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ブログ技術【ストローク】

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高~いトスアップ[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/08/08(月) 18:27

サーブの指導は難しい。
何が難しいって言うと、とりあえず個性的な打ち方していても
それをずっと続けていると入るようになってしまうので
なかなか思い切った修正が出来なかったりする点かな?
癖があるのは分かっていても、「来週試合ある・・・」なんて場合は
さすがに新しいことを取り入れにくかったりする。
 
でもやっぱり変な癖があると成長しにくいどころか
ピンチの時や精神状態が不安定な時に、入れるだけでも
精いっぱいなサーブになってしまう。
だからやっぱり癖は直して、成長出来るしっかり安定した
サーブを手に入れなきゃね。
 
でも癖って色々ある。
特に多いのが不安定なトス。
中でも高過ぎるトスで悩んでいる人が多いみたい。
「高過ぎるから低くしてごらん!」って言っても、大抵低く出来ない。
低く出来ないからそれで試合に出るんだけど、風が強い日もあるし
ビビってトスが上げにくい時もある。
そうなるとこの高いトスのサーブはサーブの精度を落としてしまう。
 
じゃあどうやって高くない、いわゆる普通の高さのトスになるのか。
それは膝の使い方にヒントが隠されている。
トスが高い人で、なかなか低く修正できない人の多くは、トスを
上げた直後に、伸び上がって膝が曲がらず、真っ直ぐになってしまう
ことが多い。
なので、トスを上げた直後の重心は高い。
 
でも高い打点のボールを打つためには、軽く背伸びやジャンプを
していかないと、ラケットダウンの反動も使えないしスウィングスピードも
上がらないので、そこから膝を曲げ、そしてその曲げた膝で上に蹴って
スウィングをしたいんだけど、一拍分余計な動作が加わったため、
結局トスを高くして滞空時間を稼がないと間に合わないという訳。
 
手順で言うと、

①トスアップと共に膝を曲げる
②曲げた膝で一気に上に蹴り上げる
③蹴り上げた反動を利用してスウィング!!

しかし、トスを高くしないとタイミングがつかめない人は

①トスアップ直後に膝を伸ばしてしまう
②伸ばした膝を曲げてジャンプに備える
③曲げた膝で一気に上に蹴り上げる
④蹴り上げた反動を利用してスウィング!!

という感じで動作手順項目が増えてしまい、その分トスを
高くして時間を稼がないといけなくなったのだ。
 
トスが高い人は、まずトスアップ直後の膝の使い方を覚えよう。
トスアップもある意味難しいが、だからと言ってトスごときに
膝を使ってリズム取ってしまうと、肝心なトスアップの後
膝が伸びてしまうので要注意!!!


厚いグリップだとどうなるの?[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/08/03(水) 00:42

ストロークのグリップって、選手によって
色々違って来る。
でもトップ選手になるにつれて、やっぱり厚い
握り方になっていることが多い。
厚いグリップってそんなに良いのか!!って思って
ナダルなんかと同じグリップをそのまま真似して
頑張る人をたまに見掛けるけど、大抵ボールは全然
飛んでくれなくて「あれ!!??」なんてことになる。
厚いグリップって何が良いんだろう?
 
ま、俺のグリップは選手の中ではそんなに厚い方では
なかった。
その原因はまず、スウィングスピードにある。
さほどスウィングスピードが速くない俺は、さほど厚くない
グリップでも十分ボールをコートに収めることが出来た。
 
が、もっと速いスウィングの場合は、当然ボールは
吹っ飛んで行きやすいので、厚いグリップにしてラケット面の
下向きを強調し、アウトするのを防がないといけないし、厚いグリップに
するとボールを捕らえる直前から一気にコンパクトなスウィングに
持っていけるので、スウィングスピードも更に上げやすいのだ。
 
それから、当然相手選手も厚いグリップで速いショットを打って来る
ので、ボールも勢いよくバウンドして飛んで来る。
そんなボールを全て下がって対処していたら防戦一方となるので
どこかチャンスで踏み込んで打って行きたい。
となると、ライジングでしっかりとバウンドに向かって打って行かないと
行けない時に、しっかり下向き状態が作られる厚いグリップは
ライジングの下から突き上げて飛んで来るボールを
抑え込んでパワーに変えてくれるのだ。
 
それからもう一つは、高い打点。
グリップを厚くすると、肩より高い打点でも振り抜きやすい。
「高いの苦手だなぁ」って人は、グリップを厚くして試みてみよう。
 
と言う事で、しっかり厚いグリップを使いたい人は
厚くしたことにより、ラケット面の下向きが強調されることを
上手く活かせるように、スウィングスピードやライジングでの処理も
調整しながら変えてごらん。
それをしないでグリップだけナダルにしても、ボールは逆に
飛ばなくなるだけだ。

バウンドする頃には・・・[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/07/26(火) 14:14

ストロークのフォームチェックの為によく動画撮影を行う。
その時、やっぱりボール出しでの撮影の方が
定位置で打てるし、タイミングも揃うから撮影しやすい。
でも、撮影後にモニターでチェックしてみると
ボールはちゃんと打てているんだけど、大問題に
なっている人が多い。
 
それは準備の遅さ。
ゆっくりと出してもらったボール出しのボールは
バウンドしてからでも十分間に合うタイミング。
なので、いつの間にか、そのタイミングに合わせてしまい
バウンドを準備のキッカケにしてしまっている人が
多いんだよね。
 
これに慣れてしまうと、当然速いショットの時には
バウンドが間に合わなくなる。
だから速かったり深かったりすると、コートの後ろの
フェンス近くまで下がらなきゃいけなかったりする。
でもそれだけじゃなくて、逆にゆ~くりとしたフワフワの
ボールもバウンドするまで待ってしまってイライラしてしまう
事にもなりかねない。
 
ホントは滞空時間あってフワフワしているボールを
相手が挑発的に打ってきたら、踏み込んで行って
ノーバウンドのドライブボレーなんかを打ちたいのに、
金縛りがあったような感じで、バウンドするまで動けないような人は
完全にバウンドをキッカケに準備する癖がついているって
思った方が良いよ。
 
基礎練習のためにはボール出しの練習は重要。
でもストローク練習で、何度も何度も打ちながら身体に
覚え込ませるわけなんだから、打ち方だけでなく最初の
準備のタイミングもきっちりしておかないと、打ち方カッコいいけど、
準備遅くてなんか慌ただしいテニスになってしまうよ。
必ずボールがバウンドする前に準備終わらせよう。

踵から踏みこもう[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/07/06(水) 15:00

テニスは足を使う。
走る・・・という意味もあるし、足のパワーを
利用しないといけない・・・という意味でもある。
とにかくその足と、ラケット持つ腕を含んだ上半身の
動きがマッチしていないと、上手くプレー出来ない。
 
でもその足の使い方がまた面倒なんだよね。
足は手ほど細かい動きをしないから、
「ボールに追い付く」とか「ジャンプする」「膝曲げる」程度の
大まかな動きしか指令を出していない場合が多い。
でも頑張ってもう少し細かい指令を足に出してあげることで
より、自分の足のパワーを利用したテニスが出来るように
してもらいたい。
 
その一つが、ストロークなんかで踏み込んで打つ時に
踵から踏み出すこと。
前へ踏み込んで打つ時、ただ足を出せばいいんじゃなくて
出した前足がつま先から着地するか、踵から着地するかで
大きく違うんだよね。
 
踵から着地するように打つと、大きくスタンスを保てるし
姿勢も正しく打ちやすい。
でもそれ以上に、一度踵で着地してタメを作っておいてから
一気に踵から同じ足のつま先へ踏み込むように打つと
タイミングを計りやすい。
逆につま先から行くと、大きな一歩を踏み出せなくて
ズリズリと狭いスタンスになり、とても足のパワーなんて
使う気になれない。
 
自分の足と言えどもコントロールするのは大変だが
ちょっと踏み込む時に「踵から着地して・・・」と意識して
練習してみよう。
特に苦手なショットで足が前になかなか出ない時、踵から
しっかり踏み出せれば、上半身の使い方も楽になるよ。

侮るなスライス[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/07/01(金) 11:10

スライスとトップスピン。
試合中、君のストロークはどっちをよく使う?
俺は・・・どちらも同じくらいかなぁ。
超下手くそだった高校生の頃、バックハンドは
スライスしか使えなかったから、スライスばっかりだったけど
それから徐々に色んなショットを覚えた。
でもやっぱりスライスは便利だからよく使う。
 
地味なショットではあるが、フェデラーやナダルなんかも
よく使うこのスライスってショットは、どんなメリットがあるんだろう。
巷でもよく「あいつスライスばっかりで、やりにくい!」という声を
よく聞くくらいだから、効果を知っておけば便利だよ。
ノータッチエースにはなりにくく、相手に触られやすいんだけど
返球がし難しいショットでしょ?って聞くと、誰もが「ウンウン」って
頷くようなショットだからね。
 
ボールは普通、バウンドした時に大きく失速する。
でも伸びのあるスライスを打った時は、あまり失速を感じない
どころか、逆にバウンドした後の方がグッと加速するイメージがある。
まずこれがスライスを一番厄介に思ってもらえる要因。
ゆっくり系のショットなのに、バウンド後のリズムが取りにくくて
踏み込めず、腰が引けて対処してしまう人が多い。
 
他にも嫌な要素はある。
もしスライスばっかり使っている人がいたらどう思う?
「あいつ、ミスしてくれそうもないなぁ・・・」って思うでしょ?
ミスをしてくれないってことは、自分で攻撃して自分の
ショットでポイントを取り続けなきゃいけないってこと。
これは結構精神的なダメージを与えることが出来る。
 
咄嗟にネット際へドロップショットを使う時もスライスは便利。
走りながら返球する時もスライスの方がトップスピンよりも
走っている足のステップと合わせやすい。
とにかく爆発的なパワーは無くてショットとしては地味だけど
必ずどんな選手でも使っているのは、そういうこと。
 
このスライスのメリットをしっかり理解して、上手く自分のテニスに
取り込んで行こう。
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