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手より、まずは足[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/11/16(水) 11:41

ボールを打つのはラケットである。
ラケットを持っているのは手だよね。
手ってけっこう器用なもんで、手首の動き
肘の曲げ具合、腕の捻りに肩を回す動作と
合わせるとかなり色んなことが出来る。
 
だからテニスの時もそのラケットを持っている手が
活躍してくれるんだけど、逆にその手に頼り過ぎて
他の部分が引っ込み思案になってしまうことが
多くなって来るんだよ。
 
特に足の動きだよね。
足の動きの大きな役割と言ったら何かというと
まずは移動すること。
いくら器用な手の動きでボールをコントロール出来たと
しても、ちゃんとボールに追い付いていないと
そのコントロール力は発揮されないでしょ?
 
それからもう一つ
大事な足の役割はパワー。
スウィングは腕を振ることなんだけど、そのスウィングの
し始めは足からパワーをもらうのをキッカケに行わないと
スウィングスピードは上がらない。
もしこの初期動作を腕の力だけで行おうとすると
力んでしまってコントロールの方に集中出来なくなり
スピードは出たけどどこに行くのか分からないテニスに
なるんだよ。
 
ラケットを持っているのは手なんだけど、
ボールが相手から飛んできたらまずは
足の働きを重視すること。
足を動かしてボールのところへ移動し、そして足の
力を使ってラケットスウィングを開始する。
そんな足の働きをスムーズにするためには
当然手の動き・・・テイクバックやスウィングは足の動きに
合わせてあげないといけないよ。
 
普段から、足を止めて完全に腕の動きだけでラケットを
振る癖が付いている人、もちろん器用で優秀な手は
それだけでも何とかボールを相手コートに返球して
くれるんだけど、より質の高いショット、より高いコントロールが
必要な人は、足の動きに合わせられる手の動きを考えて
練習しよう。

私はこれで膝が曲がるようになりました。[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/11/03(木) 10:24

「膝を曲げろ!!」
「上体起こせ!!」
レッスン中にコーチがよくいう言葉だね。
どうしても足元のボールを打つ時なんか、膝が曲がらず
棒立ちになりやすいし、腰が曲がって頭が下がってしまう事が
多いんだけど、どういう風に対処していけばいいのだろうか。
 
まず、足腰の筋肉を付けて、しっかりと膝を曲げても耐えられるように
する・・・というのが一番に思い付くこと。
毎日しっかりスクワットをしていれば膝が曲がって上体起こしたバランスの良い
テニスが出来るようになるかな・・・・というと、意外とそうではない。
もちろん足腰が弱いと膝は曲がりにくいんだけど、一番大事なことは
スタンスの広さなんだよね。
普段からスタンスをしっかり広く取ってボレーをしたりストロークで
追いかけたりすると膝が曲がりやすいんだよ。
 
膝を曲げるってことは腰の位置を落とすってこと。
腰の位置を落とすためには膝を曲げないといけないんだけど、
両足がきっちり揃っている状態で膝を曲げるのはけっこうキツイうえに
テニスは移動をしないといけないスポーツだから、足を揃えてでは
動きまわることは難しい。
だって、短距離走で「ヨーイ、ドン!」ってスタートする時、両足の距離は
拡げるし、それによって腰の位置も低くなるでしょ?
膝が曲がり、腰の位置が低くなることで、上体も起きやすくなるんだよ。
 
だからあまり俺もプレー中は「膝を曲げなきゃ・・・」って思ったことはない。
スプリットステップの段階で両足を拡げてスタンスを広く保っていると
自然と腰も低くなり、膝が曲がるから「スタンス広く・・・」の方を意識するね。
いつも注意されているのに膝が曲がらない人、上体が曲がってしまう人は
気を付けてみよう。

あなたは好きな打点を選べますか?[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/10/31(月) 08:08

20代前半の若かりし頃、俺は超ハードヒッターだった。
上手くなりたい一心で、とにかくどんな相手のどんなショットも
自分の持てる力を全力で使って打ちまくったよ。
その結果、それなりに速いショットを打てるようになったんだけど
「あの人、ちょっと無謀過ぎない?」
なんてことも、観ている人にひそひそと
言われたりもした覚えがある。
 
ま、そうやってパワーを重視してテニスをする時期もある程度は
必要かと思うんだけど、やっぱりテニスってパワー勝負よりも
配球とかポジションで相手と駆け引き出来ないと、
格上に勝つことが難しくなって来る。
トッププロの選手達も、200キロ以上のサーブとか、強烈な
フォアハンドのストロークとかに注目しがちだけど、やっぱり戦術は
大事にしているからね。
 
となると普段から、きっちりとボールをコートの端っこから端っこへ
コントロールする練習をしておかないといけない。
だってどこへ配球するのかアイデアが浮かんだとしても、
その通りに打てなければ無駄なイメージに終わるでしょ?
右に左に打ち分けるだけじゃなくて、深い所とネット際といった
前後の打ち分けも出来ないといけないし。
 
で、この左右、前後の打ち分けをするコツってなんだろう。
俺の場合は打つコースによって微妙に打点をずらすことで、
ボールに対してのラケットの当て方を変えている。
例えばストロークを打つ時の打点が前の方だと、ボールの
外側をラケットで打ちやすくなる。
これを利用してクロスに打てばいいのだ。
 
逆に打点が遅れて食い込まれると、内側を触ってしまうでしょ?
内側を効果的に引っ叩けば逆クロスに持っていけるので
前の打点で打つ用意をしながら、急きょ打点を遅らせれば
クロスに打つ感じから急に逆クロスへ・・・なんてことが
可能になる。
逆もありだよね。
逆クロスへ打つことをアピールしながら、いきなり打点を前にすると
クロスへサッと打ち分けることが出来るわけだ。
 
なので、しっかり左右前後に打ち分けをする練習はもちろんのこと
それとは別で、色んなコースを用意しておいて、それをサッと使い分ける
技術も練習して持っておかないと相手にコースを読まれて、
せっかくのコースの打ち分けも効果なかったりするよ。
その為にも、打点を前にしたりちょっと遅らせたり、コースによって
好きな打点の場所を選べるようにしておきたい。
 
でも、打点を選ぶ技術を身に付けるには、準備も早く出来るように。
しっかりコントロールして、戦術テニスを楽しもう。

ミスした後の注意点[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/04/19(火) 11:59

テニスはミスが多い方が負け。
いつもそう言っているけど、かと言ってミスを一本も
しないで試合をするなんて無理な話。
大事なことはミスをした後、気にしないでちゃんと
プレー出来るかどうかなんだよ。
 
でも試合中にミスをすると、それが失点となって
相手ポイントとして表示されるから、気にしてしまう。
例えばダブルスフォルトをしてしまうと、0-15だ。
気にしないでおこうと思っても、記録としてスコアに
残るので、意外とミスしたことを頭の片隅に残してしまい
プレーに影響してしまう事が多い。
 
気になる人は、次のポイントの時に
「次はミスしないようにしよう・・・」と慎重にプレーをする。
そこで、その慎重なプレーを「無理しないテニス」という風に
解釈すれば良いんだけど、「もっとボールをよく見よう」って
思ってしまって、待ち過ぎてしまうプレーをしてしまうと
余計にミスの条件が増えてしまう。
 
ストロークの場合、よくあるのは打点を落とし過ぎてしまう人。
いつもは前に迎えに行って、丁度良い打点の高さを保っている
のに、ジッと見過ぎて待ってしまうので、その分ボールが落ちて
しまって低い打点になり、回転は掛かるけどネットを全然越えなく
なってしまう。
見過ぎてしまった結果、低すぎる打点と待っている分重心も
後ろに掛かり過ぎてしまうのだ。
このパターンに陥ってしまう人は、ミスを気にし過ぎたことが
原因だよね。
実に勿体ないパターンだ。
 
この「見過ぎて」というパターンは、サーブとかスマッシュもよく
見かけるよ。
ダブルフォルトをキッカケに、トスも打点も低くなってしまう人、
スマッシュも腕が縮こまってラケットの根元で打っている人、
よくいるでしょ?
 
だからこそ、調子いい時の自分はどんな打ち方をしているか
普段からちゃんと覚えておく必要がある。
調子いい時って、どんどんボールに向かって行けるんだよ。
だから、ストロークもボレーも、相手が打ったボールに対して
迎えに行きながら打とうとするから、準備も早く出来るし
足も前へ前へステップを踏み出せる。
でも「よく見よう」と思うと、迎えに行かずに待ってしまうから
準備も遅くなり足も止まり、結果打点が後ろにずれてしまうし
重心も後ろになりやい。
スマッシュもサーブも待ち過ぎて打点が詰まるのだ。
 
なので、試合中にミスをしてしまった時には、まずは
気にしないでいつも通りの普通プレーをすることが一番だけど
足を止めて待つテニスになりやすいから、前へ迎えにいくこと
だけは意識した方がいいかもね。
ミスと上手に付き合って行こう。

パワーショット受け身鍛錬術[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/04/15(金) 09:37

テニスが強くなるということは、良いショットが
打てるようになるということ。
それは多くの人が意識している。
でもそれだけじゃダメ。
それだけじゃあ勝てないよ。
 
強くなるという事は、相手の良いショットを
受け切れるという事でもある。
受身が強いってことだね。
良いショットって言っても、速いショットの場合もあるし、
高くバウンドするというのもある。
端から端に大きく走らされるというのも良いショットだよね。
こういう相手のナイスショットを受け切る強さって
意外と意識されていなくて、この為の練習を怠っている人って
けっこう多いんだよ。
ちゃんと日々意識して練習やってる?
 
その中でも特に速いショットを相手が打って来る場合
どうすれば受けが強くなり、返せるようになるだろう。
この時一番大事なことは、ボールが見えているか、ということ。
ボールのスピードが見えていないと論外だからね。
でもそんな速いショットが見えるようになる方法から考えてみよう。
 
まずは最初そのスピードショットを
ぶち込まれた時にタイミングを計って覚えておこう。
相手が打ってから自分に届くまでのリズムを覚えておき
次からそのリズムに合わせてラケットを振るように意識すること。
するとボールも自然と見えて来る。
 
ボールが見え始めたら、打点を設定してもらいたい。
この時、ボレーもストロークも基本的に打点はいつもより
前に設定したい。
前過ぎても大丈夫。
前過ぎる分は、踏み込み足を更に前へ運んで
調整すればいいからね。
 
ここで丁度ぴったりの打点で取ろうとして待っていると
相手ショットが思ったより速かったり伸びてきてしまった時に
後ろへ下がりながら調整しないといけない。
前へ飛ばしたいのにここで下がってしまうと
余計に打点は食い込まれやすい。
 
スピードあるショットって一見ビックリして下がりたく
なったり腰が引けたりしやすいけど、とにかく相手が打ってから
こっちに届くまでのリズムを覚え、それに合わせて前へ
迎えに行くことが出来れば大丈夫。
やっているうちにスピード自体見慣れて来るから、
肩の力抜いて自分を信じてプレーし続けよう。
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MONTUEWEDTHUFRISATSUN
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