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サッカーの方がきつかったよ[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2012/03/02(金) 08:39

プレーの調子が上がってきて、試合で結果を
残せるようになってきた時、怪我なんてしてしまうと
本当にショック。
それが慢性的で、ずっとその怪我の痛みと
付き合いながら選手をやっていかないといけない
なんてことになると精神的にもダメージは大きい。
 
俺は幸運にも怪我にはあまり苦しめらなかった
方だと思う。
一度靭帯断裂をやったことがあるけど、大きな靭帯では
無かったから奇跡的に2ヶ月で試合に復帰。
やった瞬間は「あぁ、俺の選手人生終わった」って
思ったけど、意外と俺の体は頑丈だった。
慢性的なのは坐骨神経痛が少々。
でも、これも疲労がかなり溜まった時なので、
マッサージとかストレッチなどで抑えることは出来た。
 
お医者さんとかマッサージの先生によく言われたのが
「高西選手の足腰って、テニス選手っぽくないね。
サッカーとかラグビーみたいな筋肉が付いてるよ。」
ということ。
この筋肉の付き方が、テニスのハードな動きでも
怪我をさせないようにしてくれているらしい。
小学校から中学までやっていたサッカー、
無駄ではなかった。
 
でもそう言えば、サッカーの練習ってきつかった。
試合ももちろんきつかった。
負けているときだけじゃなく、勝っているときもずっと
「攻めろ!!」って一気に前線へ走らなきゃいけないし、
負けていても必死で攻めてくる相手を徹底して
抑え続けないといけないから、動き続けないといけない。
そんな動きを小学校3年生からずっと続けていれば
誰だって足腰は鍛えられるはずだ。
 
じゃあテニスはどうだろう。
高校でテニス部に入ったけど、苦しかったことは
学校の外を走る時と、振り回し練習。
でもこれは練習全体のほんの一部分。
全体としてはずっと走り続けたサッカーに比べると
楽だったし、試合も楽ちんだったよ。
だって、体力使い果たすほど粘り続ける技術も戦術も
持ち合わせていなかったから、試合で「キツイ・・・」って
域まで達することが出来なかった。
「テニスには体力が必要だ・・・」
本気でそう感じたのは社会人になって、色んなテニスを
経験してからなんだよね。
 
皆もそう感じている人、多いんじゃない?
体力を付けることより、技術力を上げたほうが
勝ちやすいんじゃないか・・・って。
でも確かにテニスはそうなんだよ。
ホントに実力差あると、3セットマッチの試合で
息が上がらないどころか、汗を全然かかないで
試合をこなすことが出来る。
技術力って重要だし偉大だね。
 
でも、それは実力差がある場合なんだ。
勝ち上がって、自分と同じレベルと当たったとき、
それから更に勝ち上がって、格上にチャレンジするとき
絶対体力が必要。
だって、チャンスが来るまで、相手がイライラしてくれるまで
粘らないといけないでしょ?
だから、まだまだ技術力が未熟で、「体力より技術力!」
って感じてしまっている段階からちゃんとトレーニングして
体力を付けないといけない。
 
それから最初に言ったように、怪我をしない体を
作るためにも、トレーニングはしないといけないね。
となると、ダッシュとかランニングだけじゃなくて、
オンコートでストップ&ゴーの動き、サイドステップの
移動、屈伸とジャンプの組み合わせなど、テニスの
動きでどれだけハードに毎日頑張っているか・・・になる。
 
皆で頑張って、怪我をしにくい体を作ろう。
いつか、体力が勝敗の鍵を握る試合を
迎えた時のためにもね。

速いサーブを打ち返せ[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2012/03/01(木) 15:53

200キロのサーブを受けたことがある?
俺の場合、正式に計ったサーブじゃないけど、恐らく
こいつは200キロオーバーだなっていうサーブを持った
相手と対戦したことがある。
韓国の選手なんだけど、やっぱり速かったなぁ。
でも「全然返せない!!」という世界ではない。
2ゲームほど相手のサービスゲームを受けていると
普通に返せるようになっていた。
もちろんコースが甘い場合だけどね。
そういう意味ではワイドとセンターを打ち分ける
サーブの方が取りにくいって思ったよ。
 
でもそう感じたのは、スピードに対して目が慣れていた
というのもあるけど、スピードのあるショットの対応の
仕方が分かっていたからだと思う。
その対応の仕方とは・・・リズムである。
相手が打ってから自分に届くまでのリズムをまずは
何度も相手ショットを受けながら覚えていくのだ。
 
例えば、相手がサーブを打つ瞬間を「1」にし、
自分がレシーブする瞬間を「2」とする。
そして「1」と「2」の間を覚え、そのリズムはどのくらい
なのかを、実際受けながら計り続ける。
「1、2!」「1,2!」「1,2!」って何度も受けながら
体に覚え込ませるのだ。
そうすると最初は「速い!!」って思った相手サーブも
見えてくる。
見えない理由の殆どは「思った以上にリズムが早かった」
ってだけで、実はそのリズムさえ掴めればボールはすぐに
見えることが多いんだよ。
 
もちろん普段から速いショットを打つ選手との練習を
することも重要だけど、試合の対戦相手がいきなり
そういうのと当たった時、そんなこと言ってられないでしょ?
その場でしっかり相手から自分までボールが届くリズムを
覚え冷静に対処しましょう。
でも、250キロとかはやっぱり難しいだろうなぁ。
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