ブログ2010/6
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ホテルで寝たい。[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2010/06/05(土) 00:45
プロテニス選手として活動していたが
実際は賞金で稼いでいたのではなく、テニスコーチとして
活動してお金を稼いで、それを遠征費につぎ込んでいた。
だから、試合に出れば出るほどレッスンが出来ないから
貧乏になるのだ。
もちろん大会は勝てば勝つほど賞金額は上がるのだが
その分、宿泊費や食費などの滞在費もかかるから、実際
儲けって殆どない。
だから車で泊まったり、インターネットカフェで寝泊まり
する選手もいたよ。
俺も一回、インターネットカフェで泊まったことあるんだけど
やっぱり周りが気になって殆ど眠れなかった記憶があり
「もうああいう所では泊まらない!!」と思った。
車中泊もしたことあるが、それもけっこう外が気になる。
その時の車は座席がフラットにならなかったから、姿勢も
きつかったし、これも「車中泊はもうしない・・・」と思った。
でも選手を続けるにはこういう生活もある程度必要。
「あれやだ!」「これやだ!」なんて言ってたら、お金掛かり過ぎて
何も出来なくなる。
でも、宿泊であまりにもストレス溜め過ぎると、今度は
「勝たなくていい・・・」「帰りたい・・・」という気持ちが湧いてくる。
それが結構試合中の競った場面でマイナスに働いてしまうのだ。
トッププロになったりスポンサー契約が付いたら
良いホテルでのんびり遠征すれば良いんだけど、そこまで行く
までにはある程度の劣悪条件に堪えないと続けれらない。
テニスだけ頑張っていれば良い世界ではないんだよ!
厚い握りでフォアハンド[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2010/06/04(金) 09:18
ストロークのグリップはどうやって決まるのか。
特にフォアハンドストロークのグリップは人によって
様々なんだけど、トップレベルの選手たちはかなり
厚いグリップで打っている。
「俺もあんなグリップでフォアハンドを打ちたい!」
そう思っている人も多いだろうが、実際やってみるとしっかり
ボールを捕らえ辛くて、逆にスカ当たり。
回転ばかり掛かって逆効果だったりすることがある。
持ち方、打ち方、両方真似したのに、なんで上手くいかないか
というと、スウィングスピードなんだよね。
トッププロの選手は当然スウィングスピードは速い。
速いからボールは当然吹っ飛びやすい。
吹っ飛ぶからラケット面をしっかり下向きに被せた状態で
ボールを捕らえないといけない。
だから・・・・ウェスタングリップが必要となる。
トッププロが打つ、厚いウェスタングリップのフォアハンドストロークは
カッコいいけど、あのグリップの持ち方を真似する前に、まずは
自分のスウィングスピードをしっかりと上げていき、徐々に
グリップも変化させていく必要がある。
で、君のプレースタイルは何?[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2010/06/03(木) 22:03
さぁ、試合シーズンだ!!
夏は大会がたくさんあるからね。
しっかりここで自分のテニスを見付けるためにも
色んなパターンを試しておかないと、いつまでたっても
中途半端なテニスが続いてしまうよ!!
でもプレースタイルを決めるのってけっこう難しい。
「ナダルが好きだから、ナダルみたいなプレーする!」
そう思っても、ナダルの得意ショットとその人の得意ショットが
合ってないとマズイし、そもそもナダルのプレースタイルを
見た目しか理解してなくて、本質を見落としていたら
逆効果になってしまう。
どうやったら自分のテニスが見付るのか・・・・。
まず大事なことは、テニスの試合って何が重要か考えておくこと。
一番は・・・ミスしないこと。
これに尽きる。
しかしミスしないで黙々とプレーしているだけで勝たせてくれるのは
相手が弱いうちだけ。
段々とレベルが高くなってくると、ミスが期待できないどころか
ちょっとでも甘いと逆にやられてしまう。
そこで、自分がミスしない他に、相手がミスする程度の攻撃が
必要となるのである。
この「ミスする程度」というところが、人によっては速いストローク
だったり、サーブ&ボレーだったり、驚異的な粘りをアピールする
ことだったり、コントロール力だったりするのである。
ここで間違わないようにしてもらいたいのが、「決めるための攻撃」
ではなくて「ミスさせるための攻撃」ということ。
これを勘違いして「ポイント、くれぇ!!!!!」と空回りした
ドキドキのスペイン留学初日[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2010/06/02(水) 10:45
フレンチオープンまっただ中。
赤土のコートで走り回る選手たちを観ていると
スペイン・バルセロナで練習していた頃が懐かしい。
初めてスペインに行ったのは24歳の時だから、
丁度10年前になるんだ。
バルセロナに到着した日もドキドキしたけど
それよりもアカデミーへ初めて行く時も緊張した。
ホームステイ先から市営バスに乗って集合場所に行き、
そこからはアカデミーの送迎車に乗り込んでコートへ行く。
同じホームステイ先にはロベルトというイタリア人の
選手がいたから、彼に連れてってもらって、送迎車の
集合場所へ行ったけど、そこに着くと大きなトーナメントバッグ
持った選手たちがたくさんいて、皆超強そうに見えたよ。
皆「誰だこいつ?」みたいな目で俺を観る。
俺もどう対処していいのか分からない。
英語が通じるかどうかも分からないし・・・・。
アカデミーに着いても、初めての練習方法、コーチの考え方
ランチタイムの過ごし方、帰りの手順・・・全てが初めてで、全部
英語(スペイン語じゃなくて良かった)での説明。
ホームステイ先の自分の部屋に到着したら一気に
疲れを感じてそのままベッドに倒れ込んだ記憶がある。
あまりに色々あり過ぎて大変だったなぁ。
でも、俺は「テニスをもっと上手くなりたい!」という気持ちが
あった。
だから、こういう試練が自分にプラスになると感じていた。
精神的にもきつかったけど、強くなるためには必要だと思った。
でも・・・数日後には、朝の集合場所で他の選手たちと
楽しくお喋りしながら送迎車を待っている俺がいた。
テニスがあれば皆とすぐに仲良くなれるもんだ。
ボールを飛ばす力[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2010/06/01(火) 10:43
ストロークを飛ばす動力は・・・足である。
足でボールを飛ばすのだ。
でもラケット持っている腕がどうしても頑張ってしまう。
ボールを飛ばすために腕に力を入れて、一生懸命
ラケットを振ってしまうのだ。
で、足はと言うと・・・ボールのそばまで走って追い付くと
そこで仕事は終わりと思ってしまう。
でも足でボールを飛ばすってイメージが湧きにくい。
どこにどうやれば力がボールに伝わるのか・・・?
それは床反力である。
準備段階で捻られた上体のねじれが、上方向に蹴る足の
蹴りで自然と元に戻ろうとする。
その勢いを利用してスウィングすると楽チンだし、パワフルだ。
だからボールを追いかける時には、捻られた横向き状態の
身体と、追い付く時の最後の一歩の床反力、この二つが
あればボールをしっかりと飛ばす事が出来るのだ。
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