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ぬるま湯にいないか!?[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/05/12(木) 01:32

テニスを上達させる一番の方法は
自分よりレベルの高い人達と一緒に練習すること。
そういう環境に身を置けたら上達しやすい。
 
俺も現役時代はそういう環境を作ろうと色々
動きまわって、自分より強い人達と練習出来る場所を探したもんだ。
その行動力があったから、当初自分で思ってた以上に
高いレベルの世界でテニスを楽しむことが出来たんだよ。
 
その中でも特に「これはレベル高いなぁ!!!」って
驚いた経験は二つある。
一つは18歳で上京して就職したコーチの派遣会社
「テニスユニバース」で初めて練習した時。
全然ついていけない強い先輩達に囲まれて練習を毎日
行った思い出がある。
でもその時は強い先輩にワクワクするよりも、先輩達に
怒られる怖さの方があったかな?
それでも強い相手にもまれて、一気に上達出来たことは
今思うと幸せな時期だった。
 
もう一つはスペインに行った時。
特に2回目に行った25歳のスペインは、たった3カ月の
滞在だったけど人生で一番テニスが上達した時期と言っても
良いかもしれない。
その時は、3カ月のうち何週間かチーム組んで方々へ遠征に
行ったんだけど、このメンツがまたレベル高い選手達で
俺以外のメンバーは皆ATPランキング(世界ランキング)を
持っているような人達!!
 
中にはウィンブルドンの本戦2回戦まで勝ち上がったことが
ある選手もいたからね。
「怪我をしたから、試合出れなくなってランキング落ちちゃった」と
言って俺と同じATPの一番下のカテゴリーである国際大会を
一緒に回っては、そのウィンブルドン本戦2回戦経験選手と
練習をやってもらったり出来たんだよ。
 
そんなレベルの選手達に囲まれて練習なんかを一緒にやっていると
玉のスピードや動きの速さ、配球やポジションなんかまで
毎日見られるから、成長出来るに決まってる。
いくらレベル差あっても、さすがにその遠征の後半は慣れて来るからね。
まずは高いレベルに飛び込み、とにかく慣れるという時間が解決して
くれるやり方が一番自然だよ。
 
でも気を付けないとストレスを溜めてしまう。
あまりにレベルが高いと、そのレベルの差に思わず劣等感を
感じてしまって、逃げ出したくなるからね。
その遠征期間中もそうだったよ。
でもそういうことを恐れて避けていると何も始まらない。
 
今、ぬるま湯にいないか?
自分よりも低いレベルの人に勝つのも大事だけど
上のレベルにもしっかり粘って勝てるテニスを
身に付けないとね。

打ちやすい追いかけ方しなきゃ[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/05/11(水) 09:27

テニスというスポーツの特徴は
「打つ」というのが主流だけど、それ以外にも「動く」というのが
重要になって来る。
だから皆、頑張って走ってもらいたいんだけど、重要なのは
「打つ」という動作と上手くマッチさせた動きが出来るかが
大事なんだよね。
 
その為にはどうすればいいんだろう。
まずショットを打つためには、ストロークもボレーもスマッシュも
身体を横向きにする。
ストロークのオープンスタンスは右足と左足が横に並んではいるけど
上半身までオープンな状態ではないから、やはりこれも横向き。
なので、ボールのあるところまで走って向かって行く時に
この横向き状態を作っておくと、ボールに追い付いて打つタイミングに
なった時に打つことに集中出来る。
 
その為にも、まず相手がボールを打ったら、それをフォアで打つのか
バックで打つのかすぐ判断したと同時に、フォアならフォア側、バックなら
バック側に即身体を向けよう。
特に意識してもらいたいのは骨盤だ。
骨盤を反応させて身体の向きを作ると、それに伴ってリラックスした
状態で上半身も向きを変えやすい。
 
そしてその骨盤の向きを維持したままボールを追いかけて行くことが
出来れば「打つ」と「動く」をマッチさせたテニスの動きを
身に付ける事が出来るんだよ。
とにかく相手がボールを遠くへ打つと、まずそのボール目がけて
一生懸命走りたくなるんだけど、ただそれだと追い付いた後に
「どうやってこれを打てばいいの?」ってことになりやすい。
しっかり骨盤で反応し、打ちやすさを作ってからボールを追いかける
癖をつけられるように練習しよう。
普段から、ちゃんとそういう「動き」と「打つ」というのをセットで
練習しておいてね。

表があるから裏がある[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/05/10(火) 07:37

段々暑くなってきたね。
これから夏にかけて、更に気温も湿度も上がって
長い試合が大変になって来る。
暑さ対策は大丈夫かな?
 
テニスの試合って競るととにかく長い。
俺も一度4時間の試合を経験したが、レベルが上がってきて
互いに一歩も引かない状態だとそういう試合時間も
珍しくは無い。
 
それだけ長い試合時間だと、当然相手のショットや組み立て
なんかは途中で覚えてしまう。
なので、基本的には試合の序盤でもう相手に自分のテニスを
隠しておかないで逆に見せ付けないといけないのだ。
「俺はこういうテニスであなたと戦いますよ!」と堂々と
宣言してプレーするのだ。
 
でもテニスってどれだけ相手からポイントがもらえるか・・・という
スポーツなので、見せ付けたそのテニスでポイントが取れているか
検証しないといけない。
粘りがウリの人なら、粘り切って相手が嫌がってくれたらミスを
もらえるし、ネットプレーが武器の人は、ネットプレーでポイントを
重ねられればOK。
でも当然相手はそのうち、立て直してくるに決まっている。
 
そこで重要なのは「サプライズ」だ。
「これが私のテニスです」と最初にしっかりアピールしたのが「表」だと
すれば、「裏」ということになるね。
ようするに「裏をかく」ってことだよ。
例えば粘る人がいきなりサーブ&ボレーなんかをやったら、相手は
粘って来ると思っていたから思わずボールを浮かしてしまったり
驚いて強引で雑なパスになったりしやすい。
ネットプレーが武器の人も、しっかり深くアプローチしてボレーを
狙っていたのを、急にアプローチの時にネット際へドロップショット
打ってみたり、アプローチに出るフリを見せてみたり・・・と
ちょっとしたサプライズを入れると効果的なんだよ。
 
でもそのサプライズをどのタイミングで行うかが、テニス選手の
センスの見せどころ。
「しまった!!今の場面でこれは悔しいなぁ・・・」という
ところで出来ればサプライズプレーを披露したい。
ということは・・・・そのサプライズの前後はしっかりといつもの
自分の「表」のテニスを堂々と黙々とプレーし続ければいい。
 
皆も「表」のプレーはどんなプレーで、たまに仕掛ける「裏」は
どんなもので、しかもそれをどんな場面で混ぜようか考えてみよう。
そういうのが上手くいくようになると、普段自分が何を練習するべきか
見えて来るし、何よりテニスが更に面白くなるよ。

片手も両手も[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/05/09(月) 03:16

テニスコーチをやるにあたって、片手バックハンドが
出来るかどうかが、けっこう重要だったりする。
片手バックの人にも教えるため・・・でもあるんだけど
実際それ以外に、生徒さんと打ち合う時、ラリーが途切れたら
間髪入れずに次のボールを出せるように片手でボールを持ったまま
ラリーが出来るようにするため。
両手バックの人なんかは、ポケットにボールをゴロゴロ入れないと
やってられないから、そういう意味では片手バックハンドの方が
左手にボール持ちながら出来るので便利。
 
と言う事で、俺もレッスンの時には殆ど片手バックハンドで
生徒さんと打ち合う。
でも試合では両手バックの俺がなぜ片手打てるのかと言うと、
もともと片手バックハンドの選手だったのだ。
両手に変えたのは20歳の頃だ。
 
でもその当時の片手バックハンドは見るに堪えない
何とも酷いバックハンドストロークだったよ。
腕力も無いくせして、気合入れて腕っぷしでボールを
飛ばそうとしていたから、当然テイクバック大きくなりすぎで
打点は食い込まれ、結局ボソッとした浅いショットに
なってしまったもんだよ。
 
トップスピンもあまり掛からなかったから、
相手がボレーに出てきても足元に沈める事が出来ないし
ショートクロスなんかでサイドを攻めることも出来ない。
何とかスライスで誤魔化してはいたけど、スライスだけでは
限界があるし、その頃は「テニスが強い=トップスピンが上手い」と
思ってたから、そのスライス打つたびに何だか逃げてる気もした。
 
そんな悲惨な片手バックだから、思い切って両手バックに
してみたんだよ。
でももちろんレッスンでは片手じゃないとラリー練習が
大変だから片手のまま行い、自分の練習時間になると
両手バックを練習した。
両手にしても相変わらずバックは下手だったけど、
まだ打点食い込まれても強引に後ろ手でプッシュしたら返せた
から「楽チンだ!」って思った。
 
今はもう試合の中でも多少使えるくらいまで、片手ショットを
レッスンの中でやっている。
あの頃は四苦八苦しながら片手バックを頑張っていたが
コツを掴むと簡単にボールは持ち上がるし回転も
しっかりかかる。
そして何より感触も軽い。
そのコツは何かって?
 
軸足だよ。
軸足でしっかり床反力で身体を支えているのを感じられると
片手バックでもしっかり打つことは出来ると思う。
腕力に頼り過ぎている片手バックの人は、要注意!!

トップスピン系ストローク、ここに気を付けろ[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/05/06(金) 08:28

テニスのショットが上手くなるという事は
スピードが速くなるだけじゃない。
「安定感」とか「ピンポイントに打てる」といったコントロール面も
重要だ。
そのコントロール力を磨くために意識して練習することは
ボールの軌道を思い描くこと。
 
トップスピン系のストロークの場合、特に大事に
しないといけないのは、弾道の頂点がどこに来るのか
事前にちゃんと決められるかどうかで大きく違ってくる。
当然深く打つ時はその山の頂点も高くて、しかも遠くになるんだけど
相手がネットプレーに出て来た時に足元へ打つショットや
ショートクロス系のショットは山の頂点が手前になる。
ショットの深さなどによって山の頂点は色々と違ってくるのだ。
 
この弾道の頂点が決まれば、そこに向かってしっかりと
ボールを擦り上げてあげれば良いから、スウィングの軌道も
決まりやすく、思い切って振り抜きやすい。
同時にその頂点を迎えた後ボールが落ちて行くのもちゃんとイメージ
出来ると、そのボールにどれだけトップスピンの回転を掛けて
あげれば良いのかも見えて来る。
結果、打った直後にボールが上がっていく角度とトップスピンの
回転量が明確に見えて来るのだ。
 
だからトップスピン系ストロークのコントロール力が付くという事は
弾道の頂点を色んな高さ、色んな位置へ自在に設定して
その通りに打てるという事。
相手コートのどこにバウンドさせるか・・・ということは
皆ちゃんと考えるんだけど、そこにちゃんとコントロールするには
頂点の設定をおさえておかないといけないよ。
サーブもそういうところがあるから意識して練習してみよう。
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