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負けろ~ライバルども!![てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/12/22(木) 01:19

同じランキングのカテゴリーにいる奴とは
当然試合も同じような大会に出場することに
なりやすい。
 
設定する重要な大会は当然同じ大会になるし
それにピークが来るように日程を組むと、
調整のための大会まで同じになってしまう。
大きな大会ではいつも仲良く予選スタートとなり、
小さな大会では共にシードとして大会3日目までくらい
同じ会場で過ごしたり、下手すりゃ泊まる宿まで
被ってしまったりする。
 
そうなると仲良くはもちろんなれるんだけど、
必然的に何度か対戦相手として当たってしまう。
俺は・・・というより、選手みんなそうなんだけど、そりゃあ
負けず嫌いだ。
誰に負けても悔しいのは変わりないんだけど、特に
こういう同じカテゴリー・・・言い方変えればライバル
みたいな輩には絶対に負けたくはない。
こんなところで苦戦していたら、上の選手に勝てるはずも
ないんだから・・・って思ってしまうのだ。
 
今思い出しても何人か、こういう同レベルで一緒に
試合を回っていた選手がちらほら思い付くんだけど、
対戦成績は自分で言うのもなんだけど俺の方が勝ってる。
けっこう手堅くこういう連中との試合を勝ってランキングを
上げた気がするよ。
 
同じくらいのランキングの選手に手堅く勝ち続けることが
出来た理由はなんだろう・・・・?
それは多分、自分はもっと上のレベルの選手なんだと
信じきっていたからだと思う。
信じきってはいたけど、常に試合は余裕ないスコア
だったけどね。
結局技術も戦術もさほど差はなかった、ただ俺の方が
ちょっと天狗だったってことだ。
いい意味で。
 
その証拠に、俺は常にそういう同レベルの選手が他で
試合しているのを見ると、「負けろ~、負けろ~」って
呪いを送っていたのも記憶している。
試合中は天狗でも結局自分は同レベルだって思ってるんだよ。
でも、気が付くと最初は互いにノーランカーでそういう
ライバルだったのが、いつの間にか一緒に100位内に
いるようになっていたりと、成長のための刺激をもらっていた
のだろうね。
ライバルの存在、必要だ。
絶対に。

プレー中は苦しめ、勝って喜べ[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/12/21(水) 10:55

試合は緊張するもの。
精神力がないと勝てないスポーツだ。
でも試合中にあまり精神力が問われない場合もある。
それはレベルが自分よりかなり低い相手で、もう
スコアが開きすぎて負けを諦めてくれたとき。
こうなるともう消化試合って感じで、楽にポイントが
得られる。
 
もう一つは自分より明らかに強い相手に対して、
「ぶつかっていくぞ!!!」と完全にチャレンジャー
意識で試合をやっているとき。
チャレンジャー意識って一見いい感じに聞こえるけど
トライするのは簡単だ。
大事なことは勝つことなんだから、全力出すことより
結果を残すことを宣言して試合に臨まないとね。
 
かつて0-6で完全にやられた強い相手に
次の対戦で6-4まで競った・・・というのはある意味
成長は感じられるけど負けは負け。
周りには「あんな強い相手に4ゲームも取れたのは
凄いよ!!」って言ってもらえるかもしれないけど
そういうのは半分慰めと思ったほうがいい。
勝たないと意味がないんだから。
 
「負けてもいいから」って気持ちをまずは捨てて
とにかく勝つためのプレーをすること。
そのための配球や、アイデア、ショットの質や球種の
使い分けを、自分より明らかに上の相手に対して
し続けることが重要だし、そうすることで初めて勝つ
チャンスが生まれてくる。
 
でもね、そういう試合ってプレー中とても精神的に苦しい。
苦しみ抜いた結果、負けたときには本当に悔しい。
でもね、テニスってそういうスポーツなんだよ。
そこから逃げてただ「思いっきりぶつかってみました!」
というのは負け癖がつくだけだ。
 
自分より格上に勝つためにテニスをしている。
技術を向上させることは喜んでなんでもやるのに
苦しい精神状況に陥ることから逃げようとはしていないか。
プレー中に楽しむことより、勝って喜ぶことを選べよ。

ポーチボレーは変えてる?[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/12/20(火) 09:26

ダブルスの中でポーチボレーに出るということは
かなり重要なこと。
成功させるためには色んなことに気を付けないと
いけない。
例えば、飛び出すタイミングだとか、どういう状況で
出るとか、相手の配球パターンとか・・・。
でもそれを全て挙げるときりがない。
今回は技術的な部分に絞って考えてみよう。
 
まず普通のボレーと違ってくるのはボールを打つ場所。
飛び出していって出来るだけネットに近いところで
触りたい。
俺なんかネットの真上で触るくらいの気持ち、下手すりゃ
オーバーネット?ってくらい前で打つのが理想の打点。
 
となるとラケットのグリップはいつものボレーより
厚目に持てると前でボレーをしやすい。
このちょっとしたグリップチェンジが出来れば前に
打ちに行きやすいし、何よりテイクバックも小さくて
済むからネットに向かって斜め前に突っ込んで
行くポーチボレーの動きが出来る。
 
もう一つの注意点は体の向きだね。
よく真正面でポーチしてしまう人がいるけど、それだと
打てるコースが限られる。
相手ボレーにぶつけるか、真ん中狙うか、クロスに
打つか・・・・。
少し肩を入れて横向き状態のまま出ることが
出来れば、逆クロスへのポーチボレーがやりやすくなる。
このコースが打てると、その後センターにも決まり
やすくなるので重要なんだよ。
 
厚目のグリップでよりネットに近い打点、
そして体の向きで逆クロスも可能にすると、ポーチボレーは
かなり成功率は上がると思うよ。
試してみよう。

世界一のストイック選手[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/12/19(月) 09:20

テニススクールのコーチを退社して
フリーになったのは30才のとき。
でも選手活動は続けていたので、練習場所と
練習相手を探さないといけなかったのだが、
フリーになるとそこが一番大変だった。
 
大学の練習に混ぜてもらったり、いろんな選手と
連絡取り合って毎日の練習を探していたんだけど
そんな中、一番練習してもらったのは土屋哲史選手。
俺よりも2つ先輩の選手なんだけど、そのストイックさと
言えばもう完全に一流アスリート。
試合会場には誰よりも早く現れ、入念に体を温め、ほぐして
試合に臨むし、普段のトレーニングや練習も半端じゃない。
 
そんな土屋選手とは3年間くらい一緒に練習を
させてもらったけど、そのテニスに対する姿勢は
勉強になった。
いや、刺激になったって言うべきかな。
これだけ自分自身と真剣に向き合ってテニスと
向き合っている選手を目の前にすると、自分の今までの
努力って何だか大したことないって感じて、もっと
やらなきゃって思わされた。
 
でもこれだけストイックだから、たまに凄い要求も。
例えば、試合会場で朝のアップの相手をお願いされた時
「高西君、明日の朝6時でお願いできるかな?」と言われ、
頑張って朝6時に行くと、もうランニングとストレッチ終わって
準備万端の土屋選手がいて、「すげぇ!」って思ったし、
12月31日の大晦日の夕方に練習をお願いされて
「よいお年を!」とサヨナラをした次の日、1月1日の元旦にも
一緒に練習し「明けましておめでとうございます」なんて
時もあった。
 
アスリートに大晦日も正月もないんだってその時
思ったね。
とにかく土屋選手との練習は、単なる練習相手と練習場所の
確保だけじゃなくて、俺のテニス選手としての意識を
大幅に高めてくれた。
あの職人気質的サーブ&ボレーが懐かしい。

そして、最後はどうなるの?[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/12/16(金) 00:53

試合中、色んなことを考えるよね?
相手の打つコースのパターンとか相手の表情とか。
風の向きや自分の今日の調子なんかも考える。
 
でも考え方ってコツがあって、けっこう間違っている人
多いんだよ。
せっかく頭をフル回転させているのに、それが
結果に結びつかないような使われ方をしていると
ちょっと勿体ないでしょ?
しっかり勝つための考え方をマスターしよう。
 
まず重要なのは、何から考え始めるか・・・。
ここでどうしても間違えやすいのは、まずポイントの
導入部分を先にイメージしてしまうパターン。
サーブしたあとフォアハンドで繋いで、チャンスが来たら
バシッと決める・・・だと肝心な最後がぼやけてしまう。
え?!そうじゃないの?!って思ってる人多いでしょ?
でもまず大事なのは、最終的に
「何でポイントを終わらせるか」を先に設定しないと
いけないんだよ。
 
例えば「ボレーで決めて終わる」という風に設定したとする。
となると、最後にボレーで決められる甘いボールが
相手から返ってくるような仕掛けのショットをその前に
打てばいい。
そして更にその前は、その仕掛けショットを出せるような
繋ぎのラリーをイメージすればいい。
 
それはどこへどういう感じのショットで、しかも自分の
レベルでも十分安定して繰り出せるショットでないと
いけないんだけど、こう考えると具体的に自分自身が
何をすべきか見えてくるでしょ?
 
「でも、最後に決めて終われるボレーとか、
強烈なストロークがないんです・・・・」
そういう人はどうすればいいかと言えば、もう答えは
決まっている。
「相手にミスをさせる」というのがポイント終わらせ方に
なるのだ。
 
じゃあ相手からミスをもらうためには何をすべきかを
考えればいい。
苦手なショットに集める・・・でもいいし、左右前後に
動かしてミスをもらってもいい。
スライスを混ぜるってのも効果はあるかもね。
 
もちろんポイントによってパターンを変えるので
「終わらせ方」も何パターンか用意しておかないと
いけないんだけど、とにかく決めのショットというか
ポイントの終わらせ方をまずは考えて、そこへ徐々に
肉付けする感じだな。
プレーが始まったのはいいが、この先どうすれば良いのか
分からなくなる人、しっかりとフィニッシュをイメージし
そこへ辿り着くためのショットを具体的にイメージ
出来るように頭を使ってね。
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