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てにすまん 高西ともからのメッセージブログ
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君のコーチは何人いる?[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2012/04/12(木) 14:35
今まで色んな人たちにテニスを教えてもらった。
一番最初は高校の先輩に。
顧問の先生にも1年間だけ指導してもらった。
俺たちが2年に上がる時には他の学校へ移って
しまったけどね。
夏休みにバイトしていたテニスキャンプコーチの仕事でも、
そこのヘッドコーチから色々教えてもらった。
上京してからは先輩コーチから、そしてアメリカに行った
時もその先々で多くのコーチに出会い、アドバイスをもらった。
その後はアカデミーに通って、そこのコーチに教えてもらったの
だが、行くたびにコーチが変わるから、色んなコーチから
色んなアイデアや意見、考え方を教えてもらった。
スペインでも大勢のコーチがいたので、その日によって
担当が変わる。
やり方や考え方は統一されていたけど、やはり人間が
変わるとテニスに対する考え方も違ってくるでしょ?
ここでも色んなコーチから、色んなテニスを教わったよ。
こんな経歴だから、今まで「俺のコーチ!」って呼べる
専任のコーチがいないんだよね。
色んな人達のアドバイスや意見によって、俺のテニスが
作られたってことになる。
素晴らしいコーチのアドバイスはホントに
「あっ!今のアドバイスは効いた!!」って直感出来るが
中には「逆に調子が落ちてしまった・・・」って思うコーチも
いたよ。
スペイン滞在の時、長期遠征に付いてきたあるコーチ
なんて、さっぱりだったね。
テニスのアドバイスも全然なうえに、夜皆でご飯を食べる
場所を決めるのさえセンスなし。
「早く、遠征終わりたい~」って思ってたよ。
ま、とにかく俺には同時にたくさんのコーチがいたので、
そのコーチ全てのアドバイスをまとめると、食い違ってる
ことがよくあった。
「トモは、もっとストロークを強く打って、先に仕掛けないと
勝てないよ!!」
そう言われたと思ったら、違うコーチには
「トモ、お前はもっとちゃんと繋がないとダメだ。」
なんて言われてしまう。
じゃあ、俺は打ったほうが良いのか、それとも繋いだ方が
良いのかどっちなんだろう・・・。
でもそういう状況になっても、一度も悩んだり
迷った事は無かった。
じゃあそういう時は、どうすれば良いのか・・・・。
答えは簡単、どっちもやればイイんだよ。
だってどっちの意見も「アリ」なんだから。
強く打って、先に仕掛ける攻撃もやるし、きっちり繋いで
ディフェンシブにもやる。
どっちのコーチも、それぞれの経験に基づいて俺に
アドバイスをしてくれた訳だから、不正解なんてないんだよ。
要は、どういう場面でどっちを選べば良いのかってこと。
でもそれは自分が実戦の中で見つけていくことなのだ。
コーチ(教えてくれる人)の数が多いほど、それだけ
色んな方向性が見えてくる。
「勝利」という目的地は一つなんだけど、そこに辿り着く道順は
多いほうが、色んな困難を避けて通れるって訳だ。
だから、出来るだけ色んな人に自分のテニスを見てもらって
意見をもらい、出来るだけ多くの人とテニスして、その結果を
検証し、その中から自分できっちり自分のスタイル、自分の
勝利の法則を作っていくことで出来るようにならなきゃ
いけないんだよね。
もちろん、色んなコーチからアドバイスをもらった結果、
混乱して訳分からないようになったこともあるが、
多くの情報を取り入れ、それを自分で整理できるようになると、
テニスってグングン伸びていくと思うよ。
色んなコーチのアドバイスだけじゃなくて、対戦相手や
練習仲間、そして雑誌から、テレビでやっている強い人の
テニスの試合からでも、とにかく情報を取り込み、自分の
テニスに組み入れていく能力、これを皆も培って
欲しいなぁ。
一番最初は高校の先輩に。
顧問の先生にも1年間だけ指導してもらった。
俺たちが2年に上がる時には他の学校へ移って
しまったけどね。
夏休みにバイトしていたテニスキャンプコーチの仕事でも、
そこのヘッドコーチから色々教えてもらった。
上京してからは先輩コーチから、そしてアメリカに行った
時もその先々で多くのコーチに出会い、アドバイスをもらった。
その後はアカデミーに通って、そこのコーチに教えてもらったの
だが、行くたびにコーチが変わるから、色んなコーチから
色んなアイデアや意見、考え方を教えてもらった。
スペインでも大勢のコーチがいたので、その日によって
担当が変わる。
やり方や考え方は統一されていたけど、やはり人間が
変わるとテニスに対する考え方も違ってくるでしょ?
ここでも色んなコーチから、色んなテニスを教わったよ。
こんな経歴だから、今まで「俺のコーチ!」って呼べる
専任のコーチがいないんだよね。
色んな人達のアドバイスや意見によって、俺のテニスが
作られたってことになる。
素晴らしいコーチのアドバイスはホントに
「あっ!今のアドバイスは効いた!!」って直感出来るが
中には「逆に調子が落ちてしまった・・・」って思うコーチも
いたよ。
スペイン滞在の時、長期遠征に付いてきたあるコーチ
なんて、さっぱりだったね。
テニスのアドバイスも全然なうえに、夜皆でご飯を食べる
場所を決めるのさえセンスなし。
「早く、遠征終わりたい~」って思ってたよ。
ま、とにかく俺には同時にたくさんのコーチがいたので、
そのコーチ全てのアドバイスをまとめると、食い違ってる
ことがよくあった。
「トモは、もっとストロークを強く打って、先に仕掛けないと
勝てないよ!!」
そう言われたと思ったら、違うコーチには
「トモ、お前はもっとちゃんと繋がないとダメだ。」
なんて言われてしまう。
じゃあ、俺は打ったほうが良いのか、それとも繋いだ方が
良いのかどっちなんだろう・・・。
でもそういう状況になっても、一度も悩んだり
迷った事は無かった。
じゃあそういう時は、どうすれば良いのか・・・・。
答えは簡単、どっちもやればイイんだよ。
だってどっちの意見も「アリ」なんだから。
強く打って、先に仕掛ける攻撃もやるし、きっちり繋いで
ディフェンシブにもやる。
どっちのコーチも、それぞれの経験に基づいて俺に
アドバイスをしてくれた訳だから、不正解なんてないんだよ。
要は、どういう場面でどっちを選べば良いのかってこと。
でもそれは自分が実戦の中で見つけていくことなのだ。
コーチ(教えてくれる人)の数が多いほど、それだけ
色んな方向性が見えてくる。
「勝利」という目的地は一つなんだけど、そこに辿り着く道順は
多いほうが、色んな困難を避けて通れるって訳だ。
だから、出来るだけ色んな人に自分のテニスを見てもらって
意見をもらい、出来るだけ多くの人とテニスして、その結果を
検証し、その中から自分できっちり自分のスタイル、自分の
勝利の法則を作っていくことで出来るようにならなきゃ
いけないんだよね。
もちろん、色んなコーチからアドバイスをもらった結果、
混乱して訳分からないようになったこともあるが、
多くの情報を取り入れ、それを自分で整理できるようになると、
テニスってグングン伸びていくと思うよ。
色んなコーチのアドバイスだけじゃなくて、対戦相手や
練習仲間、そして雑誌から、テレビでやっている強い人の
テニスの試合からでも、とにかく情報を取り込み、自分の
テニスに組み入れていく能力、これを皆も培って
欲しいなぁ。
だからボレーを振りすぎる。[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2012/04/11(水) 12:39
ボレーが苦手な人は、
「ラケット、振りすぎだよ!!!!」って
よく注意されるよね。
そんなこと分かってるんだけど、ついつい
振り過ぎてしまう。
どういう人が振り過ぎるのか、ちょっと考えてみた。
『振らなきゃ飛ばないと思っている人』
ラケットもボールも飛ぶように出来ているうえに、
相手の威力まで利用できるんだから、わざわざ
自分の力を使うまでもないのに、自分のパワーで
ボールを飛ばそうと思ってしまうんだよ。
『飛ばない打点で打っている人』
上のとちょっと被っているけど、打点が食い込まれたり、
お尻が後ろに残ったりして、よく飛ぶ打点を外して
打ってしまっている。
これじゃあ飛ばないから、思わず振ってしまう。
『トップスピンになっている人』
やはりスライス系の当たりの方がコンパクトな
スィングにしやすいんだけど、打つ前にラケットダウン
してしまって面も被せて待ってしまうと当然トップスピンの
当たりになるし、そうなると振らざるをえない。
横向きが足りない人、グリップチェンジが出来ない人に多い。
『構え直しが遅い人』
前のボレーの構え直しが遅いと、次のボレーに影響が
出てくるのは当たり前。
アタフタして結局ラケットを振り回す結果になりやすい。
ストロークラリーの時と同じリズムで構え直ししていると
間に合わないよ。
『ラケットヘッドが寝ている人』
ラケットが立っている方が、ガツンとパンチが効くから
コンパクトに打てるんだけど、最初から寝てしまっている
人はサイドスピン気味で大振りになりやすい。
これまた正面気味で打っている人に多いかな。
『肩を支点にして振れない人』
肘が曲がって腕が縮こまってしまうと、肘から
先しか動かせないんだけど、その打ち方が意外と
大振りになる。
肩を支点にして、腕全体を一つの塊として動かせれば
逆にコンパクトスィングになりやすいんだよ。
『決め急ぐ人』
ボレーなんてコースやタイミングが良ければ簡単に
決定打になるのに、パワーを優先させると
ついつい振ってしまう。
それと、ボレーって一発で決まることは意外と少ない。
2,3発はボレーを続ける覚悟でボレーにトライすると、
コースを重視出来るし、何より相手からミスをもらえる
パターンになりやすい。
そうなるとコンパクトボレーになりやすいよ。
『上手い人って意外と振ってない?って思ってる人』
確かに「コンパクトに打て!」と言いながらも、自分の
ボレーの動画を見ると意外と振ってるんだよ。
じゃあ振った方が良いのかって言うと、それはちょっと違う。
イメージとしてはコンパクトに振ってるんだけど、腕が
リラックスしている分、反動でしなるんだよね。
意図的に大きく振るのとしなるのは違うでしょ?
大事なのはちゃんと予め決めていた打点で
正確に打っているか・・・だよ。
ま、色々挙げてみたけど結局考え方に問題が
あるから大振りしてしまう人が多いかな。
苦手だから振り過ぎてしまう。
振り過ぎるから、苦手になる・・・・。
上手い人のボレーをそのまま真似するだけじゃなくて、
上手い人の考え方も取り入れてみましょう。
「ラケット、振りすぎだよ!!!!」って
よく注意されるよね。
そんなこと分かってるんだけど、ついつい
振り過ぎてしまう。
どういう人が振り過ぎるのか、ちょっと考えてみた。
『振らなきゃ飛ばないと思っている人』
ラケットもボールも飛ぶように出来ているうえに、
相手の威力まで利用できるんだから、わざわざ
自分の力を使うまでもないのに、自分のパワーで
ボールを飛ばそうと思ってしまうんだよ。
『飛ばない打点で打っている人』
上のとちょっと被っているけど、打点が食い込まれたり、
お尻が後ろに残ったりして、よく飛ぶ打点を外して
打ってしまっている。
これじゃあ飛ばないから、思わず振ってしまう。
『トップスピンになっている人』
やはりスライス系の当たりの方がコンパクトな
スィングにしやすいんだけど、打つ前にラケットダウン
してしまって面も被せて待ってしまうと当然トップスピンの
当たりになるし、そうなると振らざるをえない。
横向きが足りない人、グリップチェンジが出来ない人に多い。
『構え直しが遅い人』
前のボレーの構え直しが遅いと、次のボレーに影響が
出てくるのは当たり前。
アタフタして結局ラケットを振り回す結果になりやすい。
ストロークラリーの時と同じリズムで構え直ししていると
間に合わないよ。
『ラケットヘッドが寝ている人』
ラケットが立っている方が、ガツンとパンチが効くから
コンパクトに打てるんだけど、最初から寝てしまっている
人はサイドスピン気味で大振りになりやすい。
これまた正面気味で打っている人に多いかな。
『肩を支点にして振れない人』
肘が曲がって腕が縮こまってしまうと、肘から
先しか動かせないんだけど、その打ち方が意外と
大振りになる。
肩を支点にして、腕全体を一つの塊として動かせれば
逆にコンパクトスィングになりやすいんだよ。
『決め急ぐ人』
ボレーなんてコースやタイミングが良ければ簡単に
決定打になるのに、パワーを優先させると
ついつい振ってしまう。
それと、ボレーって一発で決まることは意外と少ない。
2,3発はボレーを続ける覚悟でボレーにトライすると、
コースを重視出来るし、何より相手からミスをもらえる
パターンになりやすい。
そうなるとコンパクトボレーになりやすいよ。
『上手い人って意外と振ってない?って思ってる人』
確かに「コンパクトに打て!」と言いながらも、自分の
ボレーの動画を見ると意外と振ってるんだよ。
じゃあ振った方が良いのかって言うと、それはちょっと違う。
イメージとしてはコンパクトに振ってるんだけど、腕が
リラックスしている分、反動でしなるんだよね。
意図的に大きく振るのとしなるのは違うでしょ?
大事なのはちゃんと予め決めていた打点で
正確に打っているか・・・だよ。
ま、色々挙げてみたけど結局考え方に問題が
あるから大振りしてしまう人が多いかな。
苦手だから振り過ぎてしまう。
振り過ぎるから、苦手になる・・・・。
上手い人のボレーをそのまま真似するだけじゃなくて、
上手い人の考え方も取り入れてみましょう。
対戦相手をどうしたいんだよっ!![てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2012/04/10(火) 11:01
勝つためのテニスを意識して普段から練習
しているでしょ?
じゃあその「勝てるテニス」とは何なのかを考えると
安定したショット、パワフルなショット、コートのどこでも
狙えるコントロール、速い動きに、体力も重要だよね。
そういったことを習得することを考えて、練習のメニューを
考えていると思う。
恐らくこういったことは、ちゃんとした練習プログラムを
作って毎日毎日こなしていると出来るようになっていく。
安定感、速いショット、コントロールに良い動きと良い
フットワーク、これらを得られたら、どんどん戦績は上がって
いくんじゃないか・・・と思うだろうけど、テニスはそんな
簡単なもんじゃない。
これらは「自分」を強くする項目なんだけど、テニスは
相手がいる対戦型スポーツなんだよ。
だから、もう一つ大事なのは「相手」をどうするかって
ことも普段の練習の中でやっていかないといけない。
スゴイいいプレーが出来た!
でも相手もスゴイ良かったから負けた・・・。
こういう話ってよくあるでしょ?
もちろん相手がスゴイ強い場合は、どうしようもない場合も
あるけど、自分自身が対戦相手に気持ちよくプレーを
させてしまった結果、相手の調子が上がったという場合が
多いんだよね。
テニスの試合って別に自己ベストな内容を目指さなくても
いいんだよ。
もちろんイイにこしたことは無いが、それ以上に相手の
実力をどれだけ封じ込めることが出来るか。
だから自分のプレーが悪くても、相手がもっと悪ければ
勝負は勝てる。
そのことを普段から練習をして、意識しておかないといけない。
これをやってない人は、自分のプレーを良くすることばかり
意識してしまって結局空回りしたり、一発勝負して、自分自身に
もっとスゴイプレーを要求してしまったりする。
でも自分が良いプレーをするには具体的に何を
練習すればいいかはイメージしやすいけど、相手の
調子を落とすためには何をやれば良いんだろう?
簡単なことだ。
「勝負」をたくさん練習の中で取り入れればいい。
ネットを挟んで打ち合っている相手が、単なるラリー練習の
パートナーってことが練習中は多いけど、そればかりじゃダメ。
打ち合っている相手をどうすれば崩すことが出来るか、
どうすればイライラさせられるかをテーマにして勝負の練習を
やると、段々「相手をどうするか」ってことに目を向けられるようになり
それが具体的な戦術を生み出してくれるんだよ。
テニスは相手との戦い。
相手に勝たなきゃ。
自分のテニスを上げることに必死になって、結局自滅している
ヤツは、自分自身との戦いになっている。
相手へ目を向けろ。
しているでしょ?
じゃあその「勝てるテニス」とは何なのかを考えると
安定したショット、パワフルなショット、コートのどこでも
狙えるコントロール、速い動きに、体力も重要だよね。
そういったことを習得することを考えて、練習のメニューを
考えていると思う。
恐らくこういったことは、ちゃんとした練習プログラムを
作って毎日毎日こなしていると出来るようになっていく。
安定感、速いショット、コントロールに良い動きと良い
フットワーク、これらを得られたら、どんどん戦績は上がって
いくんじゃないか・・・と思うだろうけど、テニスはそんな
簡単なもんじゃない。
これらは「自分」を強くする項目なんだけど、テニスは
相手がいる対戦型スポーツなんだよ。
だから、もう一つ大事なのは「相手」をどうするかって
ことも普段の練習の中でやっていかないといけない。
スゴイいいプレーが出来た!
でも相手もスゴイ良かったから負けた・・・。
こういう話ってよくあるでしょ?
もちろん相手がスゴイ強い場合は、どうしようもない場合も
あるけど、自分自身が対戦相手に気持ちよくプレーを
させてしまった結果、相手の調子が上がったという場合が
多いんだよね。
テニスの試合って別に自己ベストな内容を目指さなくても
いいんだよ。
もちろんイイにこしたことは無いが、それ以上に相手の
実力をどれだけ封じ込めることが出来るか。
だから自分のプレーが悪くても、相手がもっと悪ければ
勝負は勝てる。
そのことを普段から練習をして、意識しておかないといけない。
これをやってない人は、自分のプレーを良くすることばかり
意識してしまって結局空回りしたり、一発勝負して、自分自身に
もっとスゴイプレーを要求してしまったりする。
でも自分が良いプレーをするには具体的に何を
練習すればいいかはイメージしやすいけど、相手の
調子を落とすためには何をやれば良いんだろう?
簡単なことだ。
「勝負」をたくさん練習の中で取り入れればいい。
ネットを挟んで打ち合っている相手が、単なるラリー練習の
パートナーってことが練習中は多いけど、そればかりじゃダメ。
打ち合っている相手をどうすれば崩すことが出来るか、
どうすればイライラさせられるかをテーマにして勝負の練習を
やると、段々「相手をどうするか」ってことに目を向けられるようになり
それが具体的な戦術を生み出してくれるんだよ。
テニスは相手との戦い。
相手に勝たなきゃ。
自分のテニスを上げることに必死になって、結局自滅している
ヤツは、自分自身との戦いになっている。
相手へ目を向けろ。
得たものはボレーの技術だけじゃなかった[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2012/04/09(月) 10:02
過去2回、完全ネットプレーヤーになったことがある。
サーブの時は殆どサーブ&ボレー、レシーブの時も
半分以上はレシーブダッシュ。
最初に行なったのは21才くらいだったかな?
テニスコーチという仕事をしていながら、バックハンドストロークと
ネットプレーは、笑ってしまうくらい出来なかったので
「じゃあ、死ぬほどネットプレーを経験してやろう」って
思ったんだよ。
当時はまだランキングも持っていなかったし、戦績も
さほど大して出していなかったから、プレースタイルを
思い切って変えるってことはそんなに抵抗はなかった。
むしろ「コーチとして勉強しなきゃ」って感じ。
練習もメインはネットプレーになり、マッチ練習もネットプレー、
当然試合もネットに出まくり続けた。
その結果は・・・意外と手応えがあり、それまで競ったことない
先輩のコーチから1セット取ったり、試合の戦績も逆に良かったり
いい1年だったのだ。
でもそこで思ったことは
「ネットプレーって決めるために出るんじゃないんだ」ってこと。
その一年で確かに恐ろしく下手くそだったボレーも人並みに
なったんだけど、相変わらずセンスは感じられなかった。
じゃあなぜ手応えを感じられたかったって言うと、ネットに出ていく
という行為そのものを相手が嫌がってくれたから。
それにより、相手のミスが増えたのだ。
これは徹底的にネットプレーをやってみて、初めて知った。
決めるために出続けているのに、段々ボレーを決める前に
相手がミスをするようになっていく。
でもこれは「ちょっと出てみよう」って感じでは手応えは
得られなかっただろうね。
だって、ボレー下手くそな相手がネットに出てくるのって、
本来相手は嬉しいんだよ。
実際、試合の最初はパスを抜かれるし、足元に沈められて
ミスさせられるという感じで、全然ダメなんだけど、それでも
気にせず出続けていくうちに、「なんだ?こいつは・・・」って
徐々に相手は力んでミスが多くなっていくんだよ。
徹底してネットプレーヤーをトライしたから得た実感
だよね。
そしてその手応えを感じてからというもの、
「相手は何を考えているんだろう?」
「相手は何を嫌がっているんだろう?」
そういうことを考えてプレーをするようになっていった。
ちょっと甘いと簡単にやられてしまうネットプレー。
だけど逆に、相手がちょっと油断したショット打つと
ネットプレーのこちらはすぐに決められる。
それを感じてから、一本一本のショットのコースや、
自分の立ち位置、球種などを組み合わせながら、
何を嫌がってくれるのか何が有効なのか、
丁寧に考えるキッカケになったんだよ。
今はネットプレー大好き!
でもそれ以上に「戦術」を駆使することがスゴイ楽しい
って思いながらテニスをしている。
そのキッカケはあの時のがむしゃらネットプレーをした
一年間にある。
皆もたまには自分のスタイル以外にトライしてみたら?
自分のテニスの意外な面が見えてくるよ。
サーブの時は殆どサーブ&ボレー、レシーブの時も
半分以上はレシーブダッシュ。
最初に行なったのは21才くらいだったかな?
テニスコーチという仕事をしていながら、バックハンドストロークと
ネットプレーは、笑ってしまうくらい出来なかったので
「じゃあ、死ぬほどネットプレーを経験してやろう」って
思ったんだよ。
当時はまだランキングも持っていなかったし、戦績も
さほど大して出していなかったから、プレースタイルを
思い切って変えるってことはそんなに抵抗はなかった。
むしろ「コーチとして勉強しなきゃ」って感じ。
練習もメインはネットプレーになり、マッチ練習もネットプレー、
当然試合もネットに出まくり続けた。
その結果は・・・意外と手応えがあり、それまで競ったことない
先輩のコーチから1セット取ったり、試合の戦績も逆に良かったり
いい1年だったのだ。
でもそこで思ったことは
「ネットプレーって決めるために出るんじゃないんだ」ってこと。
その一年で確かに恐ろしく下手くそだったボレーも人並みに
なったんだけど、相変わらずセンスは感じられなかった。
じゃあなぜ手応えを感じられたかったって言うと、ネットに出ていく
という行為そのものを相手が嫌がってくれたから。
それにより、相手のミスが増えたのだ。
これは徹底的にネットプレーをやってみて、初めて知った。
決めるために出続けているのに、段々ボレーを決める前に
相手がミスをするようになっていく。
でもこれは「ちょっと出てみよう」って感じでは手応えは
得られなかっただろうね。
だって、ボレー下手くそな相手がネットに出てくるのって、
本来相手は嬉しいんだよ。
実際、試合の最初はパスを抜かれるし、足元に沈められて
ミスさせられるという感じで、全然ダメなんだけど、それでも
気にせず出続けていくうちに、「なんだ?こいつは・・・」って
徐々に相手は力んでミスが多くなっていくんだよ。
徹底してネットプレーヤーをトライしたから得た実感
だよね。
そしてその手応えを感じてからというもの、
「相手は何を考えているんだろう?」
「相手は何を嫌がっているんだろう?」
そういうことを考えてプレーをするようになっていった。
ちょっと甘いと簡単にやられてしまうネットプレー。
だけど逆に、相手がちょっと油断したショット打つと
ネットプレーのこちらはすぐに決められる。
それを感じてから、一本一本のショットのコースや、
自分の立ち位置、球種などを組み合わせながら、
何を嫌がってくれるのか何が有効なのか、
丁寧に考えるキッカケになったんだよ。
今はネットプレー大好き!
でもそれ以上に「戦術」を駆使することがスゴイ楽しい
って思いながらテニスをしている。
そのキッカケはあの時のがむしゃらネットプレーをした
一年間にある。
皆もたまには自分のスタイル以外にトライしてみたら?
自分のテニスの意外な面が見えてくるよ。
苦しい時にはこれを読め[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2012/04/06(金) 14:39
テニスの試合中は苦しい。
でもだからこそ、それを乗り越えて勝利を掴んだ時に
嬉しさが大きいし、その喜びを求めて試合に出ている。
その苦しさから逃げようとすると、一発屋的な
ショットを打ってしまったりして、結局敗退の
道しか残されていない。
逃げたいとは思ってしまったけど、負けたくはなかったはず。
何とか苦しい状況で我慢できる術は無いものか・・・。
俺が現役の頃は色んなコーチや先輩選手から
アドバイスやお言葉をもらって、そういった状況と
向き合ったよ。
一番記憶に残っている言葉は、入社してから社長にもらった
一言なんだけど「苦しい時には空を見ろ」というもの。
シンプルだけど意外とこれが効果あった。
足元見てブツブツつぶやくよりも、空を眺めて「青い空だ!」
って思った方が、その時の自分を客観的に見ることが
出来て、未だに苦しい状況では頭に浮かぶ言葉。
「笑え!」
これはどの選手だったか、トップの男子選手が
言ってたんだよ。
ホントに声を出して笑うと、不思議と苦しい状況でも
ネガティブな発想じゃなくて前向きなプレーを
自分にさせることが出来た。
もちろんポイントとポイントの合間ね。
笑いすぎはダメだと思うが、これもよく使わせてもらった。
「声を大きくする」
打つ瞬間、息を吐くのと同時に声を出してプレー
するんだけど、この声を苦しい状況ではいつもより
大きくするんだよ。
でも俺の場合、相手が打つ瞬間も小さめではあるが
声を出していた。
これもリズムが取りやすくなる。
とにかく声を大きくすると、余計なことを考えず
自分本来のテニスを黙々とこなすことが出来た。
これは自分で生み出したやり方。
俺の声が試合中に大きくなったら、心理的には苦しい
状況なんだと思って。
「応援してくれている人を意識する」
これはマイナス面もあるんだけど、俺の場合は効果絶大。
試合中はやっぱりビビりやすい。
でも自分を観てくれている人の存在を意識すると、そんな
姿は見せられない。
「動じてないよ!」って雰囲気作って堂々とプレーし、
「ヨッシャー!!!」ってガッツポーズまでして見せて
観客にアピールした方が調子は上げやすかった。
マイナス面はモチロン、周りを意識したことで調子に
乗り過ぎて空回りしてしまったり、一発屋で派手ショットを
見せようとしたり、ブチギレたフリをして試合を投げる
なんてこともあるかな。
俺がラケットを投げてしまっていた時は、今思うと周りで
見てくれていた人へのアピールだった気がする。
もちろんいい戦術的が、苦境を脱するためには一番
大事なんだけど、そういう技術や戦術以外にもこういうふうに
ちょっとしたピンチ乗り越えテクニックがあると便利。
いろんな人からそういうのを教えてもらうのもイイが
自分なりのパターンも探してみよう。
結構役立つよ。
でもだからこそ、それを乗り越えて勝利を掴んだ時に
嬉しさが大きいし、その喜びを求めて試合に出ている。
その苦しさから逃げようとすると、一発屋的な
ショットを打ってしまったりして、結局敗退の
道しか残されていない。
逃げたいとは思ってしまったけど、負けたくはなかったはず。
何とか苦しい状況で我慢できる術は無いものか・・・。
俺が現役の頃は色んなコーチや先輩選手から
アドバイスやお言葉をもらって、そういった状況と
向き合ったよ。
一番記憶に残っている言葉は、入社してから社長にもらった
一言なんだけど「苦しい時には空を見ろ」というもの。
シンプルだけど意外とこれが効果あった。
足元見てブツブツつぶやくよりも、空を眺めて「青い空だ!」
って思った方が、その時の自分を客観的に見ることが
出来て、未だに苦しい状況では頭に浮かぶ言葉。
「笑え!」
これはどの選手だったか、トップの男子選手が
言ってたんだよ。
ホントに声を出して笑うと、不思議と苦しい状況でも
ネガティブな発想じゃなくて前向きなプレーを
自分にさせることが出来た。
もちろんポイントとポイントの合間ね。
笑いすぎはダメだと思うが、これもよく使わせてもらった。
「声を大きくする」
打つ瞬間、息を吐くのと同時に声を出してプレー
するんだけど、この声を苦しい状況ではいつもより
大きくするんだよ。
でも俺の場合、相手が打つ瞬間も小さめではあるが
声を出していた。
これもリズムが取りやすくなる。
とにかく声を大きくすると、余計なことを考えず
自分本来のテニスを黙々とこなすことが出来た。
これは自分で生み出したやり方。
俺の声が試合中に大きくなったら、心理的には苦しい
状況なんだと思って。
「応援してくれている人を意識する」
これはマイナス面もあるんだけど、俺の場合は効果絶大。
試合中はやっぱりビビりやすい。
でも自分を観てくれている人の存在を意識すると、そんな
姿は見せられない。
「動じてないよ!」って雰囲気作って堂々とプレーし、
「ヨッシャー!!!」ってガッツポーズまでして見せて
観客にアピールした方が調子は上げやすかった。
マイナス面はモチロン、周りを意識したことで調子に
乗り過ぎて空回りしてしまったり、一発屋で派手ショットを
見せようとしたり、ブチギレたフリをして試合を投げる
なんてこともあるかな。
俺がラケットを投げてしまっていた時は、今思うと周りで
見てくれていた人へのアピールだった気がする。
もちろんいい戦術的が、苦境を脱するためには一番
大事なんだけど、そういう技術や戦術以外にもこういうふうに
ちょっとしたピンチ乗り越えテクニックがあると便利。
いろんな人からそういうのを教えてもらうのもイイが
自分なりのパターンも探してみよう。
結構役立つよ。
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