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ギリギリボールを正確に。[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/09/01(木) 02:22

テニスラケットがどんどん発達している。
でもやっぱりテニスはアナログなスポーツなので
ちゃんとポジションに入って、正確な打点で
捕らえないとボールを飛ばすことは出来ても
コントロールすることは難しい。
 
しかも相手は打ちにくいボールを打とうと
こっちをコートの端から端までどんどん動かそうとする。
最先端の高性能ラケットを持っていても、ボールに追い付けないと
単なる棒きれを持っているのと変わりない。
しっかりボールに追い付く技を身に付けて、ちゃんとポジションに
入り、進化したラケットの性能を発揮させたいね。
 
そのためには・・・足が速ければいい?
もちろんそうだ。
常にダッシュのトレーニングをして、短距離のタイムを
上げていけばボールに対して追い付くようになりやすい。
でも大事なのは、ラケットがただボールを触れる所に
行けば良いんじゃなくて、ボールに追い付いた後そのボールを
自分のイメージする弾道で正確に相手コートへ返球出来るか
どうかなんだよね。
 
でも、ラケットで触ってボールをとにかく返球したい・・・という
願望が強いからか、けっこう多くの人が鬼ごっこの鬼のように
腕を伸ばしてラケットをボールに近づけようと頑張って走る。
その結果、ラケットは確かにボールに触れるんだけど、腰が引けて
しまって、ボールは頼りなくネットを越すのがやっと。
 
ま、ホントにギリギリの時はしょうがないけど、出来るだけ
普段からボールを追いかける時は、ラケットをボールに追い付かせる
というより、腰をボールの所へ連れて行ってあげよう。
特に骨盤だね。
追い付いた時、左足を軸足にして打とうとしているのなら
骨盤の左側、右足を軸足にして打とうとしているのなら
骨盤の右側をボールの後ろへ追い付かせてあげよう。
だから必死で追いかけていても、必ずどっちの軸足で
そのボールを打つのかは冷静に決めておかないといけないんだよ。
 
そうすると、上体のバランスも崩れにくいし、何よりボールを
ラケットで触る瞬間、軸足がちゃんと設定されているから、ある程度の
パワーと打ちたい所へ打ち分けるコントロール力が得られる。
ただがむしゃらにボールを追いかけてちゃいけない。
そのラケットの性能を活かせるような追いかけ方をマスターしてね。
そうしないと宝の持ち腐れになっちゃうよ。

テニス語、喋れますか?[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/08/31(水) 12:04

高2の夏休みはテニスコーチのバイトを頑張った。
副部長だったにも関わらず、部活を休んで長野県の
白馬で開催されていたテニスキャンプコーチとして参加したのだ。
そこには、大阪や東京、愛知と色んなところからお客さんが
集まり、大自然の中でテニスを楽しみながら過ごす。
 
そこで俺はテニスを通してコミュニケーションが生まれることを
初めて感じることが出来た。
それまではテニスと言っても部活内だけの世界だったんけど
そういうテニスキャンプには知らない人がどんどん集まり
一緒にレッスンしてテニスして・・・と一日過ごすと、もう晩ご飯を
食べる頃にはずっと知り合いだった気がするくらい仲間意識が
生まれるのだ。
 
しかも殆ど大人の人達。
高校生だった俺には、こうやって大人の人達ともテニスを
することで仲間になれることが衝撃だったし刺激的だった。
ある意味、テニスは自分にとって何か新しい言語みたいなもんで
その魔法の言語を使えると、未知の人達とも会話が出来ると
思ったよ。
 
結局その言語を携えることが出来たから、上京することも
平気だったし、英語やスペイン語が全く話せなくともアメリカや
スペインへ行くことが出来たからね。
俺の行動力はテニスという言語を手に入れたから身に付いたと
言っても良いくらいだね。
 
皆も是非、テニスを言語として大いに利用してもらいたい!
でも大事なことは、テニスが大好きな人、テニスを一生懸命
やっている人じゃないと言語としては使えないから要注意。
レベル?テニスのレベルは問題じゃない。
ご安心を。

腹の底から声を出せ[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/08/30(火) 10:07

部活は元気よくやらないといけない。
暗い顔してやっていると周りに影響する。
実際、練習中って新しいことにもどんどんトライするので
出来ないことがたくさんある。
イライラしたり落ち込んだりすることも多くなる。
そうなると自分自身の内面と向かい合い過ぎて、余計に
ストレスが溜まる。
 
そんな時に、周りから励ましてもらったり、自分が他の人を
応援したりするためにも元気よく部活を行わないといけない。
そんな元気よく部活する為に最も重要なのは声出しである。
挨拶はもちろんのこと、返事もそうだし練習中に
「ナイスショット!」とか「ドンマイです!」っていうのも活気付く。
 
しかしこの声出しって意味あんのかなぁ・・・ってかつては
思ったことあるよ。
高校の夏合宿で怖いOBの人達に
「お前ら声が全然出てない!」ってこっぴどく怒られ、声が
ガラガラになるまで声出しをさせられた時は
「声出してもテニスは上手くなんないよ」って思ったもんだ。
 
確かに声出しを頑張ったところでテニスの上達はしない。
だけど、プレーをしている側としては、声を出してもらって
練習をした方が活気も出るしリズムも生まれる。
特に個人スポーツと言われるテニスだからこそ、独特の
孤独感を乗り越えないといけないので、声を出してもらうと周りの
存在感を感じられる。
 
声を出している人は、声出しだけでは上達しないけど、その声出しが
誰かの上達に役立っていると感じられれば、無駄とは思わないだろう。
ましてや、ランキング低い人や1年生なんかは、当然アドバイスなんかは
なかなか出来ないでしょ?
だったら声を精一杯出して盛り上げることが最大の貢献になることは
覚えておいた方が良い。
 
でも、たま~に俺がボール出し練習しながら「もっと、前足を重視して!」とか
叫んでアドバイスしている時にも、周りでボール拾いながら
「ドンマイで~す!!」って叫んでいる人達の声の方が大きかったりする。
そういう時には「ちょっと静かにしてくれる?」なんて言わない。
俺も負けないくらいデカイ声でアドバイスするようにしている。
 
その一言が、選手のレベルアップに繋がるんだよ。
声出し頑張って、活気あるテニス部にしていこう。

ウルトラミラクルスーパーダブルスストレートアタックレシーブ[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/08/29(月) 16:57

ダブルスのレシーブの時に、ストレートを
抜くというのはそう気軽に出来るもんでは無い。
相手ボレーに読まれると逆にカウンター喰らって失点する
可能性高いから、それなりストレートじゃないとマズイ。
 
だからと言って、凄いショット打って取れないように
してやろう・・・なんて思うとミスする可能性が高くなるし
何より相手に「今から打ちますよ!」ってアピールすることに
なるので、相手はむしろ覚悟して待ってしまう。
それじゃあとても効果あるストレートにならない。
 
もちろんストレートを抜くというのは、それなりの質が
求められるんだけど、大事なことは
「え?ストレート・・・・?」って相手が意表を突かれる
シチュエーションで打てるかどうかなんだよね。
だから、ストレートを打つまではしっかりとクロスへの
レシーブをきっちり打っていることを印象付けることが
必要になる。
 
ということは、ショートクロス気味の印象的なレシーブを
打った後にまた自分にレシーブが回ってきたら時なんかは
ストレートに打つチャンス。
正面のボレーの選手はさっきの鋭いクロスレシーブの印象が
あるから、もう頭の中の意識はクロスにあることが多い。
しかしここで「ストレートを抜いてやる」という表情でジッと
ストレートを凝視しているとばれてしまうので、ここはまた
クロスに良いレシーブ打ってやろう的な雰囲気を醸し出し、
相手の意識をストレートから遠ざけよう。
 
こんな感じで相手ボレーの選手をしっかりクロスへ意識させる
ことが出来た状態でストレートへ打てれば、よっぽど甘いショットじゃ
ない以上カウンター喰らって決められることも少ない。
そう、ストレートが抜けるかどうかは威力ではなく、事前準備なんだよ。
ちゃんとストレート打つ為の環境を整えてからストレートに打とう。
 
一番まずいのは、相手にポーチボレーでやられた時。
次に回ってきたレシーブで慌ててストレートを打つパターン。
さっきのポーチボレーをまたやるんじゃないかと警戒して、ストレートに
打ちこむ・・・というのは、相手にしてみたら超読み易いパターン。
しかもそれは精神的にも逃げていることになるよ。
 
たまにしか打たないダブルスのストレートショット。
だからこそ、打つ時のシチュエーションをしっかり決めて
数少ないストレートを試合の中で効果的に活かしてもらいたい。
正面のボレーは、ポーチ出ようとしている?
ストレート守ろうとしている?
常に正面ボレーを観察すること。

若い芽を摘まなきゃ。[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/08/26(金) 11:10

先日、とある高校の夏合宿にコーチとして参加したんだけど
アシスタントの学生選手を連れて行った。
毎年その学校の夏合宿には色んな選手をアシスタントとして
連れていくから、もう高校生達はそのアシスタントと試合を
するのを楽しみにしている。
 
今年も合宿の中で上位10名だけ4ゲーム先取でシングルスの
チャレンジマッチを行ったんだけど、今年入部した期待の1年生が
見事4-3でそのアシスタントの選手に勝ってしまった・・・。
明らかにアシスタントの方がパワー、安定感、動き・・・など総合的に
上回っているんだけど、結局は「負けられない」「負けちゃいけない」という
重いがぐるぐる頭の中を回ってしまった結果、アシスタントの選手は
お粗末なプレーをしてしまったのだ。
もちろんその1年生のプレーも素晴らしかったんだけど、完全に
「やっちゃった・・・」って感じだったね。
 
でもテニスってこうやって明らかに実力差があったとしても
勝負がひっくり返ることはよくあること。
当然レベル低い方がチャレンジャー意識を持ってプレー出来るから
精神的には楽に決まってる。
「勝って当たり前」なんて言われる方は、ちょっと相手に良いプレー
されただけでも「生意気なやつ・・・」ってムカッて来てしまうし。
 
でもね、レベルの低いヤツがチャレンジャー気分で気軽に
トライしてきたとしても、必ず「あれ?俺ってこの相手に勝てるかも」って
感じた瞬間ちょっと戸惑ってポカをしてくれることは多いのだ。
その瞬間とタイミングを利用すると、きっちりと上のレベルの人が
最後に勝てるんだけど、今回はそのチャンスを逃してしまっていた。
 
それにしても勝った一年生は嬉しかったみたいで、大はしゃぎ。
良い思い出になっただろうし、これで更に自信を深めたと思うよ。
でもその彼、調子に乗り過ぎて、翌朝の早朝ランニングに遅刻・・・。
先生に「帰れっ!」と言われしょんぼり・・・。
テニス以外もきっちりしろよ!
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MONTUEWEDTHUFRISATSUN
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