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あなたの労力数値、どれくらい?[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2012/02/16(木) 00:26

トッププロの試合を観ていると、特に男子テニスなんかは
サーブのスピードが気になる。
200キロオーバーのサーブをどんどん打つのを観ては
スゲーって思うんだけど、最近は250キロなんていうのも
出てきた。
200キロは受けたことあるけど、250キロってどんなの
なんだろうねぇ。
 
でも俺の中ではもう一つ、可能なら測ってもらいたい
ものがあるんだけど・・・。
それは「労力」。
ショットを打つときに、どれだけ労力をかけて打ったのか
という値を可能であれば測ってもらいたい。
ま、無理な話なんだけどね。
 
でも労力をどのくらい使ってショットを打ってるかって
かなり重要なことなんだよね。
皆、男子のトップ選手は200キロを超えるサーブを
打っているから、その選手たちのフォームをそのまま
真似していれば、自分も200キロを超えられるか・・・というと
そうではない。
大事なことは労力であって、いくら外見を真似ても、ショットの
労力が掛かりすぎていたら使いもんにならない。
 
高すぎる労力は、当然腕力に頼るから、力んでしまい、
逆にスィングスピードが落ちるし、それによって微妙に
フォームも違ってくる。
それから労力が必要となると、頭の中は打つことで精一杯に
なってしまって、他のこと・・・相手の表情やポジション、
次打つコースのシュミレーションに過去のデータの洗い出し、
ちょっと違うコースに打つふりをフェイクで加える・・・なんてことも
ショットの労力が高すぎると出来なくなってしまうでしょ?
 
だいたいトッププロの選手たちは凄い速いパワーショットを
打っているから、なんだか凄い労力使って打っているように
見えるけど、実際はそんなに力は使ってないと思うよ。
俺も下手な時代の自分と、ある程度上達できてからの自分を
比べるとそう思うからね。
ショットは速くなったけど、労力は掛からなくなった。
 
選手皆が歯を食いしばって苦しそうに打つのは、
厳しいコースに走らされたり、打ち合わったあと急いで戻らなかったり
しなきゃいけないという、行動的なことに対してなのだ。
打つことに関しては「楽ちん!!」って感じじゃないといけない。
だってフェデラーなんてホント涼しそうな顔で打ってるでしょ?
 
いつか、「労力測定器」なるものが発明されて
「いやぁ、今のジョコビッチのストロークは、たったこれだけの
労力で打ってたんですねぇ~」なんて数値を見て驚く解説者が
見られるかもしれない。
でもそんな日が来るまでは、それぞれ自分で選手の労力数値を
チェック出来るようにしておこう。
テニスは色んなことに目を向け、頭を使うスポーツ。
打つことにばかり気を取られるな!!

ある意味、フットワークが軽くなった。[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2012/02/15(水) 01:23

18歳の秋、大阪から上京してテニスコーチの
派遣会社の面接を受けた。
ビックリするくらい簡単な面接で「じゃあおいで」という
感じで合格だったんだけど、
「来る前に車の免許を取って来て」と言われたのだ。
 
入社した会社は関東を拠点にして、幾つかのスクールに
コーチを派遣する会社だったので、場合によっては
午前中と午後でレッスンする場所が変わることもある。
とにかく仕事上、車を運転できる方がイイということだった
ので、そう言われた俺は「じゃあ、そうします」と1ヶ月で
免許を取得してから上京した。
 
もちろん最初はお金も無いので、運転する車もなく
ペーパードライバー状態が続いたんだけど、上京して
1年以上経ってやっと小さな軽自動車だけどゲット。
そのおかげで仕事場と仕事場の移動もスムーズに
行えるようになり、確かに効率が良くなった。
「免許取ってきて良かった!!」
改めてそう感じたもんだ。
 
でも、車を手に入れた時期を境に、選手活動も活発に
なっていく。
もともと選手活動には興味が無かったのだが、徐々に
選手として自覚が芽生え、試合、練習、トレーニングを
レッスンの合間に入れて、テニス選手の道を徐々に
歩むようになっていった。
しかしそういった活動が出来た要因の一つに、
車の免許を持っていた・・・ということが言えるんだよ。
 
練習場所なんか、最初は勤めていたスクールのコート
だけだったんだけど、段々もっと強い選手が集まる練習会や
良いコーチに指導してもらうアカデミーに顔を出すようになった。
でもそういう場所は大抵、遠方だし、時間的に余裕がない
状態も多かった。
でも車があれば何とかこなすことが出来たんだよ。
電車やバスでの移動だと、とてもじゃないけど
こういった活動出来なかった。
 
遠征もそうだね。
荷物も多いし、一人になる空間を得るにも車は重要。
好きな音楽をガンガンかけて大声で歌いながら
よく走って遠征に行ったもんだ。
俺の中ではここまで選手生活をやってこれたのは
免許を早くに取得しておいたからだと思っている。
 
もちろん、「免許無いと強くなれないよ」とは言わないが
テニス選手は絶対試合だけじゃなく、練習やトレーニングを
することでも、広い行動範囲を動く行動力が必要だ。
もし、選手をやっているクセして、遠方に出向くのを面倒だと
思ったりしていると、貴重な練習会やレッスン、そして
トレーニングの機会を逃してしまう。
 
俺の場合、それを車というものが解消してくれたんだよ。
「強くなりたい!」って思ってるのに、行動範囲が狭い人は
気を付けろよ。
車じゃなくてもいい。
移動することをし続けないとテニスは強くなれないのだ。

ネットプレーは何が違う?[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2012/02/14(火) 11:08

ネットプレーがストロークと違うこと。
ハーフボレーの例外もあるが、まずノーバンドと
ワンバウンドの違いが大きい。
それから、ネットプレーのテンポの方が早いことが多い。
ボレーボレーなら尚更だ。
そしてネットプレーの方が決めのショットになりやすい。
ということはネットプレーの方が緊迫した状態に
陥りやすい。
ネットに近い場所にいるってことも大きな特徴だね。
 
それらのことを考えると、ネットプレーを向上
させるためには、相手ショットをノーバウンドで
返球しやすくするためにコンパクトで操作しやすい
打ち方にするのが好ましい。
早いテンポに対応するためにも重要。
そのためにはテイクバックをどこに持っていくのか
そして打点はどのくらい前にしないといけないのか、
それをきっちり決めて、分かってないといけないね。
 
決めのショットになりやすい・・・ということも、一見
「決まりやすい」からプラスに思ってしまうけど、
決め急いでしまうことにもなりやすいし、緊張もしやすい。
なので、そのためにもスライス回転を調整出来るように
しておきたい。
決めるためにはパワーよりもコース。
コースをきっちり狙う時も、緊張した場面で安定感を
損なわないようにする時もスライス回転量が
重要になるんだよ。
 
ネットに近い・・・という特徴はどういうことを意味するか
というと、それはディフェンスが弱いことになる。
なので、ネットプレーに出ていったと同時にディフェンスを
完全に忘れてしまうと、ホントに抜かれまくりで
やられやすいプレーになる。
 
決めのショットになりやすいネットプレーではあるが
決め急がないで、ホントのチャンスが来るまで
ジワジワと追い込んでいってディフェンスのことを
頭の片隅に置いておきながらプレーできるように
してもらいたいね。
 
ストロークとは単なる打ち方が違うんじゃなくて
そういった特徴をしっかり把握しておくこと。
それらを頭にいれて、どんどんトライしてみよう。

ホントに自分を信じ続けられる?[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2012/02/13(月) 17:09

テニス頑張っている人は沢山いる。
どの選手も歯を食いしばって気合入れて
頑張っている。
でも「頑張る」なんてことは当たり前だ。
頑張ることは最低限のことであって、それは特に
評価されるべきことではない。
大事なことは結果を出せたかどうかなんだよ。
 
だから選手たちは結果を出すために頑張り続ける。
夢が叶う日を信じて・・・。
でも、自分を信じて突き進めるうちはその頑張りに
いくらでもエネルギーを注ぐことが出来るんだけど
誰もが目指したところに到達できるわけではない。
そういう現実を知っていると、ダメなときに
「もしかして、俺はこのまま目標に到達できないのでは・・・」
と半信半疑になってしまいやすい。
 
そうなると厄介だ。
上り調子の時はイイんだけど、負けが続いたり納得が
いかない試合内容だったり、体調不良やケガで思うように
コートへ立てないなんてことになると、益々頑張ろうと
する労力が無駄に使われている気がして、どこか
気の抜けた感じになりやすい。
 
そもそも選手活動なんて、順風満帆な
時期って稀で、殆どが悔しかったり我慢しなきゃ
いけないことが多い。
そんな苦しい時期を努力と才能と運で乗り越えた選手が
初めて勝利と成功を掴めるんだけど、乗り越えるためには
もう一つ、「仲間」という存在が大きい。
特に一緒に練習している仲間、一緒のチームや
アカデミーの仲間の一人が何かを乗り越え、
一つ成長して結果を出した時って凄い励みになるんだよ。
「あっ!俺もいけるかも・・・」
そういう気持ちになったのをキッカケに、それまで
自分自身を信じきれなかった選手も自分のテニスに
夢を抱けるようになる。
 
今、日本の男子テニス界が大いに盛り上がっている。
錦織選手の活躍により、他の選手も結果を出している。
でも彼らは今までもずっと努力してきたし、ずっと自分を
信じてやってきたと思うんだけど、恐らく錦織選手の活躍で
もっと自分のテニスも大きく花開くんだって
強く信じられるようになったんだと思う。
 
頑張っている人達、結果を出したいなら
自分を信じ続けろ!!
そのためには、結果を出すって信じて頑張り続ける
仲間を見つけ、共に頑張ることだ。

ホント、失礼しました!![てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2012/02/10(金) 09:18

テニス界で活動してはいるものの
さすがにテニス全てのことに精通しているわけでは
ありません。
先日も、とある女性とテニスコートでお話したとき
「娘がテニス選手やっています」という話をされたから
名前を伺ったけど聞いたことが無い名前。
「へ~、頑張って欲しいですね」って言ったけど、帰って
雑誌で調べてみると・・・今、女の子の選手の中で
大注目の期待の星ではないか!!!!
そういうのってホント、「失礼しました!!」って思ってしまう。
 
でもそんな感じの「失礼!」って話はまだまだある。
そのうちの一つ、俺が22歳の頃、アメリカに行ったときの話。
いろんな場所を転々としていたんだけど、ロサンゼルスでは
2週間ホームステイで滞在した。
その家の男の子がテニスをやっていて、彼がレッスンを
受ける日、俺も「どんなレッスンやるんだろう?」って思って
付いて行ったんだけど、そのコーチ、ビックリするくらい
テニスが上手いではないか!!
ということで早速俺も翌日にプライベートレッスンを
お願いした。
 
さて翌日のレッスン、俺はとにかく上手いコーチだから
シングルスで対戦をしてもらった。
しかし、結果はボロ負け。
ポイント取れないどころか、ラリー続けるのもやっと
というくらい、ショットは弾むし伸びるし読めないし・・・。
そんなコーチにレッスン後、
「強いねぇ~。昔、世界ランキングとか持ってたの?」
って聞いてみた。
すると・・・
「う~ん、シングルスは20位台までしかいかなかったけど
ダブルスは1番になれたよ。」
だって!!!!!
失礼しました!!!!!!!
 
名前を聞くと「ジム・ピュー」という。
日本に帰国してから、早速過去の彼の結果を調べようと
本棚にあった古いテニス雑誌を引っ張り出していると
あった!!!
しかも雑誌を開くまでもなく、テニスマガジンの
表紙にいたのだ。
それはアメリカがデビスカップ優勝した時の写真。
アガシ、クーリエ、マイケルチャン、ブラックと共に
俺とシングルスをしてくれたジム・ピューがそこに立っていた。
デビスカップ、アメリカ代表のダブルスメンバーだったのだ。
ウィンブルドンでも2回男子ダブルス優勝している。
ホント、失礼しました。
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