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試合に出続けながら苦しもう[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2014/01/08(水) 11:09

スペインのバルセロナで練習していた時、月に3大会ほどの
ペースで大会に出場していた。
いや、正確に言うと、月3大会出場させられていた。
毎週毎週、どこかで大会が開かれていたんだけど、コーチが
勝手に申し込んでしまうので、休みが明けた月曜の朝、
送迎バスがアカデミーに着いたと同時に
「トモ、お前は今から試合だ!」とコーチの車に乗り換えさせられる。
「聞いてないよ!!」なんて言っても、
「お前はテニス選手だろ?試合に出ないと!!」
と請け合ってはくれない。
 
初めてスペインに行った24歳の頃は、そうやって大会に
出場して、しかも殆ど一回戦負けで終わっていた。
試合に出場するとアカデミーで行われるハードな練習は
しなくて済むんだけど、知らない土地に行って敗北する
空しさを考えると、慣れたアカデミーでゼーゼーハーハー
苦しみながらも練習している方がずっと気が楽だった。
だから毎週月曜の朝に駐車場でコーチに「トーモー!!!」と
呼ばれるのが本当に辛かった。
 
金銭的にも余裕はなかったので、エントリー代を払うのも
苦痛だった。
日本の大会よりかはずっと安くて良心的な金額ではあったが
それが一回戦敗北となると1試合分の金額となるのである。
「断る方法は無いかな」って思ったりした。
今のレベルじゃ勝てない。
もっと上達してから出るべきなのでは・・・と思いながらも
結局は出続けた。
 
出続けるうちによく試合会場で見掛ける選手が増えて来た。
同じ相手に2回も3回も当たったこともある。
そうなるとまた会場で会うと「元気?」って挨拶し合う。
ほぼ毎週やっているその大会はモンティーツアーという
トーナメントなんだけど、そのディレクターの太っちょの
おじさんとも仲良くなって「トモ!!」って元気に
呼びかけてくれた。
日本人選手の中ではモンティーツアーだからモンちゃんって
呼んでいたんだけど、彼がその大会を手際良く運営している
姿は観ていてなんだか心地よかった。
相変わらず勝てないまま半年が過ぎたけど、その頃には大会に
出るべきかどうか・・・ってことは疑問に思わず、なんで
俺は勝てないんだってことと純粋に向き合うことが出来ていた。
 
半年過ぎてから徐々に一つ二つ勝てるようになった。
更に勝ち上がるとシード選手との対戦もあり、そうすると
ATPポイントを持った選手と戦ったりするし、それをきっかけに
仲良くなれたりもする。
試合会場に行っても、同じアカデミーの選手やコーチ以外の
人達ともコミュニケーションを取ることが出来るようになった。
 
27歳の時、2年ぶりにまたスペインでトレーニングを行った。
同じアカデミーに所属したんだけど、今度は日本人選手がなんと
10人以上も在籍。
そんな彼らと一緒に過ごしたんだけど、2年経ったその時も
変わらず月曜の朝は多くの選手達が勝手に試合をエントリーされて
大会へ駆り出されていた。
「僕は試合には出場したくない!」
中にはそうやってコーチに直談判している日本人の選手もいたんだけど
なるほど、そう言っている選手は勝てずに苦しんでいて
尚かつ金銭的にも厳しそうな選手だった。
 
その選手は、まだ大会会場よりアカデミーの方が自分の居場所と
思っているんだろうね。
エントリー代はたった1試合分の料金って思ってるんだろうね。
練習場所は単なる練習の場所であって、テニス選手は大会会場にこそ
自分の居場所と感じなければならない。
エントリー代だってケチるんじゃない!!!
なんて、その選手を観て思ったんだけど、結局俺も半年以上は
そう思えるまで掛かったわけだからエラそうなことは言えない。
もちろんコーチ達も
「試合に出場したくないと言うのなら、このアカデミーで練習を
させるわけにもいかないよ」と言って、その選手にピシャリと
言い放っていた。
やっぱり試合に出続けることだよ、それだけは間違いない。
皆、試合に出続けながら苦しもう。

ノーバウンド?ハーフボレー?どっち?[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2014/01/07(火) 11:42

「ボレーで足元にボールが来た時、ノーバウンドかハーフボレー、
どっちの方が良いんだろう?」
以前いたテニススクールの会社の研修でそんなテーマが出たことが
あり、その時は2時間くらい熱い議論が交わされた記憶がある。
その2時間の議論の中で俺は「返球出来ればどちらでも良いのに」って
ちょっと冷めて聞いていたんだけど、今そのテーマで話をする場合
もうちょっと付け加えて話をしたくなる。
 
基本的には「返球出来ればどっちでも良い」というスタンスなんだけど
この返球出来る確率を上げる為には、まずはノーバウンドで処理する
ボールとハーフボレーで処理するボールのボーダーラインがちゃんと
作られてないといけない。
同じ足元のボールでもバウンドする場所によって打ち分けをしないと
いけないからね。
そもそもノーバウンド処理とハーフボレー処理と、技術的にも
戦術的にも有効なのはどっちかと言うとノーバウンド処理だ。
相手ショットの威力を利用しやすいし、タッチも分かりやすい。
タイミングもバウンドさせない分、前で取れるからちょっと
早いタイミングで返球出来るしね。
なので、ノーバウンドとハーフボレーとどちらも選べるような
微妙なボールが飛んで来た場合は出来るだけノーバウンドを
選んでもらいたい。
で、ノーバウンドで取れないくらい前にボールが落ちた時には
ハーフボレーの選択をする・・・という考え方がまずベースに
あって欲しい。
となると、ノーバウンドかハーフボレーかの判断力を養う為には
その前に相手が打った瞬間、そのボールのバウンドがどの辺りに
なるのかというバウンド地点を見極める力も必要ってことだね。
 
基本的にはノーバウンド処理の方が有効ではあるんだけど、
何でもかんでもノーバウンドって訳でもない。
例えばとっさにネット際へドロップボレーを落としたい時には
わざとノーバウンド処理出来るボレーをハーフボレーに切り替える
こともある。
足元ノーバウンドのボールをドロップボレーするよりも
ハーフボレーの方が明らかにボールの勢いを殺しやすいからね。
となると、ボレーにいる時はノーバウンドで処理するための
前の打点と、あえてハーフボレーにして殺す為の後ろの打点、
二つ用意されていることが必要になるってことだね。
でも打点を前後に2種類用意することって、ローボレーに限らず
他のボレーでも必要なんだよ。
例えば打点を前で取ればクロスにボレーしやすいし、ちょっと
遅らせれば逆クロスに流しやすいし、いつも取っている打点よりも
急に大きく前へ打点を変更すると、タイミングが超早いポーチ系の
ボレーになる・・・といった感じ。
打点を複数前後間の中で用意しておいて、とっさに使い分ける
という技術は戦術面でも必須アイテムなんだよ。
 
ということで「足元にボレーが来たらノーバウンドかハーフボレーか」
という話になったら、俺はこう答えるね。
「選べるなら基本的にノーバウンドでボレー。でもハーフボレーという
選択肢も常に持っておくこと。」
それをするためにはバウンド地点の判断力、状況を読める力、各ボレーの
特徴の把握、打点を複数用意しているかが重要になる。
特に足元のボレー処理の苦手な人って、共通しているのが
「ノーバウンドで処理する方がお得」って考えを持っていないこと。
迷った挙げ句に落としてハーフボレー・・・ってパターンが
多いんだけど、そうなると打点が詰まってネット超えなかったり、
超えてもフワッと浮き過ぎで相手ボレーに叩かれたりするのをよく見掛ける。
たくさん練習しなきゃいけないのは当たり前だけど、ノーバウンドと
ハーフボレーの特徴の違いと優先順位をちゃんと把握して臨むことが
大事なんだよ。
サービスダッシュやレシーブダッシュの時に避けて通れないこの課題、
しっかり頑張ってね!!

勝つ方法を述べよ[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2014/01/05(日) 17:16

今から自分よりも少しレベルの高い対戦相手との試合が始まります。
この試合が終わった時、あなたはどうなっているでしょう?
ではちょっと質問の仕方を変えるよ。
今から始まるこの試合が終わった時、あなたはどういう状態で
いたいですか?
そう言われると、「もちろん勝利を喜んでいたい」と答える人が
殆どだろうね。
「負けた方がいい」なんて思う人はいないと思う。
 
じゃあ更に質問を続けるよ。
勝利を決めたその時、あなたのプレーはどういう状況でしょうか?
理想を言えば「かっこ良くビシッと決める」という勝ち方で
試合を終わらせたいと思うだろうが、少し上のレベルから金星を
挙げるという今回のような場合はそういうカッコ良い終わり方は
あまり期待出来ないね。
我慢して我慢してもがき苦しんだ結果勝利を掴む・・・という
内容じゃないと格上には勝てないでしょ。
じゃあ自分が勝利を決めたそのプレーの時、相手のちょい格上の
選手はどういう状況だと思う?
自分よりもレベルが高い人が負ける状況に陥っている
訳だから、調子は完全に落としてしまっているはず。
崖っぷちに立たされている訳だから、焦りや苛立ちなんかも
プレーに現れている可能性もあるね。
 
ということはだな、試合が始まる時
「この試合勝って終わりたいんだ!!」って思ったら、
試合の最後は「我慢テニス」をし続ける自分と、
上手く行かなくて「イライラテニス」をする相手との
試合内容に持ち込んで行けば良い訳だ。
では、相手の「イライラテニス」はどこで発生させよう。
格上がイライラする時の法則として考えられるのは、
「粘り抜く」ということと、「したたかな攻撃」である。
「粘り」は簡単。
ただ繋いでおけば良いのだ。
だが「粘り抜く」というのは、追い込まれた時にきっちり
逃げ切る力のこと。
ある程度、カウンターショット的鋭さは欲しい。
例えばロブで逃げるのが上手だったり、スライスできっちり
サイド左右を狙ってボレーを狙う相手の足下に沈めたりする
なんて力を持っていると、地味なショットなだけにイラッと
してもらいやすい。
「したたかな攻撃」とは「このポイント欲しい」「重要な局面」
というところで、意外にも思い切った攻撃を仕掛けること。
強いハートと冷静な判断力を持っていることをアピール出来る
ので不気味なんだよね。
そこでポイント取れば大事な場面だから嬉しいし、試合の流れも
大きく左右される。
 
そしてテニスは節目がたくさんあるスポーツ。
まずは1ゲームというミニゲームをやって、それを6勝すれば
1セットでしょ?
ということは、ゲーム毎に「重要な局面」が出てくるので
そこで「したたかな攻撃」を見せるチャンスだし、それ以外は
「粘り抜く」プレーを見せるチャンスだ。
それを繰り返しながら試合後半にもつれることが出来れば、
後半は更に1ポイントの重みが増してくるので大きく相手の
心理状態もきつくなっていき、そして最後は相手が大きく崩れる
キッカケになるのである。
 
試合に勝ちたいと思う人は、最後自分自身がどういうプレーを
して勝利を掴むのか、その時相手選手はどういう状況になって
負けているのか、そしてその状態にさせるにはどの場面で何を
すれば良いのか・・・までを考えておかないといけない。
もちろんそれが自分にとって無理難題だと成功する気が起きないから
自信が持てなくなるし、簡単すぎれば相手にダメージは与えられない
から、その通り出来ても勝利は得られない。
その辺りの設定と、もちろん仕掛け方の内容は経験を積みながら
磨かなきゃいけないんだけど・・・。
でも一つ言える事は、こういう考え方で試合の臨むと、勝った時に
「勝利の方程式」が見えてくるし、負けた時にも何が良くなかったか
反省しやすいので分かりやすい。
「勝ちたい!」って試合前に思うんだったら、勝つまでの道筋も
見えておかないとね。

テニスを観て楽しもう[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2013/12/28(土) 02:01

先日、東京三鷹にあるMTSで開催されたHEAT JAPANを
教えている高校生達と観戦してきた。
HEAT JAPANとは日本男子テニス界のトップにいる
伊藤選手、添田選手、それから守屋選手、鈴木選手、
内田選手が一同に介し、エキシビジョンマッチを行うのだが
そのプレーするコートに対して作られる観客席の距離は
本当に近く、打つ音、息づかい、独り言など、選手の存在を
ど迫力に感じながら観ることが出来るのだ。
ちょっとプレーする選手にとってはコートの広さが窮屈な部分も
あるだろうがそれだけ観る人の満足感を考えたイベントに
なっていて、選手達もまたその辺りのことは承知で頑張ってくれる。
 
この参加メンバーで全勝優勝を果たしたのは先日全日本選手権でも
優勝を果たした伊藤竜馬選手。
ベースラインのはるか後ろからでも一発フォアハンドストロークで
エースを決める彼のプレーは素晴らしく、一緒に行った高校生達も
興奮しっぱなしだった。
プレーだけじゃなく体も随分逞しくなって威厳もにじみ出て来た
伊藤選手だが、俺が初めて彼のプレーに魅了されたのは実はもっと昔。
俺がまだ現役として試合に出場していた頃のこと。
その中でも特に覚えているのは、6年ほど前、群馬県の草津温泉で
開催された国際大会でのこと。
 
まだ10代だった伊藤選手は俺と同じ予選に出場していた。
その日は予選2回戦で午前中に雨が降り、試合は午後からのスタート。
俺が入るコートで俺の試合の前に行われていたのが
伊藤竜馬選手対山本哲洋選手の試合だった。
もうその時点で陽が傾いていたのをよく覚えている。
まだ予選だしもう薄暗くなりかけている状態なので観客はいない。
そもそも草津温泉なので相当熱心なテニスファンじゃないと
本戦も観に来ない場所なのだが。
そんな伊藤選手と山本選手の試合を観戦していたのは、俺を含めた
試合待ちの選手くらいなものだった。
 
しかしそこで観させてもらった試合の内容は素晴らしかった。
お互い一歩も引かずに真っ向勝負で打ち合う・・・という
スタイルだから、テンポが合ったのかもしれないが、気圧の関係で
ボールが吹っ飛びやすいあの草津のコートで、ブンブンとラケットを
振り回しながら熱戦を繰り広げている姿を、俺は次に自分がそのコートで
プレーをしないといけないことを思わず忘れるほど見入ってしまった。
その時、俺はその試合を観ながらこう思った。
「こんな凄い打ち合いを、観客もいない中こうやって観ている
なんてなんと勿体無いことか。」
 
今現在の伊藤選手のプレーと比べると随分と差はあるが一つ
変わらないものがある。
それは「気迫」。
自分自身を信じてコートに立ち、一球一球ボールを打ち込んでいる
彼の気迫はまだ10代の頃の伊藤選手からも同じくらい感じられた。
そして観客というものは、そういう「気迫」を観ることで、
その瞬間のプレーを楽しむだけでなく、その選手の未来に胸を躍らせる。
そういう意味ではテニスが上手くても、今後の成長が感じられず
現実に妥協しているような選手ではやはり観客は魅力も感じないし、
当然応援する気にもならない。
試合内容は大事でだが、やはりプロとして今後大きく飛躍する
可能性をビンビンと発しているかが見応えになるんだと思った。
 
今後の日本テニス界はもっともっと成長出来る可能性がある。
それは男子も女子も選手がどんどん今のトップ選手に続いて
活躍し、海外のビッグトーナメントで良い戦績を挙げて
いくこと・・・だけでは不十分で、本当に必要なのは国内で既に
活躍している選手の試合を楽しめる観戦文化を育んで行くこと。
「観てテニスを楽しもう」というヒートジャパンのコンセプトは
テニスに携わるものとして本当に嬉しいイベントであり、こういう
見せ方をもっと他の色んなテニス大会に投影してもらいたい。
もちろんヒートジャパンのような豪華なメンバーの試合は
なかなかお目にかかれないが、それでも昔、俺が草津の国際大会の
予選会場で伊藤選手の感動する試合を見掛けることが出来たように、
今の国内活動がメインのテニス選手でも十分観戦価値のある選手は
たくさん存在する。
現在海外に出て行って活躍する選手にはもちろん海外で結果を
出してもらいたいが、国内の大会しか出られない選手達も
国内の試合やイベントだけでもっともっと注目してもらえる
テニスの観戦文化を今後作っていきたいもんだ。
そこに日本のテニスの未来がかかっているんだからね。
頑張れ、テニス選手とテニス観戦者達。

頑張れ!100球ラリー![てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2013/12/13(金) 23:34

先日、とある高校の部活の練習の中で
「100球ラリーを続けよう」という練習を行った。
100球ラリーだからとにかく相手と50回ずつ
ミスしないで繋ぎ合えば良いんだけど、ただ
それだけの課題だったら練習にならない。
だって、一緒に打ち合う相手と協力し合って
優しいボールで丁寧に仲良く打ち合っていたら100回とは
言え、簡単に出来てしまう。
ま、それでも自信が付くとか、プレッシャー慣れするとか
そういうトレーニングになるかもしれないが、
そもそもネットの向こうに立っている相手と協力を
し合うって時点でもうテニスというスポーツと違って
くるでしょ?
ネットの向こうに立っている相手は敵な訳だから
この練習で意識しなきゃいけないのは、
「俺は繋ぎ続けるけど、お前はミスしろ!」という
気持ちで行うことだね。
「何球でも俺は返球し続けるぞ!」
そういう気持ちでやることも大事だね。
そういう意味では、例え100回ラリーが続かなくても
相手にミスさせることに成功し、自分がノーミスばかり
だったら、ある意味練習に成功していると言える。
 
だからこの100球ラリーの中でやらなきゃいけないことは
まず、絶対ミスしないようなショットを打たないといけない
ので、ネットギリギリでもなく、ラインギリギリでもなく
超安定型のショットを用意すること。
そして余裕があれば、それに加えて相手がミスしてしまうような
要素を足してもらいたい。
例えば、弾道を高くしてトップスピンの回転量を
増やすと、バウンドは更に高く弾むでしょ?
そうするとこちらの安定感は損なわれないまま、
相手は打ちにくく感じるので相手のミスの確率は上がる。
他にも、トップスピンで返球し続けながら急にスライスを
混ぜるなどして弾道を変えたり、相手がバック苦手であれば
バックに集め続ける・・・などこっちは「100球続けるぜ!」
って意気込みを見せ付けながら、相手にはミスを促すという
要素を盛り込むことが出来れば最高だ。
で、お互いそうやって安定させながらも相手にはミスをさせる
仕掛けをしながら結局100球互いにミスせずに続けることが出来れば
それは本当に実戦に近い緊張感や攻防戦が感じられると思う。
 
で、実際その時の高校生達の「100球ラリー」の練習はどうだったか
と言うと、そういった課題を設けたにも関わらず、安定型ストロークが
上手く設定出来ず、結局最後は互いに協力し合って仲良く100球の
ラリーを続けていた・・・。
ま、最初はしょうがない。
徐々に成長していって欲しいんだけど、とにかく「100球ラリー」の
練習で意識しないといけない部分を忘れないようにしてもらいたい。
「俺はミスしない!相手にミスさせる!」
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