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てにすまん 高西ともからのメッセージブログ
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一番イイ過去の振り返り方[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2012/10/09(火) 11:40
テニスを頑張っている人間は多いが、その人達皆、
その努力が結果として報われているかというと、そうではない。
練習もトレーニングも必死になって頑張っているのに、
なかなか思ったように試合で勝てなくてイライラしながら
選手活動をしている・・・なんて人を何人も見てきたし、
自分自身もそういう時期の方が殆どだったよ。
でもそういう辛い時期にいる時でも諦めず、腐らず、
もがきながらも前へ進もうと頑張り続けていると、ある時
いい結果がもたらされることもあるんだよ。
俺が初めてJOPのオープン大会で優勝したのは31歳の時。
20際の頃から本格的に選手活動を開始したから、実に10年以上
続けてやっと掴んだ初タイトルだった。
当然その10年の間に色んなことがあったんだけど、自分の
可能性を疑わず、必死に頑張り続けた結果優勝できた。
でも優勝するまでは、自分が普段そんなに頑張り続けているなんて
考えたことがなかった。
予選で敗退したり、本戦まで勝ち上がったけどすぐに負ける
なんてことを繰り返しているうちは、
「なんで勝ち進めないんだろう?」って頭の中はもっと安定して
勝ち進めるテニスを考えていたし、ベスト4や決勝なんかに
勝ち進めるようになった時も、そこまで勝ち進んでおきながら
負けたことが悔しくて、頭の中は「次こそは絶対優勝だ!」って
思っていたから、とてもそれまでの選手人生を振り返ったり、
今自分がどれだけ頑張っているかなんて考えたこともなかった。
でも初めて優勝した山梨の大会の帰りの車中、初めて
自分自身がそれまで歩んで来たテニスを振り返ったのだった。
そして「俺は頑張った」、そう自分に言ってあげた。
それまでのテニス人生を振り返ると、本気でそう思った。
心は充実感に満たされ、それに加えて夕焼け色に染まった雲が
とても綺麗で、最高のドライブだったのを覚えているが、この
「振り返り人生」ってやっぱり優勝出来たご褒美として
得られたんだって思う。
だって、最後の最後まで負けを経験しないで大会を終えられるって
大会参加選手の中でたった一人だけだからね。
もちろん反省点も多かったけど、優勝者したチャンピオンは
最後まで負けずにその大会を終えられるんだから、その時くらいは
その試合の反省をする前にそれまでの過去を振り返って、
自分自信を褒めてあげることくらい許されるし、それも優勝の
副賞としてアリなんじゃないかな。
だって、選手生活の殆どが、過去を振り返る暇もなく、ずっと前を見て
もがき続けながら毎日を送っているわけだからね。
賞金も嬉しかったけど、それまでの自分の頑張りを、自分自身で
認めてあげた瞬間のあの心地よさは、また苦しい選手生活を
送り続けなきゃいけない苦悩を綺麗に取り払ってくれる。
優勝して、それまでの自分の頑張りを褒めてあげる。
これがやっぱり選手には一番のご馳走だね。
その努力が結果として報われているかというと、そうではない。
練習もトレーニングも必死になって頑張っているのに、
なかなか思ったように試合で勝てなくてイライラしながら
選手活動をしている・・・なんて人を何人も見てきたし、
自分自身もそういう時期の方が殆どだったよ。
でもそういう辛い時期にいる時でも諦めず、腐らず、
もがきながらも前へ進もうと頑張り続けていると、ある時
いい結果がもたらされることもあるんだよ。
俺が初めてJOPのオープン大会で優勝したのは31歳の時。
20際の頃から本格的に選手活動を開始したから、実に10年以上
続けてやっと掴んだ初タイトルだった。
当然その10年の間に色んなことがあったんだけど、自分の
可能性を疑わず、必死に頑張り続けた結果優勝できた。
でも優勝するまでは、自分が普段そんなに頑張り続けているなんて
考えたことがなかった。
予選で敗退したり、本戦まで勝ち上がったけどすぐに負ける
なんてことを繰り返しているうちは、
「なんで勝ち進めないんだろう?」って頭の中はもっと安定して
勝ち進めるテニスを考えていたし、ベスト4や決勝なんかに
勝ち進めるようになった時も、そこまで勝ち進んでおきながら
負けたことが悔しくて、頭の中は「次こそは絶対優勝だ!」って
思っていたから、とてもそれまでの選手人生を振り返ったり、
今自分がどれだけ頑張っているかなんて考えたこともなかった。
でも初めて優勝した山梨の大会の帰りの車中、初めて
自分自身がそれまで歩んで来たテニスを振り返ったのだった。
そして「俺は頑張った」、そう自分に言ってあげた。
それまでのテニス人生を振り返ると、本気でそう思った。
心は充実感に満たされ、それに加えて夕焼け色に染まった雲が
とても綺麗で、最高のドライブだったのを覚えているが、この
「振り返り人生」ってやっぱり優勝出来たご褒美として
得られたんだって思う。
だって、最後の最後まで負けを経験しないで大会を終えられるって
大会参加選手の中でたった一人だけだからね。
もちろん反省点も多かったけど、優勝者したチャンピオンは
最後まで負けずにその大会を終えられるんだから、その時くらいは
その試合の反省をする前にそれまでの過去を振り返って、
自分自信を褒めてあげることくらい許されるし、それも優勝の
副賞としてアリなんじゃないかな。
だって、選手生活の殆どが、過去を振り返る暇もなく、ずっと前を見て
もがき続けながら毎日を送っているわけだからね。
賞金も嬉しかったけど、それまでの自分の頑張りを、自分自身で
認めてあげた瞬間のあの心地よさは、また苦しい選手生活を
送り続けなきゃいけない苦悩を綺麗に取り払ってくれる。
優勝して、それまでの自分の頑張りを褒めてあげる。
これがやっぱり選手には一番のご馳走だね。
心技体で練習効率を上げなさい。[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2012/10/05(金) 10:03
当たり前だが、テニスの練習は上達に不可欠である。
でもだからと言って、やればやる程上手くなる訳じゃない。
そんなに普段の生活で時間が余っている訳じゃないし、
体力的な問題も考えたら、効率良く練習しないといけない。
やるべきことを的確にやっていかないとね。
では、練習では何が求められるか。
まずは打つための技術習得を目的とした基礎練習だね。
それから実戦的な動きの練習、それから相手の観察、
配球パターン、メンタル強化や自分自身をコントロール
させるための思考・精神部分の練習。
大きくこの3つを行わないといけない。
基礎練習は、今現在自分が出来る技術の確認と今後自分が
やろうとしている技術の研究、これらをちゃんと分けて行い、
自分が実戦でやるべき事とちゃんと自分はそれが出来るんだって
ことを自分自身に命令し、洗脳することが重要。
実戦的な動きの練習は、それをコートの端から端まで動いて
基礎練習で意識した技術をフットワークと組み合わせて調整する練習。
トレーニングもこの練習の中で行っていきたい。
テニスのトレーニングはテニスの練習の中で行うのが
理想だからね。
そして思考・精神部分の練習は、ミスしてはいけない、
攻めなくてはいけない、相手をどう崩そうか、自分自身を
どう立て直そうか、相手の弱点はなんだ?、相手はこちらの
何を狙っている?・・・など、試合中に考えなきゃいけないこと、
不安に思うこと、恐怖に感じること等と、どう向き合っていくかを
実際日々の練習の中であえて作り出して対処法を考える練習。
これら3つの要素を順番に行っていくのも良いんだけど、
出来れば一つの練習メニューの中で、3つの要素を意識して
それぞれが行うことが出来れば一番効率がいいでしょ?
例えばショートラリー、一見地味なこの練習も、3つの要素を
取り入れられる。
まずは簡単なボールのラリーだから基礎練習の要素はあるでしょ?
それでも相手のボールがちょっとずれたりすることもあるので
それをきっちり動いて完璧なポジションを得ようとすれば
動きの練習にもなるし、ショートラリーと言えども相手より先に
絶対ミスをしない、完璧なショートラリーをしてやる、スライスと
途中で急に混ぜてやろう・・・なんて気持ちを持ってやれば
自分へプレッシャーも作ることが出来るし、そのプレッシャーの中で
いかに安定したプレーが出来るか模索すれば、それは十分
思考力アップ、メンタル強化の練習に繋がる。
この3つの要素の中で一番皆が気になるのは技術なんだよね。
「いいショットが打てるようになりたい」
そう思ってしまうんだけど、いいショットが打てるようになっても、
それをコートの端に走らされたらダメダメだと意味ないし、
大事な場面や負けている時には打てないなんて事だと
使いもんにならない。
技術、動き、そして思考・精神、心技体の3つを全てを短時間で
バランス良く練習しないと、無駄とは言わないが効率の悪い
練習になってしまうよ。
でもだからと言って、やればやる程上手くなる訳じゃない。
そんなに普段の生活で時間が余っている訳じゃないし、
体力的な問題も考えたら、効率良く練習しないといけない。
やるべきことを的確にやっていかないとね。
では、練習では何が求められるか。
まずは打つための技術習得を目的とした基礎練習だね。
それから実戦的な動きの練習、それから相手の観察、
配球パターン、メンタル強化や自分自身をコントロール
させるための思考・精神部分の練習。
大きくこの3つを行わないといけない。
基礎練習は、今現在自分が出来る技術の確認と今後自分が
やろうとしている技術の研究、これらをちゃんと分けて行い、
自分が実戦でやるべき事とちゃんと自分はそれが出来るんだって
ことを自分自身に命令し、洗脳することが重要。
実戦的な動きの練習は、それをコートの端から端まで動いて
基礎練習で意識した技術をフットワークと組み合わせて調整する練習。
トレーニングもこの練習の中で行っていきたい。
テニスのトレーニングはテニスの練習の中で行うのが
理想だからね。
そして思考・精神部分の練習は、ミスしてはいけない、
攻めなくてはいけない、相手をどう崩そうか、自分自身を
どう立て直そうか、相手の弱点はなんだ?、相手はこちらの
何を狙っている?・・・など、試合中に考えなきゃいけないこと、
不安に思うこと、恐怖に感じること等と、どう向き合っていくかを
実際日々の練習の中であえて作り出して対処法を考える練習。
これら3つの要素を順番に行っていくのも良いんだけど、
出来れば一つの練習メニューの中で、3つの要素を意識して
それぞれが行うことが出来れば一番効率がいいでしょ?
例えばショートラリー、一見地味なこの練習も、3つの要素を
取り入れられる。
まずは簡単なボールのラリーだから基礎練習の要素はあるでしょ?
それでも相手のボールがちょっとずれたりすることもあるので
それをきっちり動いて完璧なポジションを得ようとすれば
動きの練習にもなるし、ショートラリーと言えども相手より先に
絶対ミスをしない、完璧なショートラリーをしてやる、スライスと
途中で急に混ぜてやろう・・・なんて気持ちを持ってやれば
自分へプレッシャーも作ることが出来るし、そのプレッシャーの中で
いかに安定したプレーが出来るか模索すれば、それは十分
思考力アップ、メンタル強化の練習に繋がる。
この3つの要素の中で一番皆が気になるのは技術なんだよね。
「いいショットが打てるようになりたい」
そう思ってしまうんだけど、いいショットが打てるようになっても、
それをコートの端に走らされたらダメダメだと意味ないし、
大事な場面や負けている時には打てないなんて事だと
使いもんにならない。
技術、動き、そして思考・精神、心技体の3つを全てを短時間で
バランス良く練習しないと、無駄とは言わないが効率の悪い
練習になってしまうよ。
これであなたもディフェンス力UP!![てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2012/10/03(水) 09:13
テニスが強くなるには攻撃力を上げないと
いけないんだけど、それ以上にディフェンス力も
上げないといけない。
そのディフェンス力って具体的にはどういう事なんだろう。
まず、ディフェンスと聞いて思い付くのは、安定したショット。
スライスやロブなどは、ミスしなさそうだし尚かつそれで深い
ショットが打てればディフェンス力があると言える。
それから足が速いってのも、広い範囲をコートカバーリング
出来るから、ディフェンス力があるよね。
ショットと足の速さ、この二つがディフェンス力を強化させる
ためには重要なんだけど、実はもう一つあるんだよ。
それは、構え直し。
これが結構見落とされがちなのだ。
構え直しとは、単純に構え直せばイイんだよ。
でもこれを早く構え直さないといけないんだけど、
これが意外と難しい。
ボールを取りに行くのは、体がボールを見て勝手に反応して
くれるから良いんだけど、構え直しは打ち終わったあと、
自分自身で「構え直さなきゃ!」って命令しないといけない
ので、この命令を忘れると、いつまでも打ち終わった場所で
ボーッと打ち終わりの姿のまま自分が打ったボールを
見ていることになる。
それからもう一つ大事なことは、構え直しを早くするための
打ち方にしていかないといけないってこと。
まずショットを打つことに労力かけすぎている人は、
フォロースルーが大き過ぎて、ボールを打ち終わった後に
構え直しが遅れてしまうのだ。
打ち終わりにバランス崩す人もダメ。
サーブ打った後に頭が倒れてお辞儀してしまう人、
ボレーで腰が引けて頭が突っ込む人、ストロークで体が回り
過ぎてしまう人なんかは、その後相手に打ち込まれても、
自分の体を立て直すのに精一杯でディフェンスできないでしょ?
ストロークもボレーも、それからサーブも、打つ労力を
抑えてコンパクトにし、バランスも崩さないようにしないと
構え直しに影響が出てくるよ。
構え直しを早くするためには意識も大事だけど、打ち方も
大事だから、すぐには良くならないかもしれない。
でも構え直しの重要性だけは常に頭の片隅に入れておこう。
それと、構え直しがまだ遅いって人は、当然自分が崩れた時には
ゆっくりのショットで返球時間を稼ぎ、立て直しがちゃんと
出来るようにすること。
構え直しが早くなるってだけで、かなりのディフェンス力アップが
期待される。
地味なことだけど、常に心がけて練習しよう。
いけないんだけど、それ以上にディフェンス力も
上げないといけない。
そのディフェンス力って具体的にはどういう事なんだろう。
まず、ディフェンスと聞いて思い付くのは、安定したショット。
スライスやロブなどは、ミスしなさそうだし尚かつそれで深い
ショットが打てればディフェンス力があると言える。
それから足が速いってのも、広い範囲をコートカバーリング
出来るから、ディフェンス力があるよね。
ショットと足の速さ、この二つがディフェンス力を強化させる
ためには重要なんだけど、実はもう一つあるんだよ。
それは、構え直し。
これが結構見落とされがちなのだ。
構え直しとは、単純に構え直せばイイんだよ。
でもこれを早く構え直さないといけないんだけど、
これが意外と難しい。
ボールを取りに行くのは、体がボールを見て勝手に反応して
くれるから良いんだけど、構え直しは打ち終わったあと、
自分自身で「構え直さなきゃ!」って命令しないといけない
ので、この命令を忘れると、いつまでも打ち終わった場所で
ボーッと打ち終わりの姿のまま自分が打ったボールを
見ていることになる。
それからもう一つ大事なことは、構え直しを早くするための
打ち方にしていかないといけないってこと。
まずショットを打つことに労力かけすぎている人は、
フォロースルーが大き過ぎて、ボールを打ち終わった後に
構え直しが遅れてしまうのだ。
打ち終わりにバランス崩す人もダメ。
サーブ打った後に頭が倒れてお辞儀してしまう人、
ボレーで腰が引けて頭が突っ込む人、ストロークで体が回り
過ぎてしまう人なんかは、その後相手に打ち込まれても、
自分の体を立て直すのに精一杯でディフェンスできないでしょ?
ストロークもボレーも、それからサーブも、打つ労力を
抑えてコンパクトにし、バランスも崩さないようにしないと
構え直しに影響が出てくるよ。
構え直しを早くするためには意識も大事だけど、打ち方も
大事だから、すぐには良くならないかもしれない。
でも構え直しの重要性だけは常に頭の片隅に入れておこう。
それと、構え直しがまだ遅いって人は、当然自分が崩れた時には
ゆっくりのショットで返球時間を稼ぎ、立て直しがちゃんと
出来るようにすること。
構え直しが早くなるってだけで、かなりのディフェンス力アップが
期待される。
地味なことだけど、常に心がけて練習しよう。
コーチにちゃんと見てもらおう[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2012/10/02(火) 13:29
意外と選手の殆どにはコーチが付いていない。
もちろんトッププロ、トップジュニア、それから
もちろんある程度お金に余裕のある選手は別だけど
選手として活動している人の殆どが、遠征費や
用具だけでもお金が掛かるので、なかなか一人の
コーチと契約して、そのコーチに練習を見てもらったり
遠征に付いて来てもらったりって難しいのだ。
もちろん練習や試合の後に、相手へアドバイスを求めるなど
して、自分のテニスを伸ばそうとするんだけど、やっぱり
そこまで相手はこちらのテニスをコーチとして注視している
訳じゃないからいいアドバイスをもらえることは希である。
俺も日本で活動している時には、コーチなんていなかったから
週二回くらいでお金を払って選手が所属しているクラブに
練習しに行ったり、、先輩コーチにお願いして、コーチ役として
見てもらったりしたんだけど、スクールコーチを辞めてフリーに
なった時、こんな仕事でコーチに見てもらうことが多かった。
それは・・・若手選手のヒッティングパートナー。
将来有望な高校生の選手や、プロの女子選手のヒッティングを
する仕事なんだけど、フィーを頂かない代わりに、一緒にその選手に
付いているコーチからアドバイスを頂く・・・というもの。
選手の強化合宿なんかに付いていくと、3日間くらい
一緒にその選手と打つ代わりに、3日間俺のテニスもついでに
見てもらえるので、かなりいいアドバイスをもらえたりした。
夜、皆でご飯を食べる時にも、メインの若手選手よりも俺の方が
積極的に質問したりして、かなり有意義な時間を過ごせたよ。
そういったヒッティングの仕事がよく入っていた頃、俺はちょうど
ストローク中心のテニススタイルからネットプレーを混ぜた
オールラウンドテニスを目指して頑張っていた。
だからコーチにも「ネットプレーを混ぜていきたい」と伝えて
それを見てもらっていたんだけど、選手とのマッチ練習の後
そのコーチが一言
「高西君、今の1セットマッチで君は、ボレーに
3回しか出てなかったよ」と教えてくれた。
これを聞いて唖然としたもんだ。
自分の中で積極的に出ようと考えていて、ちょっとでも
ネットダッシュのチャンスがあれば出たつもりだったのに、
それが、たったの3回!?
確かに「これはネットダッシュだ!」と思ったのはネットへ
出たんだけど、結局その頃の俺はネットに出るパターンが
乏しかったため、チャンスと思えるのは、ゆっくりの浅いボールが
来た時だけ。
だから3回しかネットへ出られなかったのだ。
そこで、そのコーチともっとネットに出る機会を作る作戦を
一緒に考えてみた。
まずはサーブ&ボレー、それから相手の深いショットを
逆にノーバウンドカットしてアプローチ、そして相手のセカンド
サーブの時のレシーブダッシュなどなど。
その時の合宿の最中、色んな形からネットアタックする
パターンを教えてもらい、その時見付けたネットダッシュの
パターンがその後の自分のテニスに大きく貢献してくれた。
でもその発見はコーチがいてくれたおかげだし、事前にその
コーチへ自分の今後の要望を伝えておいたから生まれた。
言っておかなければ、そのコーチはネットにどんどん出ていく
やり方を伝えようとしなかっただろうし、俺は1セットマッチで
たった3回しかネットに出ていなくても、「ネットに出てる」ような
気でやり続けていただろうね。
選手にとってコーチの存在って必要。
もちろん優秀なコーチにこしたことはないけど、
そうじゃなくても、客観的な目で自分の現状を伝えてくれる
存在は絶対欲しいね。
だって素人でも、俺が3回しかネットへ出なかったことは
数えられるんだから分かるでしょ?
自分のやるべき事が「やってるつもり」になってないか、
皆もコーチかコーチ役の人に見てもらわないと危ないよ。
もちろんトッププロ、トップジュニア、それから
もちろんある程度お金に余裕のある選手は別だけど
選手として活動している人の殆どが、遠征費や
用具だけでもお金が掛かるので、なかなか一人の
コーチと契約して、そのコーチに練習を見てもらったり
遠征に付いて来てもらったりって難しいのだ。
もちろん練習や試合の後に、相手へアドバイスを求めるなど
して、自分のテニスを伸ばそうとするんだけど、やっぱり
そこまで相手はこちらのテニスをコーチとして注視している
訳じゃないからいいアドバイスをもらえることは希である。
俺も日本で活動している時には、コーチなんていなかったから
週二回くらいでお金を払って選手が所属しているクラブに
練習しに行ったり、、先輩コーチにお願いして、コーチ役として
見てもらったりしたんだけど、スクールコーチを辞めてフリーに
なった時、こんな仕事でコーチに見てもらうことが多かった。
それは・・・若手選手のヒッティングパートナー。
将来有望な高校生の選手や、プロの女子選手のヒッティングを
する仕事なんだけど、フィーを頂かない代わりに、一緒にその選手に
付いているコーチからアドバイスを頂く・・・というもの。
選手の強化合宿なんかに付いていくと、3日間くらい
一緒にその選手と打つ代わりに、3日間俺のテニスもついでに
見てもらえるので、かなりいいアドバイスをもらえたりした。
夜、皆でご飯を食べる時にも、メインの若手選手よりも俺の方が
積極的に質問したりして、かなり有意義な時間を過ごせたよ。
そういったヒッティングの仕事がよく入っていた頃、俺はちょうど
ストローク中心のテニススタイルからネットプレーを混ぜた
オールラウンドテニスを目指して頑張っていた。
だからコーチにも「ネットプレーを混ぜていきたい」と伝えて
それを見てもらっていたんだけど、選手とのマッチ練習の後
そのコーチが一言
「高西君、今の1セットマッチで君は、ボレーに
3回しか出てなかったよ」と教えてくれた。
これを聞いて唖然としたもんだ。
自分の中で積極的に出ようと考えていて、ちょっとでも
ネットダッシュのチャンスがあれば出たつもりだったのに、
それが、たったの3回!?
確かに「これはネットダッシュだ!」と思ったのはネットへ
出たんだけど、結局その頃の俺はネットに出るパターンが
乏しかったため、チャンスと思えるのは、ゆっくりの浅いボールが
来た時だけ。
だから3回しかネットへ出られなかったのだ。
そこで、そのコーチともっとネットに出る機会を作る作戦を
一緒に考えてみた。
まずはサーブ&ボレー、それから相手の深いショットを
逆にノーバウンドカットしてアプローチ、そして相手のセカンド
サーブの時のレシーブダッシュなどなど。
その時の合宿の最中、色んな形からネットアタックする
パターンを教えてもらい、その時見付けたネットダッシュの
パターンがその後の自分のテニスに大きく貢献してくれた。
でもその発見はコーチがいてくれたおかげだし、事前にその
コーチへ自分の今後の要望を伝えておいたから生まれた。
言っておかなければ、そのコーチはネットにどんどん出ていく
やり方を伝えようとしなかっただろうし、俺は1セットマッチで
たった3回しかネットに出ていなくても、「ネットに出てる」ような
気でやり続けていただろうね。
選手にとってコーチの存在って必要。
もちろん優秀なコーチにこしたことはないけど、
そうじゃなくても、客観的な目で自分の現状を伝えてくれる
存在は絶対欲しいね。
だって素人でも、俺が3回しかネットへ出なかったことは
数えられるんだから分かるでしょ?
自分のやるべき事が「やってるつもり」になってないか、
皆もコーチかコーチ役の人に見てもらわないと危ないよ。
相手が嫌がる水を差すプレーあれこれ[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2012/10/01(月) 10:27
とにかくテニスは面白い。
何が面白いかというと、やっぱり相手との戦い。
ネットを挟んで向かい合った相手との駆け引きを
征して勝利を掴んだ時の喜びは、マラソンみたいに
自分と向き合うスポーツとはまた違う快感がある。
そうなると、試合の中で必要なテクニックは、自分の
プレーを高めるだけではダメで、それとは別に、相手の
プレーを落とすためのプレーが必要。
でも相手のプレーを落としてダメにさせる・・・なんて
ことは格下にはやりやすいけど、格上にいきなり
そうするのは難しい。
そこではまずは手始めに、格上の相手、もしくは
調子が乗っている厄介な相手に対して「水を差す」
プレーが欲しくなる。
俺の中で一番「水を差す」プレーは何かと言うと
スライスショットだ。
シングルスでもダブルスでも、「マズイ!」って雰囲気になったら
まずはスライスを多用して、冷静を装うと言うか、相手のペースを
乱すと言うか、とにかく「俺は焦ってない」というアピールが出来る。
スライスはゆったりしたペースだし、ミスの確率も低くなるし
コースの打ち分けもしやすくなるので、決定力に欠ける部分は
あるけど、こういう相手に流れがある状況では、かなり上手く
水を差してくれる。
他にはロブばっかりって手もあるね。
特にシングルスではこの作戦が有効なので、多用している
選手も多く見かける。
技術的にも簡単なので、試合に出始めた人がこれをまず
覚えると、相手からミスをもらいやすく、勝ちやすかったりする。
ダブルスの場合は、普段サーブ&ボレーで勝負している人が
サーブ&ベースラインステイでストロークラリーからスタート
させるのも意外と相手はやりにくいと思ってくれるもの。
悪い流れの時のサーブ&ボレーって、結構レシーバーに
サーブを叩かれて、簡単にやられやすかったりするからね。
ダブルスでのレシーブの時は、堂々とストレートロブを高々と
上げておいて、パートナーにも下がってもらい、2バックで
粘りまくる・・・なんて手も、攻めまくりたいと思っている相手に
上手く水を差すことが出来るプレーになるんだよ。
他にも色んな水を差すプレーはあるんだけど、どれも
共通して言えることは、勝負を焦らず粘ることと、相手の
ミスを誘うようなプレーだと言うこと。
ポイントを連続して取られ続けている時に、ちょっと相手へ
「あれっ?ポイント取りにくくなった!」って思わせたいプレー
なんだよね。
だからそれによってミスをもらいやすくはなるけど、
華麗に決めることは難しい。
こういう「水を差す」プレーを上手く使うコツは、
やられ続けている時によく「悔しい!反撃してやる!」と
感情的に反撃するんじゃなくて、まずは悪い流れを
断ち切って四つに組んで長いラリーを打ち合おうとする
気持ちを持つこと。
感情的じゃなくて、無感情って感じだね。
能面みたいな顔して黙々とプレーすると、より良い
効果があるかもよ。
何が面白いかというと、やっぱり相手との戦い。
ネットを挟んで向かい合った相手との駆け引きを
征して勝利を掴んだ時の喜びは、マラソンみたいに
自分と向き合うスポーツとはまた違う快感がある。
そうなると、試合の中で必要なテクニックは、自分の
プレーを高めるだけではダメで、それとは別に、相手の
プレーを落とすためのプレーが必要。
でも相手のプレーを落としてダメにさせる・・・なんて
ことは格下にはやりやすいけど、格上にいきなり
そうするのは難しい。
そこではまずは手始めに、格上の相手、もしくは
調子が乗っている厄介な相手に対して「水を差す」
プレーが欲しくなる。
俺の中で一番「水を差す」プレーは何かと言うと
スライスショットだ。
シングルスでもダブルスでも、「マズイ!」って雰囲気になったら
まずはスライスを多用して、冷静を装うと言うか、相手のペースを
乱すと言うか、とにかく「俺は焦ってない」というアピールが出来る。
スライスはゆったりしたペースだし、ミスの確率も低くなるし
コースの打ち分けもしやすくなるので、決定力に欠ける部分は
あるけど、こういう相手に流れがある状況では、かなり上手く
水を差してくれる。
他にはロブばっかりって手もあるね。
特にシングルスではこの作戦が有効なので、多用している
選手も多く見かける。
技術的にも簡単なので、試合に出始めた人がこれをまず
覚えると、相手からミスをもらいやすく、勝ちやすかったりする。
ダブルスの場合は、普段サーブ&ボレーで勝負している人が
サーブ&ベースラインステイでストロークラリーからスタート
させるのも意外と相手はやりにくいと思ってくれるもの。
悪い流れの時のサーブ&ボレーって、結構レシーバーに
サーブを叩かれて、簡単にやられやすかったりするからね。
ダブルスでのレシーブの時は、堂々とストレートロブを高々と
上げておいて、パートナーにも下がってもらい、2バックで
粘りまくる・・・なんて手も、攻めまくりたいと思っている相手に
上手く水を差すことが出来るプレーになるんだよ。
他にも色んな水を差すプレーはあるんだけど、どれも
共通して言えることは、勝負を焦らず粘ることと、相手の
ミスを誘うようなプレーだと言うこと。
ポイントを連続して取られ続けている時に、ちょっと相手へ
「あれっ?ポイント取りにくくなった!」って思わせたいプレー
なんだよね。
だからそれによってミスをもらいやすくはなるけど、
華麗に決めることは難しい。
こういう「水を差す」プレーを上手く使うコツは、
やられ続けている時によく「悔しい!反撃してやる!」と
感情的に反撃するんじゃなくて、まずは悪い流れを
断ち切って四つに組んで長いラリーを打ち合おうとする
気持ちを持つこと。
感情的じゃなくて、無感情って感じだね。
能面みたいな顔して黙々とプレーすると、より良い
効果があるかもよ。
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