大きくする 標準 小さくする
トップ >>  てにすまん 高西ともからのメッセージブログ

ブログ戦術

rss
<<前へ 次へ>>

見逃しがちな上達アイテム[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/11/25(金) 02:27

上手くなるためにショットを練習しているよね?
そのショットがどうなると上手くなったことになる?
ショットのスピードが上がること?
コントロールが良くなること?
もちろんこの二つは当てはまると思う。
じゃあ他には?
試合の中で必要なことを考えて行くと、見えてくる。
 
安定感・・・これも重要だし、スピン量を増やしたり
違う回転に切り変えたりする使い分けも大事だよね。
でも結構見落としがちなのが、コースを隠すこと。
どこに打つのか分からない構えからのショット、
もしくはストレートに打つと思わせながらクロスに打ったり
その逆だったり・・・というのはテニスの試合の中で
かなり必要な要素だと考えている。
これが上手ければ、多少ショットの質が落ちても問題ない。
逆にこれが出来ないと、質の高いショットもあまり効果が
無くなったりする。
 
でも普段、練習相手と向かい合って黙々とラリーする
練習が多いでしょ?
クロスラリーとかストレートラリーとか。
そうなると、コースを隠すとか違うコースを意識させる
なんてテクニックを磨こうと思いにくくなる。
コートを広く使って、クロス、ストレート、ドロップショットに
ロブ・・・と好き勝手に打っていい形でのラリー練習だと
意識はしやすい。
 
が・・・現実的にそんな自由にコートを使える練習って
難しいわけだから、普段やっている1対1のクロスラリーや
ストレートラリー、そしてボール出しの練習なんかで
ちゃんとどこにでも打てる雰囲気をアピールしておいてから
打つ練習したり、違うコースを相手に匂わせておいて
それとは違うコースにスッと打つ練習を自分自身でちゃんと
心掛けておかないといけない。
 
クロスラリーの練習でも、毎回打つ前に、ストレートに
打つ雰囲気を作ってからクロスへ打っていると
そういうのが試合でかなり効果を発揮するよ。
パワーやコントロールだけに走らないように!!

相手コートにスペースを見つけられない人へ。[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/11/23(水) 13:18

テニスコートの広さって、大したことない相手と
対戦する時は相手コートが広く感じられるんだけど
強い相手とやると狭く感じる。
シングルスなんて、あんな広いところにたった一人しか
立っていないのに、
「ここに打ってもダメ、あそこもダメ・・・」と
まったく隙が感じられず、結局パワーで押し切りたく
なってしまう。
 
なんでそう感じるか・・・・。
答えは「取られたくない・・・」という意識が働いてしまうから。
例えば上手くショートクロスで相手を外に追い出した時、
逆サイドにはオープンコートが大きく空いているよね?
相手が大したことない相手の場合、ミスしてくれる可能性も
十分あるから、そのオープンコートにはもう一回くらい
打たせても良いかなって思いながら打つんだよ。
その結果リラックスしながら、その空いたエリアをしっかりと
感じながら打てる。
 
でも相手が自分より強い選手だったりすると、
一本ショートクロスで相手を外に追い出した後、空いた
オープンコートには
「ここで決めてしまわなきゃ!!!」って思って
取られないくらいいいショットを打とうと思ってしまう。
例えがら空きのオープンスペースだとしても、絶対相手に
触られないように打たなきゃいけない・・・となると、その条件を
満たせるコースはほんの一握りになり、
「う~ん、スペースが無い・・・・」って思ってしまうんだよ。
 
もちろん、強い相手ってミスを期待してもなかなか
ミスしてもらえない。
でもだからと言って、「決める」という形でポイントを
得ようとしても無理でしょ?
自分より格上の相手に勝つ試合って、圧倒的に打ち勝って
ポイントを決め続けるって内容ではなくて、とことん粘って
ラリー数が多くなる試合展開なんだよ。
 
相手コートを見たとき、「スペースが無い・・・」って
感じる人は相手とラリーを続けようと思わないで、
決めてしまいたいって思っている証拠。
強い格上の選手が相手だったとしても、打ち合う決意を
固め、スペースに相手を動かして打たせる気持ちを持って
コートに立とう。
そうすると、ちょっとは相手コートに空いているスペースを
感じられるかもよ。

ネットプレーヤーに対して熱くなるな[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/11/10(木) 10:51

ネットプレーって積極的にやってる?
ダブルスの時は最初からネットにいることは
あるから、やるやらない関係無しでネットプレーを
するだろうけど、シングルスとなると意外とやるって
決めてないとネットに行くこともないし、ダブルスでも
最初後ろからプレーするサーブの人とかレシーブの
人なんかもそうだよね。
 
俺なんかもネットプレーが好きになったのは20代後半から。
それまでは苦手意識持っていたからあまり出られなかったね。
頻繁に出るようになってから色々ネットプレーヤーの
ことが分かってきたんだけど、基本的にネットへ出ていく時の
心境って「ボレーで決めてやる!!」というよりも、意外と
「ほら、前に出てきたよ~。どうするの~」って脅しをかけて
ミスを誘ったりチャンスボールをもらったりすることが
目的なんだよ。
 
だからそういうネットプレーヤーに対して、「うわぁ!!」って
過敏に反応して、慌ててパスで抜こうとしたりロブで逃げようと
してくれると嬉しいんだよ。
なので、そういうネットプレーヤーはロブもパスも
取りやすいよう、一気にネットへ詰めないでジワジワ前へ
詰める。
そんなボレーヤーに対してガンガン打ち込んだりロブで
逃げても効果は薄かったりする。
 
じゃあどういう対処法をされるとネットプレーは嫌がるかというと
前方へ誘われるショット。
ロブとかハードヒットのパスに備えて詰め過ぎないように
しているポジションが前方へ動かされることにより
崩れてしまうからだ。
 
だから上手いネットプレーヤーがアプローチして前へ
出てきた時は「うわぁ!来た!!」って慌てて抜こうとしないで
まずはそのネットへ出て来る相手を更に前へ誘うような
ショットを使って、ボレーヤーの陣形をまずは前へ崩す必要が
あるんだよ。
それが成功してから落ち着いてロブ上げたり、空いているスペースへ
パスを打つと成功しやすいんだよね。
 
「ほら~出てきたよ~」って脅しをかけてくるネットプレーヤーには
「はいはい、それがどうしました?」って冷めた対応をしなきゃ
いけない。
その為には、よりネット側へ誘える技術を身に付けること。
間違っても「うわぁ!来た!!!」ってならないようにね。

そもそも攻撃とディフェンスの違いを分かってる?[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/11/07(月) 17:15

攻撃的テニスはカッコいい。
ガンガン打ち込んで相手を翻弄してから
エースを決めてガッツポーズ・・・というのは誰もが憧れる
スタイルだよね。
 
でも攻撃だけをし続けていると、どうしてもテニスはミスが多くなる。
しっかりと守り・・・ディフェンスのテニスをしないと勝利も遠のいてしまう。
ではこの「攻撃」と「ディフェンス」の違いっていったい何なんだろう?
皆はちゃんとそこを理解して攻守の切り替えを行っているだろうか?
 
まず攻撃って何だ?
ショットのスピードが速いってこと?
それとも相手選手が取るのが厳しいようなコースに
打つってこと?
じゃあディフェンスは?
安定感のあるテニスのこと?
足が早くて粘れるプレーのこと?
 
俺は選手になったばかりの頃は打ちまくってエースばかりを
狙うテニスだった。
いわゆる攻撃型テニスだね。
でもそれから徐々に粘って粘って粘りまくってディフェンスをする
守りのテニスに移行して行き、引退する頃は守りを固めながら
チャンスを窺って攻撃するというオールラウンド型に変わった。
なので、攻撃とディフェンスの違いはしっかり認識しようと心掛けて
ぷれーしている。
 
そんな俺のテニスで「攻撃」と「ディフェンス」の違いは何かと言うと
それは「時間」である。
ディフェンスはいかに相手へ、時間を掛けて打ったボールを届けることが
出来るか、そして攻撃はその反面、相手が時間をかけて返球しようと
したショットの時間をいかに奪えるか・・・・なのだ。
 
時間を掛けることが出来れば、もし端っこで取らされた時も、その時間を
使って陣形を立て直すことが出来るので、また次のショットも
粘りやすくなり、ディフェンスとして成り立たせやすい。
その時間稼ぎの時間を攻撃側がボレーや踏み込んだストロークなどで
奪う事が出来ると、相手は陣形を立て直す前に次のボールを
取りにいかないといけなくなるので、更に苦しくなりそれが攻撃・・・ということとなる。
 
よって、いかに時間かけて相手へ返せるか・・・がディフェンスとなり
その時間を奪うことが攻撃となる。
だから攻撃をテニスの中で増やしたければ、相手が打ったボールを
いかに早く自分が触れられるか・・・ということになり、ネットプレーや
ライジングでの処理を増やすことが重要だ。
また、ディフェンスを強化したい場合はただ足を早くするとか以上に、
ゆっくり時間をかけて相手へ届ける為のショット・・・ロブだとか、
スライスでゆったり足元に打つとかが重要になる。
 
攻撃の場合、もちろん200キロのサーブとか強烈なフォアハンドストローク
なんかも「攻撃」と言えるのだが、やっぱりメインとなるのは「時間を奪う攻撃」。
ショットの質ばかりこだわった攻撃ばかり頭に浮かんでいる人は、ゆっくりの
ショットでもきっちり前へ取りに行きながら、相手の立て直す時間を奪って
陣形を崩す「攻撃」を身に付けること。
ショットの質を一定にさせた状態で、攻撃とディフェンスを使い分ける
ことが出来れば、テニスの奥深さがもっと見えて来るよ。

そんなの、朝飯前さっ![てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/10/12(水) 01:32

テニスは道のりが長い。
つくづくそう思う。
道のりが長いとは、試合が長いという意味。
もちろんレベル差あれば、あっという間に試合は終わって
しまうんだけど、それでも1セットマッチだったら最低24ポイントは
やるからね。
当然もつれる試合はもっとたくさんプレーしないといけない。
気長に頑張らないといけないスポーツだ。
 
だから大事にしたいのは「流れ」である。
良い流れを掴めれば、ポイントは意外と続けて取れる。
でも流れが悪いと1ポイントとるのに、かなり苦労をしないと
いけなくなってしまう。
ポイントを取り続けて勝利を掴むには、流れを引き寄せるような
形でポイントを取りたいもんだね。
 
じゃあどういうプレーが良い流れを生むと思う?
良い流れとは・・・もちろん相手にとっては「悪い流れ」である。
ということは、相手が「それ嫌だなぁ・・・」という風に感じてくれれば
こちらにとっては良い流れなんだよ。
 
でもそれは決してスーパーナイスショットではない。
素晴らしいショットでポイント取っても、そのポイントを取られた事は
「しまった!!」って相手は思ってくれるが、素晴らしいショットって
そう簡単に続けて打てないし、無理に打とうとすると今度は自分に
プレッシャーが掛かって、ミスをプレゼントしてしまうことになる。
だから良い流れを作れるプレーは、意外と地味なショットで手堅く
粘ったりした方が良い流れは出来る。
 
そもそも良い流れを生み易くするには、どうすればいいのかと言うと
「この先、ずっとこんなプレーが続くのか・・・・」という印象を与えないと
いけないんだよ。
まぐれのような一発勝負的なプレーが見事に決まっても、
「どうせ、もうそんなの打てないんでしょ!!」と言う風に相手へ映ると
精神的なダメージが少ないどころか、そのリスキーな攻撃を
粘りまくってミスをもらってやろうと、相手は守りを固めることに
やる気を出してしまって、それが結構厄介になり、
いつの間にか、攻撃的になり過ぎて空回り・・・という
悪い流れになっていたりする。
 
だから攻撃をしたとしても、8割,9割くらいの成功率のショットを
使って安定感をアピールしながら、攻撃的な行動を見せ付けたり
なんか打ちにくいと感じるコース、もしくはスライスで繋ぎまくる等の
プレーが良い流れを生み易い。
「無理してないっぽい・・・」そう思わることが出来なければ厳しいぞ。
 
だから、もし無理して、まぐれでポイントを取ったとしても
「いや、全然無理してないよぉ~」っていう表情と態度をとること。
「こんなプレーは簡単だよ」
そう相手にアピールしないと流れが来ないので、気を付けよう。
<<前へ 次へ>>

<< 2024年11月 >>

MONTUEWEDTHUFRISATSUN
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30