バウンドさせてハーフボレーにするのか、ノーバウンドで
打ってローボレーにするのかを一瞬で決めないと
いけないのだ。
もちろん適当ではダメで、正確に打ち分けが出来るか
が重要となるのだが、そのハーフボレーとローボレーの
境界線、ちゃんと分かっているかが鍵となる。
 
その目安の一つはラケットがどこまで届くか。
ラケットを持った腕を前に伸ばし、ノーバウンドで触れる
ところまではもちろんノーバウンドのローボレーで
処理した方がいい。
それより前になるとハーフボレーとなる。
ボレーの時、一歩足を前に出してラケットを
前に伸ばしてごらん。
思った以上にラケットは前の方まで届くのだ。
そう考えると、結構ローボレーの範囲って広いんだよ。
 
しかし・・・その境界線が分かったとしても、試合中は
ちょっと状況が違ってくる時がある。
「足を出せば、ここまでがローボレー」と思ってても、足が
前に全然出なかったら、びっくりするほどラケットも出ない。
従ってハーフボレーの範囲が広くなってしまう。
それどころか、びびって前へボールを迎えに行けず、
下がりながら打ってしまうなんて人もよく見かけない?
そんな人はバウンド位置が自分の真横なのに、
ハーフボレーをしてしまったりする。
それだとミスしやすいし、何とか返しても甘くなるだけ。
 
なので、足元ボレーを強化する方法は、
まず足を出すとどの辺までノーバウンドで処理できるか
境界線をしっかり把握すること。
その次は、出来るだけその境界線に沿ってローボレーか
ハーフボレーを決断したいから、一発一発ちゃんと
足を出せるようにすること。
足を右左正確に出せるようにするためには、早めに構え、
スプリットステップによって、両足均等に体重を載せておく
ことも重要だね。
もちろん下がりながら打つのは問題外。
 
当然、ローボレーとハーフボレーの技術も磨いて
いかないといけないのは確かだが、それが出来ていても
境界線が分からなかったり、下がりながら打ってしまうと
その技術は役に立たない。
ネットプレーをやるとき、絶対避けて通れない足元ボレー。
難しいけど、ちゃんと境界線を見つけて、それを目安に
落ち着いてローボレーとハーフボレーを打ち分ければ
大丈夫!!!
自信持って前へ行こう!!

誘惑のハイボレー[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2012/02/27(月) 17:26

テニスの試合の中で「誘惑のショット」というのが
幾つかある。
「チャンス!!」って思えるけど実は意外とショットの
難易度が高くてミスをしてしまうものなんだけど
そんな誘惑されるショットの代表格に
「ハイボレー」があるんだよ。
経験あるでしょ?
 
ボレーという、ただでさえ「決めたい!!」という気持ちが
急かされるポジションにいるうえに、浮いたボールが
飛んできたとなると、もう気持ちは「ヨッシャー!!」って
嬉しくなって興奮してしまうのだ。
で・・・その興奮が大振りのスィングを生んでしまい、
その振りが強すぎてネットに突き刺さる。
もしくはボール20個分くらいの全然惜しくない大アウトを
やってしまったりする。
そんな経験を皆何度かしてるでしょ?
ではその「誘惑のハイボレー」をどうすればいいんだろうか?
 
まず、ネットプレーにいる時に、浮いたショットが飛んでくる
というのは、間違いなくチャンスである。
これは合っているので、ただ地味に繋ぐという選択肢は
あまり好ましくないが、バックのハイボレーの場合は
別かな。
力が入りにくいので、ゆっくり深く返球するのみ
なんてパターンでも良いけど、基本的にハイボレーは
チャンスだからやはりポイントを決めることを目的にして
攻撃はするべし。
 
その時「攻撃」ということの意味をしっかり考えよう。
「攻撃=パワー」って思ってる人は、力みやすい。
違う!!!!
攻撃とはパワーということも場合によってはあるが、
それ以上に重要なのはコースである。
きっちり相手がいないスペースに打てるように
することと、そのコースが事前にバレないように、
身体の向きを作ったり、そのコースをジッと見ないように
することが必要だよ。
 
それからコースの打ち分けとショットの安定感の
ためにも、コンパクトなスィングを実現させよう。
そのためには・・・まず先程も言ったように、パワーよりも
コース重視で攻撃を考えること。
それから、ラケットを振る腕にパワーを求めるんじゃなく
打つ瞬間に踏ん張る足、もしくは前に踏み込んで行く
勢いとラケットがボールを捕らえるタイミングを合わせ、それで
ボールを飛ばそうと考えること。
腕の振りに頼って飛ばそうとしちゃいかん。
 
誘惑のショットではあるけれど、ハイボレーは
チャンスに変わりない。
でも攻撃的なコースと、安定感をまずは覚えよう。
それから徐々にパワー系ハイボレーを使っていこう。
まぁ、そう焦るな。

スマッシュ安定法[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2012/02/17(金) 13:28

テニスってミスが多いほうが負け・・・というスポーツ。
決めることよりも、相手からいかにミスをもらうかが
重要になるので、ミスしやすいショットを自分で打つ時は
やっぱり意識してしまうでしょ?
そんな意識してしまうショットの一つに「スマッシュ」がある。
 
上手くいけば一発で決められるチャンスショットでは
あるんだけど、下がりながら打ったり、高~いロブを
打たされたり、グランドスマッシュを打つといった
ちょっと難易度が上がった状態からのスマッシュは
思わず「ミスしたらどうしよう・・・」とドキドキさせられてしまう。
そんなスマッシュを安定させて、しっかり攻撃に
結びつけるにはどうすればいいんだろう。
 
まず俺が気を付けていることは、
「迷わない」ということだ。
どのコースにどういう球種、どのくらいのスピードで
打つかは一瞬考えるが、それ以前に上がったロブに対して
「スマッシュ打とうかな・・・、落とそうかな・・・・。」
なんてことを迷う人は困る。
ロブが上がったら基本的にはどんなに深いショットでも
落とさないで処理することを考えなきゃダメだよ。
 
しかし「よし、スマッシュを打ってやろう!」って決めると
「でもミスしたらどうしよう・・・」という不安が頭を過ぎる。
それがあるから思わず「落として返球しようかな」って
気持ちが湧いてくるんだよ。
その不安を解消するために必要なのは回転量だ。
スライススマッシュ、出来ればトップスピン系のスマッシュ
を打つことが出来れば、安定感が増すでしょ?
「回転かけりゃ大丈夫だよ」って自分に言い聞かせ
られないと、決断がついつい遅くなり、それがミスの
大きな原因になってしまうよ。
 
では、スマッシュのバウンドってどの辺にさせれば
いいんだろうか。
俺の場合、スマッシュでアングルに打って、相手を外に
追い出したり、安定感を保つためにも、サービスライン辺りを
常にターゲットとして決めている。
ベースライン近くの深い場所だとちょっとずれただけで
ミスになるからね。
 
そしてこれが一番大事かも。
スマッシュは威力あるショットだから上手くいけば
エースになる。
それは分かるよね?
でもあえて最後の決めショットとして使わないで。
スマッシュの後にボレーを待機させておこう。
スマッシュで決めて終わらせなきゃって気持ちが
試合では結構ビビリに繋がるし、力んでしまって効率も悪い。
ボレーがその後に控えてあることで、スマッシュは
気分的に楽になるんだよ。
 
もちろん技術も大事だから、フォームチェックも
して欲しいけど、それだけではスマッシュは育っていかない。
ロブの変な滞空時間中に余計なことを考えやすい
スマッシュというショットをモノにしていくには
打ち方以外の部分をちゃんと抑えておかないと
いけないんだよ。
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