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こんな練習で試合中の集中力UP![てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2012/07/19(木) 20:24

集中力が無いやつは勝てない。
だから試合中はプレーに集中出来るようにしないと
いけないんだけど、簡単に集中できる方法あるよ。
それは何かと言うと・・・単調なことをし続けること。
例えば、相手のバックにスライスをし続けるとか、
ロブを上げ続けるとか。
主にディフェンスショットで、同じことを同じコースに
し続けるって決めたら、余計なことは何も考えなくて
済むから、集中しやすそうでしょ?
そして、そういうテニスをして勝つ人をいろんな大会で
見かけたことあると思うんだよね。
 
でもこういうテニスって集中しやすそうだけど、結局
通用するのは格下で決め手に欠ける相手だったり
切れやすい荒削りなタイプなんだよ。
となると、気持ちを落ち着かせるため、一時的な策として
単調なことをし続けるのはアリだけど、全てそういうテニスに
すると将来テニスが成長しないし、第一テニスの面白さを
堪能できてなくて損してる。
 
となると、やっぱり複雑に色んなショットやコースを
組み合わせながらも、ちゃんと集中できるテニスを
普段の練習の段階でやっておかないといけないのだ。
俺が特に選手時代意識していた組み合わせは、
トップスピンストロークとスライスの使い分け。
一度試合中にスライスを使うと、それ以降トップスピンが
使えなくなることってよくあったからね。
この練習はとことんやったよ。
 
それから、ストロークでしっかり粘ったプレーをした後に
ネットに出て、ボレーをきっちりと出来るようにする練習。
意外と忘れがちなのは、1stサーブでしっかり打った後に
確実に入れながらも相手に攻められにくい2ndサーブを
打つ練習など。
クロスラリーを延々と続けながら、急にストレートのラインと
平行にしっかり打つ・・・というのもシングルス、ダブルス、両方
必要なパターンなので、是非練習しておいてもらいたい。
 
こういうショットの組み合わせが試合中の作戦では
必要なのに、それを試合中「俺は出来ない」って思ってしまったり、
実際やったけどミスばかりだと、だんだんショットを切り替えることが
怖くなって、やるべきことから逃げてしまうんだよ。
そうなると、頭の中で思い描いていたイメージとかけ離れ、
結局繋ぎたい訳じゃ無いのに、試合では繋ぐしか
出来なくなったりするのだ。
 
試合中での集中力を落とさないためにも、普段からしっかり
対照的なショットの組み合わせを練習しておこう。
それはトップスピンの後にスライスなどの、対照的なショットの
種類の組み合わせでも良いし、対照的なコースの打ち分けでもいい。
対照的なスピードを瞬時に打ち分けるのも重要だよね。
 
もちろん試合中に集中出来るかどうかは、メンタルの部門では
あるんだけど、俺の経験上、プレッシャーがかかった場面で
やろうとしていた事が思った以上に出来なかった時に、集中力も
切れてしまったことが多かった。
ということは、テニスの戦術の中で使う、色んなショットの
組み合わせを普段どれだけ練習して身に付けているかが
精神的安定に繋がるんだよ。
これが出来ていない選手は、試合の中でプレッシャーを感じた
途端に、ただスライスなんかで繋ぎ続けるようなテニスしか
出来なくなるのだ。
 
普段の練習で、相手選手とただ黙々と同じペースで、
同じショットで打ち続けるような練習しかしていない選手は
いくらそのショットの威力が上がったとしても、試合で
通用し続けることは難しい。
そのためにも、1対1で打ち合うストロークのクロスラリー練習
だったら、その中できっちり繋ぎと攻撃のショットに分けて
練習してもらいたいし、スライスももちろん混ぜて
使ってもらいたいね。
コースはクロスラリーだから、クロスしか打っちゃいけないが
意識的にはそこからいつでもストレートに打てるような
気持ちで練習することも忘れずに。
普段から試合で手こずりやすいショットの組み合せを
練習しておいてよ。

ストロークの準備が遅い人って・・・[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2012/07/18(水) 16:58

ストロークの準備が遅い人ってけっこう多い。
中には、準備の遅さで打点が食い込まれてるんだけど
それに慣れてしまって、食い込まれながらも器用に
スライス気味で返球している人なんかもいる。
そんな誤魔化すテクニックを覚えるよりも、ちゃんと
早めに準備して打ちやすい打点でストロークした方が
いいんだけどなんでこれだけ準備の遅い人がいるんだろう。
そしてどうすれば改善されるのかな。
 
まずその遅い準備が身に付いてしまう原因の一つに
ボール出しの基礎練習がある。
テニスを始めた頃、この基礎練習で徹底して反復練習
した人は多いと思うんだけど、ボール出し練習の
ボールってゆっくりで打ちやすい。
まだ準備をし始めるタイミングが分からない人は、何かを
キッカケにラケットのテイクバックを始めたいんだけど、
このボール出しのゆっくりなボールは、バウンドする
タイミングに合わせてテイクバックをすると、丁度
打ちやすいから、思わずそのタイミングで覚えてしまうのだ。
そして最初のこのボール出しの練習で、バウンド後に
準備するという遅い準備の癖が身に付いてしまう人が増える。
 
ではこの遅い準備の癖はどうやったら治るんだろう。
キーポイントはバウンドなんだけど、そのバウンドを
「準備を始めるキッカケ」と思っている人は、その考えを捨て、むしろ
「バウンド直後のボールを打ちたい」って思って欲しい。
バウンド直後のボールを打とうとすれば、当然バウンドするまでには
準備を終えて待っていようとするからね。
しかも実際の試合でも、バウンドした後、そんなに時間を掛けて
対処してばかりだと、相手の浅いショットのチャンスも逃すし
深いショットも必要以上に下がって処理しないといけない。
「バウンド直後のボール」という表現をしたけど、それは
いわゆるライジングってことになるよね。
ライジングを積極的に取り入れると、自然と準備が早くなりやすい。
だから試合中に、消極的になってライジングをやめ、バウンドを
した後時間かけて打とうとすると、同時に準備も遅くなってしまう。
そんな経験あるでしょ?
 
もう一つ準備を早くする方法がある。
それは相手へのアピールだ。
「逆クロスへ打つぞ!」とか「強く打つぞ!」という感じで相手に
打つ前アピールしておきながら、それとは違うコースやショット
スピードを見せると相手は読み辛く、対応もしにくくなる。
違う言い方をすれば、コースを隠すってこと。
その為には、当然早い準備が必要不可欠。
ストロークに限らず、どのショットも打つ前に相手へ
「色んなところへ打てるんだよ、俺は!」ってアピールしてみよう。
そうすると、自ずと準備も早くなる。
 
いつも打点が食い込まれる人、それから準備の時慌ただしいって
イメージを持っている人は準備が遅い可能性が高い。
「準備を早くしよう!」って自分へ言い聞かせることも大事だけど、
もっと効率良く早い準備を手に入れるためには「ライジング」と
「相手に色んなコースのアピール」、この二つを意識すること。
早い準備を手に入れて、余裕を持ったプレーをしたいもんだね。

アンダーサーブ使ってでも勝ちたかった[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2012/07/17(火) 21:22

夏休みに入ると、だいたいどこのテニス部も
普段はなかなか出来ない部内戦を行う。
俺が高校の時にも、何度か部内戦を行なった。
俺の部内戦の戦績?
高校テニス部時代、負け無し!
入学して最初の部内戦で全勝してナンバー1となり
引退するまでその座を誰にも譲らなかった。
 
こう書くと華やかに高校テニス界にデビューしたような
感じに思えるかもしれないが、実際のところは
もっと泥臭く、カッコイイものではない。
そもそも俺が入った高校のテニス部には一つ上の
2年生が一人もいなかったので、まずは新入生だけの
部内戦だったし、その新入生は俺も含めて皆初心者。
その中でも俺は両親がテニスやっていたから、初心者と
言えども、年に数回はラケットでボールを打ったことが
あったから、その分だけ皆よりアドバンテージあって
ナンバー1になれたのだ。
 
でもこの一回目の部内戦の思い出はあまりない。
なんとなく皆で試合をやって、なんとなく勝った感じ。
一番印象に残っている部内戦は2年生になってからだ。
新一年生も交えての戦いなんだけど、それまで1年間
ナンバー1の座を守り通してきた俺としては、絶対に
負けられない戦いで、凄いプレッシャーだったのだ。
学校にはコートが2面しか無いから、部内戦は近くの公営の
コートを借りて行われた。
上位の5名でリーグを行い、最下位の人は更に下のリーグの
勝者と入れ替え戦を行う。
 
1年間ナンバー1を守り抜いた・・・と言っても、弱小テニス部の
ことだから、そんな大したテニスが出来るわけじゃない。
それはまさに、どんぐりの背比べであった。
それでも俺は「俺がナンバー1なんだ!!」って何度も自分に
言い聞かせて頑張った。
頑張った・・・と言っても、出来ることと言えば繋ぎ続けるだけ。
いつもは打ち抜く練習ばかりやってるクセして、こういう試合に
なると、バックだけでなくフォアまでもスライスで繋ぐしか
出来なくなるのだ。
 
でもどんぐりの背比べだから、相手も同じこと。
二人とも腕を縮こませて、ショートラリーのように繋ぎながら
シングルスをして相手のミスを待ち続ける。
そして相手がミスすると、まるでスーパーショットを決めた
選手のように「よっしゃー!!!!」と叫ぶ。
ピンチの時のセカンドサーブはもちろんアンダー。
そんなテニスで次々相手を倒したが、うーん・・・どれも
7-5とか6-4みたいな接戦だったと思う。
ほんのちょっとだけ俺の方が我慢強くて、体力があっただけ。
おかげでその部内戦も制して、ナンバー1の座を勝ち取ったのだ。
 
弱小テニス部のナンバー1という座。
そんな内容のテニスだったから、大して価値は無い・・・なんて
ことはなかったのだ。
ナンバー1になった俺は、とにかくその座を守るために
毎日のランニングを頑張った。
高2の夏休みに初めて体験したテニスコーチのバイトも
ナンバー1というプライドがあったから何とかトライできた。
自分のテニスには全然自信は無かったけど、俺は
この高校のテニス部ナンバー1なんだって、常に思うことで
前に進むことが出来た。
どんぐりの背比べでも、一番になったどんぐりはやっぱり
誇る権利があるわけだし、それをキッカケにして世界が
広がる可能性が出てくる。
そして俺はその後、テニスコーチに就職し、そこから
選手になり、プロになり、引退後もこうやってテニス業界に
飯を食うことが出来ている。
 
たかだか無名の高校の部内戦。
戦っている選手も無名だし、レベルも大したことない。
だけど戦っている選手たちは真剣だ。
「負けたくない」「勝ちたい」その気持ちがグルグル回り続け、
吐き気がするほどの精神的苦痛に襲われながら、
コートに立っているのだ。
俺はたまたま全勝という記録を作れたけど、負ける可能性も
十分にあった。
負けて、ナンバー1から転落していたらどうなっていただろう。
その悔しさをバネにして更に頑張っていたかな?
自暴自棄になって、テニスなんて辞めていたかも。
 
でも間違いなく、部内戦でナンバー1を勝ち取ったことで今がある。
高2までアンダーサーブ使わないとセカンドが入らなかったという
技術は明らかに練習不足なので反省しないといけないが、
それを使ってでも勝ちたいって、プライド捨てて思った当時の
自分には今でも「ナイス!」って思う。
全国のテニス部で行われている部内戦、それぞれ奥の深い
ドラマがあるんだろうな。
そして皆もその経験を糧に、色んなことへトライしてもらいたい。

ビビってしまう人、逃げようとしてしまう人へ[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2012/07/16(月) 12:52

テニスは頭で考えながらプレーしないといけない。
戦術だけでなく、相手の癖、表情、それから自分自身を
客観的に観察しながら、どうやれば試合で勝利する
ことが出来るのか考えることが大事。
もちろん試合だけではなく、練習の中でも常に頭を働かせ
レベルアップを考えないといけない。
 
でも実は頭を働かせることって難しい。
人間って考えることが出来る動物なんだけど、
その考える能力が優秀すぎて余計なことまで
考えてしまうんだよね。
例えば「ミスしたらどうしよう」みたいな、不安を煽るような
考えや「もう無理じゃない?」という諦めの考え。
それまでの経験から考えると、大事な場面でしかも
緊張しながら打つ時にはミスする可能性は確かに高い。
リードされていてしかも相手選手が強ければそのまま
負けてしまう可能性も高い。
今までの経験から次に起こりうることを予測できることは
人間の頭の良さだけど、これじゃあテニスにマイナスだ。
 
結果その予測した情報によってラケット振る腕が縮こまったり
勝つチャンスが残された試合を途中で放棄してしまうことって
あるでしょ?
それだったら何も考えずただただバカになって打ち続ける
方が良いのかなって考えてしまう。
でも、最初にも言ったようにテニスは頭を使わないと
いけないスポーツなんだよ。
何も考えないで打ち続けるテニスで勝ち続けるのはちょっと
限界があるのだ。
 
そこで大事なのはテニス用の本能をちゃんと設定して
持っているのかってことなのだ。
「緊張した場面→ミスするかも」とか
「相手が強くてリードされている→無理じゃない?」というのは
動物的本能で危険回避させるため。
緊張する場面に遭遇したら、ミスするってことを脳が体に
知らせてあげることで警告して、そういう場面を避けるように
しているのだ。
強い相手にリードされている場合も、このまま続けると負けて
しまう可能性が高いから、早々とそういう苦しい状況から
逃げましょう・・・と脳が促している。
ストレスや危険を避けるというのは動物の本能だからね。
 
でもそういう緊張した場面でも堂々と向かっていくという
選択をしたり、強い相手にリードされても、諦めないプレーを
し続けることがテニス選手の本能にないといけない。
そのためには何が必要かというと、「対応策」。
緊張した場面では何をすればミスを減らせるのか。
強い相手にリードされていても、そこから逆転勝ちするためには
どういうプレーを選べば良いのか。
それらの対応策によって「だから大丈夫」という気持ちが
湧いてくると、それが「自信」となり「希望」を持ち続けられる。
動物的本能は「危険回避」であり、そこには「自信」や「希望」
という概念が発生しないんだよ。
それに対してテニスの本能は「勝利すること」。
自分に自信を持ち、勝利に対しての希望を発生させる
テニス用の本能をちゃんと頭に植え付けよう。
 
結局テニスをする人間は動物なんだから、余計な心配を
してしまう。
でも人間はスポーツを楽しめるんだから、その余計な心配を
乗り越えるための対応策を準備出来る。
「だから大丈夫」って何度も試合中につぶやきながら、
自信を持って頑張ってくれ。

ボレーを試合の中で活躍させたいなら[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2012/07/13(金) 10:18

テニスを始めた時ってストロークからスタートすることが
多いから、どうしてもボレーに苦手意識を持ちやすい。
俺もまだネットプレーに自信がなかった頃は
ボレーのことは、打ち方はもちろんのこと、そのショットの特性も
あまりよく分かっていなかったんだけど、プロの試合とかを
テレビなんかで観てよく思っていたのは、
「ボレーって超攻撃的ショットなんだな」ということ。
 
決めるために打つショットということは、パワーがないと
いけないし、パワーを出すためにはラケットを振らないと
ダメなんじゃないか・・・・。
そう考えてしまうと、ノーバウンドでブンブンとラケットを
振り回しながらボレーで決め続けるのは、とても難しいって
思っていた。
しかも試合を何回か経験すると、
「勝つためには決めることより、ミスをしないことだ」
と「決めようとしちゃいけない」ということを学ぶから余計に
「ボレーに出て決めようとするのはどうなの?」
って思うようになり、ますますボレーは遠い存在に感じたのだ。
 
でもいざネットプレーにトライして、ボレーってどういうショットか
分かってくると、もともと思っていたイメージとちょっと違うって
思い始めた。
もちろんストロークよりも決めやすいショットではあるけど
それはバシッとパワーで決めるのではなく、コースが重要で
あり、特に相手を深く下がらせたり、コートの外に追い出すような
アプローチショットをその前に打つことが多いので、ボレーって
ネット際に殺して打つタッチの方が使う頻度は高いんだよね。
 
しかも意外と手堅く繋ぐ場面も多い。
地味に繋ぎ続けた末に、相手からチャンスをもらって決めると
繋ぎボレーの印象が残らない。
だからネットプレー初心者だった頃の俺は「ボレー=決めショット」
って思ってしまったのだ。
ネット際に殺したり、繋いだり・・・ということになると、やっぱり
重要なのはボールにアンダースピンの回転を与えること。
そのためにはパワーの為に振るボレーよりも、グリップや体の
横向き具合が大事なんだよね。
 
ボールの勢いを殺して繋ぐことが出来るようになった時に
もう一つ気を付けてもらいたいことがある。
それは、相手選手が打ったボールがこちらに届くまでの時間を
出来るだけ奪うのだ。
ということは、打点も出来る限り前に設定して、足も踏み出しながら
ボレーをしてもらいたい。
相手ショットが飛んでくるのを悠長に待っていると、その間に
相手はポジションを整えてしまうし、ネット際に殺して落とす
場合もバレてしまいやすい。
前に打ちに行く姿勢を見せると、相手も思わず下がって構える
ことが多いから、ネット際が狙いやすくなるんだよ。
 
ということで、ネットプレーが分かってからは、ボレーの練習で
意識していることは、パワー重視の決めボレーというのでは
なくて、むしろ相手のショットをゆっくりにして返球したり
殺してネット際に落とすタッチ。
そしてそのタッチを出来るだけ大きく足を前に踏み込んで
より前の打点で出来るようにすること。
大きく踏み込みながら前でボールを殺すこと。
この組み合わせがあるとボレーは試合の中で活躍
しやすいよ。
もちろんパワーボレーも欲しいんだけど、まずはこれを
練習して欲しいね。
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