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てにすまん 高西ともからのメッセージブログ
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騙しやすいドロップショットの打ち方[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2012/08/02(木) 10:40
ドロップショットをよく使う。
シングルスの時もそうだけど、ダブルスでも
しょっちゅう使っている。
大事なことはもちろんタッチだけど、それだけじゃあ
ドロップショットは成功しない。
そもそもネット際に打つ訳だから、
ドロップショットを打つってことがバレたら、余裕で
相手にそれを打ち返されて、逆に悲惨なパターンに
なる可能性もある。。
そのためにもドロップショットと対照的なショットを
相手に示唆することが出来れば成功しやすい。
まずドロップショットと言えばネット際に打つふんわりとした
ショットでしょ?
なので、しっかりとした深いショット、強めのショットを
打つような雰囲気で相手の意識をネットから背けさせる
必要がある。
「ちょっと後ろにさがった方がいいかも」って思わず
意識してしまう雰囲気が作れると、そこからネット際に
ドロップショット打った時に、相手はスタートが遅れるどころか
上手くいけば意表を突かれて一歩も動けなくなることもある。
そういう状況作りがドロップショットには必要なのだ。
じゃあ具体的にどういうショットに思わせるのが有効か。
俺が一番よく使うパターンは相手ショットが浅くなった時に、
フォアハンドで回り込んで打ち込む・・・と見せかけといて
ドロップショット。
その時の俺の顔は「さぁ、ガツンと打ち込んでやるぞ!」という
形相で一気にボールに駆け寄り、そのままライジング気味で
オープンコートに打ち込む・・・という感じを作る。
いや、ちょっと言い方変えればそのパターンでもそのまま
出来るようにするし、本当に打ち込む時も多い。
だからこそ、相手はオープンコートに打ち込まれることを
一番に恐れて慌ててディフェンス状態を作るのだ。
そのパターンが一番多いから、俺の場合は
フォアハンドストロークでのドロップショットはフォアの
打ち込みと同じグリップで打てるようにしている。
当然タイミングもライジング気味でね。
いちいち打つ瞬間にスライスのグリップに切り替えていたら
ドロップショットってバレてしまうし、さっきも言ったように
そのまましっかりガツンと打つことも必要だからね。
ドロップショットはスライス系のショット。
だからと言ってスライスのグリップでしか打てないようだと
状況作りが難しい。
もちろんスライスで深くしっかり伸びていくショットやロブを
ちゃんと打っていれば、スライスでも相手はちょっと
後ろへ下がってくれるかもしれないけど、ドロップショットで
相手に「騙された~!!」って思わせたいんだったら、凄い形相で
「打ち込むぞ!!」って感じで突っ込んでいってライジングで
シュッとその打ち込みの厚いグリップのまま、ドロップショットに
切り替えるパターンにトライしてもらいたいもんだ。
シングルスの時もそうだけど、ダブルスでも
しょっちゅう使っている。
大事なことはもちろんタッチだけど、それだけじゃあ
ドロップショットは成功しない。
そもそもネット際に打つ訳だから、
ドロップショットを打つってことがバレたら、余裕で
相手にそれを打ち返されて、逆に悲惨なパターンに
なる可能性もある。。
そのためにもドロップショットと対照的なショットを
相手に示唆することが出来れば成功しやすい。
まずドロップショットと言えばネット際に打つふんわりとした
ショットでしょ?
なので、しっかりとした深いショット、強めのショットを
打つような雰囲気で相手の意識をネットから背けさせる
必要がある。
「ちょっと後ろにさがった方がいいかも」って思わず
意識してしまう雰囲気が作れると、そこからネット際に
ドロップショット打った時に、相手はスタートが遅れるどころか
上手くいけば意表を突かれて一歩も動けなくなることもある。
そういう状況作りがドロップショットには必要なのだ。
じゃあ具体的にどういうショットに思わせるのが有効か。
俺が一番よく使うパターンは相手ショットが浅くなった時に、
フォアハンドで回り込んで打ち込む・・・と見せかけといて
ドロップショット。
その時の俺の顔は「さぁ、ガツンと打ち込んでやるぞ!」という
形相で一気にボールに駆け寄り、そのままライジング気味で
オープンコートに打ち込む・・・という感じを作る。
いや、ちょっと言い方変えればそのパターンでもそのまま
出来るようにするし、本当に打ち込む時も多い。
だからこそ、相手はオープンコートに打ち込まれることを
一番に恐れて慌ててディフェンス状態を作るのだ。
そのパターンが一番多いから、俺の場合は
フォアハンドストロークでのドロップショットはフォアの
打ち込みと同じグリップで打てるようにしている。
当然タイミングもライジング気味でね。
いちいち打つ瞬間にスライスのグリップに切り替えていたら
ドロップショットってバレてしまうし、さっきも言ったように
そのまましっかりガツンと打つことも必要だからね。
ドロップショットはスライス系のショット。
だからと言ってスライスのグリップでしか打てないようだと
状況作りが難しい。
もちろんスライスで深くしっかり伸びていくショットやロブを
ちゃんと打っていれば、スライスでも相手はちょっと
後ろへ下がってくれるかもしれないけど、ドロップショットで
相手に「騙された~!!」って思わせたいんだったら、凄い形相で
「打ち込むぞ!!」って感じで突っ込んでいってライジングで
シュッとその打ち込みの厚いグリップのまま、ドロップショットに
切り替えるパターンにトライしてもらいたいもんだ。
自炊力を養おう?[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2012/08/01(水) 06:22
選手にとって体調管理はとても大事なこと。
そして体調管理の基本はなんと言っても食べること。
ちゃんとバランスの良い食事をしっかり摂らないと
いいパフォーマンスが発揮できない。
となると、外食で好きなものばっかり食べてちゃ偏るから
自炊するのが一番。
でも実際、自炊の生活は厳しい。
俺の場合は子供の頃から親が台所に立たせてくれていたから
料理を覚え、18才で上京して寮に入る時には、何とか
ご飯は作れる状態になっていたけど、それでも初めて仕事で
19時半にナイターレッスンを終え、寮まで自転車で帰る途中に
スーパーで買い物して、それから寮の台所で晩ご飯を作った時は
「母親ってなんてありがたいんだろう」ってしみじみ感じた。
ウチに帰ると温かいご飯が用意されていることが当たり前という
環境に慣れていたから、料理できるといっても自炊はきつかった。
しかし19時半にナイターレッスンを終えて20時過ぎに
寮の台所に立つ・・・なんてことがキツいって最初は
思っていたのに、それから段々レッスン数が増えてくると
寮の近くのスクールだけじゃなくて、電車で1時間以上の
スクールにも行かなきゃいけなくなり、帰宅は更に遅くなる。
そうなると、ナイターレッスンが21時半に終わり、それから
電車に乗って寮に帰ると23時。
それから台所に立ってお米をといでいると、そんな状況に
いる自分が辛くて辛くて、思わず泣きそうになったのを
今でも覚えている。
じゃあ外で食べて帰ればいいじゃないか・・・と言われても
その頃は給料を遠征費につぎ込んでいたので超貧乏だったし
何より食べる量が異常だったので、自炊しないと
とてもじゃないけど足りなかった。
でもそういう環境にも人間は慣れるもんだね。
夜遅くても平気で台所に立てるようになったし、料理が
手早くなったうえにレパートリーも増え、そのうち他の寮生の
ご飯まで作ってあげるようになっていった。
でも自炊慣れして本当に良かったって思ったのは海外に
行った時だね。
アメリカにいる時もスペインにいる時も、やっぱり長期滞在
していると日本食が恋しくなる。
どこにでも醤油なんかは売っているので、和食は簡単に
作れるし、中華食材店などにはアズキなんかもあったから
アンコも作ったりしたよ。
とにかく自炊することで、バランスのいい食事を摂り続けることが
出来た上に経済的にもかなり助かった。
でもそれだけじゃなく、自炊することで寮にいる時は皆で
ご飯を囲むことが出来たし、海外にいる時には色んな選手が
俺のアパートに遊びに来てくれたことが何より嬉しかった。
自炊は最高のコミュニケーション手段であり、色んな不安や
ストレスを解消してくれるって確信したよ。
テニスが上達するには色んな要素が必要だけど、料理っていう
のもテニスには必要なんじゃないかな・・・って思うんだけど。
そして体調管理の基本はなんと言っても食べること。
ちゃんとバランスの良い食事をしっかり摂らないと
いいパフォーマンスが発揮できない。
となると、外食で好きなものばっかり食べてちゃ偏るから
自炊するのが一番。
でも実際、自炊の生活は厳しい。
俺の場合は子供の頃から親が台所に立たせてくれていたから
料理を覚え、18才で上京して寮に入る時には、何とか
ご飯は作れる状態になっていたけど、それでも初めて仕事で
19時半にナイターレッスンを終え、寮まで自転車で帰る途中に
スーパーで買い物して、それから寮の台所で晩ご飯を作った時は
「母親ってなんてありがたいんだろう」ってしみじみ感じた。
ウチに帰ると温かいご飯が用意されていることが当たり前という
環境に慣れていたから、料理できるといっても自炊はきつかった。
しかし19時半にナイターレッスンを終えて20時過ぎに
寮の台所に立つ・・・なんてことがキツいって最初は
思っていたのに、それから段々レッスン数が増えてくると
寮の近くのスクールだけじゃなくて、電車で1時間以上の
スクールにも行かなきゃいけなくなり、帰宅は更に遅くなる。
そうなると、ナイターレッスンが21時半に終わり、それから
電車に乗って寮に帰ると23時。
それから台所に立ってお米をといでいると、そんな状況に
いる自分が辛くて辛くて、思わず泣きそうになったのを
今でも覚えている。
じゃあ外で食べて帰ればいいじゃないか・・・と言われても
その頃は給料を遠征費につぎ込んでいたので超貧乏だったし
何より食べる量が異常だったので、自炊しないと
とてもじゃないけど足りなかった。
でもそういう環境にも人間は慣れるもんだね。
夜遅くても平気で台所に立てるようになったし、料理が
手早くなったうえにレパートリーも増え、そのうち他の寮生の
ご飯まで作ってあげるようになっていった。
でも自炊慣れして本当に良かったって思ったのは海外に
行った時だね。
アメリカにいる時もスペインにいる時も、やっぱり長期滞在
していると日本食が恋しくなる。
どこにでも醤油なんかは売っているので、和食は簡単に
作れるし、中華食材店などにはアズキなんかもあったから
アンコも作ったりしたよ。
とにかく自炊することで、バランスのいい食事を摂り続けることが
出来た上に経済的にもかなり助かった。
でもそれだけじゃなく、自炊することで寮にいる時は皆で
ご飯を囲むことが出来たし、海外にいる時には色んな選手が
俺のアパートに遊びに来てくれたことが何より嬉しかった。
自炊は最高のコミュニケーション手段であり、色んな不安や
ストレスを解消してくれるって確信したよ。
テニスが上達するには色んな要素が必要だけど、料理っていう
のもテニスには必要なんじゃないかな・・・って思うんだけど。
パワーもコントロールも両方欲しい!![てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2012/07/31(火) 07:12
ストロークをパワーアップさせたいけど、コントロールが
出来なければ意味がない。
何とかコントロール力を落とさずにパワーアップさせる
方法は無いのか・・・・って誰もが考えていると思うんだけど、
皆、パワーアップさせるためには何を意識しているのか、
そしてコントロール力を上げるためには何に気を付けているのか、
その両方が分かっていて、両立させればパワーもコントロールも
得られるんじゃない?
例えば「もっと速いショットを!!!」って思ったら、当然
スィングスピードを上げるよね?
でも腕力だけじゃ力んでしまってスィングスピードが上がらない。
そこでスィングする時に最も力を必要とする振り始めのパワーを
軸足の床反力で作り出す。
軸足からもらったその力をキッカケに、まずは肩を支点にした
スィングで振り始めればスィングスピードも上がる。
だけど、そのままだと大振りすぎてスィングにキレがないし、
何よりコントロールがしにくい。
逆に「ちゃんとコントロールしなきゃ」と思いながらプレーする時は
どうやっているかな?
ミスが続いたり、大事な場面で確実に入れなきゃいけないって時に
そういう気持ちでプレーすると思うんだけど、その場合は
いわゆる「小手先」でプレーしてしまうでしょ?
大振りは避けて、小さなスィングでラケット面を確実に打ちたい
方向へ合わせやすくする打ち方を選んでしまう。
もちろんこのやり方はコントロールしやすいけど、肘とか手首を
支点にしてしまうからパワーがちょっと足りない。
じゃあ軸足をキッカケにしたパワーと、小手先打ちのコントロールを
上手く融合して、パワーはあるけどコントロール力もある打ち方って
出来ないんだろうか?
まず大事なことはパワーを生み出すにはどうするかということなんだけど
しっかり軸足を決めてその足で肩を支点にしたスィングを作る。
その、パワーはあるが大振りのスィングを肘が支点、更に手首が
支点となった小手先のコントロール重視のスィングに切り替えて
いきたいんだけど、ここで重要となるのが腰である。
軸足の床反力をキッカケにした大振りのスィングは腰の回転が
あるからこそ生まれるんだけど、そのまま腰を最後まで回して
しまうと大振りのままだし、何よりスィングが腰の動きに引っ張られて
横振りになってしまう。
このパワーを生んだ腰の回転をビシッとどこかでしっかりと
止めることが重要なんだよね。
そしてこの腰の回転が止まったと同時に今度は肘を支点に
したいわゆる小手先スィングに切り替わるのだ。
ということは、パワーショットとコントロールを融合させるためには
腰の回転を上手く止められるかどうか・・・になる。
でも腰の回転をタイミングよく止めるためには、いくつか
注意点がある。
まずはバランスをしっかり保つこと。
腰が引けている状態だと、そもそも腰の回転も起こらない。
逆にのけ反り過ぎていると、体が回りすぎてしまうこともある。
それから、腰をビシッと止めるってことは足も決まってないと
いけない。
流れとしては、足でパワーを生み、そのパワー系スィングを
腰の回転で止めてコントロール系小手先スィングに切り替える
という感じだね。
でも大振りから小手先系に切り替えると、スィングスピードは
逆に上がるので、意外とこれをマスターすると更なる
パワーアップも期待できる。
足で作ったパワーを腰でコントロールする。
それを腕の振りだけでパワーとコントロールを作ろうとしていると
上手くいかないので気を付けよう。
出来なければ意味がない。
何とかコントロール力を落とさずにパワーアップさせる
方法は無いのか・・・・って誰もが考えていると思うんだけど、
皆、パワーアップさせるためには何を意識しているのか、
そしてコントロール力を上げるためには何に気を付けているのか、
その両方が分かっていて、両立させればパワーもコントロールも
得られるんじゃない?
例えば「もっと速いショットを!!!」って思ったら、当然
スィングスピードを上げるよね?
でも腕力だけじゃ力んでしまってスィングスピードが上がらない。
そこでスィングする時に最も力を必要とする振り始めのパワーを
軸足の床反力で作り出す。
軸足からもらったその力をキッカケに、まずは肩を支点にした
スィングで振り始めればスィングスピードも上がる。
だけど、そのままだと大振りすぎてスィングにキレがないし、
何よりコントロールがしにくい。
逆に「ちゃんとコントロールしなきゃ」と思いながらプレーする時は
どうやっているかな?
ミスが続いたり、大事な場面で確実に入れなきゃいけないって時に
そういう気持ちでプレーすると思うんだけど、その場合は
いわゆる「小手先」でプレーしてしまうでしょ?
大振りは避けて、小さなスィングでラケット面を確実に打ちたい
方向へ合わせやすくする打ち方を選んでしまう。
もちろんこのやり方はコントロールしやすいけど、肘とか手首を
支点にしてしまうからパワーがちょっと足りない。
じゃあ軸足をキッカケにしたパワーと、小手先打ちのコントロールを
上手く融合して、パワーはあるけどコントロール力もある打ち方って
出来ないんだろうか?
まず大事なことはパワーを生み出すにはどうするかということなんだけど
しっかり軸足を決めてその足で肩を支点にしたスィングを作る。
その、パワーはあるが大振りのスィングを肘が支点、更に手首が
支点となった小手先のコントロール重視のスィングに切り替えて
いきたいんだけど、ここで重要となるのが腰である。
軸足の床反力をキッカケにした大振りのスィングは腰の回転が
あるからこそ生まれるんだけど、そのまま腰を最後まで回して
しまうと大振りのままだし、何よりスィングが腰の動きに引っ張られて
横振りになってしまう。
このパワーを生んだ腰の回転をビシッとどこかでしっかりと
止めることが重要なんだよね。
そしてこの腰の回転が止まったと同時に今度は肘を支点に
したいわゆる小手先スィングに切り替わるのだ。
ということは、パワーショットとコントロールを融合させるためには
腰の回転を上手く止められるかどうか・・・になる。
でも腰の回転をタイミングよく止めるためには、いくつか
注意点がある。
まずはバランスをしっかり保つこと。
腰が引けている状態だと、そもそも腰の回転も起こらない。
逆にのけ反り過ぎていると、体が回りすぎてしまうこともある。
それから、腰をビシッと止めるってことは足も決まってないと
いけない。
流れとしては、足でパワーを生み、そのパワー系スィングを
腰の回転で止めてコントロール系小手先スィングに切り替える
という感じだね。
でも大振りから小手先系に切り替えると、スィングスピードは
逆に上がるので、意外とこれをマスターすると更なる
パワーアップも期待できる。
足で作ったパワーを腰でコントロールする。
それを腕の振りだけでパワーとコントロールを作ろうとしていると
上手くいかないので気を付けよう。
テニス人生で一番暑かったあの日[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2012/07/30(月) 10:17
暑さは嫌いじゃない。
真夏の炎天下の中、3時間も4時間も粘り続けて
勝利を手にした思い出はけっこうあるかも。
暑さを嫌がっている相手を前にすると、もっと
暑くなれ~って願ってしまうほど。
でも暑さは慣れだよ。
毎日炎天下の中で練習していたら、多少の暑さは
気にならない。
ということは、暑さに強い!と言い切る俺も、ちゃんと
暑い中毎日コートに立っていないと、暑さにやられて
しまうってことだよね。
でも現役の頃は、毎日レッスンやら練習で常にコートに
立っていたから大丈夫・・・のはずだったんだけど、
スペインへ初めて行った24歳の頃、コートに立てない日が
続いてしまった。
その理由は、日本からスペインに行くための手続きやら
移動のため。
本当はその年の3月に行くはずだったのだが、ビザが
なかなか発行されず、なんやかんやと出発は5月の中旬を
過ぎてしまったのだ。
ビザの発行を待っている間は、当然日本で練習したり
レッスンしたりして待っていたんだけど、スペイン大使館から連絡が
あれば、何度も足を運ばないといけなかったり、荷物を実家へ送ったり
持って行ったりしないといけなかったりと、なかなかしっかり
練習出来る状況ではなかった。
毎年夏が始まる前の5月に、まずはしっかり暑さに
耐えられる下地を作らないといけないし、ここで暑さを
覚えると汗腺も開いて汗もしっかり出てくれるので楽になる。
でもこの大事な時期に、ビザの申請と出発の準備に
追われた状態で結局バタバタと練習不足でスペインに渡った。
行った先は地中海に面したバルセロナ。
5月といえど、地中海性気候のこの場所は、もう夏に近い
暑さを感じたのを今でも覚えている。
その時点で一週間ぶりのテニスだったし、暑さに慣れる暇が
無かった俺の体はとにかく「暑い!!!!!!」
って強烈に感じた。
そんな暑さの中俺を待っていたのはスペインドリルの洗礼。
ゆっくりなボールなんだけど、コートの端から端、前へ後ろへ
何十球と動かされては打ち、打っては動かされるという練習が
ずっと続くのだ。
最初はほんの10球くらいで終わると思っていたら、
打っても打ってもコーチからのボール出しは終わらない。
「なんだこれ?一生続くのか・・・?」
そんな不安を感じると暑さは余計に辛くのしかかってくる。
でも新天地でコーチに頑張っている姿をアピールしたい俺は
とにかく頑張った。
頑張ったけど本当に「なんて暑さなんだ」って辛く感じた
スペイン初日の練習でした。
でもやっぱり7月、8月になると、その時と比べ物にならない
ほど暑くなった。
だけど、やっぱり初日の練習の暑さの方が強烈に感じたし、
帰国してからは、湿度の高い日本の方が実は、暑さが厳しいんじゃ
ないかって思ったけど、スペインの初日よりは楽に思った。
新天地で気合入りすぎて空回りの部分もあったかも
しれないが、のちのち思ったのは、4月5月の練習を怠ると
5月の暑さでもバテてしまうんだってこと。
夏の炎天下でしっかりパフォーマンスするには、暑さに耐える
下地をしっかり作っておくことと、スペイン人のコーチは
永遠にボールを出し続けるという覚悟をしておくこと。
真夏の前にハードな練習で毎日しっかり汗をかいておこう。
真夏の炎天下の中、3時間も4時間も粘り続けて
勝利を手にした思い出はけっこうあるかも。
暑さを嫌がっている相手を前にすると、もっと
暑くなれ~って願ってしまうほど。
でも暑さは慣れだよ。
毎日炎天下の中で練習していたら、多少の暑さは
気にならない。
ということは、暑さに強い!と言い切る俺も、ちゃんと
暑い中毎日コートに立っていないと、暑さにやられて
しまうってことだよね。
でも現役の頃は、毎日レッスンやら練習で常にコートに
立っていたから大丈夫・・・のはずだったんだけど、
スペインへ初めて行った24歳の頃、コートに立てない日が
続いてしまった。
その理由は、日本からスペインに行くための手続きやら
移動のため。
本当はその年の3月に行くはずだったのだが、ビザが
なかなか発行されず、なんやかんやと出発は5月の中旬を
過ぎてしまったのだ。
ビザの発行を待っている間は、当然日本で練習したり
レッスンしたりして待っていたんだけど、スペイン大使館から連絡が
あれば、何度も足を運ばないといけなかったり、荷物を実家へ送ったり
持って行ったりしないといけなかったりと、なかなかしっかり
練習出来る状況ではなかった。
毎年夏が始まる前の5月に、まずはしっかり暑さに
耐えられる下地を作らないといけないし、ここで暑さを
覚えると汗腺も開いて汗もしっかり出てくれるので楽になる。
でもこの大事な時期に、ビザの申請と出発の準備に
追われた状態で結局バタバタと練習不足でスペインに渡った。
行った先は地中海に面したバルセロナ。
5月といえど、地中海性気候のこの場所は、もう夏に近い
暑さを感じたのを今でも覚えている。
その時点で一週間ぶりのテニスだったし、暑さに慣れる暇が
無かった俺の体はとにかく「暑い!!!!!!」
って強烈に感じた。
そんな暑さの中俺を待っていたのはスペインドリルの洗礼。
ゆっくりなボールなんだけど、コートの端から端、前へ後ろへ
何十球と動かされては打ち、打っては動かされるという練習が
ずっと続くのだ。
最初はほんの10球くらいで終わると思っていたら、
打っても打ってもコーチからのボール出しは終わらない。
「なんだこれ?一生続くのか・・・?」
そんな不安を感じると暑さは余計に辛くのしかかってくる。
でも新天地でコーチに頑張っている姿をアピールしたい俺は
とにかく頑張った。
頑張ったけど本当に「なんて暑さなんだ」って辛く感じた
スペイン初日の練習でした。
でもやっぱり7月、8月になると、その時と比べ物にならない
ほど暑くなった。
だけど、やっぱり初日の練習の暑さの方が強烈に感じたし、
帰国してからは、湿度の高い日本の方が実は、暑さが厳しいんじゃ
ないかって思ったけど、スペインの初日よりは楽に思った。
新天地で気合入りすぎて空回りの部分もあったかも
しれないが、のちのち思ったのは、4月5月の練習を怠ると
5月の暑さでもバテてしまうんだってこと。
夏の炎天下でしっかりパフォーマンスするには、暑さに耐える
下地をしっかり作っておくことと、スペイン人のコーチは
永遠にボールを出し続けるという覚悟をしておくこと。
真夏の前にハードな練習で毎日しっかり汗をかいておこう。
心の中の頼もしい味方[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2012/07/27(金) 13:27
テニスの試合中、自分で自分によく声を掛ける。
「お前は何やってるの?」とか「バカだな。」という
批判めいた言葉の時もあれば、
「大丈夫!」「まだまだお前はやれる」といった
激励の言葉の時もある。
「ちょっと熱くなり過ぎじゃない?」とか
「このやり方でいいの?」といった
感じで意見することも多いね。
声を掛けると言っても、だいたいは頭の中で
思う程度なんだけど、場合によっては実際、
声に出して自分に言い聞かせる時もあるし、
叫んだことも一度や二度じゃない。
話し掛けているのは紛れもなく自分自身である。
だから自分の考えを独り言のように言っているのかと言うと、
そうではなく、客観的な立場からの一般論を自分が
自分自身に言っている。
だから、自分の中にもう一人誰かがいて、その別人が常に
話し掛けてくれる感じだ。
そしてその別人さんは感情に流されないし、弱気な発言もしない。
いつも冷静な立場で話し掛けてくれるのだ。
だからコーチみたいな感じかと言うと、それはちょっと違う。
具体的な戦術のアドバイスやフォームのチェックは
その別人が決めるのではなく、自分で考え、自分で決める。
その別人さんはただ自分が決めたことや起こした行動、
それまでの結果などをチェックして一般論として意見するだけ。
その別人さんが試合中に話し掛けてくれる時は、気持ちが
落ち着いてプレーに専念できる。
思い切ったことをやる時も、「うん、いけるよ!」って励まして
自信を与えてくれるし、ピンチに陥っても「大丈夫だよ!」って
希望と可能性を常に意識させてくれるから、気持ちが途切れる
ことがない。
本当に頼もしい別人さんである。
だけど、昔はこんな頼りになる別人さんじゃなかった。
まだ試合で勝てない頃はとてつもなく足を引っ張る
存在だったのだ。
思い切ったことをやろうとすると、
「え~!!どうせミスするんじゃない?」って頭を
過ぎらせたり、ピンチに陥ると「無理だよ、もう勝てない!」って
試合を放棄させようとする言葉を投げかけてくる。
その言葉によって、不安や焦りが膨らんでラケットが
振れなかったり、チャンスで攻めきれなかったりした。
でも考えてみれば、これもやっぱり心の中の別人さんが
その段階での経験データを基に一般論を述べただけだから
正当な評価なのかもしれない。
まだまだ勝てないテニスをしていた当時の俺は、思い切った
ことをした時は殆どミスしていたし、負けそうな試合はそのまま
粘れず、素直に負けていたからね。
そんな心の中の別人さんが頼もしい存在に成長してくれたのは
とにかくたくさん練習して、たくさん大会に出場して、たくさん
いろんな人のテニスを見たり、一緒に対戦したことで、
テニスというスポーツには色んなパターンや戦い方があり、
ピンチの場面でも工夫すれば乗り越えられる術があるという
データが揃うようになってから。
多くの経験を経てやっと心の中にいる別人さんは前向きな
評価を試合中にしてくれるようになり、「大丈夫!」って
言ってくれるようになったんだよ。
試合中の苦しい場面では、絶対自分のことを信じていないと
乗り越えることは出来ない。
でも自分のことを信じる為には、ただ「信じろ!」だけでは
無理なんだよね。
たくさん玉数を打ち、多くの人と練習し、色んなトレーニングし、
もちろんたくさん試合もこなし、色んな上手い選手のプレーを
見ることでやっと自分が自分を信じることが出来る。
まだまだ自分の中にいる別人さんが、自分自身のことを
「どうせ、無理なんじゃない?」って言う場合は、つべこべ言わずに
もっと多くの経験を積めるような行動を取らないとね。
多くのデータを収集して、心強い別人さんを心の中に育ててね。
「お前は何やってるの?」とか「バカだな。」という
批判めいた言葉の時もあれば、
「大丈夫!」「まだまだお前はやれる」といった
激励の言葉の時もある。
「ちょっと熱くなり過ぎじゃない?」とか
「このやり方でいいの?」といった
感じで意見することも多いね。
声を掛けると言っても、だいたいは頭の中で
思う程度なんだけど、場合によっては実際、
声に出して自分に言い聞かせる時もあるし、
叫んだことも一度や二度じゃない。
話し掛けているのは紛れもなく自分自身である。
だから自分の考えを独り言のように言っているのかと言うと、
そうではなく、客観的な立場からの一般論を自分が
自分自身に言っている。
だから、自分の中にもう一人誰かがいて、その別人が常に
話し掛けてくれる感じだ。
そしてその別人さんは感情に流されないし、弱気な発言もしない。
いつも冷静な立場で話し掛けてくれるのだ。
だからコーチみたいな感じかと言うと、それはちょっと違う。
具体的な戦術のアドバイスやフォームのチェックは
その別人が決めるのではなく、自分で考え、自分で決める。
その別人さんはただ自分が決めたことや起こした行動、
それまでの結果などをチェックして一般論として意見するだけ。
その別人さんが試合中に話し掛けてくれる時は、気持ちが
落ち着いてプレーに専念できる。
思い切ったことをやる時も、「うん、いけるよ!」って励まして
自信を与えてくれるし、ピンチに陥っても「大丈夫だよ!」って
希望と可能性を常に意識させてくれるから、気持ちが途切れる
ことがない。
本当に頼もしい別人さんである。
だけど、昔はこんな頼りになる別人さんじゃなかった。
まだ試合で勝てない頃はとてつもなく足を引っ張る
存在だったのだ。
思い切ったことをやろうとすると、
「え~!!どうせミスするんじゃない?」って頭を
過ぎらせたり、ピンチに陥ると「無理だよ、もう勝てない!」って
試合を放棄させようとする言葉を投げかけてくる。
その言葉によって、不安や焦りが膨らんでラケットが
振れなかったり、チャンスで攻めきれなかったりした。
でも考えてみれば、これもやっぱり心の中の別人さんが
その段階での経験データを基に一般論を述べただけだから
正当な評価なのかもしれない。
まだまだ勝てないテニスをしていた当時の俺は、思い切った
ことをした時は殆どミスしていたし、負けそうな試合はそのまま
粘れず、素直に負けていたからね。
そんな心の中の別人さんが頼もしい存在に成長してくれたのは
とにかくたくさん練習して、たくさん大会に出場して、たくさん
いろんな人のテニスを見たり、一緒に対戦したことで、
テニスというスポーツには色んなパターンや戦い方があり、
ピンチの場面でも工夫すれば乗り越えられる術があるという
データが揃うようになってから。
多くの経験を経てやっと心の中にいる別人さんは前向きな
評価を試合中にしてくれるようになり、「大丈夫!」って
言ってくれるようになったんだよ。
試合中の苦しい場面では、絶対自分のことを信じていないと
乗り越えることは出来ない。
でも自分のことを信じる為には、ただ「信じろ!」だけでは
無理なんだよね。
たくさん玉数を打ち、多くの人と練習し、色んなトレーニングし、
もちろんたくさん試合もこなし、色んな上手い選手のプレーを
見ることでやっと自分が自分を信じることが出来る。
まだまだ自分の中にいる別人さんが、自分自身のことを
「どうせ、無理なんじゃない?」って言う場合は、つべこべ言わずに
もっと多くの経験を積めるような行動を取らないとね。
多くのデータを収集して、心強い別人さんを心の中に育ててね。
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