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ちゃんと覚えてる?[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/08/04(木) 15:07

現役の頃、試合に出場した時は
試合レポートを必ず書いていた。
あっ!いや、必ずではない。
悔し過ぎて忘れてしまいたい試合の幾つかは
試合レポート書いていない・・・が、まあだいたいの
試合は、その日の夜に書いてサイトにアップした。
 
それはまず、自分がどういう気持ちで試合に臨み
そしてその結果、相手とどう戦ったか・・・。
また、試合中にはどういう流れが、どのポイントによって
流れがどう変わったか・・・など。
状況によって自分の気持ちがどうなるのかということや
気持ちによってどんなプレーを選択するのかなどを
書いている。
 
なので、当然スコアも覚えていて、
「1セット目の3ゲーム目の2ポイント目のリターンのコースは・・・」
なんていうところまで細かく書いていた。
よく「覚えていて、凄いね!」って言われたけど、基本的に選手なら
だいたい覚えている。
だって、覚えておかないと、試合中に自分が次に何をするのか
決まらないし相手のデータも覚えておかないと傾向が分からないから、
対策案も出てこないでしょ?
 
「いやぁ、覚えるのが苦手で・・・」というそこの君、覚えようとすると
難しくて頭に入って来ないよ。
そこで自然と頭にそれまでのデータを入れる方法がある。
それは・・・裏をかくという作戦を狙うことだ。
「裏」をかくわけだから、当然「表」がある。
表の普通プレーをしながら、どこで裏のプレーをスッと
差し込むか・・・を考えながらプレーすることを考えていると
必ず、それまでやってきたデータを覚えようとして、それと対照的な
「裏」のプレーを差し込むタイミングを探すはず。
 
テニスは相手との戦い。
そうなると、相手が何を考えているのか考えたり
相手に何を強調したいか選んだりすることが重要。
そしてテニスの楽しみはそんな相手の意表をつくことでも
楽しめるからね。
 
最低限、サーブを打つ前やレシーブを打つ前に
その前のポイントで自分が何を選んでどういうプレーになったか
思い出してからプレーに入るようにしよう。
そして相手も観ること。
ちゃんとデータに基づいたプレーを続けておくと、段々
頭の中で全ポイント覚えられるようになるよ。

厚いグリップだとどうなるの?[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/08/03(水) 00:42

ストロークのグリップって、選手によって
色々違って来る。
でもトップ選手になるにつれて、やっぱり厚い
握り方になっていることが多い。
厚いグリップってそんなに良いのか!!って思って
ナダルなんかと同じグリップをそのまま真似して
頑張る人をたまに見掛けるけど、大抵ボールは全然
飛んでくれなくて「あれ!!??」なんてことになる。
厚いグリップって何が良いんだろう?
 
ま、俺のグリップは選手の中ではそんなに厚い方では
なかった。
その原因はまず、スウィングスピードにある。
さほどスウィングスピードが速くない俺は、さほど厚くない
グリップでも十分ボールをコートに収めることが出来た。
 
が、もっと速いスウィングの場合は、当然ボールは
吹っ飛んで行きやすいので、厚いグリップにしてラケット面の
下向きを強調し、アウトするのを防がないといけないし、厚いグリップに
するとボールを捕らえる直前から一気にコンパクトなスウィングに
持っていけるので、スウィングスピードも更に上げやすいのだ。
 
それから、当然相手選手も厚いグリップで速いショットを打って来る
ので、ボールも勢いよくバウンドして飛んで来る。
そんなボールを全て下がって対処していたら防戦一方となるので
どこかチャンスで踏み込んで打って行きたい。
となると、ライジングでしっかりとバウンドに向かって打って行かないと
行けない時に、しっかり下向き状態が作られる厚いグリップは
ライジングの下から突き上げて飛んで来るボールを
抑え込んでパワーに変えてくれるのだ。
 
それからもう一つは、高い打点。
グリップを厚くすると、肩より高い打点でも振り抜きやすい。
「高いの苦手だなぁ」って人は、グリップを厚くして試みてみよう。
 
と言う事で、しっかり厚いグリップを使いたい人は
厚くしたことにより、ラケット面の下向きが強調されることを
上手く活かせるように、スウィングスピードやライジングでの処理も
調整しながら変えてごらん。
それをしないでグリップだけナダルにしても、ボールは逆に
飛ばなくなるだけだ。

観客ウェルカム[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/08/02(火) 20:20

観られる喜びを感じるようになったのは
いつからかなぁ。
間違いなく高校生の頃は、テニスの試合の時
周りで観ている人がいると気になった。
「観るなよ~」っていう意味でね。
 
でも現役選手の頃、特に20代後半になる頃には、
観ている人がいると嬉しくて仕方が無い状態。
むしろ観ている人がどのくらいいるのか気になっていたほど。
ま、これはこれで問題あるんだけど、やっぱり選手として
コートに立って試合をしている以上観られる喜びを
感じた方が強い気がする。
 
観られることを喜ぶか気にするかの境界線は、自分のテニスに
自信を持っているかどうかが、境の一つになっていると思う。
それは「勝つ自信」ではなくて、自分のやっていることに
誇りを持っている「自信」である。
だから、負ける可能性は十分ある相手でも、信念をもって戦う試合は
やっぱり観客の人達には観ていてもらいたかった。
 
と言うことは、観てもらいたくなかった時のテニスは
信念が無かったというか、テニスというスポーツが何なのか
イマイチ理解できなくて、手探りでプレーしていた時期だっだと思う。
ちょっとリードされると慌てるし、逆にリードしていると不安になるし、
競っていたら怖くなることがよくあったその時期は、ドタバタしていたもんだ。
そんな姿、やっぱり周りには観られたくないもんね。
 
でもだからと言って、信念持ってやっていた選手時代後半の俺は
迷いが無かったかと言うと、そんなことはない。
やっぱり高校生の頃の俺と同じで、色んな状況に直面するから
プレッシャーを感じていたし、高校生の時以上に大舞台に立つことが
出来るようになっていたから、もっと強く色んな決断を試合中に
迫られる状態にあった。
 
だからこそ、観客に囲まれた状態でプレーを行い、観られていることを
意識する事で、自分の信念から逃げられないようにしていたんだと思う。
もちろん良いプレーを観てもらいたいって気持ちはあったけど
そういう監視の目を要求する事で、自分の意識を高く維持できたんだ。
選手である以上、皆も観られる喜び、観られるメリットを感じよう。
大勢の観客の中で優勝を決めると、本当に気持ち良いからね!!

気が付けばドロップショット[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/08/01(月) 01:48

ドロップショットをよく使う。
もともとパワーの乏しい俺のテニスだから
このドロップショットが俺の決め球というか
ポイント取りに行く時のキッカケになっている。
 
いつから使い始めたのか・・・。
それは24歳で初めて行ったスペインで、スペイン人の
選手が皆使っているのを目の当たりにしてからだね。
あの時の衝撃は大きかったなぁ。
 
さて、そのドロップショットなんだけど、使う瞬間って
意外と無意識なんだよ。
でも昔・・・まだドロップショットが得意なんて言えなかった
頃は確実に
「よーし、今からドロップショットを仕掛けようかな・・・」
って思ってからドロップショットを打っていた。
 
下手すると、まだそのポイントが始まっていない段階で
「次のポイントでドロップショット使ってみよう」みたいに
思っていたんだよ。
 
そうすると、当然なんかギクシャクしたわざとらしい
動きになったり、打つ前にじーっとネット際を見てしまったり
して「あいつ怪しい・・・」って相手に見破られてしまうことが
多かった。
 
でも今は、自分の体が勝手にドロップショット打つ状況を
判断してドロップショットを繰り出してくれる感じ。
その状況とは何かと言うと、相手が後ろに下がってディフェンスを
固めているということ。
深いボールや速いボールをしっかり受け切ろうと、がっちり
守ろうとしている相手を見ると、身体が勝手に
「じゃあネット際に・・・」とドロップショットを選択してくれる。
 
身体が勝手に選択してくれる訳だから、当人の俺はギリギリまで
「打ち込んでやるぞ!!!」っていう勢いと言うか雰囲気を相手へ
見せ付けることが出来るし、それがあるから余計に相手は
下がってディフェンスをしようとして、ドロップショットが
決まりやすくなるんだよ。
 
皆も「速いショット」「深いショット」だけじゃなくて
それの後に「ドロップショット」という展開も仕掛けてみよう。
特に相手がディフェンス態勢に専念している時は
身体が「ここで、ドロップショット!!」って勝手に反応して
くれるまで、繰り返し練習してみよう。

バックのハイボレー・・・。[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/07/29(金) 01:46

ボレーが苦手な高校生多いんだけど
バックのハイボレーとなると更にダメな子は多い。
ちょっとあれは力入りにくいから打ちにくいよね。
打ちにくいクセしてフワッとしたチャンスボールに見えるから
なんか誘われるように大振りしてしまってミスしやすい。
なので、ある程度きっちりとした身体の使い方、
正しいラケットワークが必要になって来る。
 
まず必要なのは、軸足の設定。
他のショットもそうだけど、どっちの足で踏ん張るのか
決めておかないと、打点も定まらない。
そしてこの軸足での踏ん張りがないと、ボールを打つ時に
ブロック出来ないから、大振りのスウィングになりやすい。
状況にもよるけど、下がらされたらしっかり後ろ足に乗っかって
あげないと全然ボールは飛んでくれない。
 
でも軸足決まって、ちゃんとブロック出来たとしても
多少のスウィングは必要となる。
でもサーブやトップスピンストロークなんかの振り抜き系
スウィングと違って、ブロック系スウィングは、まず先端の方を
コンパクトに後ろへ反動付けておいてから、肩を支点にしてブロック!
もちろん反動付けた後、前へラケット振り始める原動力は、
さっき言ったどっちかの軸足をしっかり使ってもらいたい。
 
上手くその辺りの足、ブロック系スウィングを使うと、打ちにくい
バックのハイボレーもそれなりにパワーアップさせることが出来る。
でもだからと言ってパワーでポイント取ろうとしないで、ちゃんと
コースを狙って打って行こう。
特にバックボレーはしっかり肩を入れて、コースを隠しやすいという
メリットがあるのを忘れないように!!
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