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バックのハイボレーはもどかしい[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/05/19(木) 10:06

相手にバックのハイボレーを打たせて、そこから
崩して行く・・・というのは戦略の一つとしてよく使われる。
もちろん高いレベルのテニスになると、バックのハイボレーも
しっかり返球して来るどころか、良いショットを打ち込んで
決めて来るんだけど、やっぱり苦手な人は多いよね。
ちゃんと打ちこめるようになるにはどうすればいいんだろう。
 
苦手な人の打ち方を見ていると、ボールを飛ばすために
ラケットを一生懸命振っている。
でもボールはしっかり飛んでくれない。
ちゃんとボールはラケットの真ん中に当たっている場合も
弱々しい返球になっている。
だからもっとラケットを振ろうとすると、今度は面が崩れて
どこに飛んでいくのか分からなくなる。
 
大事なことは、ストロークとかサーブ、スマッシュでも共通する
ことなんだけど、まずは軸足だね。
その軸足はラケットの振り始めの動力となるし、またボールを
ラケットで捕らえる瞬間、踏ん張る土台にもなる。
深いボールを下がってバックのハイボレーだと、後ろ足が軸になるし
前に迎えに行って打つ時は前足を軸に設定しよう。
その軸足の設定がちゃんと出来ていないと結局腕の力に頼ってしまう。
飛ばないうえに、怪我にも繋がるよ。
要注意!!
 
そうやって軸足の力を利用して打つためには、ある程度コンパクトな
スウィングの方がやりやすかったりする。
なのでテイクバックもフォロースルーもコンパクトにしたいんだけど
そのためにはスウィングの支点を肩ではなくて肘と考えてもらいたい。
肩を支点にすると大振りになりやすい。
だから、相手がバックのハイボレーへショットを打ってきたら、まずは
肘を高く上げた状態でテイクバックを行おう!!
肘を高く維持するとコンパクトに準備しやすいので、軸足の設定と
ポジションの調整もやりやすくなるよ。
 
そしてそこから、移動してポジションに入り、ボールを打つ瞬間
軸足に充分体重を預けながらコンパクトにブロックするイメージで
ヒットしよう。
フォロースルーは軽く。
大きく取ろうとし過ぎると面が崩れてネットしちゃったりするから
そこは焦らずコンパクトに。
 
腕の裏側の筋肉を使いたくなるショットだから、皆そこに筋肉は
そんなにないでしょ?
しっかり軸足を使ったハイボレーをマスターしよう。
そして出来れば、バックのハイボレーに来たのをダッシュで
回り込んでスマッシュで打つ・・・というのも是非練習しておいてもらいたい。
けっこうこれが出来ると便利だよ。

ホントはミス狙い[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/05/18(水) 14:22

テニスはポイント取らないと勝てない。
例え5-0でリードしていても、あと1ゲーム取らないと
試合は勝てない。
時間稼ぎなんか出来ないんだよ。
 
そこで皆ポイント取ろうと頑張るんだけど、ポイントの種類って
2種類ある。
自分がショットを決めてポイントを得るのと、相手がミスを
くれてポイントを取るのと。
調子いい時って自分のショットを決めてポイントを取るんだけど
当然競っている時、大事なポイントの時なんかに自分が
きっちりとショットを決めてポイント決めるって難しい。
 
なのでよくあるのが、途中まできっちり攻撃してポイント
決めていたのに、段々攻撃できなくなり、最後は相手のミスを
期待してしまうようなテニスになり、結局グダグダで接戦となって
泥試合・・・・。
経験あるでしょ?
 
そもそもテニスで攻撃してショットを決め続けるってリスクが高い。
特に同じレベルや格が上の相手になると、そんなに攻撃するチャンスが
あるはずもないし。
となると、相手からいかにミスをプレゼントしてもらうか・・・なんだよ。
でもそれこそ相手のレベルが低くないからミスも期待できない。
じゃ、どうすればいいんだ?
 
そうなった時に、こういう考え方が出来れば突破口は開く。
「ミスをもらうために、攻撃をする」
これだ!!!!
 
ただのんびり繋いでいるだけでは良いショットがいかないから
ミスは期待できない。
そこで、攻撃的ショットで相手を追い込んでいく。
ここでの「攻撃的」とは、相手を右に左に、前に後ろに動かしたり
ネットプレーを仕掛けたりすること。
決して威力のことではない。
ショットのリスクはとにかく少なく、安定感だけは損なわないように!
 
動かされたり、相手がネットに出てきたら、相手は何らかの
対応をしなきゃいけない。
端っこに走らされた時に、相手がスーッとネットに
出てきたら、パスで勝負せざるを得ない・・・みたいな考えを
持っててしまう可能性がある。
その「勝負させる」ことでミスをもらうのだ。
なので、勝負を仕掛けたこちら側が、自ら決めてポイントを
得ようとするのではなく、攻撃を見せて勝負を促しておきながら
結局はミス狙い・・・という意識を持ってないといけない。
 
もちろんその攻撃的仕掛けが成功して、そのままショットが
決まることもあるが、もちろんそれはそれで嬉しい。
でも鼻から、それを目的に攻撃を仕掛けるとどうしても
ミスが多くなるし、何よりも大事な場面でビビりやすい。
 
「ミスをもらうための攻撃」
これを意識して、攻撃しながら、どれだけミスをプレゼント
してもらえるか・・・を考えよう。

テニス語[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/05/17(火) 14:20

俺が24歳の5月、スペインに行った。
不安以上に夢と希望で胸を膨らませて行った覚えがある。
成田から飛行機に乗ったのは昼過ぎの便で、イギリスの
ヒースロー空港行き。
12時間ずっと飛び続けてイギリスに到着したんだけど
そこからスペイン・バルセロナ行きの飛行機に乗り換え
バルセロナ到着したのは現地時間で夜10時頃。
 
そこでテニスアカデミーから来てくれた運転手のオジサンが
迎えに来てくれて、ホームステイ先の家まで送ってくれた。
オジサンは大人しくて何も喋らない。
でもその運転手のオジサンは、無口なんじゃなくて英語が
話せないのだ。
それは到着した先のホームステイのおばさんも・・・。
 
色々仲良くなろうと話しようと思っても、言葉が通じないって
ホント不便だし、何よりもストレスが溜まる。
翌日は日曜日だったので、まだアカデミーには通わない。
街をブラブラしながら、銀行でお金を下ろしたり、カフェで
コーヒーを飲んだりしたんだけど、やはり英語が通じない人が殆ど。
お昼ごはんを食べるのも一苦労だった。
 
月曜になり、初めてアカデミーに通って、コーチや選手と
やっと英語で挨拶が出来た。
日本人の選手も数名いたし、そこでベラベラ喋りまくったよ。
よっぽどストレス溜まってたんだろう。
でも何よりも色んな国の選手達とテニス出来たのが楽しかった。
そこで初めて「テニスでコミュニケーション取れるんだ」って
思ったよ。
 
初めての土地で、誰も知っている人がいない状態。
しかも言葉も通じない・・・となると、不安も募るもの。
でも「テニス」という手段を一つ持っていただけで、それを
糧に各国の選手やコーチ達とコミュニケーションを取り
自分の居場所を異国の地で見付けられたって凄いって
その時思った。
 
それから1年間滞在したけど、いろいろキツイことや
大変なこともあった。
でも、とにかく「テニスを頑張る」という目的だけきっちり
見失わずにいたから乗り越える事が出来たと思う。
 
テニスはある意味、世界共通の言語だね。
テニスやっている人達、特に中学生、高校生のテニス頑張っている皆、
色んな土地に行って、色んな人達とテニスをしながら交流して
自分の世界を拡げて行ってね。
テニスってそういう力があるんだよ。

粘れるネットプレーのキーポイント[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/05/16(月) 17:14

試合の中でボレーをする時ってどういう場面だろう。
ストロークに比べて決めやすいショットであるボレーは
ポジション自体がネットに近い所だから、そんなにのんびり
した場面は少ない。
やはり攻撃的に打つ場合が多いかな。
 
でも常に攻撃態勢というわけではない。
サーブ&ボレーしたけど、レシーブが強烈でカウンターを
喰らったり、ボレーボレーでピンチに陥ったりする事も
よくあることだし、パッシングが好きな選手もいるから、ネットに
出たけどスコーンと抜かれることも珍しくない。
そうなるとボレーに求められるのはディフェンス面だ。
 
そこで普段から粘り強いネットプレーは練習しておかないと
いけない。
その「粘り強さ」で重要なのは「動き」である。
動く範囲が広ければ当然相手のパスやらロブをしっかりと
拾いまくれるんだけど、特に大事なのは
「ボレーした後、構え直すまでの動き」なんだよね。
 
まだストローク対ストロークのラリーは互いに時間かけて
相手へボールを届ける事が出来る。
が、ネットプレーになるとボレーストロークかボレーボレー。
そうなると自分が打ったショットがすぐに相手へ届き、相手は
それをすぐに返球して来る。
せっかく良いボレーを持っていてそのボレーを使ったのに
構え直しが遅いばかりに次で苦しむことになると勿体ない。
 
それどころか、構え直しが遅くて2発目が打てないと
1発目のボレーで決めないといけない・・・という意識が
生まれてしまい、強引な決めボレーを打ってしまったり、
逆にビビってしまったりするんだよ。
 
なので普段からちゃんと構え直しを意識して練習しよう。
ボレーストロークもボレーボレーも、目安となるのは相手選手に
届くまでに構え直しが出来ているか・・・。
相手にボールが届く頃には確実に自分の態勢やポジションを
立て直してしっかり相手ショットに反応出来るようにしておこう。
これが遅い人は、構え直しの意識が無い人が多いかな。
他には足が一歩出ない人や、腰が曲がって頭の位置が
落ちてしまう人もいるんだけど、そういう人は打ち終わった後
にバランス崩して戻りが遅くなる傾向にある。
 
という事で自分のネットプレーを確認してみよう。
ちゃんと相手が打つ頃には構え直しが出来て
粘りあるネットプレーをアピール出来てるかな?


勝ち上がる人と、勝ち上がれない人[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/05/13(金) 17:10

インターハイ予選はシングルス、ダブルスの個人戦が
行われ、結果が出始めていると思うが、俺がコーチしている
幾つかの学校の生徒達もそれぞれ頑張って大会を戦った。
 
結果が全てのこの世界、もちろん優勝するのが一番の
結果と言えるけど、それぞれレベルによって結果の良し悪しは
違って来るものだ。
でもとりあえず全国で活躍するような選手では無く
一般に部活で頑張っている選手達の結果として一つの目安と
なるのは予選を勝ち上がって本戦でプレー出来るかどうかだね。
 
そこで本戦に勝ち上がるために、色んな選手達が毎日頑張って
練習したりトレーニングしたりしているんだけど、どういう人が
本戦へ勝ち上がれるんだろう。
逆にどういう人が予選で敗退してしまうんだろう。
 
それは案外単純なことなんだよ。
勝ち上がる人は、普段から自分が予選勝ち上がって本戦で
プレーするって思い描いている人。
逆に予選負けする人は、自分が「本戦に上がって当然」って
思っていなくて、予選レベルの人間と思ってしまっている人。
もちろんテニスのレベルも重要なんだけど、上手いだけで
自分に自信持っていない人は、ここぞという場面で崩れてしまう。
心底、「本戦に上がる人間なんだ!」と思ってないとやってられない。
 
でもそういう気持ちを養うって凄い難しいんだよ。
周りに強い本戦常連選手がいれば、そういった選手と練習しながら
普段から徐々に自分自身を「俺も本戦選手なんだ」と
作り上げることは出来る。
強豪高校の部活もそれまでの実績の流れで気持ちを作りやすい。
でもそうじゃない学校の部活の選手達は、予選レベル同士で
普段から練習して、予選に出場しないといけない。
そうなるとやっぱり「俺達、予選れべるだよねぇ・・・」となってしまう。
 
それでもやっぱり本戦に行きたければ、大会が始まる前までに
「俺は本戦レベルだ!!本戦に行く以外あり得ない!」と
いう段階まで練習やトレーニングを追い込んで行うのと、外の
大会などで本戦レベルのテニスを確認しておくこと。
結局テニスってメンタルの部分が大事ってことくらい、皆
知ってるし経験もあるでしょ?
だからこそ、しっかり「俺は強いんだ!!」と叫んでおかないと
いつまでも君は予選レベルから脱出出来ないよ。
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